6月27日6月27日日本ハムが金村、岡島、MICHEALのリレーで今季6度目の3連勝、今季初めて千葉マリンで勝利を挙げた。日本ハムは3回、森本の適時打、田中賢の2号ソロで2点を先制。同点で迎えた5回、田中賢の適時二塁打で1点を勝ち越す。先発・金村は7回を投げ被安打9、1奪三振、無四球の3失点で5勝目。MICHEALのセーブは21個目。ロッテ先発・清水直は9回を3失点に抑えるが5敗目。打線は4回にフランコが同点となる7号2ランをは放ち、日本ハムを上回る10安打ながらも今季3度目の4連敗で5月16日以来の3位転落。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道日本ハム | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2006年日本生命セ・パ交流戦で優勝したロッテと、MVPに選出された小林雅英投手（32）の表彰が、ロッテ−日本ハム7回戦（千葉マリン）の前に行われた。
燃え尽きちゃった？27日の日本ハム戦で2−3の1点差負け。今季3度目の4連敗で3位に転落したロッテ。バレンタイン監督も消沈気味だ。
「シーズンの最後でホットになったチームが抜け出すよ…」。湿り切ったチームに言葉も弾まない。エース清水が5回までに3失点と粘れず。打線も10安打をマークしながら打ち切れない。
交流戦後の2年連続の燃え尽き症候群がささやかれる状況で指揮官も動いた。1回無死一塁。堀の初球にヒットエンドラン。が、日本ハムバッテリーにウエストされ、一塁走者・西岡が二塁で憤死。攻勢への出はなをくじいた采配に、「初球で走ったのは1ヶ月ぶり。それで外してきたなら研究されてるんだろう」と苦笑いだ。
交流戦V2は果たしたが、リーグ戦では18勝20敗と黒星が先行。パ5球団の包囲網に絡め取られている図式だ。とはいえ、考えてみればロッテは一昨年までBクラスが定位置。それだけに「ここまで研究されたシーズンはないはず」（球界関係者）。昨季の大旋風がフロックと呼ばれないためにも、ここが正念場だ。
観客の多さだけ、落胆の声も大きかった。実数発表実施後、最多記録となる2万9152人を動員した千葉マリン。しかし、盛り上がりは最後まで続かなかった。投打がかみ合わず、今季3度目の4連敗。5月16日以来の3位転落となった。
ちぐはぐな攻めでエース・清水を見殺しにした。初回、無死一塁からヒットエンドランに失敗。西岡が二塁で憤死すると、2回もサブローが盗塁死。“拙攻ラッシュ”は最後まで止まらず、10安打を放ちながら得点はフランコの2ランのみ。バレンタイン監督は完投負けの清水をかばい「アウトを簡単にやってしまった」とため息をついた。
「交流戦V2祝賀パーティー」と銘打った1戦だった。大いに沸いた。全席1500円の自由席。ビールは通常の半額（300円）で発売した。アジア王者に輝いた昨年でもなかった盛り上がりを見せたが、肝心の試合で赤っ恥をかいてしまった。「我々は観客が多かろうが、少なかろうが全力でやっているつもりだ」。敗戦のショックからか、指揮官は詰め掛けた大観衆について無関心を装った。
昨年も交流戦終了後、苦戦が続いた。「最後にホットな状態になれたチームが抜け出すだろう」と気丈に話したボビー。本当の勝負がまだ先であることは間違いない。しかし、飛ぶように売れても“勝利の美酒”にならなかったこの日のビールは、苦い後味だけを残した。
地鳴りのような大歓声が球場を包み込む。日本シリーズ？巨人戦？いやいや、平日ナイターの日本ハム戦だった。
「たくさんのファンの前でプレーできるのは、いいことだね」。4連敗となったバレンタイン監督だが、それでも大観衆の応援が頼もしかった。
“GT戦”を超えた。5月25日の阪神戦（木曜日）の2万8597人、6月10日の巨人戦（土曜日）の2万8795人など、人気カードを上回る今季主催試合最多の2万9152人が千葉マリンに集結した。もちろん、満員御礼だ。実数発表となった昨年以降、最多の人数。交流戦以上の集客を実現した。
ワケがある。『360度ビアスタジアム』と題し、入場料は全席自由席の一律1500円（子供500円）。ビールは通常600円の半額の300円で販売した。昨年行われたときも大好評だった企画に、徹夜組も出るほどだった。
仕事を終えて、試合開始直後に到着した市原市在住の50代の男性は「座るところがない。こんなことは初めて」。千葉市在住の30代の男性も「いつもはビールを売る人が暇そうだけど、今日は買うのに一苦労です」と目を丸くした。
「交流戦後で刺激のなくなる時期。感謝の意も込めて企画しました」とは赤字覚悟の球団関係者。次回は8月30日のソフトバンク戦で行う予定だ。
惜敗で3位転落もスタンドには笑顔があふれていた。これがファンサービスだ。入場料1500円＋ビール300円。努力すれば平日だってファンは来る。王者が人気低迷にあえぐ球界に一石を投じた。
清水が5敗目（6勝）を喫した。9回7安打3失点。味方が同点に追いついた直後の5回に勝ち越し打を浴びた。今季3度目の完投負けに「無駄な失点があった。反省点が多い」と後悔。一方、バレンタイン監督は「問題は見えなかったが、田中賢に投げてはいけない球を投げていた」と失投を指摘した。7戦連続で先発に白星がついておらず“投壊”が続いている。
日本生命セ・パ交流戦優勝の表彰式が、試合前に行われた。優勝賞金5000万円の使い道は、半分を選手、スタッフらに配分。残りは球場横に建設中の『マリーンズ・ミュージアム』の建設費用に充てられる。この日の相手は、最終戦でヤクルトを下し、ロッテの単独Vを“アシスト”した日本ハム。その試合で逆転3ランを放ったセギノールに、バレンタイン監督は「ドウモ〜」と笑顔で頭を下げる場面もあった。
今季3度目の4連敗で3位転落。敗因は序盤の拙攻だった。初回無死一塁で堀の初球にヒットエンドランを仕掛ける奇襲も相手バッテリーにウエストされて一塁走者の西岡が二塁で憤死。2回1死一塁でもサブローが二盗を失敗。いずれもその後に安打が出ただけにバレンタイン監督も「アウトを簡単に相手にやってしまい、後に響いた」と悔やんでいた。
観客動員が実数発表となった昨年から最多の2万9152人を記録した。交流戦連覇を記念して入場料が全席自由の1500円（子供500円）。ビールも通常の半額300円で販売された両企画の効果はてき面で試合前には交流戦優勝の表彰式が行われた。「美味しいビールを飲んで欲しい」と話していたフランコは4回に7号2ランを放ったが、勝利に結びつかず残念そうだった。
ロッテ清水が一塁側ベンチから祈る。1点を追う9回裏2死一、二塁。だが今江は三ゴロに終わった。エースの3失点完投も報われず、交流戦覇者の4連敗。5月16日以来の3位転落となった。
エースは自分を責めた。「今日は全て無駄な失点。味方が得点してくれた後に失点したことに、悔いが残る」とコメントした。同点にしてもらった直後の5回表、森本、田中賢に連打され勝ち越された。全席1500円均一だったこの日の千葉マリンは、昨季からの観客実数発表以来、最多の2万9152人。帰ってきた本拠地で、勝利のプレゼントはならなかった。
バレンタイン監督は責めない。清水について「田中賢に対して2球ぐらい投げてはいけない球を投げたが、特に悪いところはなかった」と話す。7戦続けて先発に白星がつかない状況に「と、いうことは、この後、たくさんの試合で（先発が）勝てると思う。それが明日（28日）から始まればと思う」と、前を向く姿勢を変えようとはしなかった。
この日は「交流戦V2祝賀パーティー」と銘打たれ、入場料は大人1500円、子供500円均一。ビールは半額の300円。5回終了後には600発の花火が上がり、今季最多の2万9152人を集めた。
しかし…試合内容が伴わない。初回無死一塁の堀の打席で初球、バレンタイン監督はエンドランを敢行したが、裏目に出た。外角に外されて堀が空振りし、一塁走者・西岡も二塁で刺された。日本ハムに作戦が読まれていたかのように外され、指揮官は「初球で（西岡が）走ったのは1ヶ月ぶりだと思うが…」と首をかしげるばかりだ。
4回にはフランコが一時同点となる7号2ランを放ち「美味しいビールを飲んで欲しい」と願ったが、直後の5回に勝ち越しを許して敗戦。ビールの味も苦かった。
ロッテのエース清水は完投も実らず、5敗目（6勝）を喫した。「今日の失点は全てムダな失点だった」と反省した。フランコの2ランで同点に追いついてもらった直後の5回2死無走者から森本に左前打、田中賢に右中間二塁打を許し、1点を勝ち越された。「味方が得点した後に、失点したのは1番悔いが残る。敗因はここにある」。チームは4連敗で3位に順位を落とし、無念の表情だった。
ロッテはこの日、千葉マリンの全席を自由席にし、入場料を大人1500円、子供500円均一に設定した。さらに「ビアスタジアム」とも銘打ち、通常600円の生ビールを半額の300円で販売。両企画の効果はてき面で、試合開始時でスタンドはほぼ満員に埋まる大盛況だった。