わたしはかもめ2006年鴎の便り(6月)

便

6月17日

東京ヤクルト8−4千葉ロッテ(神宮)

ヤクルトが3連勝で貯金を今季最多の4とし、交流戦・単独首位浮上。ヤクルトは1回岩村、ラロッカ、宮出の適時打で4点を先制。4回にはラミレスの3試合連続となる13号3ランで7点を挙げる。先発・石川は5回2/3を6安打5失点も7勝目。4人目の木田は今季最長の2回1/3を無失点に抑え、2個目のセーブ。ロッテは連敗で3カードぶりの負け越し。先発・清水は今季最短の4回で降板、自身2年ぶりとなる7失点で4敗目。ヤクルト3人目高井が登板直後、福浦の初球頭部死球で今季セ・リーグ7人目の危険球退場。

123456789R
千葉ロッテ0000230005
東京ヤクルト40030000x7

ページトップ

清水最短KO「覇権」対決ロッテ連敗

ロッテがヤクルトに連敗し、交流戦優勝に王手をかけられた。連勝すればV2が決定した首位決戦だったが、思惑とは逆の展開になった。前日16日の小林宏の7失点に続き、この日先発のエース清水も今季最短の4回7失点で降板した。バレンタイン監督は「シーズンの中では先発が2日続けて良くないこともある。それがたまたま昨日と今日だっただけ」と話した。

ただ打撃陣は粘りを見せる。7点ビハインドから5点を返した。里崎は7号2ランを含む4打点。7回には福浦が頭部に死球を受けたが、プレーを続行する気迫も見せた。里崎は「交流戦の優勝が最大の目標ではない。あくまでシーズン1位が目標だけど、チームとして3連敗はいけない。明日(18日)が勝負です」と気持ちを切り替える。

18日敗れれば、交流戦単独優勝の可能性が消滅する。負けられない1戦で昨季の王者が意地を見せたい。

清水直
「今日は立ち上がりです。ボール自体は悪くなかった。ずっと調子が良くて構えてしまったところがあった。もっと前半からアバウトにいけばよかった。」(4回7失点で降板)
ヤクルト古田監督
「ベンチから見てる景色は日本シリーズですよ。普通の試合でレフトスタンドがあそこまで入ってることってないでしょ?」

◇史上2人目、高井「1球危険球退場」

ヤクルト高井雄平投手(21)が、ロッテ5回戦(神宮)で危険投球により退場処分を受けた。危険投球での退場者は今季両リーグで8人目。セ・リーグの退場者は今季7人目。7回2死一、二塁で登板し、1人目の福浦への初球が頭部への死球となり、危険投球とみなされた。

高井
「力んでしまった腕が前に出てこなかった。抜けてしまった。チームにも福浦さんにも申し訳ないです。」
福浦
「ちょっと痛みはあるけど、ボーッとすることもなかったし大丈夫。明日も大丈夫です。」

ページトップ

ロッテ代表「2軍2分割」

ロッテ瀬戸山球団代表が、2軍の裾野拡大について4月の実行委員会で新たな提案をしていたことが17日、分かった。各球団の2軍を「調整」と「育成」に2分割してそれぞれリーグ戦を行うというもの。「調整するベテランがいると、若手が試合に出られない。監督からも今年中にまとめて欲しいと言われている」と話す。ここからは私案として「ケガや不振などで調整する選手は、千葉マリンでナイターの前に午前11時頃から試合をする。監督はボビーでも西村ヘッドでもいい。コーチの教育にもなる」とした。一方で育成を目指す若手は従来通りの2軍戦に出場するというもの。若手の育成に定評のあるロッテが、抜本的な改革にも乗り出している。

ページトップ

バレンタイン監督「裏金誤解」

バレンタイン監督が9日の「ドラフト裏金発言」について誤解があったとして、あらためて言及した。「今年は各球団が同じ上限額で払うと聞いている」と、過去のことではなく、今後はクリーンなドラフトにする希望を込めた発言だったと説明した。すでに違反球団はドラフト会議への参加を取り消すなど罰則の具体例が示されている。「コミッショナーも私同様将来のドラフトを良くしたいのだと感じた」と話した。

ページトップ

ロッテ、連日の投壊で首位陥落[デイリー]

終盤に里崎の4打点の活躍で2点差まで追い上げたが及ばず、交流戦首位から転落。16日の小林宏に続き、この日は4回7失点でKOされたロッテのエース・清水の乱調が響いた。清水は「守りに入ってしまった。もっと積極的に攻めていれば…」と悔やみ、バレンタイン監督は「シーズンの中には2日続けて先発投手が崩れることもある」と言い聞かせていた。

ページトップ

清水4回7失点KO…ロッテ連覇ピンチ[報知]

ロッテの交流戦連覇に、黄信号がともった。エースの清水が、初回にいきなり打者一巡の猛攻を食らい、4失点。4回にもラミレスに3ランを被弾し、今季最悪の4回7失点KO。昨年6月17日、同じ神宮で交流戦単独優勝を決めた時の勝利投手だった清水は「調子がよかったので、守りに入ってしまった。もっと積極的に攻めるべきだった」と、悔やんだ。

昨年の交流戦MVP・小林宏に続き、頼みの表ローテが連日の7失点。交流戦V2にリーチをかけるはずが、5月28日から続いた交流戦首位の座から転落し、ヤクルトに逆王手を許してしまった。打線が中盤に5点を返す猛反撃を見せただけに、バレンタイン監督は「打線は誇りに思うが、追いつくには相手の得点が多すぎた」と、先発投手陣の乱調に渋い表情だ。18日も敗れると、交流戦単独優勝の可能性が消滅する。

ページトップ

ロッテが実行委で提案…2軍組分けでリーグ戦[報知]

ロッテの瀬戸山球団代表は17日、2軍を「調整」と「育成」の2組に分け、それぞれでリーグ戦を行う私案を、すでに4月のプロ野球実行委員会で、書面で提案したことを明かした。

1軍クラスの選手が「調整」で2軍に来た場合、試合に優先的に出場するため「育成」段階の若手の出場機会を確保することなどが目的で、支配下選手数や育成選手数を増やすことも提案している。さらに同案では「調整」組は1軍のナイターが行われる日の午前中、同じ球場で試合を行う。また、育成選手の獲得などで「育成」組を増やしていく考えだ。同代表は「ボビー(バレンタイン監督)には、今年中にまとめて欲しいといわれている。しつこく提案していきたい」と話した。

ページトップ

ロッテ連覇へ“シュンスケ”で勝つ!W杯も熱いが野球も熱い[サンスポ]

歓喜にわいたあの日からちょうど1年。思い出の日に、痛すぎる1敗だ。昨季、交流戦の単独Vを決めた6月17日。同じ神宮で、連覇に黄信号がともった。

「清水はコントロールが悪かった。インサイドにボールが集まってしまったね」。前日16日の小林宏に続く先発の7失点KO劇に、バレンタイン監督は、首を左右に大きく振った。

それでも、王者は意地を見せた。7点をリードされながら、5、6回に5点を奪い、2点差まで迫った。7回も二死満塁。ベニーが遊ゴロに倒れたものの、逆転を予感させるほどの猛攻だった。「あと少し届かなかった。でも、打線を誇りに思うよ」。ボビーは前を向いた。

18日も負ければ、2年連続の単独Vが消滅する。勝利が絶対条件。先発マウンドには渡辺俊を送り込む。

「チームとして3連敗は絶対にできない。明日が勝負です」と意気込んだのは、この日4打点の里崎。くしくも18日は、日本中の注目を集めるサッカーW杯日本代表のクロアチア戦。サッカーも熱いが、野球だって熱い。絶対に負けられない戦いがそこにはある−。大一番。こちらも命運は“シュンスケ”に託された。

◇昨年は6・17にロッテが…

昨年6月17日のヤクルト−ロッテ最終戦(神宮)。2位ソフトバンクに0.5差をつけ、交流戦初代王者に王手をかけていたロッテは、先発の清水が7回1失点の好投。福浦の2ランなどで5−1と快勝。優勝を決めた。「いい投手とあたったらこうなる」とサバサバした表情の古田。バレンタイン監督は「みんながいい仕事をしてくれた」と敵地で美酒に酔った。

◇清水4回7失点で今季最短KO

清水が4回9安打7失点と乱調。4回、ラミレスにトドメの3ランを浴び、今季最短のKOとなった。背番号18は「1回の失点で苦しい展開にしてしまった。ボール自体は悪くなかったが…」と申し訳なさそう。井上投手コーチは、粘れなかったエースに「踏ん張れれば、よかったんだけど」と残念そうな表情を浮かべた。

福浦
「真っ直ぐでした。ちょっと痛かったけど、ぼーっとすることもなかった。大丈夫です。」(7回、頭部に投球を受けた)

◇ファーム2分割を提案

ロッテの瀬戸山隆三球団代表(52)が各球団のファームチームを「調整」と「育成」に2分割し、それぞれでリーグ戦を行う私案を明らかにした。すでに書面にして実行委員会に提示。「バレンタイン監督が今年中にはまとめて欲しいと言っている」と語った。

ページトップ

ロッテ、清水7失点でぶち壊し[スポニチ]

エース清水が試合を壊した。初回に4点を先制されるなど今季最短の4回で最多の7失点。「苦しい試合展開にしてしまった。ずっと調子が良かったんで守りに入ってしまった」と反省しきり。2点差まで追い上げたことにバレンタイン監督は「打線を誇りに思う。ただ追いつくには相手の点が多かった」。18日もヤクルトに敗れれば交流戦単独優勝は消滅する。

ページトップ

ボビー交流戦予告先発訴え[スポニチ]

ロッテ・バレンタイン監督が球界改革の持論を展開した。まず来年の交流戦から予告先発の導入を訴え「ファンのためにやるべき。誰が出るか分からないのはファンへのごまかし」と話した。またファームチームの増設について「瀬戸山球団代表からいい報告を受けている」と発言。ファーム委員長を務める瀬戸山代表によると2軍を1軍の控えや故障者のための「調整リーグ」と若手を鍛える「育成リーグ」に分けることを4月の実行委員会で提案しており「巨人も前向き」という。実現した場合、2軍選手の増員が必要で「今オフの育成ドラフトで監督から“10人ぐらい獲ってくれ”と言われた」と語った。

ページトップ

ロッテ代表がファーム2分割を提案[ニッカン]

ロッテの瀬戸山隆三球団代表は17日、各球団のファームチームを「調整」と「育成」に2分割し、それぞれでリーグ戦を行うという私案を明らかにした。すでに案を書面にし、実行委員会に提示したという。

現在のファームチームは、実力のある選手が不振や故障から1軍復帰を目指す「調整」と、若手選手を1軍レベルに引き上げるための「育成」とが混在。ロッテ案は、支配下選手数や育成選手を増やした上で、ファームを「調整」と「育成」の2つに分けてリーグ運営し、選手の出場機会を増やすのが狙い。

瀬戸山代表は「バレンタイン監督が今年中にはまとめて欲しいといっている。こちらもそれに向けてやっている」と語った。

ページトップ

エース清水が今季最短KO[ニッカン]

ロッテ先発のエース清水が今季最短の4回7失点で降板した。初回に5安打で4点を失う苦しい立ち上がりで、4回にはラミレスに3ランを浴びた。ヤクルトとの交流戦首位決戦で踏ん張れず「いきなりの失点で苦しい試合展開にしてしまった。あとはチームが逆転して勝ってくれることを祈るのみです」と話した。

ページトップ

2日続きで先発が早期降板[ニッカン]

ロッテは連勝すれば交流戦V2が決定した首位決戦だったが、思惑とは逆の展開になった。前日16日の小林宏の7失点に続き、この日先発のエース清水も今季最短の4回7失点で降板した。バレンタイン監督は「シーズンの中では先発が2日続けて良くないこともある。それがたまたま昨日と今日だっただけ」と話した。18日敗れれば、交流戦単独優勝の可能性が消滅する。

ページトップ

ファンとブログで交流[朝日新聞・千葉]

試合前のロッカールーム。選手の会話で最近、増えてきたのがブログに関する話題だ。プロ野球界では、ブログが現在、大流行。個人ホームページを立ち上げる選手が続出している。

千葉ロッテマリーンズでも、その傾向は同じ。今年だけで渡辺俊(http://www.submarine-31.com)、里崎(http://www.satozaki22.jp)、今江(http://ameblo.jp/imae)、西岡(http://www.tsuyoshi-7.com)らがホームページを立ち上げた。

感心させられるのは、選手が本当に自分の手で文章を書いていること。元々はパソコンと縁のない選手が多いが、悪戦苦闘しながらパソコンと向き合っている。

そうなってくると増えてくるのが私への問い合わせだ。「『ヴ』という字を出したいのですが、どこを押せば出ますか?」とか「この文章のこの表現は間違っていますか?」など、質問が絶えない。

選手も試合後に悪戦苦闘しながら文章を作る訳だから、ナイターの後だと深夜の3時までかかることもある。今江に至っては「完成するのに平均3時間はかかりますね。書き終わる頃にはもう家族は全員寝ています」と苦笑する。

そこまでしてブログを更新するメリットはなんなのだろう?探ってみると選手はファンとのコミュニケーションを必要としているのだということが分かる。

「更新すると色々な反応が返ってきますよね。それが嬉しい。こんなに多くの人が自分に注目しているのだとブログを始めたことによって肌で感じることができた」と今江。

西岡も「色々なメッセージがあります。病気の人がボクのプレーを見て元気が出たとか。そういうメッセージを見ているとハッとさせられますね。ボクは人に勇気を与えられる仕事をしているのだとね。そんなボクが弱音を吐いたら駄目だと思いました」。

自分が書くことよりも、むしろそれに対するファンからの反応が楽しくて仕方がないようだ。勇気づけるつもりが、勇気づけられることも。ほぼ毎日、選手とファンの間でダイレクトに行われているやり取り。これまではなかなかそういった機会がなかっただけに、選手にとっては新鮮であり、自分の伝えたいことを伝えられる場となっているのだろう。

「今日は何を書こうかな。書くことがいっぱいあって整理できませんよ」。大勝の試合後、今江はそういってロッカーを後にした。選手達がどんな内容のブログを更新するか。広報である私も、毎日楽しみにしている。
(広報・梶原紀章)

ページトップ