わたしはかもめ2006年鴎の便り(8月)

便

8月20日

千葉ロッテ0−3北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムが今季12度目の完封勝ちを収め、2位ソフトバンクとのゲーム差を2.5に縮め、貯金を今季最多タイの13にした。日本ハムは1回、小笠原の適時二塁打で先制すると、3回には稲葉の適時打、8回には飯山の適時打で追加点を挙げた。先発・金村は7月5日以来の白星を飾り7勝目。3人目・MICHEALが28個目のセーブをマークした。ロッテは今季12度目の完封負けで、3位日本ハムとのゲーム差は5になった。ロッテ先発・渡辺俊は10試合連続で勝ち星がつかず、自身6連敗、千葉マリンで4連敗で9敗目。

123456789R
北海道日本ハム1010000103
千葉ロッテ0000000000

◇復調への糸口つかめず

3位日本ハムとの直接対決の3連戦。最低でも勝ち越し−の青写真を描いていた千葉ロッテナインにとって、言葉に表わせない敗戦だった。今季11度目の零敗。最後の打者、里崎が空振り三振に倒れると、ダッグアウトの選手は厳しい表情に。

この日は日本ハム・金村の低めへの変化球に翻弄されるなど計6安打。里崎、根元が内野安打で一塁ベースへヘッドスライディングを見せるなど闘志は感じたが、好機に簡単に打っていって凡打するシーンが目立った。 試合後のバレンタイン監督は「いい当たりが野手の正面をついた。(相手の好捕で阻まれた)福浦のケースもそうだし、自分達の流れを引き寄せられなかった」。平静を装ったが、持っていた空のペットボトルを握りつぶすなど悔しさをにじませた。

「今年は打線が波に乗りきれていない。残念なことですが、逆を言えばこれから長い時間、やってくれるだろうと予想できる」。要求の高さは期待の裏返しだが、出口はなかなか見えてこない。

◇渡辺俊悔しい降板

渡辺俊が4回もたずに降板。「調子自体は良かったのですが…」。毎回の8安打を許したものの、何とか2失点で踏ん張ったが、ベンチの決断は早かった。「絶対に負けられない試合だったので、ああいう形でマウンドを降りてしまったのが悔しい」。今季は打線の援護に恵まれないこともあるが、好不調の波が激しく、5月28日の巨人戦(東京ドーム)以来白星が遠ざかっている。日本ハムは開幕当初こそ10連勝と相性が良かったが、その後は3連敗。前回7失点を喫していただけに、首脳陣の信頼を取り戻したかったが「逆球を投げたら打たれると言うことですよ」。

バレンタイン監督
「渡辺俊は真っ直ぐがコントロールされていない。守りの時間が長かったのも事実。今年は打線が波に乗り切れていない。(8回の右翼スタンドからのナインを鼓舞するような声援に)あれは良い応援だった。我々はヒットを打つべきだったし、点を取るべきだった。」

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ロッテ今季12度目零敗、ファン「点入れろ」の大合唱[報知]

日本ハムは金村が7回無失点と好投した。緩い変化球を絡めて的を絞らせず、7月5日以来の7勝目。打線は1回に小笠原の二塁打で先制。3回は稲葉、8回は飯山が適時打を放った。

ロッテは渡辺俊が踏ん張れず、今季12度目の零敗。ロッテ打線に憤慨したファンからは「点入れろ」の大合唱。これにはバレンタイン監督も潔く「的を射た応援だった」。3位日本ハムとは5ゲーム差。直接対決は残り5試合となり、22日の結果次第では自力でのプレーオフ進出の可能性が消滅する。

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渡辺俊10戦勝ちなし

4位と苦しむロッテが、またしても痛い黒星を積み上げた。4ゲーム差で迎えた3位日本ハムとの直接対決3連戦。初戦を先勝したが、終わってみれば1勝2敗と黒星が先行した。

「10度目の正直」を期した先発の渡辺俊が、またも崩れた。今季最短の3回2/3、8安打2失点で降板。これで5月28日の巨人戦以来、10試合勝利から遠ざかっている。「絶対に負けられない試合で、ああいう形でマウンドを降りてしまったのが悔しい」。バレンタイン監督は「真っ直ぐがどうしてもコントロールできていない」と不調の要因を分析した。

西岡をケガで欠く打撃陣も日本ハム投手陣の前に6安打完封負けを喫した。残り27試合。日本ハムとの直接対決を5試合残すが、ゲーム差は再び5まで広がってしまった。プレーオフ進出争いの火を消すには、あまりに早過ぎる。

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サブマリン渡辺浮上せず…疲れとWBC余波でバランス崩れ[夕刊フジ]

勝ち方を忘れてしまった−。20日の日本ハム戦で0−3と今季12度目の完封負けを喫したロッテ。プレーオフ争いでも3位日本ハムに5ゲーム差をつけられ絶体絶命。唇をかみしめたのは、この日先発の渡辺俊だ。「絶対に負けられない試合で、ああいう形でマウンドを降りてしまったのが悔しいです…」。

1回に小笠原に左越え先制二塁打を喫すると、3回にも稲葉に中前適時打。結局、4回途中で8安打2失点で、バレンタイン監督から降板を告げられてしまった。

バレンタイン監督
「直球がコントロールできていない。思うようにいかないところでヒットを浴びている。」

渡辺俊は4勝9敗、防御率4.45。5月28日の巨人戦で4勝目をあげてから10試合も白星に見放されている。昨季はリーグ2位の15勝で日本一に貢献。今春開催されたWBCでは、王監督から「日本のエース」とまで期待されたサブマリンが浮上できずにシーズンを終えようとしている。

今季の負けの特徴は、対戦する打者がタイミングを外され、空振りシーンがめっきり減ったこと。

球団関係者
「下半身だよね。下が粘れないから球持ちも短い。だから生命線の緩急が効かない。昨季の疲れとWBCの影響が尾を引いてるんだろうね。」

本人もシーズン中に走り込み、投げ込みなどで修整を試みたが、「微妙なバランスで投げているから、最初に調子が狂ったら途中で戻せないんだろう」(同関係者)とガックリだ。

両軍ともに残り27試合で日本ハムとの直接対決は5試合。22日の西武戦でロッテが負け、同日に日本ハムが楽天戦で引き分け以上なら、ロッテのプレーオフ自力進出が消滅。あまりに痛すぎるサブマリンの撃沈だった。

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ロッテ・渡辺俊6連敗「調子自体は良かったが」…ハムに5差[サンスポ]

渡辺俊が3回2/3を8安打2失点で9敗目(4勝)。4回2死二塁から、森本に四球を与えたところで降板した。これで5月28日の巨人戦(東京ドーム)以降勝ち星はなく、6連敗となった。3位・日本ハムとの直接対決だっただけに「調子自体は良かったのですが…。絶対に負けられない試合だったので悔しい」。プレーオフ進出を争う日本ハムとは5ゲーム差に開いた。

バレンタイン監督
「(沈黙した打線について)今年、打線が波に乗り切れないのは残念。逆に言えば、これから長い期間、良い攻撃を続けられるということだろう。」

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ロッテ、ピンチ!自力3位消滅も[スポニチ]

03年から今年3月まで10連勝をマークした“ハムキラー”の面影はなかった。渡辺俊が3回2/3を8安打2失点で9敗目。「調子は悪くなかった。絶対に負けられない試合だったのに…」と77球での降板に唇をかんだ。打線も今季12度目の零敗。「いい打球が野手の正面を突いた」とバレンタイン監督は言うが、これで3位・日本ハムとの直接対決は1勝2敗。ゲーム差は5と開き、22日の結果次第では自力3位の可能性も消滅する。

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渡辺俊、またしても降板[ニッカン]

ロッテ渡辺俊が3回2/3で8安打2失点降板。「絶対に負けられない試合だったので、ああいう形でマウンドを降りてしまったのが悔しいです。調子自体は良かったのですが…」とコメントした。

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