わたしはかもめ2006年鴎の便り(7月)

便

7月11日

北海道日本ハム3−4千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが6人の継投で連敗を止め、3位日本ハムとの差を0.5とした。ロッテは同点で迎えた5回、ベニーの四球、ワトソンの安打で一、二塁とすると、サブローの6月15日以来となる6号3ランで勝ち越し。投げては先発・小野が、5回1/3を3失点で6勝目、対日本ハムの連勝を4に伸ばした。9回を小林雅が抑え28セーブ目。チームは日本ハム戦の連敗を3で止め、昨年から東京ドームで5連勝。日本ハムは6回に稲葉の適時打で1点差に迫るも及ばず。先発・金村が5回4失点で5敗目。チームは今季5度目の3連敗を喫した。

123456789R
千葉ロッテ1000300004
北海道日本ハム0010020003

◇1ヶ月ぶりのアーチ

3試合ぶりに先発出場のサブローが5回、1−1の均衡を破る勝ち越し3点本塁打。カウント0−2からの3球目、甘く入ったスライダーに自然と反応した。「外野手が左に寄ったので内角も意識にあったが、外の変化球にうまく対応できた」。相手エースを沈める価値ある一発。6月27日の7回戦でも金村から2安打するなど相性も良かった。6月15日の横浜6回戦(千葉マリン)以来約1ヶ月ぶりのアーチ。「いい感じでバットが振れていた。いいホームランが出て嬉しい」。前打席まで2打数2安打の好調なバットが、最大のチャンスで大きな仕事をした。

◇4番ベニー先制打

「4番・指名打者」で出場したベニーが1回、先制適時打を放った。この回、西岡の左翼フェンス直撃二塁打し、1死後、福浦がストレートの四球を選んだ直後の初球。金村の136キロの高めの直球を鮮やかに中前にはじき返した。「週末(8、9日)と連敗して悔しい思いをした。その嫌な流れを断ち切るためにも先制点は大事。気合を入れて打ったよ」と話した。

バレンタイン監督
「8回(1死二塁)は薮田と決めていた。薮田が本来の投球を取り戻すためには時間が必要。たくさん投げれば調子が戻ってくる。サブローが大きな本塁打を含む3安打といい活躍をしてくれた。(先発の)小野はとてもよく投げてくれた。」

ページトップ

サブロー弾で3位争い先勝

昨季の4番が特大弾で悩みを断ち切った。ロッテがサブローの一振りで2連敗を止めた。同点の5回2死一、二塁、「完璧。感触が良かった」と自画自賛した打球は、大きなアーチを描いて左翼席に入る勝ち越し3ラン。終盤は6人の継投で1点を守り、Aクラス戦線に踏みとどまった。

この試合前までの打率は1割9分5厘。日本シリーズ制覇など四冠の原動力になったサブローだったが、今季は元気がなく「いい日と悪い日がはっきりする」と不振に悩んだ。大松ら若手の台頭でスタメン機会も減った。最近「下半身で打つ」「ファーストストライクを狙う」という基本に戻り、復調の気配が出始めた。

今季1番という打球の質に加えて、初打席から3打席連続安打。W杯ではジダンの退場劇に心を痛めたが、応援したフランスの準Vに元気をもらったという。「毎年、夏の成績はいいので、自分自身に期待しています」と巻き返しを誓った。

小野
「勝たないといけないゲーム。粘れた。」(6連敗を止めた前回に続く連敗ストッパー)

ページトップ

ロッテ再浮上へ曙光…サブロー初球打ちで復活の兆し[夕刊フジ]

◇ボビー最大の心配事が−

ようやく目が覚めましたか−。ロッテは11日の日本ハム戦で4−3の逃げ切り勝ちを収め、連敗を2で止めた。バレンタイン監督は「今日はいい試合ができた。それにサブローがいい感じでゲームに臨めているね。いい形でスタメンで活躍してくれたのが大きいよ」と和やかな表情。

チームを浮上させたい指揮官にとって、何よりも心配だったサブローに復活の兆しが見えてきたことが嬉しかった。

この日の1、4回にそれぞれシングルヒットを放つと、その勢いに乗った5回2死一、二塁で決勝の6号3ランを左翼スタンドへ。先月15日の横浜戦以来のアーチだけに、喜びもひとしおのはず。だが「上り調子?まだ油断ができないですね。いい日と悪い日がハッキリしすぎてますから」とサブロー本人は厳しい表情だ。

31年ぶりの日本一に輝いた昨季は、シーズン中盤から「つなぐ4番」としてチームに貢献。短打、アーチそして進塁打もこなせるユーテリティーぶりで脚光を浴びた。が、今季はファーストストライクから振っていく積極性が鳴りを潜め見逃し三振で天を仰ぐ姿が目立った。この日戦前までの打率.195が本人の現状を表すと同時に、乗り切れないチームの状況をも象徴していた。

球団関係者
「ヨソも昨季あれだけサブローにやられたからね。初球の入り方から徹底的に研究されて戸惑っている。」

これ以上、ダッチロールを繰り返すことはできない。そこで初心に戻って徹底したのが“初球攻撃”だ。「ボクは初球から振っていかないといい結果が出てないから」。パの投手の傾向としてファーストストライクの制球難があるが、コレを利用しない手はない。「来た球を思い切りたたくだけ」と無心の初球攻撃が快打につながった。

この日の白星で3位日本ハムに0.5差と接近。「このまま負けたらズルズルいく雰囲気があった。でもここで勝てばウチも乗ってくる。問題は明日です」とサブロー。つなぐ4番が完全覚醒すれば、ロッテの再上昇も可能だ。

ページトップ

YFK復活リレー…5・17横浜戦以来[報知]

ドームを覆う真っ白な天井と漆黒の戦士達によるハイタッチが、鮮やかなコントラストを描き出した。1点差での逃げ切り勝ち。バレンタイン監督も「今日は良い試合ができた」と満足そうな表情で振り返った。負ければ楽天以外のパ・リーグ4球団に負け越しという屈辱を辛くも逃れた。

この1勝が持つ意味は大きい。打っては、不振を極めたサブローが決勝3ラン。そして、投げては薮田−藤田−小林雅による「YFK」リレーも5月17日横浜戦(横浜)以来の復活を遂げた。右肩痛から復帰後、調子が上がらなかった薮田が打者2人をピシャリ。「これまで抑えよう、抑えようと思って前のめりになっていたけど、ビデオを見て修正できた」と久々に笑顔を見せた。

東京ドームでは負けない。2005年7月6日の日本ハム戦以来、初代王者に輝いたアジアシリーズ、今年の交流戦の巨人3タテに続き、9連勝だ。「この球場では負けてない?ソウデスネ。今日も大きな勝利だった」と指揮官。勝利の方程式がよみがえり、反撃態勢は整った。“地の利”も生かして、ロッテが息を吹き返す。

ページトップ

ロッテ・サブロー決勝3ラン!3位ハムに0.5ゲーム差[サンスポ]

サブローの1発が試合を決めた。5回2死一、二塁から左翼席へ勝ち越しの6号3ラン。「勢いに乗っている日本ハムに勝てば、ウチも勝っていけると思った」という1打で、勝利に導いた。負ければ楽天以外のパの4球団に負け越すという状況だったが、回避した。バレンタイン監督は「今日はいい試合ができた。サブローの活躍が大きかったね」と満足げ。3位・日本ハムに0.5ゲーム差に迫った。

小野
「コントロールできない部分もあったが、粘れたと思う。とにかく勝たないと意味がないゲームだった。」(5回1/3を7安打3失点で6勝目)

ページトップ

小林雅、江夏超え単独3位の194S[スポニチ]

ロッテの小林雅が、1点リードの9回を三者凡退に仕留め、今季28セーブ目。通算194セーブとして、江夏豊氏(野球評論家)を抜いて歴代単独3位となった。それでも「(セーブ記録は)僕1人でつくれるものじゃない。チームが勝ってて初めてマウンドに上がれるわけだから」と淡々。江夏氏とは数年前のキャンプで取材を通じて1度だけ面識がある。「同じストッパーということで色々と野球観を聞かれたのですが、最後に“お前は変人だな”と言われました」と苦笑。通算200セーブまでもあと6。「感じは悪くないんで、失敗しないように続けるだけです」と話していた。

ページトップ

ロッテ・サブロー、勝ち越し弾に笑顔[サンスポ]

約1ヶ月ぶりの本塁打が5回の勝ち越し3ランとなったサブローは「来た球をたたく。それだけだった」と喜んだ。試合前の打率は1割9分5厘。下半身主導のフォームを取り戻すために試行錯誤中だが「今日はとにかく積極的に振ろう」と開き直った。中前打、投手強襲安打に続いて5回は2ボールからの外角変化球を巧みに左翼席へ。得意という夏場を迎えて「自分自身に期待している」と声に力を込めた。

ページトップ

サブローが勝ち越し3ラン![ニッカン]

ロッテのサブローが放った約1ヶ月ぶりの1発が、チームに勝利をもたらした。同点の5回2死一、二塁から、左翼席へ勝ち越し3ラン。昨季の4番も、今季はこの試合前まで打率1割9分5厘と不振。「今日は積極的に振ろう」と開き直り、好結果につなげた。チームは連敗を2で止め、Aクラス戦線に踏みとどまった。

ページトップ

サブローが勝ち越し3ラン[ニッカン]

ロッテ・サブローが値千金の勝ち越し3ランを放った。同点で迎えた5回2死一、二塁、外角のスライダーをジャストミート。打った瞬間にそれと分かる快音を響かせた。本塁打は6月15日の横浜戦以来となる6号。「打席の途中で外野手が左に寄ったので内角を意識したのですが、外の変化球にもうまく対応できました」と柔軟な対応力が光った。

ページトップ