ロッテが渡辺俊の完投勝利で、貯金を2とし、3位日本ハムとのゲーム差は8.0のまま変わらず。ロッテは1回、福浦の2点適時二塁打などで4点を先制。3回、4回にそれぞれ1点、6回にもベニーの14号ソロで1点を追加し点差を広げた。先発・渡辺俊は今季初の完投、被安打5で自身の連敗を6で止め5月28日以来の5勝目を挙げ、フルスタ宮城では自身初白星。楽天は1回に山崎の17号2ラン、2回にも塩川の適時二塁打で1点差に迫るが、先発・一場が4回6失点で降板。連勝はならず借金は36となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
東北楽天 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
敵地仙台の夜空に、ハッピーバースデーの大合唱が響く。ロッテ渡辺俊が、30歳の誕生日を11試合ぶりの白星で飾った。9回3失点で今季初完投。5月28日の巨人戦以来91日ぶりの勝利は、対パ・リーグでは120日ぶりの白星だった。昨季15勝を挙げたサブマリンの失速が、そのまま現在の苦しいチーム状況に重なっていた。「やっぱり長かった…」。お立ち台での言葉に、実感がこもった。
湿りがちだった味方打線が、初回に4得点のプレゼント。渡辺俊は2回までに3点を失ったが、3回以降は0行進。3戦連続の延長戦で疲弊したリリーフ陣を休ませようと、1人で投げ切ることが、何よりの恩返しだった。
記念のウイニングボールは、裏方さんに渡した。前回20日の日本ハム戦では4回途中2失点でKOされた。その日に誕生日だった松井ブルペン捕手に記念球を渡す約束だったが、果たせなかった。「僕の誕生日に勝てたら、そのボールをあげたいんです」。1週間遅れのプレゼントは、周囲への感謝だった。
「長く迷惑を掛けたので、ここから勝てるように頑張ります」。逆転プレーオフへ、数字上は依然苦しい状況が続く。それでも三十路を飾った1勝が、崖っぷちのチームの勢いになると信じたい。
左ひじ痛から復帰した大松が2安打2打点と活躍した。この日、橋本と共に2軍戦が行われていた青森から合流。「いつも通り積極的に打ったのがいい結果につながった」と話した。橋本も1点差に迫られた直後の3回に右前適時打を放つなど、攻守で渡辺俊をもり立てた。
30歳になったサブマリンが無邪気に笑った。−ハッピーバースデー Dear 俊介〜♪右翼席が奏でるバースデーソングをBGMに、3ヶ月ぶりの勝利の味をかみしめた。「忘れてた感覚ですね。長かったです」。5安打3失点完投、5月28日の巨人戦以来11試合ぶりの白星。8月27日、30回目の誕生日に渡辺俊がトンネルを抜け出した。
初志貫徹の今季初完投勝利だった。「今日は絶対、完投しようと思っていました」。前夜まで3戦連続の延長戦。救援陣の疲労はピークに達していた。序盤に3点を失ったが、中盤以降は緩急自在の投球。初回に許した山崎武への2ランも「山崎さんの娘さんも、今日が誕生日だったそうなので仕方ないかな」と余裕を持って切り替えた。
初心に戻るきっかけがあった。25日の同カードで楽天・有銘が188球を投げて完投。延長12回完投は、03年9月24日西武戦の渡辺俊以来だった。「あの試合は本当に勉強になりましたね。1つ勝つ以上に多くのことを学びました」。チーム事情で完投が義務付けられたこの日、3年前に12イニングを投げ抜いた自信が力になった。
昨季15勝を挙げた右腕が、苦難の末に手にした5勝目。「30歳になったつもりはありません。もっと若いつもりで投げてます」と童顔をほころばせた。技術とバランスが生命線のアンダーハンド。これから歩む三十路の中で、サブマリンの魅力はさらに増していく。
ロッテのサブマリンがようやく勝った。5月28日の巨人戦(東京ドーム)以来、約3ヶ月ぶりの5勝目。30歳の誕生日を自ら祝った渡辺俊は「(勝利は)忘れていた感覚。変な感じです」と笑った。チームは3試合連続延長戦を戦い、中継ぎ陣を休ませたかった。9回を120球で5安打3失点。初回に山崎武に17号2ランを浴びたが「山崎さんの娘さんも誕生日だったのでしようがない」と苦笑い。今季4度目の完投ながら初めて白星で飾った。この3ヶ月の間にチームは首位から陥落。もはやプレーオフ進出も絶望的だが「本当に迷惑を掛けた。遅くなりましたがこれから勝っていきたい」と誓った。
5月28日以来の5勝目を挙げた渡辺俊はナインの歓喜に包まれ「長かったですね」と感慨深げ。チームは前日まで3戦続けての延長戦で、救援陣に疲労が蓄積していた。そんな中での今季初の完投勝利を「狙い通りに達成できた」と喜んだ。4点の援護をもらった後、3点を失ったが、緩いカーブを多投することで打者の目先を変えた。3回以降は無失点で「緩急も球持ちも、いい感覚を持って次に臨める」。この日は30歳の誕生日。「いい契機にしていきたい」と巻き返しを誓った。
里崎智也捕手(30)は26日の楽天戦(フルスタ宮城)の9回、本塁での激しい接触プレーの影響でこの日、全身に張りを訴えた。そのため大事をとって、練習には参加せず、宿舎で静養した。
ロッテの渡辺俊が完投で約3ヶ月ぶりの勝利を挙げた。2回までに3点を失ったが、3回以降は低めへの制球が安定した。打線は1回に福浦、大松の適時打などで4点を先行。その後もベニーの本塁打などで小刻みに加点した。
5月28日以来の5勝目を挙げた渡辺俊はナインの歓喜に包まれ「長かったですね」と感慨深げ。チームは前日まで3戦続けての延長戦で、救援陣に疲労が蓄積していた。そんな中での今季初の完投勝利を「狙い通りに達成できた」と喜んだ。
4点の援護をもらった後、3点を失ったが、緩いカーブを多投することで打者の目先を変えた。3回以降は無失点で「緩急も球持ちも、いい感覚を持って次に臨める」。この日は30歳の誕生日。「いい契機にしていきたい」と巻き返しを誓った。
ロッテ渡辺俊が30歳の誕生日を白星、5勝目で飾った。9回3失点の今季初完投で、5月28日の巨人戦以来の勝利。昨季15勝を挙げたサブマリンの失速がそのまま現在の苦しいチーム状況に重なっていた。「やっぱり長かった…」。お立ち台での言葉に実感がこもった。「長く迷惑をかけたので、ここから勝てるように頑張ります」と逆転でのプレーオフ進出へ巻き返しを誓っていた。
ロッテ橋本が1点差に迫られた3回、2死二、三塁から右前適時打を放った。この日1軍に昇格し、さっそく1日の西武戦以来となる打点を挙げた。「打ったのはストレート。(2軍が試合をしている)青森からはるばる来たかいがありましたね。今日は何としても勝って先発の渡辺俊介に久々の白星をプレゼントしたいと思っています」と話した。
左ひじ痛から復帰したロッテ大松が第1打席で右前適時打を放った。2点リードの1回1死一、三塁から、楽天・一場のスライダーに反応した。1日に出場選手登録を抹消され、この日1軍に昇格したばかりだった。「いつも通り積極的に打ちにいったのが、いい結果につながりました。1軍昇格最初の打席でヒットを打つことができて良かったです」とコメントした。
ロッテ里崎が全身の張りのため、欠場した。前日26日の楽天戦の9回に、ホームクロスプレーでリックと激しく激突。この日は仙台市内のホテルで静養した。