わたしはかもめ2006年鴎の便り(7月)

便

7月19日

ボビー、低迷要因語る

バレンタイン監督が、チームが4位と低迷する具体的要因を挙げた。小林宏がWBCで登板機会が少なく、帰国後も初先発が開幕から約1ヶ月遅れた点について「WBCでたくさん投げないことが分かったので、ロッテのキャンプに戻れるように、途中でメンバーから外してというリクエストをした。受け入れられなかったけど、もっと強く主張すれば良かった」。さらに連敗したソフトバンクとの開幕2連戦にWBC組の先発3投手を帯同させなかったことについて「疲れを考慮したけど、結果としてリフレッシュできなかった。今は反省している」と話した。

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パ6監督前半戦総括

西武伊東監督
「出来過ぎの部分もあるが、みんながよく頑張ってくれた。2人が退団して心配していた抑えは小野寺が踏ん張り、先発では西口、帆足の不調の穴を涌井と外国人2人が埋めた。後半戦もこの調子で、1位通貨でプレーオフに出場できるようにしたい。」
ソフトバンク森脇監督代行
「ここまでの混戦はシーズン前に王監督の描いていた通り。我々の望む展開に動いている。今は2位だが終わったときに上(1位)にいることが大事。後半戦は勝負心が強い選手を積極的に起用していく。若手は捕手・山崎の成長が大きい。」
日本ハム・ヒルマン監督
「山あり谷ありながら、よくやってこれれた。目立っていたのが投手陣の活躍。打線の方はまだ力を出し切れていない。先発投手では新人の八木と武田勝がよく結果を出してくれた。故障者を最小限に抑えられれば1位になる可能性がある。」
ロッテ・バレンタイン監督
「今年はWBCがあったという点でも、これまでとは違っていた。現時点で自分が期待していた成績にはなっていない。若い選手の育成はそこそこ良くできたが、ほかのところはもう少しできるはずのところが、できなかった部分もある。」
オリックス中村監督
「交流戦で大きくつまづき厳しい戦いの連続だった。特に9連敗中の平均得点1.8が示す通り、打撃低迷で点が取れなかった。故障者続出で理想メンバーが組めず、中堅ライン2人(阿部真、平野恵)の離脱は守備のほころびにもつながった。」
楽天野村監督
「鉄平は前半戦を通してよくやった。打者では、その鉄平、高須、フェルナンデス。誤算は(故障で登板のなかった)バワーズと岩隈。投手陣はやりくり、やりくり。先発完投の投手がいない中で、リリーフ陣がよく頑張った。一場の育成が課題。」

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福浦球宴辞退

ロッテ福浦和也内野手(30)がオールスター出場を辞退することになった。死球を受けた左手甲を剥離骨折し、19日に登録を抹消された。バレンタイン監督は「試合でプレーできないと判断した」と説明。球団は20日に出場辞退の手続きと野球協約86条のただし書き適用を申請する。通常、球宴出場辞退選手は、後半戦10試合を終了する翌日まで出場選手登録できないが、ただし書きで、故障等で出場できなかったとコミッショナーが認めれば、出場登録できるまでの日数が短縮される。今季は巨人小久保と中日福留が認められた。適用されれば、最短で29日のオリックス戦から選手登録が可能になる。

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フレッシュオールスター先発選手発表

セ・リーグ選抜
飯原
松本
脇谷
武内
新井
中村一
高橋
小宮山
木村
山口
パ・リーグ選抜
城所
根元
片岡
竹原
川島
一左岡田
炭谷
山崎隆
古谷

◇フレッシュオールスター出場選手

セ・リーグ選抜パ・リーグ選抜
監督岩井隆之古賀英彦
コーチ立石充男渡辺久信
佐藤道郎秋山幸二
吉村禎章大石大二郎
投手玉置隆'04(9)※古谷拓哉'05般(5)
※山口俊'05高(1)※松永浩典'05希
※高宮和也'05希※松崎伸吾'05般(1)
※吉見一起'05希※西山道隆'05育
※福田聡志'05希金森敬之'03(6)
佐藤剛士'04(1)金子千尋'04自
※高木啓充'05般(4)松村豊司'03(6)
捕手小宮山慎二'03(5)金澤岳'02(6)
星孝典'04(6)※炭谷銀仁朗'05高(1)
白濱裕太'03(1)
内野手※前田大和'05高(4)※根元俊一'05般(3)
木村昇吾'02(11)片岡易之'04(3)
※新井良太'05般(4)塩川達也'04(5)
※脇谷亮太'05般(5)西谷尚徳'04(4)
松本高明'02(5)※松田宣浩'05希
※武内晋一'05希※陽仲壽'05高(1)
※川端慎吾'05高(3)※川島慶三'05般(3)
外野手高橋勇丞'04(7)竹原直隆'04(4)
中村一生'04(7)※山崎隆広'05般(9)
※飯原誉士'05般(5)城所龍磨'03(2)
※岡田貴弘'05高(1)

[注]※は新人、'05高…'05高校生ドラフト、'05般…'05大学生・社会人ほかドラフト、'05希…'05希望入団枠、'04自…'04自由獲得枠、'05育…'05育成ドラフト。

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前半戦苦戦はメディアのせい!?ボビー八つ当たり[夕刊フジ]

◇交流戦V2も扱い小さく選手消沈「コントロールできなかった」

メディアとジーコジャパンに負けたから? 前日に続き19日楽天戦も雨天中止。ロッテ・バレンタイン監督は、苦戦が続いた前半戦の総括を行ったが…。

バレンタイン監督
「WBCもあったし今年は例年とは違っていた。(現時点で)期待していた成績ではないが、その大きな理由は私がやるべきだった方法で、チームを率いていないことだと思う…。」

交流戦でV2を達成しながら以後のリーグ戦で急降下。46勝41敗で4位低迷のロッテ。指揮官はその主因を自らのミスだと切り出したが主張を展開するにつれ、その中身は過激になって…。

「開幕の時は皆さん(報道陣)はウチが交流戦V2を成し遂げるとは思っていなかっただろう。実際に交流戦を(優勝で)終わってみると、皆さんに残念な表情が浮かんでいたし、ウチが勝ってガッカリしたのかと思った」と、V2を報じる報道陣の“冷静さ”を糾弾?さらに「勝ったにもかかわらず選手達は人々の中に失望を呼んでしまったと感じたようだ。そんな状況を監督としてコントロールできなかった」と総括した。

苦戦はメディアのせい?報じる立場としては耳に痛い言葉だが、バレンタイン監督の主張を検証し類推すると各メディアによる「V2達成」のニュースの扱いの問題と受け取れる。が、この時期の状況を振り返れば致し方ない。V2達成の時。優勝争いをしていたヤクルトが連敗し優勝が決定したが、ロッテも最終戦の20日阪神戦で黒星。“負けて優勝”ではさすがにニュースバリュー的に控え気味になる。

しかもこの時は世界最大のスポーツイベントのサッカーW杯期間中。ただでさえジーコジャパンの1次リーグ突破が厳しくなった状況だっただけに、日本列島は「マジかよ。しっかりしろよ」の大熱狂モード。それだけに“負けV”の扱いは縮小されてしまったワケなのだが…。

「後半戦では選手達に王者として戦っていけると認識してもらう。前半戦よりはるかにいい形でチームを率いていこうと思っている」とはバレンタイン監督。オールスターブレーク中の充電期間で、消沈状態のチームを活性化できるか−。

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今さら…ボビーWBCの影響嘆く[スポニチ]

ロッテは前半戦ラストの楽天戦が雨天中止。4位と低迷するバレンタイン監督はWBCの影響を嘆いた。「小林宏の登板が少ないと分かった時点で“チームに戻してくれ”ともっと強く要求すべきだった」。さらにソフトバンクとの開幕戦(ヤフードーム)に「全員帯同させるべきだった」。WBC組の清水、渡辺俊、小林宏を残留調整させたが「どちらにしてもリフレッシュできずに終わった」と、チーム一丸となれなかったことを悔いた。

◇福浦も球宴出場辞退へ

左第2中手骨を剥離骨折したロッテ・福浦和也内野手(30)が19日、出場選手登録を抹消され、球宴出場辞退を決めた。同選手は16日の西武戦(千葉マリン)で左手甲に死球を受けた。福浦と会談したバレンタイン監督が「試合でプレーできる状態でない」と判断。20日に辞退の手続きを行う。球団側は86条のただし書き適用の申請を検討している。

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F球宴、先発は古谷と山口[スポニチ]

オールスターゲーム運営委員会は19日、20日に東京ドームで開催するフレッシュオールスターゲームの先発メンバーを発表した。先発投手は全パがイースタンで最多8勝をマークする古谷(ロッテ)、全セが1軍初先発初勝利を挙げた山口(湘南)の両新人。昨季からセ・パ対抗形式となり、オールスターゲーム2試合と合わせ勝ち越したリーグに、ドラフト会議のウエーバー順優先権が与えられる。

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パ理事会が交流戦削減案に反対の方針確認[報知]

パ・リーグ理事会が19日、東京・銀座の連盟事務所で行われ、セ・リーグとの統一開催を目指す「ポストシーズンゲーム」について協議。セ側から提案された交流戦を削減した上での開催案に反対する方針を確認した。20日の12球団代表者会議でセ側に伝える。

パとしては「ポストシーズン問題が、交流戦削減の問題になってきている」(楽天・井上智治オーナー代行)と話し合いの論点がすり替わっていることを問題視。2つの問題を切り離して協議することを再度求める。

公式戦の試合数も146試合とすることを基本線としてセと協議するが、もし20日の会議でセ・パが決裂すれば、ポストシーズンゲームの統一開催ができなくなる可能性もでてきた。

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パ、交流戦36試合維持を確認[スポニチ]

セ・パ対立で難航するポストシーズン試合(PSG)来季導入問題で、パ・リーグは19日、東京・銀座の連盟事務所で臨時理事会を開き、交流戦36試合維持の基本姿勢を確認した。楽天・米田代表が「もちろん、それでやってきた」と話すなど関係者が認めた。20日の代表者会議でセ・リーグに回答する。

会議は3時間以上。13日の12球団代表者会議で提案を受けた交流戦削減が主眼のセ案を検証。146試合制でもPSG期間の確保は可能で、選手会の理解もあると、セの削減理由を疑問視した。

楽天・井上オーナー代行は「譲歩してもセに白紙に戻される。論点が交流戦削減にすり替わっている。なぜPSGかという大前提に戻った」と話した。ファンへ新たなゲーム提供との理念を確認し、妥協点を見いだす構えでいた。

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