わたしはかもめ2006年鴎の便り(7月)

便

7月6日

東北楽天5−6千葉ロッテ(フルキャスト)

ロッテが延長戦を制し連勝、楽天戦の連勝も9に伸ばした。ロッテは3回に西岡、堀、ワトソンの適時打で4点を先制。5回まで好投の先発の清水直が中盤に崩れて同点を許すが、延長10回にベニーの11号ソロで勝ち越しに成功した。交流戦後初となる6カードぶりの勝ち越し。小林雅は27セーブ目を挙げた。楽天は6回に山崎武の8号3ラン、7回に高須の2点適時打で同点に追いつくが、及ばず。今季4度目の5連敗で借金も今季ワーストタイの24となった。なお、楽天・鉄平が野手ではプロ野球新記録の9打席連続三振を記録した。

12345678910R
千葉ロッテ00401000016
東北楽天00000320005

◇接戦で4番の大仕事

さすがは4番打者だ−。ベニー外野手(34)が6日の楽天10回戦(フルスタ宮城)で決勝ソロアーチを含む2安打2打点。「(本塁打の打球が)フェンスを越えたときは本当に嬉しかった」と満面の笑みを浮かべた。嫌なムードを断ち切る一撃だった。5点リードを追いつかれ、延長10回1死、カウント1−0から142キロの真ん中の直球を、左翼席に高々と勝ち越しの11号ソロを打ち上げた。「接戦の試合を自分のホームランで決められて良かった」。

延長に入り、4番なら一発を狙う場面だったが「次のバッターにつなごうと思った」とベニー。それでも4月8日の延長サヨナラホーマーなど今季11本塁打中3本が延長戦での一発。終盤、競った場面で抜群の集中力を発揮する。この日は5回2死三塁の好機でも真ん中低めの球を三遊間にはじき返し、貴重な適時打を放った。「みんないいプレーができている。いい追加点になれば嬉しい」。ここまでチーム最多の78試合に出場し、打率2割8分4厘で、打点はチームトップの44。「調子が上がってきたから、どんどん打ってチームに貢献したい」。4番の打棒とともにチームも上昇する。

西岡
「カーブかスライダー。自分の待っていたゾーンに来たので、迷わず振りました。」(3回表に右前へ先制適時打)

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ボビー身から出たワビ…裏金発言で謝罪も頭は下げず[夕刊フジ]

◇カマシのつもりが

出る杭は打たれました−。ロッテ・バレンタイン監督は6日、自らが行ったドラフト裏金発言に対し、謝罪会見を行ったのだが…。

バレンタイン監督
「あの発言は正しい情報に基づいていなかった。そのため誰かが気分を害されたのなら謝罪したい。」

バレンタイン監督は先月9日に「昨年のドラフトで球界で30億円の裏金が動いていた」と発言。その後、指揮官は「言葉の行き違いがあった」と釈明したが、5日のオーナー会議で巨人滝鼻オーナーが「11球団が泥を塗られた格好だ」と反発。これを受けての謝罪だったが、当の“告発者”は複雑な表情。会見には瀬戸山代表と共に臨んだが頭を下げたのは瀬戸山代表だけ。その後、指揮官は同代表にせかされるように退席したのだ。

この裏金発言の撤回劇、指揮官には心中承服できないものがあったのか。今季のドラフト戦線では、超A級の即戦力選手に対し数球団は水面下で争奪戦を展開。ロッテは後手に回っているもようで、そんな加熱気味の風潮に「裏金発言」でカマシをかけたというのが真相のようだ。そのうえ「簡単には頭を下げてはいけない」文化からやってきた指揮官にとって、自分の発言に対し過ちを認めるのは何よりの屈辱だったはず。

せめてもの救いはこの日の楽天戦で延長10回6−5で競り勝ち。貯金を8に戻したことか。

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ボビー謝罪、ドラフト裏金発言

ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が6月9日の「ドラフト裏金発言」について謝罪した。6日、楽天戦の試合前にフルキャスト宮城で瀬戸山球団代表と会見し「(6月)9日に話した内容は正しい情報に基づいていなかった。気分を害された方には謝罪したいと思います」と話した。6月9日に同監督はドラフトについて「近年のスキャンダルで裏金はなくなったと思われたけど、決してなくなってはいない」などと発言していた。5日のオーナー会議では巨人滝鼻オーナーから発言について追求を受け、ロッテ重光オーナー代行は会議後、「私の方からご迷惑をおかけしたと謝罪した」と説明。同日、同監督にもあらためて注意していた。

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ロッテ交流戦後初の連勝!ペニー千金弾[ニッカン]

攻め上がる相手を、圧倒的な集中力で払いのける。延長10回表。ロッテのベニーが一振りで決めた。小倉の甘い142キロ直球をたたくと、打球は左翼席へと吸い込まれる。11号決勝ソロのホームを踏み、いつものように天に向かって感謝した。楽天戦はこれで9連勝。交流戦後では初の連勝をもぎ取った。

1発狙っていい場面でも、狙っていなかった。「自分は塁に出てつなごうという気持ちだけ。それがいい当たりとなってフェンスを越えてくれた」と振り返る。「一時期は調子が悪かったけど、連勝したんでチームとして戦って行きたい」と、4番での大仕事を振りかざすことはない。8日は夫人との結婚記念日。前祝いのアーチを描いた。

苦しんでつかんだ1勝だった。5回までに5点リードも、先発の清水が6回に山崎武に3ランを許す。さらに7回には自軍野手のエラーなどで無死一、二塁とし降板。2番手の薮田も高須に同点適時打を浴びてしまう。逆に相手は継投策でジワジワとペースをつかみにくる。我慢比べだった。

チームの辛抱を、ベニーが一気に爆発させた。バレンタイン監督は「暖かくなってくると、よりよい打者になっていく」と目を細める。楽天戦の9連勝には「いい試合をしているが、ウチが少しだけ上回ることができている」と話した。

エラーもある。勝利の方程式も完全ではない。課題を抱えながらも、久々の連勝を再浮上のきっかけにするしかない。

ワトソン
「この球場は初めて来るけど、米のボールパークみたいでいいね。そういう意味でもリラックスして打てたのかもしれない(笑)。」(3回に右前に2点適時打)

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“延長男”ベニー決勝弾!首位射程[スポニチ]

守護神・小林雅をベンチ前で出迎えたベニーの丸い顔が笑みで崩れた。今季8度目の延長戦を制して、楽天との同一カード9連勝を呼び込んだのはハワイアンパンチの一振りだった。

集中力を研ぎ澄ました。延長10回1死。小倉の直球を叩くと打球は高々と舞い上がって左翼席へと消えた。

ベニー
「接戦だったので、みんなにつなごうとした。チームメートが必死だったので自分で決められて嬉しいよ。」

2戦連発となる決勝11号ソロ。ここ5試合で20打数7安打、打率.350。気温の上昇と共に調子を上げてきたハワイ出身の主砲にバレンタイン監督は「気候が暖かくなるといいスイングができるんだ。今年もそのパターンになってきたね」と称えた。00年メッツ時代にバレンタイン監督と共にワールドシリーズに出場など、数々の大舞台で活躍してきた勝負強さは34歳となった今も健在だ。今季、延長戦での本塁打は3発目。ベニーが延長でアーチをかければ負けていない。

ベニー
「なぜか延長になると自然と集中できるんだ。交流戦後、チームの調子は悪かったが、ここで連勝できてよかった。このまま3位、そしてその上を行きたいね。」

指揮官と一緒に目指すべき場所は今年も決まっている。順位は4位でも首位・西武とは2.5ゲーム差しかない。

◇小林雅193S!江夏に並んだ

守護神・小林雅がフェルナンデスに左前打を浴びたものの、最後は山崎武を遊飛に仕留めて今季27セーブ目。これで往年の名ストッパー江夏豊に並ぶ歴代3位の193セーブとなった。史上3人目となる200セーブもあと7と迫っているが「先のことより1つ1つですよ。今日はリリーフ陣で粘れて良かった」。薮田、藤田の「YFK」で接戦を制したことに喜んでいた。

◇ボビー裏金発言で謝罪

6月9日に「(ドラフトで)他の11球団で総額30億円も使っている」と発言したバレンタイン監督が試合前の三塁側ベンチで「これで気分を害した人がいるのならば謝罪したい」と話した。同席した瀬戸山球団代表も「反省とお詫びを申し上げたい」と頭を下げた。

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ベニーV弾!対楽天9連勝[報知]

夏の陽気に誘われて、ベニーが本領を発揮した。5点差を追いつかれて迎えた延長10回。「どうしても点が欲しい場面は、当然気合が入るよ」小倉の高め直球をとらえ、左翼席へ運んだ。今季延長戦3発目となる11号ソロ。ハワイアン・パンチの一撃で、ロッテが6月15日以来の連勝を決めた。

4日の同カードに続き、2試合連続本塁打。バレンタイン監督は「気候が暖かくなると共に、調子を上げてくる。今年も例年のパターンだ」と主砲の好調に目を細めた。雨天中止の前夜は、家族と共に食事に出かけてリラックス。常夏の島で育った男が、2戦連発で夏の訪れを告げた。

延長戦を制したロッテは対楽天9連勝。終盤は薮田、藤田、小林雅の「YFK」で4イニングをつないだ。「楽天もいい試合をするが、ウチの方がやや上回ることができているね」と相性の良さを実感するバレンタイン監督。4強がしのぎを削る混パ。“楽天銀行”で得た貯金と勢いを持続させ、連覇の夢をつないでいく。

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ドラフト裏金問題でボビー謝罪[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が6日、6月9日に昨年のドラフトで裏金が使われたと発言したことについて、謝罪会見を行った。同監督はこの日の楽天戦(フルスタ宮城)の試合前に、「自分の発言は正しい情報に基づいていなかった。どなたかが気分を害されたのであれば、謝罪したいと思います」と語った。

バレンタイン監督は6月9日の編成会議に出席後、「ロッテ以外のチームが決められた1億5000万円の上限を超える資金をプロ経験のない選手に使っている」と発言。5日のオーナー会議では、重光オーナー代行が「推測に基づく発言はしないよう注意します」と謝罪する一幕があった。

この日、バレンタイン監督の謝罪会見に同席した瀬戸山代表は「関係各位に多大な迷惑をお掛けしました。大変反省しております。(9日の)発言は撤回させていただきます」と頭を下げた。

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ロッテ・ベニーが決勝11号ソロ!チームは6月15日以来の連勝[サンスポ]

ロッテ・ベニーがチームに6月15日以来となる連勝をもたらした。5−5で迎えた延長10回、左翼席へ決勝の11号ソロをたたき込んだ。「ああいう時は(本塁打が)必要な場面。気持ちが入ったし、いい仕事ができてよかったよ」。2安打2打点の活躍に充実の表情だった。

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カード9連勝にご機嫌のボビー[ニッカン]

ロッテは延長で粘る楽天を突き放し、このカード連勝を9に伸ばした。同点の10回にベニーが11号ソロ。バレンタイン監督は「向こうも、いい試合ができていると思うが、こっちの方が多少上回っているということ」。そして決勝打のベニーには「彼は暖かくなってくると打つんだ」とご機嫌だった。

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ベニーが一振りで試合決める[ニッカン]

ロッテは延長10回、ベニーが一振りで試合を決めた。楽天小倉の142キロ直球をたたくと打球は左翼席へ。11号決勝ソロでホームを踏み、いつものように天に向かって感謝を表した。「自分は塁に出て、つなごうという気持ちだけでした。それがいい当たりとなってフェンスを越えてくれた」。

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ロッテのバレンタイン監督が謝罪[ニッカン]

ロッテのバレンタイン監督は6日、フルキャスト宮城での楽天戦の試合前に、球界の裏金についての発言に関して「正しい情報に基づいた話ではなかった」と釈明し、同席した瀬戸山代表とともに関係各位に謝罪した。同監督は6月9日に昨年のスカウト活動で約30億円の裏金が使われた旨の発言をし、根来泰周コミッショナーが球団に事情説明を求めるなどした。さらに前日5日のオーナー会議でも巨人滝鼻オーナーが問題として取り上げ、謝罪を要求していた。

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