わたしはかもめ2006年鴎の便り(7月)

便

7月26日

福岡ソフトバンク2x−1千葉ロッテ(ヤフードーム)

ソフトバンクは9回1死満塁から代打・松中の犠飛で今季3度目のサヨナラ勝ち。貯金を今季最多タイの14とした。ソフトバンクは5回に辻のプロ入り初HRとなる1号ソロで先制。9回に松中の今季2度目、自身5度目のサヨナラ打で試合を決めた。先発・和田が6回までパーフェクトに抑えるなど、9回を4安打9奪三振無四球1失点の完投で9勝目を挙げた。ロッテは先発・小林宏が8回まで1失点に抑えるも、打線が8回に大塚の適時打のみで援護できなかった。サヨナラ負けは今季初で今季4度目の4連敗で貯金が3となった。

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千葉ロッテ0000000101
福岡ソフトバンク000010001x2x

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4連敗、首位7差

4連敗で、首位西武との差が今季最大の7ゲームに広がった。同点の9回裏1死一、二塁で、好投の小林宏から薮田にスイッチ。左打者柴原に対し定石なら左投手藤田の出番だが、右投手同士の交代を決断したバレンタイン監督は「藤田を出せば、ピンチヒッターに(右打者)大道が来ると思った」と説明。大道はここまで打率2割3分8厘と低迷するが、対戦を嫌った格好だ。結果的に薮田が柴原に四球を出し、1死満塁から今季初のサヨナラ負けとなってしまった。

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ボビー魔法消えた!采配に迷い、選手の信頼も…[夕刊フジ]

◇「右には右、左には左」崩れ

終戦の気配が忍び寄ってきた。26日ソフトバンク戦で1−2と今季初のサヨナラ負け。首位西武に今季最大7ゲーム差。昨季王者ロッテが追いつめられた。

バレンタイン監督
「松中は打撃練習でいい当たりしていたから代打はあるとみていたが、満塁で出てくるとは思わなかった…。」

バレンタイン監督が嘆いたのは1−1で迎えた9回1死満塁の場面。臀部の膿瘍で戦線離脱していた松中にリリーフエース薮田がサヨナラ右犠飛を喫し、ジ・エンドだ。これで最大13あった貯金も3。マリン旋風を巻き起こした昨季の勢いを完全に失った事態にチーム内から「ついに神通力もなくなったか…」と、指揮官への疑問の声もわき上がりはじめている。

この日のゲームが如実に表している。松中にサヨナラ犠飛を喫するまでの過程。9回1死一、二塁、左の柴原の状況で送り出したのは右腕の薮田。「左の藤田を出したら相手は右の大道があると思った」。ベンチの駆け引きもあるが、常勝モードの指揮官ならかまわず左のリリーフエース藤田を投入していたはず。

攻撃面でも腑に落ちない。1点を追う7回無死一塁で走者は俊足の西岡。だが次打者・青野の強行が裏目に出てゲッツー。8回無死二塁の好機でも次打者パスクチにフルスイングさせ、結果は三振。その後に大塚の同点打が飛び出したが、好機を広げられない拙攻では押し切れない。

バレンタイン監督
「送りバント?3年間日本で指揮をとっているが(無死走者ありの)状況でバントはしたことがない。(7回は)西岡が盗塁してくれればよかったが、あそこでバントは考えられない。」

バレンタイン監督は強調したが、ボビーマジックを支えたのは「右には右、左には左」と徹する不動の采配と選手への信頼感のはず。これがなければマジックなど機能しないし「神通力がなくなった」といわれても仕方がない。プレーオフ3位通過の目はまだ残されているが、深みにハマったこの事態を切り替えない限り、無条件降伏の瞬間が、真夏に訪れてしまう。

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ロッテ今季初のサヨナラ負け…ボビーマジック不発で4連敗[サンスポ]

今季4度目の4連敗。9回1死一、二塁の場面では左の柴原に対し、2番手で投入したのは左の藤田ではなく右の薮田。結局四球を許して満塁とし、松中の犠飛でジ・エンド。薮田投入にバレンタイン監督は「左の藤田を出せば、代打に(右の)大道が出てくると思った」と話したが、ボビーマジックは不発に…。首位・西武との差は、今季最大の7ゲームに広がった。

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ロッテ、裏目で今季初サヨナラ負け[スポニチ]

同点の9回1死一、二塁。バレンタイン監督は左打者・柴原を迎えると先発・小林宏から右腕・薮田にスイッチ。「(左腕の)藤田を出せば、大道が代打でくると思った。満塁で代打・松中も考えていなかった」と言うが、これが裏目に出た。薮田は柴原を四球で歩かせ満塁とすると、続く松中に右犠飛を運ばれた。今季初のサヨナラ負けで4連敗。首位・西武とは今季最大の7ゲーム差に広がった。

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今季初サヨナラ負けで4連敗[ニッカン]

ロッテが今季初のサヨナラ負けを喫した。1−1の同点で迎えた9回裏1死満塁。薮田が代打松中にサヨナラ犠飛を許した。先発の小林宏が8回3分の1を4安打に抑える好投を見せたが、白星にはつながらなかった。バレンタイン監督は「こういうピッチングをした時は、勝ち星をつけないといけない」と悔やむ。1点を追う8回に大塚の左前適時打で同点に追いついたが、逆転はならず。4連敗で首位西武との差が今季最大の7ゲームにまで広がった。

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