ロッテが今季最終戦を白星で飾った。ロッテ先発・清水直は9回を8安打5三振1四球107球、今季2度目の完投勝利で10勝目をマーク。球団史上7人目となる5年連続2ケタ勝利(5度目)を挙げた。打線は4回にベニーの17号ソロで先制。同点に追いつかれた直後の7回にはサブローの9号ソロで勝ち越し、9回にも内野ゴロの間に追加点を挙げた。なお、西岡が3回に今季33個目の盗塁を決め2年連続で盗塁王を獲得。楽天は、先発・岩隈が右手違和感で2回1/3で降板。最終戦を勝利で飾れず、球団創設2年目は47勝85敗4分で終えた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
パ・リーグ表彰選手 | |||
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首位打者 | 松中信彦 | 福岡ソフトバンク | .324(2) |
本塁打王 | 小笠原道大 | 北海道日本ハム | 32(初) |
打点王 | 小笠原道大 | 北海道日本ハム | 100(初) |
カブレラ | 西武 | 100(初) | |
最多安打 | 大村直之 | 福岡ソフトバンク | 165(初) |
最高出塁率 | 松中信彦 | 福岡ソフトバンク | .453(3) |
盗塁王 | 西岡剛 | 千葉ロッテ | 32(2) |
最優秀防御率 | 斉藤和巳 | 福岡ソフトバンク | 1.75(2) |
最多勝利 | 斉藤和巳 | 福岡ソフトバンク | 18(2) |
最優秀投手 | 斉藤和巳 | 福岡ソフトバンク | .783(3) |
最多奪三振 | 斉藤和巳 | 福岡ソフトバンク | 205(初) |
最多セーブ | マイケル中村 | 北海道日本ハム | 39(初) |
最優秀中継ぎ投手 | 武田久 | 北海道日本ハム | 45HP(初) |
[注]かっこ数字は受賞回数。最優秀投手は13勝以上で最高勝率の投手。HPはホールドと救援勝利の合計。
パ・リーグは今季観客動員数を発表、昨年より27万7939人増えて852万9281人、1試合平均で前年比3.4%アップの2万905人に増加した。球団別1試合平均はソフトバンクが2万9964人でトップ。1位通過の日本ハムは同17.4%増の2万3581人に大幅アップし、最多観客数もリーグ唯一の4万人台となる4万3473人。平均試合時間(延長戦含む)は昨年より2分短縮されて3時間18分だった。
パ・リーグ観客動員数 | |||||
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球団 | 試合 | 観客数 | 1試合平均 | 昨年 | 前年比(%) |
福岡ソフトバンク | 68 | 2037556 | 29964 | 2115977 | −3.7 |
北海道日本ハム | 68 | 1603541 | 23581 | 1365643 | +17.4 |
オリックス | 68 | 1390231 | 20445 | 1356156 | +2.5 |
千葉ロッテ | 68 | 1349656 | 19848 | 1334014 | +1.2 |
西武 | 68 | 1196574 | 17597 | 1103148 | +8.5 |
東北楽天 | 68 | 951723 | 13996 | 977104 | −2.6 |
計 | 408 | 8529281 | 20905 | 8252042 | +3.4 |
パ・リーグは1日、今季レギュラーシーズンの全日程を終了。個人タイトルは別表の通り決まった。上位3チームで争うプレーオフは10月7日に開幕。第1ステージ(2戦先勝)で2位西武と3位ソフトバンクが戦い、勝者が11日から日本ハムと第2ステージ(3戦先勝)でリーグ優勝をかけて対戦する。今季は1位通過チームに1勝のアドバンテージが与えられる。
2006年パ・リーグ個人タイトル一覧 | ||
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最優秀防御率 | 斉藤和巳(ソ) | 1.75(2) |
最優秀投手(勝率1位) | 斉藤和巳(ソ) | .783(3) |
最多勝利 | 斉藤和巳(ソ) | 18(2) |
最多セーブ | マイケル中村(日) | 39(初) |
最優秀中継ぎ投手 | 武田久(日) | 45HP(初) |
最多三振奪取 | 斉藤和巳(ソ) | 205(初) |
首位打者 | 松中信彦(ソ) | .324(2) |
最多安打 | 大村直之(ソ) | 165(初) |
最多本塁打 | 小笠原道大(日) | 32(初) |
最多打点 | 小笠原道大(日) | 100(初) |
カブレラ(西) | 100(初) | |
最高出塁率 | 松中信彦(ソ) | .453(3) |
最多盗塁 | 西岡剛(ロ) | 32(2) |
[注]勝率1位は13勝以上が対象、HPはホールドポイント、かっこ数字は獲得回数
パ・リーグは交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、全408試合で昨年より27万7239人増えて852万9281人となり、1試合平均では前年比3.4%アップの2万905人に増加した。球団別の1試合平均は、ソフトバンクが前年比3.7%減ながら2万9964人でトップ。1位通過した日本ハムは前年比17.4%増の2万3581人に大幅アップし、最多観客数もリーグ唯一の4万人台となる4万3473人を記録した。3位オリックス、4位ロッテ、5位西武の3球団も増加したが、6位の楽天は前年比2.6%減の1万3996人にとどまり、主催68試合の合計も95万1723人で2年連続して1球団だけ100万人に届かなかった。
2006年パ・リーグ球団別観客動員数 | |||
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チーム | 試合 | 観客動員数 | 1試合平均 |
福岡ソフトバンク | 68 | 2037556人 | 29964人 |
北海道日本ハム | 68 | 1603541人 | 23581人 |
オリックス | 68 | 1390231人 | 20445人 |
千葉ロッテ | 68 | 1349656人 | 19848人 |
西武 | 68 | 1196574人 | 17597人 |
東北楽天 | 68 | 951723人 | 13996人 |
計 | 408 | 8529281人 | 20905人 |
昨季の王者ロッテが、65勝70敗(1分け)でシーズンを終えた。この日は清水が5年連続2ケタとなる10勝目を挙げた。試合後はバレンタイン監督ら選手達が右翼スタンドに出向き挨拶。バレンタイン監督は「1番高いところにいったり(交流戦優勝)、低いところに行ったりと波があった。それが優勝を逃した原因。最後まで全員が1つにまとまらなかった」と敗因を挙げた。V奪還を目指し、10月15日から千葉マリンで秋季練習を開始する。
清水が9回1失点で5年連続となる10勝目を挙げた。ロッテでの5年連続2ケタ勝利は黒木以来。「続けてきたものを止めたくなかった。ケガなくずっと投げ続けてきたことが自慢」。新調した帽子に自ら「継続」と記した。福浦は6年連続の3割をマーク。最終戦は4打数1安打で3割1分2厘。6年連続は落合(現中日監督)に並ぶ快挙だ。「素直に嬉しい。(3割は)最低限の目標としてやってきた」と話した。
V逸の4位となったロッテ・バレンタイン監督。「来年はまた新しい年が始まると思っている」と表情は険しいが「新しい年」のために考えているのが“ボビーファミリー”の再編だ。
ロッテは29日、ロブソン打撃コーチの契約満了による退団を発表。後任人事に着手しているが、さらに助っ人外国人についても大幅整理を敢行する方針だ。
ロッテには昨季日本一の原動力となったベニー、フランコ、パスクチと、オリックスから移籍した右腕バーン、シーズン途中から入団したリリーフ右腕ミラー、左打者ワトソンが在籍。が、成績は振るわない。左ひざ故障で戦線離脱しながら唯一、規定打席を満たし打率.278、16本塁打、64打点(29日現在)の主砲ベニー以外はイマイチ。それだけに「ベニー以外は契約しないことになると思う」(球団関係者)と、助っ人陣は軒並み整理対象とか。
各助っ人はバレンタイン監督が懇意の代理人など独自のルートを駆使して集めた“ボビーファミリー”。その結束は極めて堅く「どんなに不振でもクビを切らない。来るものは拒まず、去る者は追わず−という姿勢。だから球団も監督には強くはいえない。チーム内で監督の意を呈してくれる選手達だからだ」(同関係者)。指揮官がチームの編成権を持っているだけに、アンタッチャブルなワケ。
だが自ら作り上げた聖域にメスを入れるというのだから、指揮官の「新しい年」へのホンキ度が分かるというもの。バレンタイン監督が敢行する今オフのチーム&ボビーファミリー再編に注目だ。
ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)が残留で合意。楽天戦の試合前に瀬戸山球団代表が発表した。契約は1年で年俸は現状維持の1億3000万円(推定)。
ロッテの安打製造機が金字塔を打ち立てた。打率3割1分2厘で6年連続打率3割を達成した福浦は「素直に嬉しいですね。最低ラインと考えていましたから」と充実の汗をぬぐった。ロッテでは81年〜86年の落合博満(現中日監督)以来の記録。球団史上2人目の偉業で、背番号9の打撃技術が証明された。
今季は7月に左手甲をはく離骨折。約1ヶ月間の離脱を強いられた。その間、チームの成績は急降下。責任感の強い主砲は「悔しい1年でした」と唇をかみしめた。
今季途中にFA(フリーエージェント)権を取得したが、3年契約の3年目を迎える来季は残留が濃厚だ。「来年こそプレーオフに出られるように頑張ります」不動の3番打者が球団初となる7年連続3割をマークすることが、V奪回への近道となる。
ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(53)は1日、8月にFA権を取得したサブロー外野手(30)に対し、FA宣言時の再契約金を支払わない方針を示した。サブローは態度を保留したが、球団側はFA権を行使しない形での残留を希望。サブロー自身も今季の成績が低迷したこともあり、宣言せずに残留する可能性が高い。
ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)が来季の残留に合意したことが1日、分かった。年俸は現状維持の1億3000万円で1年契約。ベニーは「ファンのためにも来年も全力プレーで頑張るよ」と意欲を示した。また、瀬戸山球団代表は残る5人の外国人選手に関して「現時点では未定だが、条件次第で残留の可能性もある」と話した。
ロッテ清水が1失点完投で10勝目を挙げた。ロッテでの5年連続2ケタ勝利は黒木以来で「続けてきたものを止めたくなかった。ケガなくずっと投げ続けてきたことが自慢。今日も元気な姿で投げられたのが良かった」。ただ、エースとして「優勝を逃した責任は感じているし、少し休んだら来年に向けて動き出したい」と話していた。
清水が今季最終戦で意地を見せた。8安打1失点の完投勝利で、5年連続2ケタ勝利となる10勝目を挙げた。帽子に“継続”と書いたエースは「続けてきたものを止めたくなかった」と満足げ。一方バレンタイン監督は4位の結果に「今年は高い所に行ったり、低い所に行ったり。波があり、優勝を逃してしまった」と分析。WBCに最多の8選手が出場したこと、福浦、ベニーら主力の故障者が続出したことなど、苦しかった1年間を振り返っていた。
西岡が2年連続で盗塁王に輝いた。この日も、四球で出塁した3回に二盗に成功、33盗塁とした。8月には右ひざ痛で出場選手登録を抹消されるなど、不満の残るシーズンだっただけに「タイトルを狙っていた。自信になります」と喜んだ。一方で、他球団に警戒され、盗塁数は昨季の『41』から減少。失敗は17度もあっただけに「対策を練らないと。目標は50盗塁です」と来季に目を向けた。
ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)の残留が決まった。1年契約で、年俸は現状維持の1億3000万円。今季は打率.281、17本塁打、65打点だった。
ロッテ・清水が8安打1失点で今季6度目の完投勝利を挙げ、5年連続2ケタ勝利を達成。「継続」と帽子のひさしに書き込んでの好投に「(10勝は)最低ラインだったのでよかった。4年間ローテーションを飛ばさず守ってきたのは自慢」と話した。チームが4位になったことには「責任を感じている。来年巻き返したい」。バレンタイン監督は「今年は高いところ、低いところと波があるシーズンだった。チームが1つにまとまらなかった」と振り返った。
ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)が、来季ロッテと1年契約で合意したことが1日、分かった。楽天最終戦(フルスタ宮城)の試合前に瀬戸山球団代表が「金額は現状維持くらい。今年以上の活躍を期待したい」と語った。ベニーは3年目の今季118試合に出場し打率.281、65打点、17本塁打。「来年もファンのため全力で頑張る」と話した。また他の外国人選手について同代表は「未定」とした。
ロッテ・ベニーが4回、先制の17号ソロを放った。「打ったのはスライダーかな。今日は最終戦であると同時に、(退団する)ロブソン打撃コーチと一緒にプレーできる最後の試合でもある。コーチのためにもどうしても勝ちたいと思っている。感謝の気持ちを込めてバットを振ったんだ」と話していた。
ロッテの清水が5年連続の2けた勝利を達成した。持ち味の低めへの制球でピンチをしのいで1失点の完投勝利。打線はベニー、サブローのソロ本塁打などで3点を挙げ援護した。楽天は細かい継投で粘ったが、打線が振るわなかった。
ロッテは1日、ベニー外野手(34)と来季の契約で合意したと発表した。1年契約で年俸は現状維持の1億3000万円。来日3年目の今季、打率2割8分1厘、17本塁打、65打点をマークしたベニーは「期待の大きさを非常に感じている。来年も全力プレーを心掛ける」と力強く話した。(金額は推定)
ロッテは1日、秋季キャンプの日程を発表した。今月15日から11月2日まで、本拠地の千葉マリンスタジアムで実施する。