わたしはかもめ2006年鴎の便り(8月)

便

8月23日

西武7−3千葉ロッテ(インボイス)

西武は4連勝で貯金を24とし、ロッテ戦2年ぶりのシーズン勝ち越しを決めた。先発・松坂は、8回4安打12三振3失点に抑え13勝目、今季8度目通算43度目の2ケタ奪三振で、歴代5位タイ。打線は1回に和田の16号2ラン、2者連続となる平尾の5号ソロなどで4点を先制すると、7回にも和田がこの試合2本目となる17号2ランを放ちリードを広げた。ロッテ先発・成瀬は、4回2/3を7安打4失点で降板した。打線は一時1点差まで追い上げるが、3回を除いて毎回の13三振、4回以降は安打が出ず4連敗で貯金を1に減らした。

123456789R
千葉ロッテ0021000003
西武40000120x7

◇“右作戦”に失点

千葉ロッテの左腕成瀬は前回オリックス戦(16日)、連敗ストッパーの力投で4勝目を挙げたが、右打者を並べる西武の成瀬作戦に遭い、1回に4失点。1死一塁から3番に入った中村に左前打され、一、三塁からカブレラの内野ゴロで先制を許し、続く和田の16号2ラン、さらに平尾に5号ソロを浴び試合を壊した。6番・二塁で先発の平尾は「ひじを畳んでうまく打てた」。

ワトソン
「打ったのはスライダー。しっかりとボールを見極めて打つことができたよ。」(3回表に適時二塁打)

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松坂フォーム抗議、ボビー4連敗

4連敗のバレンタイン監督は、それでも前を向いた。松坂から3点を奪うも投手陣が抑えきれず、西武戦の負け越しが決定。2回表には松坂の投球モーションに「ワインドアップで手を上げて止まっているのが長すぎると思った」と審判に抗議したが、勝利にはつながらなかった。厳しい状況が続くが「まだ終盤とは考えていませんし、まだまだ試合はたくさん残っている」と話した。

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成瀬失投連続被弾

成瀬は大先輩の松坂に投げ勝てなかった。初回に和田、平尾に連続被弾するなど4失点。その後は無失点を続けたが、5回裏2死から2人の走者を出し、鋼板を告げられた。横浜高の5歳先輩と初めて投げ合ったが「意識してないつもりだったんですけど、どこかで意識していたのかも。打たれたのは全て失投でした」と話した。

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ロッテ・成瀬、1回4失点…松坂先輩と投げ合い「影響あった」[サンスポ]

3年目の成瀬は神奈川・横浜高の先輩、松坂との投げ合いを「意識してなかったが、どこか影響があったかもしれない」と振り返った。1回に4失点。5回に2死二、三塁のピンチを招いて降板し「松坂さんも良くなかったのに…」と肩を落とした。それでもバレンタイン監督は「和田には難しい球を打たれた。カーブをうまく使い、2回以降は立ち直った」と評価した。

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ロッテ、“奇襲”通用せず…5回以降音なし[スポニチ]

バレンタイン監督の“奇襲”も通用しなかった。2回、マウンドの松坂に対し「ワインドアップの部分が長すぎる」と津川球審に抗議。直後の3回はワトソンの右翼線適時二塁打などで2点。4回はベニーの右犠飛で1点差に迫ったが、松坂がギアチェンジすると5回以降の打線は無安打に終わった。今季5度目の4連敗。最大13あった貯金も1まで目減りした。

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セパ交流24戦合意!来季両リーグでPOへ[ニッカン]

来季からのポストシーズン制度導入を検討する小委員会が23日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、交流戦を24試合に削減して日程確保することで合意した。9月4日の実行委員会で正式に承認され決定する。同制度導入に伴い、日程確保のため交流戦数を検討してきた。セが18試合、パが30試合を主張し平行線をたどってきたが、根来泰周コミッショナー(74)が解決への意見を述べ、ようやく妥協点を見いだせた。2年間の暫定処置とし、あらためて見直す。今後はポストシーズンの方法などを具体的に検討する。

平行線に決着をつけたのは根来コミッショナーの発言だった。交流戦24試合案を具体化したのはセ側。18試合を希望していたセだが、妥協点を見いだすべく中間案を整理して提案した。パでは30試合に固執する意見も出たが、根来コミッショナーが「中間点を取って何とかうまくまとめて欲しい」という趣旨の発言をした。パ側はこの発言を重くとらえ、24試合案を了承した。2年間の暫定とし、その後、観客動員や収支を精査した上で再検討する。

24試合では各カードが2連戦になるため、日程が組みにくく移動も厳しい。そのため週に5試合の日程を組み、移動の負担を軽減することになった。また、現在はセ、パで試合数が違うが、リーグ戦も120試合で統一し合計144試合とする。両リーグで開幕を同日とする案も出ていたが、パ側の希望により、これまで通りずらす見込み。

パは交流戦の導入により増収となった。そのため現36試合の維持を希望。だが、逆に一部セ球団の経営が厳しくなったため、セは削減を求めていた。相変わらず多くの球団の経営が、阪神、巨人といった人気球団との対戦に左右される現状が如実に表れる議論だった。根来発言により両者主張の中間点を取る形で妥協したが、こうした理念は今後の大きな課題だ。

交流戦数が決まったことで、今後ようやくポストシーズン制度の具体案を検討できる。両リーグの3位までが参加する形になる見込みだが、細部は未定。また、根来コミッショナーはポストシーズン試合による利益を、参加していない球団にも分配する案を持っている。下位球団の経営に寄与するためだが、上位球団からは反対の声も出そうだ。球団経営の問題は無視できないが、何より魅力あるポストシーズン制度作りを最優先していくべきだろう。

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交流戦24試合144試合制 PSG来季初開催へ[デイリー]

セ、パ両リーグ合同のポストシーズンゲーム(PSG)実施を検討する小委員会が23日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、現行36試合の交流戦を24試合に削減した144試合制で最終調整に入ることで合意した。9月4日の実行委員会の承認を経て、来季からのPSG合同開催が正式決定する。

交流戦の試合数をめぐってセ、パの対立が続いていたPSGの合同実施問題に、ようやく着地点が見えた。約2時間にわたった小委員会の議論の末に、交流戦を現行36試合から24試合に削減した、144試合制で最終調整に入る方針が固まった。

会議には根来コミッショナー、豊蔵、小池セ、パ両リーグ会長、巨人、中日、日本ハム、楽天のセ・パ4球団の代表者らが出席。交流戦数に関してはセが18試合、パが30試合を譲らず、議論はここまで平行線をたどってきたが、現状を憂慮する根来コミッショナーが「何とか間を取ってまとめてもらいたい」と仲裁に動いた。24試合は両者の主張のまさに中間を取るものだった。

交流戦24試合は2連戦や4連戦単位の日程編成を強いられ、また移動も厳しくなる懸念があり、セ、パともに積極的ではなかった経緯がある。ただ「コミッショナーの要請、要望であるし、我々も十分検討する必要がある」(小池パ・リーグ会長)という声が大勢を占め、最終的にセ、パともに応じることで一致した。

9月4日の実行委員会での承認を経て、来季からのPSGの合同実施は正式決定する。すでに両者は公式戦1位をリーグ優勝とすることでも合意しているが、まだPSGの実施法は未決定。シーズン3位まで出場権利がある最大8試合の現行パ方式がベースとなるが、勝率1位へのアドバンテージの有無など、細部の調整で時間を要するケースも十分にある。

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来季は交流戦24試合、セもプレーオフ実施…9・4正式決定へ[サンスポ]

来季の交流戦が24試合制で行われることが23日、確実になった。ポストシーズンゲーム(PSG)実施にむけた小委員会が開かれ、根来泰周コミッショナー(74)が24試合実施を要望し、セは容認、パも前向きな検討を決めた。9月4日の実行委員会で来季公式戦144試合(交流戦24、リーグ内対戦120)と、セのプレーオフ実施(セ・パ統一形式によるPSG開催)が正式決定する。

来季交流戦日程案
(1)案
2週12戦
(2)案
2週10戦
対A対A
AA
B予備日
BB
CB
CC
予備日C
D予備日
DD
ED
E予備日
FE
FE
予備日予備日

[注]A〜Fは対戦球団。(1)案は4週間プラス予備日4日で24試合消化。(2)案は5週間プラス予備日4日で24試合消化

この日の小委員会には根来コミッショナーと両リーグ会長、巨人、中日、日本ハム、楽天の代表者が参加。これまで来季の交流戦はセが18試合、パが30試合を主張し対立してきたが、根来コミッショナーが「何とか中をとってうまくまとめて欲しい」と24試合での実施を要望した。

根来コミッショナーは「次回の実行委員会で決着をつけるというので、信じる」と話した。セは提案を受け入れ、パも一部に異論は出たが、小委員会後の緊急理事会で検討を合意した。

交流戦を含むレギュラーシーズンの試合数は、来季から2年間維持。リーグ優勝はシーズン勝率1位とし、その後日本シリーズ進出をかけたPSGを実施する。また、開幕日では3月30日の同時開幕を主張したセだが、1週前の先行開幕(3月24日開幕)を要望するパに譲歩した。

交流戦は、各対戦が4試合となるため、2連戦ずつになり日程作成は難しくなる。1週間3カード6試合(別表の(1)案)と、2週間で5カード10試合((2)案)が出ているが、選手会からも過密日程の緩和を要望されている経緯もあり、(2)案が有力だ。

9月4日の実行委員会で、試合数とPSG開催が正式決定される。その後は具体的なPSGの実施方法に議論が移る。現時点では第1ステージ3回戦制、第2ステージ5回戦制を想定しているが、セの一部球団には順位やゲーム差によりアドバンテージをつけるべきという意見もあり、詳細の最終決定にはまだ時間がかかりそうだ。

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交流戦は24試合、PSGはセ・パ合同で[スポニチ]

交流戦試合数でセ・パが対立し難航していたポストシーズン試合(PSG)来季導入問題で、両リーグ代表者は23日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で会合。交流戦は24試合とする方向で合意した。9月4日の実行委員会で決議される。懸案の交流戦試合数が固まったことで、来季セ・パ合同によるPSG開催は確実となった。

現行36試合の交流戦はセが半減の18試合案、パが30試合案できっ抗。会議は根来泰周コミッショナー(74)が24試合の仲裁案を提示し収拾を図った。パの小池唯夫会長は「いつまでも30と18では解決しない。コミッショナーが常識的な線で要望を出された。24は日程編成や移動の問題があるが前向きに検討する」と明かした。優勝規定を“シーズン1位”としたほか、交流戦減などパは譲歩に次ぐ譲歩をした格好となった。

来季は両リーグとも交流戦24試合、リーグ内対戦120試合の計144試合。交流戦は各カードホーム2、ロード2の2連戦形式を主眼に編成。PSGは現行のパ形式を踏襲し、3位−2位で3回戦、勝者が1位(優勝)と5回戦でリーグ代表を決め、日本シリーズを戦うことになる。

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「交流戦24試合」でセ・パ最終調整へ…根来コミッショナーが折衷案提示[報知]

プロ野球のポストシーズンゲーム(PSG)開催に向けた代表者会議が23日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、交流戦を24試合とする方向で両リーグが最終調整に入ることになった。9月4日の実行委員会で12球団が合意、承認すれば正式に来季からの開催が決定する。

PSGセ・パ統一開催に向けては、日程確保の問題からセ・パで交流戦の試合数を巡って意見が対立。セは18試合、パは30試合を主張して平行線のままだったが、この日、会議に出席した根来泰周コミッショナーが交流戦を24試合とする折衷案を提示。2球団ずつ代表者が出席したセ・パ共に、これを受け入れる形で4日の実行委までに各リーグ内で最終調整することになった。

交流戦24試合になれば、セ・パ共にリーグ戦120試合を加えたシーズン144試合制になる。シーズンでの勝率1位を優勝チームとし、PSGは日本シリーズ出場、その先にあるアジアシリーズ出場権をかけた前哨戦に位置づけられる。交流戦期間も、これまで36試合で42日間を要していたが、24試合なら28〜35日間で消化可能。「交流戦期間が長い」といった弊害が解消できる一方で、日程を組むのが難しくなる。

今後の焦点は、交流戦削減に反対してきたパ6球団が足並みを揃えることができるかになる。流動的な要素は残るものの、ロッテ・瀬戸山隆三球団代表は「コミッショナーが強い希望を表明された」と、この日の“コミッショナー裁定”を重く受け止めている。楽天・井上智治オーナー代行も「4日には発表できると思います」と説明。4日の実行委で決着がつくことになりそうだ。

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来季からセ、パ合同プレーオフ実施へ[ニッカン]

セ、パ両リーグによる合同プレーオフが来季から実施されることが23日、確定的になった。合同プレーオフ実施に向けた小委員会が都内で開かれ、争点だった交流戦36試合の扱いについて、セとパの主張の中間を取る形となる24試合で最終調整する方針で合意。9月4日の実行委員会で承認され、正式決定する見込み。

来季からはセ、パとも144試合(リーグ戦120、交流戦24)のレギュラーシーズンでまず優勝チームを決定する。その後、ポストシーズンゲームが新たに開催され、各リーグが上位3チームで日本シリーズ出場権を争うプレーオフを行う。試合数など詳細は今後の話し合いで詰める。

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