わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月19日

千葉ロッテ2x−1中日(千葉マリン)

ロッテが今季初の7連勝を今季4度目のサヨナラ勝ちで決めた。ロッテは4回に里崎の適時打で1点を先制。小林宏、小林雅とつなぐもウッズに打たれ試合は振り出しに。ロッテはその裏、無死1塁から今江が中日先発の山本昌から、自身初となるサヨナラ打を放ち試合を制した。7連投となった小林雅英が勝ち投手となり、7連勝全てにSPがついた。中日はこの試合で5試合連続完封の日本記録がかかっていたが、4回にチーム43イニング振りの失点を許し、記録はならなかった。ロッテは今季最多の貯金6。中日の連勝は5で止まった。

123456789R
中日0000000011
千葉ロッテ000100001x2x
小林宏
「悔いが残るとすれば、9回に先頭の井端さんに二塁打されて出塁させたこと。ここ数試合では1番のできだった。」(9回1死一、三塁で降板。勝ち星がつかなかったが8回まで3安打無失点)

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里崎が止めた

里崎が、20代最後の日にヒーローになり損ねた?4番に入り、4回には中日の無失点を44イニングぶりに止める先制適時打を右前へ放った。福浦の今季初犠打の直後で「絶対に打ちたかった」。ヒーローは今江に譲ったが、守っては好リード。20日の30歳の誕生日は、ド派手に活躍してみせる。

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小林宏白星逃す

ここまで対セ・リーグ10連勝中だった交流戦男、先発小林宏が序盤から完璧な投球を見せた。中日が5試合連続完封に日本新を狙っていたことは「新聞で読んで知っていた。先に点はやれないと思った」。低めに集めて8回まで92球で3安打0封。「今日はここ何試合かで1番良かった」と納得の内容だ。この日で7連投になった小林雅に対しては「1点は仕方のない場面。今日は休ませてあげたかった」と思いやった。

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今江プロ初サヨナラ打!7連勝だ[デイリー]

9回無死一塁、ロッテ・今江が左越えにプロ初のサヨナラ二塁打を放った。

「思い切っていきました」。初球エンドランのサインもウエストされ、2球目はバントのサインもボール。カウント0−2から再び出たエンドランのサインに、バントの構えから狙い済まして直球を振り抜くと、一塁走者・西岡がサヨナラのホームを踏んだ。

昨季ブレークした若武者も壁にぶつかっていた。「打球が前に飛ばない」。2番の打順が苦痛だった。しかしテレビでメジャー中継を見て「2番はよく出塁する打者が入る打順。ボビーも自分のことをそう思ってるのかな」と前向きな気持ちになった。

これでチームは7連勝で首位キープ。仲間からの手荒い祝福で内出血した唇を「心地よい痛さ」とさすった今江。屈託ない笑顔が、復調の証明だ。

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ロッテ7連勝、今江が人生初サヨナラ打[ニッカン]

一塁を回ったロッテ今江は、すぐに両手を高々と掲げた。スタートを切っていた一塁走者の西岡は、万歳でホームイン。同点に追い付かれた直後の9回裏無死一塁から、左翼フェンス際に運ぶ人生初のサヨナラ打だ。

グラウンドになぎ倒されたヒーローは「口の中が内出血しました」と手荒い祝福にあった。千葉マリンは割れんばかりの大歓声に包まれる。負った傷とは裏腹に、あふれんばかりの「ゴリスマイル」が爆発した。

打席では、若き思考が二転三転した。初球。サインはエンドランだったが、山本昌が大きく外角にウエスト。今江のバットは止まった。「西岡が(スタートを切らずに)止まったのが見えた」。昨年は同じような場面で空振りした経験があったが、成長した今の今江は動かない。バントのサインだった2球目は、ボール球を落ち着いて見逃した。

再びエンドランのサインとなった3球目。バスターの構えから強振した。「僕が守っていたらバスターが1番嫌だ。相手もバントだと思ったからストレートがきたと思う」。狙い通りのサヨナラ打だ。

昨季の日本一を支えたヒーローも、この試合まで打率2割7分3厘と苦しんでいた。家に帰ると昨季放った全安打をまとめたビデオを繰り返し見た。不調な時はバットを替え、ネックレスを替え、ゲンも担ぎながら試行錯誤を繰り返した。今季初のお立ち台に「今まで何度もサヨナラのチャンスに打てなかったけど、念願ですね」と笑った。

2番での先発出場はこの日で15試合目。「開幕当初は嫌だったけど」と漏らしながら、前を向く。「ジーター(ヤンキース)が2番じゃないですか。アメリカでは良く出塁する人を2番にするんですって。ボビーもそう思っているって、僕が勝手に思い込んでます」。

今季4度目のサヨナラ勝ちで7連勝。試合後は、千葉マリン正面玄関前に立った。「開幕から不振が続いたことを謝りたいと思います」と頭を下げ、再び大声援を浴びた。真摯に口にしたファンへの言葉に、巻き返しへの思いが詰まっていた。

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今江、人生初サヨナラ打で竜投討ち[スポニチ]

「イマエ」コールに沸く右翼席へポケットにしのばせていたボールを投げ入れた。今江にとって人生初のサヨナラ安打。そんな記念球も「これから何度も打つつもりですから」と迷わず投げた。

9回無死。一塁に西岡を置いてベンチから出たのはヒットエンドランのサインだった。「自分が守っていたら嫌ですからね」と今江はバントの構えから山本昌の直球をコンパクトに叩いた。

左越え二塁打で西岡の生還を確認するとガッツポーズ。二塁付近でナインからもみくちゃにされ、唇は少し腫れ上がっていた。「内出血したみたい。でも嬉しい痛みです」。今季初のお立ち台は心地よかった。

この日は今季15度目の2番だった。制約が多い役回りに加え「調子が悪い時でもすぐに順番が回ってくる」と苦手意識があったが、大リーグのテレビ中継を見て、米国では出塁率が高い打者が入ることを知った。「ジーター(ヤンキース)とかね。ボビーも同じように考えていると勝手に思うようにしました」と今では前向きに取り組めるように変化した。

4試合連続完封で乗り込んできた竜投を蹴散らして、今季初の7連勝。「選手がしっかりとプレーしてくれる自信がある。西岡がきちんとスタートして、今江がうまく打った」とバレンタイン監督。歓喜に揺れる千葉マリンのスタンドに手を振った指揮官の表情も満足げだった。

◇小林宏は満足、雅は複雑

先発・小林宏は9回1死一、三塁としたところで降板。守護神・小林雅がウッズに中前打を浴び4勝目は消えたが、8回1/3を4安打1失点と勝利に大きく貢献した。「ここ最近の中で1番良かった」と胸を張った。対照的にサヨナラ劇でチームトップの4勝目が転がり込んだ小林雅は「失敗しての勝ちなので…」とバツが悪そうだった。

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今江が決めた!人生初のサヨナラ打でロッテ今季初の7連勝[サンスポ]

手荒い祝福が、たまらなく気持ちよかった。二塁ベースを回ると、今江は両手を高々と挙げ、ウイニングラン。あっという間に、歓喜の輪に吸収された。

今江
「サヨナラ打は初めて。学生時代を含めても記憶にないですね。(叩かれて)くちびるの内側が内出血みたいに…。心地よい痛みです。」

人生初のサヨナラ打に、表情を緩ませた。同点に追いつかれた直後の9回無死一塁。西岡がエンドランのサインにスタートを切ると、今江がバントの構えから一転して強振。好投・山本昌を攻略した瞬間だった。

今季は『2番』での起用が増え、この日で15度目。昨季は下位打線で気持ちよく打つことが多かっただけに、制限の多い2番は「開幕当初はイヤだった」という。しかし、米大リーグの中継を見るうちに、ジーター(ヤンキース)の姿が目に留まり、考えが変わった。「よく出塁すると、ボビーが思ってくれているんだ」と自分なりに解釈。納得して、試合に臨めるようになっている。

4回には、チーム一丸となって、中日の記録を阻止した。この試合前まで、4試合連続無失点のプロ野球タイ記録をマークしていた中日投手陣。無死一、二塁から福浦が自らの判断で2年ぶりの犠打。走者を進めると、里崎が右前に弾き返す先制打。がむしゃらに、1点にこだわった。

「少しでも向上し、上の段階に行けるチーム作りをしたい」とバレンタイン監督。これで今季初の7連勝。交流戦の初代王者は今、昨季以上のエネルギーに満ちあふれている。

里崎
「自分のバットで先制できてよかった。(今江のサヨナラ打に)オレが主演男優賞だと思っていたのに…。」(中日の記録を止める適時打)
データBOX
ロッテのサヨナラ勝ちは14日(〇4x−3広島=千葉マリン)以来、今季4度目。サヨナラでの敗戦はまだなく、これでサヨナラ試合は4戦4勝。13日にもサヨナラ勝ち(2x−1広島=同)しており、千葉マリンでのゲームは3戦連続サヨナラ勝ちとなった。また今江のサヨナラ打は自身初めて。

◇小林宏ドキドキ投球

小林宏は8回1/3で4安打1失点。「ここ何試合かで1番の出来だった」と振り返る内容だったが、完封目前マウンドを小林雅に譲った。中日投手陣が4試合連続無失点だったことを知っていただけに「先に1点を与えないように心がけた。連勝を自分で止める訳にはいかないからドキドキした」とチームの勝利にホッとしていた。

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今江決めた!ロッテサヨナラ7連勝[報知]

ロッテが、4試合連続完封勝ちしていた中日相手にサヨナラ勝ちし、今季初の7連勝。首位をキープした。同点の9回、今江が左越えへ適時二塁打を放ち、このカード2年越しの6連勝。先発・小林宏が9回途中1失点の好投で試合を作り、最後は小林雅が7試合連続登板。いったん同点にされたが、今江のひと振りで、7試合連続SPとなった。

今季初の7連勝は、ロッテ自慢の若きWBCコンビがもたらした。1−1で迎えた9回無死一塁で、打席には今江。カウント0−2から、一塁走者・西岡がスタート。ヒットエンドランだ。山本昌のストレートが高めに浮く。バントの構えを引いた今江は、思い切り引っ張った。打球はワンバウンドで左翼フェンスに当たった。「西岡、かえれんかったら怒るで!」今江に言われるまでもなく、俊足の西岡は余裕で生還。今季4度目のサヨナラ勝ちに、ヒーローは二塁ベース付近でナインから手洗い祝福を受けた。

「とにかく思い切り行きました」。ナインから手荒い祝福を受け、歓喜の輪の中で口の中を切ったが、その痛みも心地いい。「おそらく人生初じゃないですか」というサヨナラ打に、声は上ずった。初球にもヒットエンドランのサインが出ていたが、中日バッテリーに外された。しかし、西岡がスタートせず、今江もハーフスイングで事なきを得た。「あれが大きかった」と今江は振り返った。

投打一丸となって、4試合連続完封と絶好調の中日投手陣を攻略した。両軍無得点の4回、里崎の右前適時打を放ち、竜投の連続イニング無失点記録を43で止めた。投げては交流戦で2年越しの6連勝中の先発の小林宏が、8回まで無失点の好投。9回に井端の二塁打などで1死一、三塁のピンチを招くと、マウンドには7試合連続登板となる小林雅が上がった。

ウッズに同点打を許したものの、逆転を許さずチームトップの4勝目。試合後は、小林宏の勝ちが消えたこともあり「何もないです」と笑顔は封印したが、結果的にチーム7連勝中の全てでSPを挙げる活躍は、まさに守護神だ。

バレンタイン監督も「最後は今江がよく打ち、西岡がよく走った。小林雅?心配していないよ」と笑いが止まらない。昨年の覇者が、今日にも交流戦首位に立つ。

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アジアシリーズは11月9日開幕[スポニチ]

プロ野球アジア王者を争う「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の記者会見が19日、東京・芝の東京プリンスホテル・パークタワーで開かれ、大会概要が発表された。初開催の昨年同様、日本、韓国、台湾の各優勝チームと中国選抜の4チームが参加。11月9日から4日間、東京ドームで行われる。

総当たりの予選リーグを行い、上位2チームが12日に決勝を戦う。賞金総額1億円、優勝チームには5000万円が贈られる。組み合わせなどは後日発表となる。

主催の日本野球機構(NPB)、根来泰周コミッショナーはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を受け「勝っておごらず、負けてひるまずが日本の立場。ファンに感動と興奮を与える試合を期待したい」と話した。

◇ボビーが連覇宣言

昨年優勝のロッテ・バレンタイン監督は優勝トロフィーを返還すると「もう1度獲得できるように全力を尽くす」と連覇を宣言。授与されたレプリカは、現在建設中で7月完成予定の「マリーンズ・ミュージアム」で展示する。また指揮官は「セ・パ同じ日程でプレーオフを導入すれば、この大会はもっと早い時期にできる。そうすれば試合数も増やせる」と独自案も披露した。

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第2回アジアシリーズは11月9日開幕[サンスポ]

アジアのプロ野球チーム王者を決める「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の開催発表会見が19日、都内で出場4カ国の球界首脳が出席して開かれた。

今年で2回目を迎える大会は11月9日から12日まで、東京ドームで開催される。日本、韓国、台湾の各国内王者と中国の選抜チーム「チャイナスターズ」が出場し、総当たりの予選リーグ1、2位チームが決勝戦を行う。賞金は優勝5000万円、準優勝3000万円、他2チームが1000万円。

会見には昨年覇者のロッテ・バレンタイン監督が出席し、優勝トロフィーを返還。「昨年の優勝はチームだけでなく、ファンにとっても栄誉だった。このトロフィーを今年も受け取れるよう全力を尽くす」と誓った。

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ボビー宣言アジアV2!…シリーズ11・9開幕[報知]

日本、韓国、台湾、中国の各代表クラブチームによる「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の記者会見が19日、都内で行われ、11月9〜12日に東京ドームで開催されることが発表された。総当たりの予選リーグ上位2チームが、決勝戦に進出する。中国は昨年に続き選抜チームで出場、組み合わせなどは後日発表される予定。賞金総額は1億円で、優勝5000万円、準優勝3000万円、その他1000万円が贈られる。

昨年の大会で初代王者に輝いたロッテ・バレンタイン監督は優勝トロフィーを返還し、「今年も受け取れるよう全力を尽くす」と宣言。また「大会を盛り上げるアイデアは持っている。例えばMLBのチャンピオンを呼ぶとか、ね」などと持論を展開した。

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今江がサヨナラ安打で7連勝[ニッカン]

同点で迎えた9回無死一塁でロッテ今江は山本昌から左越えへの当たりを放ち、スタートを切っていた一塁走者・西岡を本塁に迎え入れた。「思い切っていった。打撃は全然良くない状態だったけど2打席目にセーフティーバントを決めて、気持ち的に楽に臨んだ。投手の人も頑張っていたんで、何とかしたかった」。チームの連勝を7に伸ばすサヨナラ安打でナインから手荒い祝福を受け、笑顔だった。

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ロッテ・ボビーがアジア連覇へ意欲[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が19日、都内のホテルで行われた「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の記者会見に出席した。ディフェンディングチャンピオンとして大会トロフィーを返還し、レプリカを受け取った。同監督は「アジアシリーズの初代王者になったことは、私にとってもチームにとっても光栄なこと。野球ファン全体にとっても素晴らしいことでした」と挨拶。今年は11月9日から4日間の日程で開催される。「このトロフィーを今年も受け取れるように頑張っていきたい」と連覇に意欲を見せた。

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アジア・シリーズ11月9日から4日間開催[ニッカン]

日本、韓国、台湾、中国が参加するアジア王者決定戦「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の記者会見が19日、都内で行われ、11月9日から12日まで東京ドームで実施することを発表した。賞金総額は1億円で優勝は5000万円、準優勝は3000万円。総当たりの予選リーグが行い、上位2チームが決勝に進む。各国リーグの優勝チームが参加し、中国は昨年に続き、選抜チームで出場する予定。

昨年の第1回大会で王者に輝いたロッテ・バレンタイン監督は優勝トロフィーを返還し「今年も受け取れるよう全力を尽くしたい」と話した。

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アジアシリーズ、11月9日から予選

「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」の開催要項が19日、都内のホテルで発表された。場所は昨年に続いて東京ドームで、11月8日に公式練習、翌9日から11日まで予選リーグ、12日に決勝が行われる。参加も昨年同様に、日本、韓国、台湾で、それぞれ優勝した球団と、北京五輪を目指す中国選抜チーム。賞金は優勝5000万円、準優勝3000万円、ほか出場1000万円。昨年の覇者ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が会見に出席し、コナミカップを返還した上でレプリカを受け取った。また、中国棒球協会の申偉秘書長、中華職業棒球大連盟の趙守博コミッショナー、韓国野球委員会の河日成事務総長も来日して、会見に出席した。

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訃報

相沢進氏(あいざわ・すすむ=プロ野球元高橋ユニオンズ投手)
ミクロネシア大使館によると、18日未明、ミクロネシアで死去、75歳。パラオ島生まれ。50年の毎日オリオンズ創設時に入団し、53年初登板。翌年から高橋に移った。通算成績は実働4年間で93試合に登板、8勝17敗、防御率4.20だった。引退後はミクロネシアの島で集落の長を務めていた。4月13日にはロッテ−ソフトバンク戦(千葉マリン)で始球式を務めた。

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