わたしはかもめ2006年鴎の便り(8月)

便

8月3日

千葉ロッテ2−6西武(千葉マリン)

西武先発の松永が自身最長の6回1/3を投げ、被安打8、自身最多の8奪三振、1失点でプロ初勝利を挙げた。西武は1点を追う7回、リーファーと中村の連続適時打で逆転。8回にはカブレラの6月27日以来となる21号3ランなどで4点を追加した。この本塁打でカブレラは打点と本塁打でリーグトップタイとなった。西武は13カード連続負け越しなしで、貯金を今季最多タイの18とし首位をキープ。ロッテは先発・小野が6回を無失点も7回につかまり、打線も11安打を放ちながら9残塁、2点を取るに止まった。

123456789R
西武0000002406
千葉ロッテ1000000102

◇不運だった先発小野

先発の小野は7回を2失点と好投したが、不運な当たりで逆転を許し、打線の援護もなく6敗目(6勝)。「何としても勝ちたかった」と唇をかんだ。毎回のように走者を出しながら中盤以降、磨きのかかったシュートとスライダーの変化球で要所を締め、丁寧にゴロを打たせて取った。今季は防御率2点台と安定感は抜群だが、勝ち星に恵まれない。「打たれながらも粘りのピッチングはできたと思いますが…」。小野は言い訳を一切しなかった。

◇西岡“仕掛け”先制

見事な仕掛けだった。1回の西岡の初球。空振りしたものの、いきなりセーフティーバントを仕掛けた。この1球で三塁手が西岡の足を警戒して前寄りとなり、2球目、三遊間の強烈な打球を中村がグラブに当てたがはじいた(記録は内野安打)。この強襲打を足掛かりに、2番・堀のカウント2−2からの6球目。西岡がスタートを切り、二塁手がつられ、大きくあいた一、二塁間に外角のボール球を打ち返した。ヒットエンドランで一気に無死一、三塁。続くサブローが変化球を左翼へ飛球。三走西岡が悠々とホームイン。鮮やかな先制攻撃だった。

バレンタイン監督
「(7回のパスクチのプレーは)全くいいプレーではなかった。西武・松永からもっと点が取れると思ったが、得点機で非常にいい投球をされた。11安打で2得点の打線に)必要なところでヒットがでなかった。ベニー、福浦が欠く打線だが、ただ単に2人の打者がいないということだけ。小野は非常にいい投球だった。」

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自力1位消滅

昨季の王者ロッテの、自力でのシーズン1位通過が消滅した。西武に逆転負けを喫し、ゲーム差は8に広がった。それでもバレンタイン監督は「“自力V”という考え方が理解できない」と淡々と話した。

攻守共に精彩を欠いた。同点に追いつかれた直後の7回2死一塁から、完全に打ち取った右飛をパスクチが目測を誤り、ワンバウンドで頭上を越され、決勝点を献上。8回には黒木がカブレラにダメ押し3ランを浴びた。

打撃陣も11安打を放ちながら2得点。2回無死一、二塁のチャンスで三者凡退に倒れるなど、追加点を奪えなかった。守備のミスについて、バレンタイン監督は「あれは全くいいプレーではなかった。(打撃陣は)要は必要なところでヒットが出ない」と話す。最後は「もう質問がなければ」と、今季初めて自ら会見を打ち切った。

ロッテが西武に敗れ、自力1位の可能性が消滅した。49勝47敗のロッテは残り40試合に全焼すると89勝47敗で勝率6割5分4厘。これに対し西武とソフトバンクはロッテとの直接対決7試合に全敗しても、残り4カードで32勝すれば88勝46敗2分け(6割5分7厘)になり、ロッテ以下3球団を上回ることができる。

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ボビー不機嫌…ロッテ自力1位消滅に「現実的ではない」[サンスポ]

7回にパスクチが中村の右前打を後逸(記録は二塁打)、打線は好機を何度も逸して松永にプロ初勝利を許し、バレンタイン監督は「いい守備ではなかったし、必要な場面で安打が出なかった」とあくびをまじえた。前夜の勢いを生かせず、自力でのレギュラーシーズン1位通過が消えたことに「その概念自体が現実的ではない」と不機嫌になった。

小野
「歯がゆい部分はある。チームを勢いづける意味でも絶対に勝ちたかった。」(7回2失点も6敗目)

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ロッテ、自力1位消えた[スポニチ]

拙守に拙攻で逆転負け。先発・小野が初回の1点を守ってきたが、同点とされた7回2死一塁で、右前への飛球をパスクチが後逸(記録は二塁打)。これで勝ち越し点を許すと、打線も新人・松永を攻略し切れず11安打で2点しか奪えなかった。バレンタイン監督は試合後、自力でのレギュラーシーズン1位通過が消えたことに「その考え方が現実的ではない」とイライラを隠せず「そんな質問ばかりするなら、どうぞ出ていってください」と今季初めて会見を途中で打ち切った。

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ロッテ自力レギュラーシーズン1位通過が消滅[報知]

逸機の連続で松永にプロ初勝利を許したバレンタイン監督は「必要な場面で安打が出なかった」と淡々。7回に中村の右前打を後逸(記録は二塁打)したパスクチにも「良い守備ではなかった」。不機嫌そうに、あくびを交えて応対した。小野の力投にまたも報えず、前夜に松坂を攻略した勢いを生かせずじまい。自力でのレギュラーシーズン1位通過が消えたことを問われると「その概念自体が現実的ではない」と吐き捨てるように話した。

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不機嫌な指揮官[サンスポ]

逸機の連続で松永にプロ初勝利を許したロッテ・バレンタイン監督は「必要な場面で安打が出なかった」と淡々。7回に中村の右前打を後逸(記録は二塁打)したパスクチにも「良い守備ではなかった」。不機嫌そうに、あくびを交えて応対した。小野の力投にまたも報えず、前夜に松坂を攻略した勢いを生かせずじまい。自力でのレギュラーシーズン1位通過が消えたことを問われると「その概念自体が現実的ではない」と吐き捨てるように話した。

小野
「歯がゆい部分はある。チームを勢いづける意味でも絶対に勝ちたかった。」(7回2失点も6敗目)

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自力でのシーズン1位消滅[ニッカン]

昨季の王者ロッテの自力でのシーズン1位通過の可能性が消えた。逆転負けで首位西武とのゲーム差は8。それでもバレンタイン監督は「自力Vと言う考え方が理解できない」と淡々と話した。守りのミスが失点につながり、打線も11安打を放ちながら得点は2点どまり。「要は必要なところでヒットが出ない」と話し、最後は「もう質問がなければ」と今季初めて自ら会見を打ち切った。

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成瀬が母校の後輩にエール[ニッカン]

横浜高出身のロッテ成瀬が母校の甲子園初戦を気に掛けた。自身は03年センバツで準優勝した経験を持ち、今季は3年目で先発ローテーション入りを果たした。練習終了後、大阪桐蔭とのいきなりの対戦を伝え聞くと「大変だけど勝てば勢いに乗れる。僕らの時も2回戦で明徳義塾と対戦したんですよ」とエールを送った。

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