わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月25日

千葉ロッテ3−2阪神(千葉マリン)

ロッテが阪神戦今季初勝利を収め、貯金を7とした。ロッテは4回に里崎の3号3ランで先制、結局これが決勝点となった。先発・久保は7回を投げ、被安打3、奪三振6、失点1に抑え、自身2連勝で4勝目。9回からマウンドに上がった3人目の小林雅は、シーツに適時三塁打を打たれ1点を失うが、後続を抑え17個目のセーブをマーク。阪神は連勝が5で止まった。先発・下柳は8回を投げ、被安打4、今季初の完投も、打線の援護がなく自身2連敗を喫した。9回1点を返し、なお無死三塁の好機も得点を挙げることができなかった。

123456789R
阪神0000100012
千葉ロッテ00030000x3
里崎
「打ったのはシュートです。ノーアウト、一、二塁だったので何とかランナーを進めたいと思って打席に入りました。打った瞬間は抜けるとは思いましたが、ホームランになるとは思いませんでした。阪神にこれ以上負けることはできないです。」(4回にバックスクリーンに先制の3号3ラン)
根元
「必死でした。覚えていない。めっちゃ緊張したし、飛び付くしかなかった。」(9回無死三塁から、金本の打球を好捕)

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ロッテ里崎弾で虎退治!パ首位キープ[ニッカン]

勝利の余韻が残る千葉マリンに、お祭り男の歌声が響いた。4月16日以来の本塁打となる先制3ランを放った里崎が、今季初のお立ち台に上がり、そのまま正面玄関前の特設ステージへ。「第2の仕事として夜も頑張ります」と爆笑を誘い、チームソングの「WE LOVE MARINES」を歌い上げた。昨季はおなじみだったナマ歌も今季は初。待望のステージにファンも大喜びだ。

今季初の虎退治を決めた。昨季日本シリーズで4連勝した阪神に、ここまで4連敗と苦しんできた。お立ち台では「日本シリーズもあるし、これ以上負けるとそこで不利になる」と優勝宣言も飛び出した。負ければ首位陥落となった瀬戸際で、踏ん張った。

同点で迎えた4回に、下柳のシュートをたたき、バックスクリーンに運んだ。4番で出場した前日は満塁のチャンスで2三振。コンパクトなスイングを心掛けた。好投する久保に「1番近くにいるし、何とかしてあげたかった」と女房役の底力を見せた。

さらに好プレーが後押しする。1点差に追い上げられた9回には無死三塁から、金本の打球をルーキー根元が横っ跳びでキャッチ。抜ければ同点の場面で、チームを救った。接戦を制したバレンタイン監督は「いくつかのいいプレーが出るかで勝負が分かれる。里崎のホームランと根元のプレーがそうだった」と2人のヒーローをたたえた。

26日からは巨人との3連戦が始まる。里崎は「巨人をこてんぱんにやっつけたい」とファンに宣言。セ・パ1位対決を制して、がっちりと首位固めに入る。

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小林雅、新テーマ

守護神小林雅のテーマソングが、この日から川嶋あいの「一秒の光」になった。試合前に本人からCDを受け取り、早速9回のマウンドに行く時から流れた。試合後はウイニングボールをプレゼントし、川嶋あいと一緒に、千葉マリンの正面玄関前に立って生歌のお披露目。1点差に迫られたが逃げ切り「日本シリーズでも見せないガッツポーズを見せてしまった」とファンに話していた。

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久保7回1失点!今季初の虎狩りだ[スポニチ]

今季4連敗を喫していた阪神をロッテの久保が止めた。「打者に100%集中して先制点を与えないことを考えた」。11日の甲子園では走者に気を取られ5回4失点と自滅。そんな反省を生かした。

5回、金本、浜中に連続長短打を浴びて1点を失ったが、最後まで強気に内角を攻めた。カットボールとシュート。ボールを微妙に動かすのが得意だが「里崎さんがいいリードをしてくれた。内角を突かないと単調になりますからね」。今季4勝目は7回3安打1失点と完璧な内容だった。

阪神とは社会人の松下電器時代の03年秋、ドラフト指名が有力視されたが見送られた因縁もある。そんな相手からプロ入り3度目の登板でつかんだ白星だ。「持てる力を全て出して勝利を呼び込んでくれた」とバレンタイン監督。歓声に沸くスタンドに手を振る久保はマリーンズの縦じまがよく似合っている。

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“お祭り男”里崎、気合の3ラン「どうしても勝ちたかった」[サンスポ]

やっぱり、この男にはお立ち台がよく似合う。大歓声を心地よく肌で感じながら、里崎が満面の笑み。4月16日以来の本塁打となる決勝3ランで、対阪神の連敗を「4」で止めた。

「日本シリーズもある。今日負けたら不利になるから、どうしても勝ちたかった」。その目は、早くも10月の頂上決戦を見据えている。4回無死一、二塁。連敗を止める先制点を奪うため、自ら送りバントも考えた。しかし、カウント0−2と有利になって強振。打球はバックスクリーンに吸い込まれた。

文句なしのヒーロー。ただし、最後はひやっとした。1点差に迫られた9回無死三塁。一打同点の場面で、金本の痛烈なゴロが二塁横を襲う。これを、ルーキー・根元がダイビングキャッチ。「根元のおかげでここに立てました」と、後輩に感謝だ。

このカード、阪神の“4タテ返し”に女房役として責任を感じていた。4連敗のうち3試合で先発マスク。投手の奮闘を見てきただけに「どうにかしてあげたかった」。23日の試合でも、小野が8回1失点。それでも援護できない自分が歯がゆかった。

「さあ、次の仕事に行かないと」。それでも、ようやく今年初めてのステージに立てた。得意の球団応援歌を熱唱。お祭り男が、連敗中のチームの暗いムードを一変させた。

バレンタイン監督
「いくつかのいいプレーが出るか、出ないかで勝敗は決まる。今日はサト(里崎)の本塁打と根元のファインプレーが出たね。」
根元
「自然に体が反応した。気がついたら、ボールがグラブに入っていました。」(9回に好プレー)

◇久保、雪辱4勝

久保が7回3安打1失点で4勝目。前回阪神と対戦した11日(甲子園)は、5回4失点でマウンドをおりただけに、リベンジを果たした。積極的に内角を攻めた久保は「タイミングをずらしながら、厳しいところをつかないと、抑えられない」と分析。バレンタイン監督も「持てる力を全て出し切ってくれた」と満足げだった。

◇川嶋あいさんが小林雅にエール

歌手の川嶋あいさん(20)が小林雅にテーマソング『一秒の光』を提供する縁で、千葉マリンスタジアムに来場。「勝利の曲になってくれれば嬉しい」とエールを送った。オフに知人を通じて知り合った両者。小林雅が映画の試写会に足を運ぶなど、親交を深めてきた。始球式を務め「歓声がすごかった」と興奮気味。試合後は、球場正面ステージでライブ。17セーブ目をあげた守護神もかけつけ、歌声に聞きいっていた。

◇ボビー持論を展開「米国に売るべき」

バレンタイン監督が試合前、プレーオフ、日本シリーズの放映権について「米国のテレビ局に売るべきだ」と持論を展開。収益増につながると説明した。WBCで日本が優勝、多くの日本人メジャーリーガーが活躍する現状に「最善の時期。日本のオーナーにとっても、難しいことではないはず」とキッパリ。さらに「米国の北東部のケーブルテレビ局から“ロッテの試合を放送できないか”という問い合わせもきているよ」と関心の高さを示した。

◇トレード

ロッテは楽天からトレードの新里賢捕手(25)の入団を発表。背番号は「95」に決まった。

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里崎弾でロッテ堅首…やっと歌えた06年初ステージ[報知]

やっと歌えた。念願の2006年初ステージ。ノドの準備は万端だった。球場正面に押し寄せた1000人のファンが待っていたのは、今季初の里崎ライブ。「ちょっと(人数が)少ないんじゃない?」。異例のイチャモンをつけて大ブーイングを食らったが、球団応援歌「We Love Marines」を熱唱して歓声を独占した。

マイクを握ったその手で、勝利を呼び込んだ。4回無死一、二塁。下柳の高めシュートをバックスクリーンに運んだ。4月16日、西武戦以来の3号3ラン。「前の打席で体が開いて三振したので、右狙いでコンパクトに振りました」前日は2度の満塁機で2三振を喫し、チームは阪神戦4連敗。「日本シリーズもあるので、これ以上(阪神に)負けると不利になるから」と雪辱の今季本拠地1号で試合を決めた。

9回に小林雅が1点差に迫られたが、なお無死三塁のピンチを二塁・根元の好守で守りきった。里崎は「根元のおかげでここに立てました。ありがとう」とお立ち台からルーキーに感謝した。 試合後の正面ステージでは歌手の川嶋あいがライブを行い、直後にヒーローが登場。本職の歌手を右手に従えてのミニコンサートに「は〜、めっちゃ楽しかった!」と大満足でロッカーに戻った。

“歌う30歳捕手”の活躍でロッテは首位を堅持。「明日から巨人をコテンパンにやっつけたい!」と里崎は宣言した。目立つには最高の舞台。セ・パ首位決戦で、エンターテイナーの神髄を見せる。

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ボビー提言「シリーズ放映権を米国に販売」[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が25日、プレーオフや日本シリーズのテレビ放映権を、米国の放送局にも販売すべきとの考えを示した。「日本はスター選手がメジャーで活躍している上、WBCも優勝した。今が最善の時期」と力説。「収入は選手の年金制度の確立や戦力の整わないチームの援助に役立てればいい」と持論を展開した。

日本ではレギュラーシーズン、プレーオフの放映権は球団が担当し、日本シリーズはNPBが管轄するが、「どのチームにも利益を還元できる制度を整備すべき」と主張。米国のケーブルテレビからもロッテ戦中継の要望が届いており、「今年はプロモーションでもいい。日本野球の将来の発展につながる」と実現に期待を寄せた。同監督は、かねてから日米のクラブチームによる「リアル・ワールドシリーズ」の開催を熱望。「放映権売却は、その第1歩になるかもしれない」と話した。

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今季初の虎退治で首位守った[ニッカン]

ロッテが今季初の虎退治だ。先制3ランを放った里崎は「日本シリーズもあるし、これ以上、負けるとそこで不利になる」と振り返った。昨季日本シリーズで4連勝した阪神にここまで4連敗。負ければ首位陥落もあった試合で踏ん張った。守りでは1点差に追い上げられた9回、無死三塁から金本の打球をルーキー根元が横っ跳びキャッチ。バレンタイン監督は「いくつかのいいプレーが出るかで勝負が分かれる。里崎のホームランと根元のプレーがそうだった」と2人のヒーローをたたえた。

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ボビー、日本シリーズ放送権の米販売提案[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が25日、プレーオフや日本シリーズの放送権を米テレビ局に販売することを提案した。「プロ野球界全体の利益になる。12球団に分配すれば、年金制度やチーム強化もいい方向にいく」と語った。「WBCでも優勝した。今が最善の時。日本のオーナーは簡単な決断をするだけ」と持論を展開した。米国北東部にあるケーブルテレビ局がロッテの試合中継に関心を示しているという。

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ロッテに移籍の新里が入団会見で抱負[ニッカン]

ロッテは25日、楽天との交換トレードで獲得した新里賢捕手(25)の入団を発表した。背番号は「95」。千葉マリンで入団会見を行った新里は「環境が変わるのは自分にはチャンス。1軍が目標」と抱負を口にした。

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