わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月23日

千葉ロッテ1−2阪神(千葉マリン)

阪神が延長戦を制し、今季3度目の4連勝。1点差ゲーム6連勝で、貯金は今季最多の10、首位巨人とのゲーム差を今季最小の0.5とした。阪神は1点を追う7回、今岡の2試合連続となる7号ソロで同点に追いつくと、延長11回、桧山の2号ソロで勝ち越し。先発・井川は5回から5イニング連続三者凡退に抑えるなど、9回を1失点。2人目の藤川に白星がつき3勝目。最後は久保田は1イニングを無失点に抑え、9セーブ目。ロッテは3回、堀の適時打で先制するが、追加点が奪えず連勝は9でストップ。今季初の延長戦黒星で、貯金は7。

1234567891011R
阪神000000100012
千葉ロッテ001000000001
「打ったのはシュートか、シンカーだと思うよ。ランナーを進塁させることだけを考えて打ちました。本当にいいコースに飛んでくれましたね。打球がボテボテだったので(西岡)剛がホームまでかえれたね。」(3回に中前先制適時打)
小野
「相手の29番(井川)より先にマウンドを降りてしまったのが悔しい。ホームランを打たれたあの1球は失投です。」(8回4安打1失点と好投)

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ロッテ連勝急停止…トラの執念にボビー苦笑い[夕刊フジ]

このゲームだけは勝ちたかった…。23日、千葉マリンでの阪神戦。延長11回で1−2の惜敗。連勝も9でストップし、試合後のロッテ・バレンタイン監督も苦笑いだ。「とてもいい試合だったよ。こういうこともあるさ」。

1−1で迎えた9回。阪神打線を4安打に封じていた先発小野を降ろして、守護神小林雅を投入。延長10回には中継ぎエース薮田を注ぎ込んだ。が、薮田が11回に桧山の決勝ソロを被弾。勝利の方程式をひっくり返したバレンタイン監督の鬼継投も虎の牙にかなわなかった。

バレンタイン監督
「9回?相手の中軸が続くところ。ウチの1番いい投手に抑えてもらって、その裏の攻撃で勝ちたかったんだ…。」

指揮官の言葉も弾まない。昨季日本シリーズで4タテを食らわした相手に今季交流戦で3連敗。阪神の“打倒ロッテ”の執念に負けた。

バレンタイン監督
「阪神がウチに意地になっている?いい試合はしている。ただ相手がウチより多く点をとっているからだよ。」

指揮官は冷静に分析するが、リベンジへの執念にも増して阪神が上回るモノがある。ここ1番での決定力だ。ロッテのこの日までのチーム本塁打数は33。これに対し阪神は47。両軍とも僅差で奪った得点を強力投手陣で守り切るスタイル。打線は波のある大砲よりつながりを重視する。だが、皮肉にもこの日は1発のある今岡、桧山のアーチに沈んだ。投手戦でもつれたゲームでの決定力が、ロッテ打線には不足しているのだ。

ロッテはこの日、アスレチックス3Aのマット・ワトソン外野手の入団を発表。李に代わる左の大砲として期待しているが「1発というより広角打法のタイプ」(球団関係者)。つながりを頑固なまでに重視する指揮官の哲学がV2に直結するか−。

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援護なし…小野 1球に泣いた[デイリー]

10連勝の重圧がかかったマウンドでも、ロッテ・小野は普段どおり、淡々と凡打の山を積み重ねた。5回まで無安打投球。6回に無死一、二塁のピンチを招いてもシーツを三ゴロ併殺、金本を三邪飛に仕留めピンチを脱した。

決意のマウンドだった。前回、16日の横浜戦では2度も右腕に打球を受け、5回途中で降板。勝利投手の権利まであと1死で、4勝目がスルリと逃げていった。

「1回目に当たったときは正直、(骨が)折れたかと思った。あんな形で降板して悔しかった」。この日の先発も患部の状態を見るため、日曜日まで決まらなかった。「フォークを投げるときはまだ痛いけどね」と漏らしながらも、練習では平静を装った。ブルペンに入っても痛みをこらえ、普段どおりキレの良いボールを投げ込んだ。開幕から守り続けた先発ローテの座を死守するためだった。

しかし、1−0の7回に落とし穴は待っていた。先頭の今岡に粘られた末、8球目の高めに浮いたスライダーを、左翼席へ運ばれた。笑顔でダイヤモンドを回る今岡とは対照的に、ポーカーフェースを貫いていた小野の表情はゆがんだ。

それでも今季最長の8回を投げ4安打1失点。十分に先発の責任は果たした。1−1の同点で延長に突入した試合は、11回に薮田が桧山に痛恨の1発を浴びて勝ち越しを許した。小野の好投は報われず、チームの連勝もついに9で止まった。

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ロッテ「26バス」乗用車と衝突事故[報知]

ロッテの「26バス」にハプニングが起きた。千葉西署によると、23日午後9時半ごろ、千葉マリンからわずか200メートルの交差点で、京成バスと乗用車の衝突事故が発生。バスは、ロッテが昨年の交流戦V賞金2500万円で作った「ラッピング・バス」の1台。球団関係者によると、右折しようとした乗用車に直進のバスが衝突。バスは信号などをなぎ倒し、歩道に突っ込んだ。回送中だったため乗客はいなかったが、バス運転手と乗用車を運転していた中年女性は救急車で病院に搬送された。命に別条はないという。

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ロッテ、交流戦●全て阪神戦[報知]

繰り出したはずのマジックは、猛虎の執念にかき消された。9回、バレンタイン監督は「勝利の方程式」をひっくり返した。「相手が中核(4番から)だったから、1番信頼できる投手を送った」。同点の場面で守護神・小林雅を投入。9回裏に勝ち越しを狙ったが、今江の大飛球は風に押し戻され、金本のグラブに収まった。

3番手の薮田は11回、桧山にチェンジアップを右翼席に運ばれた。「高かったですね」。痛恨の被に、右腕は肩を落とした。チームの連勝は9でストップ。交流戦成績は9勝3敗。全ての黒星は阪神戦となった。

連勝中も打線は好調とは言えなかった。この日も3回に4安打で1点の拙攻で、5回以降はわずか1安打と沈黙。エース・井川から藤川、久保田といつも通りの継投を見せた阪神に、反撃は断たれた。バレンタイン監督は「もう少し点は取りたいね」と攻撃面の奮起を期待した。

連勝が止まり、交流戦首位から陥落。それでもボビーは「本当にナイスゲームだった」と満足そうな表情すら見せた。打撃陣に昨年の輝きが戻った時、再び進撃が始まりそうだ。

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ロッテが延長戦今季初黒星…連勝ストップ、阪神に3連敗[サンスポ]

またも阪神にしてやられた。1−1の延長11回に薮田が桧山に決勝弾を浴びてジ・エンド。連勝が「9」でストップすると共に、阪神に3連敗を喫した。

「いい試合だった。相手がウチより多く点をとっただけのこと」と試合後のバレンタイン監督は淡々。それでも「もう少し点を取りたかった」と悔しさをにじませた。

10連勝はすぐそこまできていた。9回には今江の本塁打性の打球が強風で押し戻される不運。10回には2死二、三塁のサヨナラ機で福浦が三振に倒れた。あと1歩で勝利を逃してしまった。

今季これまで延長戦では4戦全勝を誇っていたロッテ。「いいチームは接戦をモノにできる」とボビーがいうように、9連勝中も6試合が1点差勝ちだったが…。「阪神?セ・リーグにはいい球団がいくつもある。その1つだよ」。気持ちをリセットして、今日から再び新たな連勝をスタートさせる。

◇小野、力投も悔し

小野が8回4安打1失点。6回に赤星に内野安打を打たれるまで、無安打投球だったが、7回に今岡にソロ本塁打を浴び、チームも延長で敗れた。背番号29の右腕は「相手の29番(井川)より先にマウンドを降りてしまったのが悔しい」。一方、バレンタイン監督は「あれだけの内容なら、勝ち星をつけてあげないといけない」と気遣っていた。

◇ロッテのラッピングバスが木に激突

23日午後9時30分ごろ、千葉市美浜区豊砂の交差点で、千葉マリンスタジアムに向かっていた京成バスが、対向車線から右折してきた乗用車と接触。バスははずみで車線左側の信号をなぎ倒し、植木に激突して停止した。この事故で運転手が近くの病院に運ばれ、軽いケガ。バスは回送車で乗客はいなかった。このバスは昨年、千葉ロッテが交流戦で優勝した際に賞金の半分の2500万円をかけて塗装した通称「ラッピング・バス」の6台の内の1台で、同スタジアムとJR幕張本郷駅を往復。事故当時は阪神戦を観戦したファンを乗せるため、同スタジアムに向かう途中だった。

◇始球式

ロッテは24日の阪神4回戦(千葉マリン)で総合格闘家の郷野聡寛が始球式を務めると発表した。また、25日は歌手の川嶋あいが始球式に登場する。

◇入団発表

ロッテはマット・ワトソン外野手(27)=1メートル80、95キロ、右投げ左打ち=の入団を発表した。背番号は19。年俸4000万円。今季はアスレチックス傘下の3Aに所属。大リーグでは2003年と05年に計34試合に出場した。

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ロッテ・川井と楽天・新里のトレード発表[サンスポ]

ロッテの川井貴志投手(29)と楽天の新里賢捕手(25)の交換トレードがまとまり、23日に両球団から発表された。川井は99年に城西大からロッテに入団。主に中継ぎとして通算217試合に登板し、16勝10敗。新里は04年に近鉄入りし、分配ドラフトで楽天に移籍。通算出場2試合。両選手とも今季は1軍出場はない。

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不敗神話崩壊、ロッテ連勝ストップ[スポニチ]

これまで何度もチームを後押ししてきた千葉マリンの風が、この日ばかりは仇となった。バレンタイン監督が「相手の打球は風に乗ったけど、うちの打球は風に向かってしまった」と悔しがったように、ソロアーチ2本による2失点で9連勝がストップ。逆に9回2死の今江の打球は、逆風にあおられ左翼フェンス手前で失速した。

直前には1―1で守護神・小林雅を投入した。今季はこれまで3度同点で登板したが、いずれもその裏にサヨナラ勝ち。登板した21試合は全勝だった“マサ神話”も崩壊し、今季4戦全勝だった延長戦でも初黒星を喫した。

阪神にはこれで3戦全敗。昨年10月22日の日本シリーズ初戦でKOした井川も攻めきれなかった。3回に堀の適時打で先制するなど4回までに7安打したが、里崎が「途中から腕が振れて良くなった」と話した通り、5回以降は1人の走者すら出せなかった。10回は2番手・藤川を攻め2死二、三塁としたが福浦が空振り三振に終わった。

連勝も数々の不敗神話もストップし、交流戦首位からも陥落したが、指揮官は「ごらんの通りいい試合。相手がうちより点を多く取っただけ」とサバサバしていた。

◇新外国人を指揮官絶賛

新外国人のマット・ワトソン外野手(27)が千葉マリンで入団会見を行った。今季はアスレチックス傘下の3Aサクラメントで打率.317、5本塁打。昨季12盗塁の足も武器になる。ワトソンは「必要なら一塁も守る。盗塁、守備、バントなど全てこなしてチームに貢献したい」と意欲を見せた。背番号は19、年俸は4000万円。

◇川井が楽天移籍

ロッテの川井貴志投手(29)と楽天の新里賢捕手(25)の交換トレードが成立し23日、両球団から発表された。左腕強化を目指す楽天と、若手捕手が欲しいロッテの思惑が一致。川井は99年にロッテ入団。主に中継ぎとして通算217試合で16勝10敗。新里は04年に近鉄入りし分配ドラフトで楽天に移籍した。通算2試合の出場。両選手とも今季の1軍出場はない。

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薮田被弾、ロッテ9連勝でストップ[ニッカン]

ロッテ薮田が、両手をひざに当ててうなだれる。延長11回、桧山に勝ち越しソロを浴びて、交流戦の連勝が9でストップした。

1−1の同点で迎えた9回に、ロッテ救援陣「YFK」の順番を崩して薮田より先に守護神小林雅を投入した。13、14日には同じ同点の場面から登板し、2試合連続でサヨナラ勝ちをしていた。4番金本から始まる好打順に、バレンタイン監督は「相手の中核に回ってくる。こちらの1番いい投手で抑えて、次の回に得点を奪って欲しかった」と起用を説明した。期待通り小林雅は無失点に抑えたが、続く9回裏には今江の本塁打性の当たりが強風で押し戻され左飛になるなど、運も味方しなかった。

これで今季対阪神戦は3連敗。バレンタイン監督は「いい試合はしているが相手がうちより多く点を取っている。今日はとてもいい試合。こういうこともある」と淡々と振り返った。

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ロッテ新外国人ワトソンが入団会見[ニッカン]

ロッテ新外国人マット・ワトソン外野手(27=アスレチックス傘下3Aサクラメント)の入団会見が23日、千葉マリンで行われた。背番号は「19」に決まり「2年ぐらい前から日本に来たいと思っていた。犠打でもセーフティーバントでも何でもやっていきたい。できる限りのことをして勝利に貢献したい」と意欲を燃やした。メジャー通算は34試合で打率1割8分3厘。180センチ、95キロ、右投げ左打ち。推定年俸4000万円。

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ロッテ川井と楽天新里がトレード[ニッカン]

ロッテの川井貴志投手(29)と楽天の新里賢捕手(25)の交換トレードがまとまり、23日に両球団から発表された。左腕強化を狙う楽天と、若手捕手が欲しいロッテの思惑が一致した。川井は、99年に城西大からロッテに入団。主に中継ぎとして通算217試合に登板し、16勝10敗。新里は04年に近鉄入りし、分配ドラフトで楽天に移籍。通算出場は2試合。両選手とも今季は1軍出場はない。

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試合後ラッピングバスが接触事故…泣きっ面に蜂

ロッテが昨年の交流戦の優勝賞金でつくった京成バスの「ラッピングバス」が23日夜、交通事故で大破した。現場は千葉マリン近くの千葉市美浜区豊砂。交差点で右折車とバスが接触。側道に乗り上げたバスが、信号機や鉄柱を倒し、衝撃でフロントガラスが粉々に砕けた。

午後9時30分頃千葉西署に110番通報があった。バスは千葉マリンからJR幕張本郷駅まで乗客を運び、回送中だった。運転手と乗用車を運転していた女性が病院に運ばれたが命に別状はないという。

「ラッピングバス」はファンの背番号「26」のデザインが入ったバス。昨年6台誕生した。掛け付けた球団関係者は「ケガをされた方は、1日も早く回復して欲しい」と話した。

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