わたしはかもめ2006年鴎の便り(10月)

便

10月2日

垣内ら戦力外

ロッテは2日、5選手に対して戦力外通告を行った。共に18年目の同い年で、誕生日が2日違いのベテランコンビ、垣内哲也外野手(36)、井上純外野手(36)。さらに慶大4年時に東京6大学史上最高打率の5割3分5厘をマークした喜多隆志外野手(26)、瑞季内野手(26)、杉原洋投手(21)が戦力外になった。

垣内は西武、ロッテと渡り歩き通算917試合に出場。右の大砲として110本塁打を記録しているが、今季1軍での出場はわずか5試合に終わった。03年に横浜からロッテに移籍した井上は通算686試合に出場し、今季1軍では2割1分8厘の成績を残した。喜多、杉原は現役続行を希望し、ほかの3選手は未定としている。

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八重山商工大嶺、プロ入りに傾く[ニッカン]

高校生ドラフトでロッテから1巡目指名を受けた八重山商工の大嶺祐太投手(3年)が、プロ入りへ向け傾斜した。2日、兵庫国体の準々決勝で静岡商に敗れると、憧れの世界への思いが口をついて出た。

大嶺
「負けて悔しい気持ちはあるけど、甲子園に2回出場できたし、3年間、色んな勉強ができた。上でやりたい気持ちもできたし、自信もついた。」

この日、大嶺は8回から志願のリリーフ登板で、2回を1安打無失点。高校最後の大会で、2試合に登板し、計11イニング3安打無失点の好投に手応えを感じ取った様子だった。

さらにプロへの感想を聞かれた大嶺は「プロ野球選手に入るのが夢でもあるし、プロに入るために小学校から野球をやってきた」と続けた。「運命の日」から1週間が経過し、少しばかり気持ちに変化が表れてきたようだ。

大嶺はチームと共に3日、空路石垣島に戻る。石垣島では祖父母や伊志嶺監督らを交えた家族会議で最終進路を話し合う。

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ロッテ・喜多ら戦力外[報知]

ロッテは2日、喜多隆志外野手(26)、垣内哲也外野手(36)、井上純外野手(36)、杉原洋投手(21)、瑞季(田中瑞季)内野手(26)に対して戦力外通告を行った。喜多は慶大時代(01年秋)、東京六大学シーズン最高打率となる5割3分5厘を記録。01年ドラフト1巡目で入団したが、04年以降はファーム暮らしが続いていた。喜多と杉原は現役続行を希望している。

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「審判5人制」「ビデオ判定」来季OP戦試験導入へ[報知]

プロ野球実行委員会が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、来春のオープン戦で「審判5人制」を試験的に導入する方向で具体的検討に入ることが決まった。これまでの審判4人に、グラウンド外で待機する「控え審判」を「予備審判」と位置づけ、判断の難しいプレーなどで判定に参加させるもの。一部球場、試合で限定的に実施する。

委員会では判断の難しい本塁打に限り、試験的にモニター映像による判定補助の実施も確認。予備審判員は待機する部屋で試合映像を確認しながら、微妙な判定の際、助言を与える。しかし、控室にモニターが常設されている球場は一部だけで、映像の具体的な入手方法なども含め今後、詳細を詰めていく。

今季は判定に関するトラブルが目立ったことから、「審判5人制」や「モニター判定」を試験的に実施することになったが、審判員の評価制度の見直し、競争原理の導入についても、各球団が意見をまとめ、改めて事業委員会で検討していく方針を確認した。

◇実行委員会でのその他の主な審議事項

(1)
来季からセ・パ同一形式で実施するポストシーズンゲーム 第1ステージ3試合、第2ステージ5試合とすることを決定。名称は一般公募を含め検討。冠スポンサーについては継続審議。レギュラーシーズン1位チームのアドバンテージ(1勝)の有無は、今季のパのプレーオフの成果を見て再検討。
(2)
球宴辞退者の扱い 来季から野球協約86条の「ただし書き規定」を削除。辞退者は例外なく球宴後の10試合、出場選手登録を抹消することを決定。

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ロッテ・渡辺俊&久保3日にも断食突入[報知]

ロッテ・渡辺俊介投手(30)、久保康友投手(26)が断食生活に入る。早ければ3日から関東を離れ“断食合宿”に突入。渡辺俊は「体を浄化して極限状態に追い込むことで五感を研ぎ澄ますことが狙い。新たな感覚を身につけたい」と意気込んだ。

断食は5日間を予定。その間、水分を補給するだけで食事はとらない。また、空き時間は栄養学などの勉強に充てる。渡辺俊は177センチ、70キロと細身な体形だけに、断食による“激ヤセ”が懸念されるが「多少やせるのは仕方ない」とプラス志向で挑戦する。ロッテは1日に全日程を終了。渡辺俊は今季5勝11敗、久保は7勝13敗と期待を裏切っており、早くも来季に向けて動き出した。

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ロッテにグラリ!大嶺「プロでやりたい」[報知]

9月25日の高校生ドラフトでロッテが交渉権を獲得した八重山商工・大嶺祐太投手(3年)が2日、プロ入りに態度を軟化させた。チームは静岡商に敗れたが、試合後「上(プロ)でやりたい、という気持ちになった。自信がついた」と明言。当初、拒否の姿勢を見せていたロッテ入りに気持ちが傾いたことをうかがわせた。大嶺は3日、石垣島に帰り、家族らと話し合い、最終結論を出す。

静岡商に3−6と敗れて、高校野球生活を終えた大嶺。「最後に負けて悔しいが、甲子園に2回も出られた。上(プロ)でやりたい、という気持ちになった。小学校からプロ野球選手に憧れていた。その夢に変わりはない」試合後、プロ野球への熱い思いを口にした。

ロッテが交渉権を引き当てた先月25日の高校生ドラフト。意中のソフトバンクではない予想外の展開に、目を真っ赤にして記者会見を打ち切った。それが一転。この日は穏やかな表情で淡々と報道陣の質問に答えた。

頑なな態度は軟化し始めている。大嶺は家族や八重山商工・伊志嶺吉盛監督(52)以外にも、甲子園で対戦したライバル達に進路についてのアドバイスを求めている。親交のある選手の1人は「連絡を取りましたが、実際、かなり迷っているみたい」と話しており、心の中に徐々に「プロ入り」という選択肢が芽生えているのは間違いないようだ。伊志嶺監督も「相談には乗るが、私からどうこう言うことはない」と、最後は大嶺の意思を尊重する構えを見せている。

この日、大嶺は4点を追う8回から登板。2回を無失点に抑えた。チームは敗れたものの、今大会では2試合11イニングを被安打3、無失点。15奪三振の内容。十分に力を見せつけた。初戦(智弁和歌山戦)に続き、永野担当スカウトと共に観戦した松本スカウティングスーパーバイザーは「力は間違いない。プロでもローテーションに入る投手」と改めて絶賛した。

交渉解禁は今月5日からとなりそうだ。ドラフト終了後、ロッテが大嶺サイドと連絡が取れたのは、わずか1度。まずは誠意をアピールしていく。「最初は挨拶から。ロッテのいいところを誠心誠意、伝えていきたい」と松本スーパーバイザー。大嶺サイドの了解が得られ次第、バレンタイン監督が直接、出馬する予定となっている。

大嶺が何度も言うように「納得するまで話し合って決めたい」というのが基本線。3日には石垣島に帰郷するが「帰っても、すぐに答えがでるものではない」と話すように、交渉が長期化する可能性も高い。それでも、18歳の心境の変化に、突破口が見いだせそうな状況になってきた。

大嶺祐太(おおみね・ゆうた)
1988年6月16日、沖縄県石垣市生まれ。18歳。少年野球チーム「八島マリンズ」で小2から野球を始める。中学硬式野球「八重山ポニーズ」では投手としてチームを世界3位に導いた。八重山商工ではエースとして、1年夏の新人戦で優勝。秋季大会でも4強に食い込む原動力となる。昨年5月に右肩痛で離脱。昨秋に復活し、今春夏と甲子園に連続出場を果たした。184センチ、80キロ。右投左打。

◇ボビーは温存

大嶺の態度軟化にロッテ・瀬戸山隆三球団代表(53)は「ぜひ早いうちに先方の了解をとり、段取りを整えて、できるだけ早く(八重山商工に)伺いたい」と早期決着へ強い意欲を示した。同代表は最初の指名挨拶に、バレンタイン監督は同行させないことを明言した。「1回目は挨拶だけでしょうし、色んな意味で混乱するといけない。監督には必要な時に出てきて欲しい」と説明した。ボビーの直接出馬は、ここ1番で、となりそうだ。

今後は担当の永野スカウトが伊志嶺監督と連絡を取り、具体的な日程を調整する。「1日も早く、直接、気持ちを伝えたい」と重ねてラブコールを送った瀬戸山代表。1回目の挨拶は早くて今月5日。強行指名は吉と出るのか−誠意を尽くして、大嶺のハートをつかむつもりだ。

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大嶺、祖父母を交えて進路会議へ[スポニチ]

高校生ドラフトでロッテから1巡目指名された八重山商工・大嶺は3日、ナインとともに石垣島へ戻り、祖父母を交えて進路会議を開く。「プロは野球を始めた頃からの夢」と言うが、意中球団がソフトバンクだったことから「簡単には決まらない。祖父母と話し合ってじっくりと決めたい」と長期戦を示唆。父親代わりでもある伊志嶺監督は「私の意見は分かっているはず。こっちから言うことはない」と話した。一時浮上した野球浪人は現実的でないため、プロと社会人の二者択一になりそうだ。

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来季のオープン戦でリプレー映像導入[ニッカン]

実行委員会では、来季オープン戦で部分的にリプレー映像を導入する方針を固めた。今季セ・リーグで明らかな誤審が続出し、審判問題について検討してきた。審判の評価制度、競争原理の導入を最優先事項として整備するが、リプレー映像を利用した判定についても一部球団から強い希望が出ている。導入には賛否両論が出ており、カメラやビデオ機器の設置といった問題もある。ただ、今後の議論を具体化していくためにもオープン戦で試験実施することになった。控え審判が映像を見て助言するという形を取る。また、本塁打か否かの判定に限られる。

とはいえ公式戦での導入へはハードルが多い。形状や広さが統一されていない野球場では、カメラでは追えない部分が多く完全な解決策にはならない。野球競技の根本が崩れ、さらに審判の権威や技術が低下する恐れもある。現在の審判員に問題は多いにせよ、リプレー映像の導入に向けては慎重な議論が必要といえるだろう。

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「ビデオ判定」オープン戦で試験的使用[スポニチ]

実行委員会が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、審判問題でいわゆる「ビデオ判定」を来春のオープン戦で試験的・部分的に試行する方針を固めた。グラウンド外の控え審判を5人目の「予備審判」として、判定の助言を行えるようにする方向。予備審判はテレビ中継やビデオ映像を参考にする。

9月28日事業委員会での提案を受けての試行決議で、同委員長の巨人・清武球団代表は「感触は良かった。控え審判も判定に参加させようとの措置」と話した。当初「本塁打か否かの判定」と限定していたが「あらゆる判定となる」(楽天・米田球団代表)という。

ただ本格導入には問題が多い。審判控室にモニターがあるのはセ本拠地2球場のみ。98年スパイ疑惑があったパはあらゆる画面を撤去した。地方球場の設備も疑問だ。ビデオでも分からないプレーも多々あろう。

野球規則は「審判の判定は最終」の精神で、球場外審判の参加も映像参考も認めていない。出席者からは「ビデオ判定の無理を証明することになる」との声も聞かれた。

◇来季PSGのアドバンテージに賛否両論

来季導入するポストシーズン試合(PSG)では、シーズン1位(来季規定では優勝)に与えるアドバンテージについて賛否が分かれた。最終的には「1位に1勝」を与えた今季のパ・リーグ・プレーオフを見たうえで審議することになった。今季パ1位の日本ハム・小嶋オーナー代行は「日本シリーズの権威にもかかわる。精神と営業面で両論ある」と話した。また意図的な球宴回避を禁じた野球協約第86条の「ただし書き」削除を決めた。選出辞退者の10試合自動抹消短縮の特例をなくし「原則に戻る」(豊蔵一議長=セ・リーグ会長)ことを確認した。

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ロッテ代表5日にも大嶺の指名挨拶…監督出馬はなし[サンスポ]

ロッテの瀬戸山球団代表は2日、高校生ドラフトで1巡目指名した大嶺(八重山商工)への初の指名挨拶について「向こうが許してくれるなら、すぐにでも直接気持ちを伝えたい」と国体終了後の5日にも自ら沖縄・石垣島に出向く考えを示した。一方、バレンタイン監督の出馬には消極的。「監督が行くと(現地が)混乱するかもしれない」と現状では構想にないという。

◇大嶺「プロでやりたいが…」

高校生ドラフトでロッテから1巡目指名された大嶺(八重山商工)は、4点を追う8回から2番手で登板。2回を1安打無失点、3三振を奪った。チームが3−6で敗れたため、3日に沖縄・石垣島に戻る予定。大嶺は進路について「明日(3日)に決まることはないと思う。プロでやりたい気持ちに変わりはないが、じいちゃん、ばあちゃんとゆっくり話をしてから結論を出したい」と話した。

◇戦力外通告

ロッテは杉原洋投手(21)、田中瑞季内野手(26)、垣内哲也外野手(36)、井上純外野手(36)、喜多隆志外野手(26)の5選手に戦力外通告を行った。杉原、喜多両選手は現役続行を希望している。

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来季OP戦でビデオ補助判定導入…微妙なHRに限定[サンスポ]

プロ野球実行委員会が2日、都内で開かれ、来年のオープン戦で微妙な本塁打判定について、試験的にビデオモニターによる判定補助を導入する方針を固めた。

現在、審判控室にモニター施設がある2球場にかぎり、予備審判が微妙な判定の際に助言を与える。本塁打以外の判定は行わない。施設面などで問題が多いため、今後も審判の判断を最終とする野球規則の原則は変わらず、今後は審判員に対する評価制度の確立などを優先に検討する。

また球宴出場を辞退した選手について、コミッショナーの承認で出場選手登録の自動抹消期間を短縮できる野球協約86条の「ただし書き」を削除し、今後は例外を認めない。来年度から導入されるポストシーズンゲームは10日から名称を公募。リーグ優勝球団にアドバンテージを与えるかどうかは結論は出なかった。

◇NPBがアンケート実施

日本プロ野球組織(NPB)は、3日から11月30日までオフィシャルサイト(http://www.npb.or.jp)上で今季のスローガン「すべては歓声のために」にちなんだアンケートを実施する。10月29日までに回答した希望者のうちペアで30組を、11月14日に都内のホテルで行われるWBC日本代表の祝勝会を兼ねた「日本プロ野球コンベンション2006」に招待する。

◇創設

漫画雑誌の「週刊少年サンデー」(小学館)が、今季からセ、パ両リーグの本塁打王を「少年サンデー・ホームラン王賞」として表彰し、特製トロフィーと賞金を贈ることになった。

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NPBが印象に残ったプレーを募集[報知]

日本プロ野球組織(NPB)は2日、今シーズンの印象に残ったプレーや出来事を公式ホームページで募集すると発表した。応募者の中から希望者には、11月14日に東京都内で行うワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝祝勝会を兼ねた「日本プロ野球コンベンション2006」にペアで30組(60人)を招待する。募集開始は3日。詳細は日本野球機構の公式ホームページ(http://www.npb.or.jp)まで。

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ロッテ、垣内ら5人に戦力外通告[スポニチ]

ロッテは2日、垣内哲也外野手(36)、井上純外野手(36)、喜多隆志外野手(26)、杉原洋投手(21)、瑞季内野手(26)の5選手に戦力外通告したと発表した。喜多と杉原は現役続行を希望している。

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