7月17日7月17日雨のため6回裏でコールドゲームとなり、楽天が対ロッテの連敗を9でストップし、今季4度目の完封勝ちで、昨年より8試合早く30勝到達。楽天は4回、フェルナンデスの21号3ランなどで4点を先制。フェルナンデスは打点も63とし、HR・打点でリーグ単独トップ。先発の有銘は5回1/3を被安打5、奪三振2、四死球2、無失点で昨年7月31日西武戦以来となる自身2度目の完封勝利、自身の昨年からの連敗を6で止めた。ロッテは渡辺俊が6回を4失点で自身3連敗の6敗目。チームは2年ぶりの前半戦Bクラスターンが決定。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | |||
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0x | 0 |
まさに踏んだり蹴ったりの心境だろう−。17日楽天戦で雨天コールド負けしたロッテ。お得意さまに痛〜い黒星を喫したバレンタイン監督は渋い表情だった。
4点ビハインドの6回裏1死一塁で雨が強まり中断。30分後の午後8時57分に無情の雨天コールドの宣告。反撃ムードに文字通り水を差された形だけに、指揮官のやるせなさは尋常じゃないはずだ。
ただの負けではない。何しろ今季の楽天戦は戦前まで9連勝中の9勝1敗。そう、まさにお得意さん。この日直前までの46勝40敗の成績で、この貯金は楽天戦と、23勝13敗でV2を果たした交流戦で作ったといっても過言ではないからだ。それだけにこの日の1敗は、今後の戦いをプレーオフ進出権狙いに絞らざるをえないロッテにとって、1つも落とせない、痛恨の黒星だ。
連覇をブチあげ、交流戦でV2を果たしながら前半戦終了まぎわに大失速。永久政権まで囁かれた指揮官に、さらに逆風が吹きそうだ。
現在、来季以降のポストシーズンをセ・パで統一すべく両リーグの間でせめぎ合いが展開されているが、セとの交渉が不調に終わった場合、パは現行体制を貫くことで一致した模様。この日、瀬戸山球団代表が明かしたもので、その場合にセが交流戦縮小を提案してくる可能性が強いが「それも仕方がない」（同代表）とパ各球団は無抵抗モードに陥っている状況なのだ。
となれば、交流戦での強さと勝ち星で勢いに乗り続けてきたロッテにとっては、まさに死活問題。来季以降の指揮官の進退にも影響が及ぶ事態となりそうなのだ。
それだけに表情も冴えない。この日ソフトバンク王監督が胃の腫瘍摘出手術に成功した一報が球界にもたらされたが「今日の中で1番いいニュースだよ」とバレンタイン監督。チームの浮上の兆しを見出せない心境から飛び出したホンネというところか。
ロッテの前半戦Bクラスターンが決まった。9連勝中だったお得意さま楽天に力負け。6回途中降雨コールド負けの結果に、バレンタイン監督は「審判が決めることだが、これよりも強い雨の中で試合をしてきたことがある」と不満をにじませた。
渡辺俊がまたも序盤に崩れた。強い雨の中、与えたくない先制点を献上する。4回に連続四死球で無死一、二塁のピンチを招くと、高めに浮いた変化球を左翼席スタンドに運ばれた。「先頭打者をフォアボールで出して、最悪の形で失点してしまった」。これで5月28日以来、6試合勝利から遠ざかることになった。
ベニー、福浦らを欠き打撃陣も苦しい状態が続く。渡辺俊は「前半戦の反省をして、後半戦で巻き返したい」と声を絞り出した。
王者の風格を感じさせることなく、ロッテが沈んだ。9連勝中だった頼みの楽天に完敗。激しい雨に反撃の望みは断たれ、1試合を残して前半戦4位ターンが確定した。
苦戦の前半戦を象徴する展開だった。2回2死満塁の好機では、西岡の中前の打球を鉄平がスライディングキャッチ。5回2死一、二塁でもサブローの右翼後方への飛球を礒部に好捕された。「外野のいいプレーがなければ、もっと得点できていた」とバレンタイン監督。両打ちの西岡を含めスタメンに右打者9人をそろえたが、無得点と機能しなかった。
中断と隣り合わせの豪雨の中、渡辺俊は絶望的な失点を許した。4回無死から2四死球を献上すると、フェルナンデスに3ランを浴びるなど一挙4失点。「先頭打者の四球から最悪の形での失点。非常に悔やまれます」昨季は球宴前に10勝を挙げた右腕は不振脱出を果たせず、肩を落とした。
首位・西武とは6ゲーム差に拡大。プレーオフ圏からも外れ、後半戦を迎えることを余儀なくされた。リーグ戦再開後は5勝11敗と低迷。梅雨明けにはまだ時間がかかりそうだ。
9連勝中だった“お得意様”の楽天に敗れ、前年王者の前半戦Ｂクラス（4位）が確定した。渡辺俊が四回、フェルナンデスに3ランを浴びるなど4失点。一方、打線も有銘に対し右打者を9人並べたが、左腕の前に沈黙した。6回降雨コールドゲームについてバレンタイン監督は「審判が決めること。ただ、これ以上強い雨の日でも試合をしてきた」と悔しさをにじませていた。
プロ野球12球団、24選手のシールが入ったロッテの『ビックリマンプロ野球チョコ』が、18日から首都圏で、それ以外の地域では8月29日から発売される。価格は80円。巨人・上原や西武・松坂らスター選手を“ビックリマン風”にアレンジ。ロッテからは渡辺俊、今江がモデルになっている。今江は「小さい頃、よく買っていた。気に入っています」とシールの出来に満足げだった。
サブマリンが雨に沈んだ。渡辺俊は4回無死から連続四死球を与えるとフェルナンデスに3ランを被弾。6回攻撃途中で降雨コールドとなり「先に点を与えてはいけない展開なのに最悪の形で失点し、非常に悔やまれます」と6敗目に肩を落とした。チームも対楽天の連勝を9で止め、2連敗で前半戦Bクラスターンが決定。バレンタイン監督は「（降雨コールドは）審判が決めること。ただ我々はこれよりもっと強い雨で試合をしてきた」と不満そうだった。
ロッテの前半戦Bクラスターンが決まった。9連勝中だった「お得意さま」楽天に6回途中降雨コールド負け。バレンタイン監督は「審判が決めることだが、これよりも強い雨の中で試合をしてきたことがある」と不満をにじませていた。5月28日以来、6試合勝利から遠ざかる渡辺俊は「後半戦で巻き返したい」と声を絞り出した。
18日から新発売される「ビックリマンプロ野球チョコ」の発表会見にロッテ今江が出席した。12球団24選手が、懐かしのビックリマン風シールになって登場する。ロッテからは今江と渡辺俊が選ばれた。今江は「小さい頃から買っていました。こんな風になるなんてびっくり」と笑顔を見せる。同様におまけが付いた「プロ野球シールガム」も同日から販売を開始する。