わたしはかもめ2006年鴎の便り(11月)

便

11月2日

秋季練習打ち上げ

12球団で最も早く秋季練習を打ち上げた。早くもオフに突入したが、バレンタイン監督は「多くの選手は(アジアシリーズ、WBCなど)ここ2年間休みなく戦ったので、十分な体力回復ができなかった」と、休養の重要性を説いた。各個人に合わせたトレーニングメニュー、栄養学などが伝えられており、今後も選手達は継続してトレーニングを行う予定だ。

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ロッテ、岡島獲得に前向き姿勢[スポニチ]

ロッテの瀬戸山球団社長が、FA宣言した日本ハム・岡島に関し「調査している。手を挙げる可能性は十分ある」と獲得に前向きな姿勢を見せた。チームの中継ぎ左腕は今季56試合に登板した藤田は健在だが、高木は来年39歳となるだけに、まだ30歳と若く今季年俸6400万円の岡島の存在は魅力といえる。またFA権を取得し去就が注目されるサブローは「気持ちは五分五分」と東西対抗(草薙)が行われる5日に再度、球団側と話し合うことを明かした。

◇秋季キャンプを打ち上げ

この日、千葉マリンでの秋季キャンプを打ち上げた。練習後には元大リーグ・レンジャーズのロスマン・ガルシア投手(27)と元ロッキーズ2Aの荒川祐輔(28)の入団テストを行ったが、両右腕の球速は140キロに届かずじまい。バレンタイン監督は「2人ともチャンスを与えれば活躍できると思うが…。ただ制球が乱れている部分もあった」と合格は厳しいと示唆した。

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ロッテ・瀬戸山球団社長、岡島獲りに興味「前向きに考えたい」[サンスポ]

ロッテが前日1日にFA宣言した日本ハム・岡島の獲得に興味を示した。瀬戸山球団社長はこの日、「もちろん調査はしています。前向きに考えたい」とコメントした。昨オフは積極的な補強を行わなかったが、今オフはバレンタイン監督が「ウチのプランに合う選手がいれば考えたい」と話しており、FA市場にも乗り出すつもり。岡島が在京球団を希望していることもあり同社長は「可能性はあると思う」と自信を見せた。

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ロッテがハムFA岡島獲り名乗り[ニッカン]

ロッテが、日本ハム岡島獲得へ名乗りを上げた。2日、前日正式にFA宣言した左腕に対して、瀬戸山球団社長が「調査はしてますよ。正式に獲得を目指す可能性もある。前向きに考えたい」と語った。

岡島は球団側に移籍希望を伝えている。自宅から通える在京球団かメジャーを視野に入れて交渉を進める意向で、自宅から通勤可能なロッテは、その条件に一致する。今季の年俸は6400万円(金額推定)とFA選手の中では比較的安値で、マネーゲームを避けたいロッテにも、獲得チャンスはある。

ロッテの救援陣の「YFK」の藤田、薮田、小林雅は、来季そろってFA権を取得する見込み。他球団に移籍する可能性があることに加え、藤田の34歳を筆頭に、薮田33歳、小林雅32歳と高齢化してきている。今季中継ぎ左腕は藤田とベテラン高木が務めたが、30歳の岡島が加入すれば戦力アップは間違いない。

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選手会が試合増への対策要求[デイリー]

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会による事務折衝が2日、東京都内で行われ、宮本慎也選手会長(ヤクルト)は個人的意見として、ポストシーズンゲーム(PSG)導入による総試合数増への対策が実施されない場合、受け入れない意向を通告した。

レギュラーシーズン(144試合)後に日本シリーズ出場権をかけて行うPSGは第1、第2両ステージで最大で計8試合。選手会は日程の緩和や故障者リスト制の新設などを要求したが、NPB側から具体案はない。今後はNPBが今月中旬にまとめる方針を聞いた上、12月7日の選手会総会で検討する予定。

また日米野球を今季限りとすることや、来秋に実施予定の日韓野球は北京五輪予選が直後に控えるため、協力しない方針も改めて伝えた。

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宮本会長激怒NPB環境整備に回答なし[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(35)が怒りをあらわにした。2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で日本プロ野球組織(NPB)との事務折衝に出席。来季から144試合+ポストシーズン試合という負担増を了承するにあたり、選手会は球場改善などの環境整備を要望してきた。だが、NPB側から具体的な回答がなかった。これまで協調路線を取ってきた宮本会長だが「いい加減にしてほしい」とブチ切れ。試合数の合意を白紙に撤回する考えも示した。

ポストシーズン制の導入にあたり、パは試合数が増える。同制度の日程をつくり出すため、スケジュールも厳しくなる。そうした負担増に対し、選手会は「ファンが喜んでくれるならば」と基本了承。ただ、それに伴い

(1)
球場施設の改善
(2)
日程の緩和
(3)
故障者リストの導入
(4)
先発投手の登録日数を改善

という4点を要望した。1は内容整理を始めているが、他は具体的な返答がなかった。

ストライキまで敢行した古田前会長の後を受けた宮本会長は、ここまで協調路線を貫いてきた。シーズン中も事務折衝に出席し、自ら意見も述べてきた。筋を通してきた自負があるだけに、あまりに進展しない現状に堪忍袋の緒が切れた。

宮本会長
「ボクは、もめて権利を取ろうとは思っていない。負担が増えてもファンが喜んでくれ、球界が発展するなら快く了承すべき。皆にもそう言ってきた。ただ、その代わり働きやすい環境を整備してくださいと頼んでいる。何もFA権を5年にしてくれとか、むちゃを言っているわけではない。それを検討もしてくれないのでは、皆に我慢しろとは言えない。現状では私見だが、増える分の試合をやらない選択肢もでてくる。」

冷静な口調を崩さないだけに、かえって迫力があった。今後もNPB側の回答に進展がなければ、12月の選手総会が大荒れとなる可能性も出てきた。

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プロ野球選手会 PSGボイコットも[スポニチ]

労働組合・日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(35=ヤクルト内野手)が試合増に関し要求していた故障者リスト(DL)導入などの環境改善策が受け入れられない場合、来季のポストシーズン試合(PSG=仮称)をボイコットする強硬姿勢を示した。2日、東京都内で行われた労使・事務折衝の席上、個人的見解として日本プロ野球組織(NPB)に通告した。事実上のスト権行使宣言で、条件闘争は難局を迎えることになった。

2時間45分に及んだ会談を終え、宮本会長は「いいかげんにしてくれ」と出てきた。「今のままではPSGはやりませんとはっきり言った」。

ボイコットを通告していた。「PSGに出ないか、シーズンの5試合をやらない」と伝えた。「個人の意見」だが「12月の総会で理解は得られる」と総意を強調した。

問題は新試合制度への対応だった。セ・パ合同でPSG(最大8試合)を導入、両リーグ共に試合数は増える。

選手会は7月の総会に諮り、日程・移動緩和、DL導入、日米野球などの見直し…を主眼とする条件を練った。9月の事務折衝でNPBに要求したが「ほとんど何の回答も得られなかった」と強硬姿勢に出た。

選手会の山崎卓也弁護士は「既に決まった日程を拒否するのはストライキ。今回はまだ日程を承諾していない」と説明する。ただ、NPBは既に来季日程の発表準備を終えており、ボイコットは事実上のストと言える。

球界再編に反対し、史上初のストを行った一昨年9月がよみがえる。宮本会長は「(試合増は)ファンが喜ぶならと受けた」とし「負担増を考え、働きやすい場を与えてくれるよう約束した」と譲らない。

NPB側は野崎勝義選手関係委員長(64=阪神連盟担当)が「ゼロ回答ではない。要求は認識しているが、時間がなかった」と説明。20日に12球団で集中討議し、30日の構造改革協議会で回答する。

日程緩和は配慮し、球場設備改善は委員会を作った。「1番難しいのはDL」と同委員長。球団には故障中もFA日数にカウントされる同制度への反対は根強い。現状では売り物のPSGも揺るがす事態が訪れることになる。

◇日韓野球への出場も拒否

日米野球の今回限りでの打ち切りを打ち出している選手会は、来年新設される日韓野球への出場も拒否する姿勢を示した。NPBに既に文書を提出したという宮本会長は「来年12月には北京五輪のアジア予選もある。五輪に全力を尽くすため、日韓野球もやりません」と語った。日米野球には「今回、辞退者が相次いだ現状を見ても分かるでしょう」と「既に役目は終わった」との主張を繰り返した。

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PSGボイコットも…選手会が試合増への対策求める[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会による事務折衝が2日、都内で行われ、宮本慎也選手会長(ヤクルト)は個人的意見として、ポストシーズンゲーム(PSG=仮称)導入による総試合数増への対策が実施されない場合、受け入れない意向を通告した。

レギュラーシーズン(144試合)後に日本シリーズ出場権をかけて行うPSGは第1、第2両ステージで最大で計8試合。選手会は日程の緩和や故障者リスト制の新設などを要求したが、NPB側から具体案の提示はない。今後はNPBが今月中旬にまとめる方針を聞いた上、12月7日の選手会総会で検討する予定。また日米野球を今季限りとすることや、来秋に実施予定の日韓野球は北京五輪予選が直後に控えるため、協力しない方針もあらためて伝えた。

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選手会ポストシーズンゲームをボイコットも…DL制度導入案など未検討に反発[報知]

労組・プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)と日本プロ野球組織(NPB)との事務折衝が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、選手会側は来季から実施されるポストシーズンゲーム(PSG)をボイコットする考えのあることをNPB側に伝えた。試合増を受け入れる条件としてNPB側に申し入れていたDL(故障者リスト)制度導入案などが検討されていないとして反発。一部公式戦での「スト」実施も示唆し、来オフの日韓野球不参加も正式通告した。

事務折衝は2時間以上に及んだ。ようやく終えて姿を見せた宮本会長は「ボクも筋を通してきたつもりだけど、もういい加減にしてくれという感じ」と失望感をあらわにした。就任以降、掲げてきた「対話路線」の限界をその表情が示した。

来季から両リーグで試合数が統一され、公式戦が144試合制になり、PSGも導入され、選手にとっては負担が増える。「ファンに喜んでもらえるなら選手会としても応じる。でも、ならば球団、NPB側は選手のプレー環境を整えて欲しい」と宮本会長はこれまで強く訴えてきた。

7月に行われた選手会総会では、試合増を受け入れる条件として

(1)
非公式試合の見直し
(2)
プレー環境の充実
(3)
DL(故障者リスト)制度導入への協議
(4)
投手の出場登録数への配慮

などを挙げ、選手の意見を集約、NPB側に申し入れた。しかし、いずれの条件もNPB側の対応が不十分として宮本会長は反発。特に、DL制導入への具体的検討すら行わないことに強い不快感を示した。

「このままなら144試合制+PSGは受け入れられないとはっきり言った。PSG自体を選手会としてやらないか、個人的見解として、PSGを勝ち抜いた場合の5試合分を公式戦のどこかでやらないとか、そう考えざるを得ない」と宮本会長。試合のボイコットを示唆するとともに、来オフの日韓野球、08年以降の日米野球への不参加も文書で正式通告した。

04年の選手会スト再現となりかねない事態に、12球団代表者会議を20日に緊急開催して対応策を講じることになったが、選手会側がこだわるDL制度はFA短縮やドラフト改革にもリンクしてくる。導入に消極的な球団が多く、調整は難航することが予想される。

◇DL(故障者リスト)制度

故障した選手を一時的に入れるリストで、米国メジャースポーツ、MLBやNFL、NBAで既に採用。出場選手登録日数はカウントされたままになるため、FA権取得日数などで有利に働く。選手会はDL制を適用できる対象選手の範囲を限定し、例えば

(1)
前年度のシーズンで一定の1軍試合数に出場した選手
(2)
シーズン前に球団側が適用対象選手を指定

などの案を示している。

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選手会がNPBに不信感…試合増への対策具体案必要[報知]

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会による事務折衝が2日、東京都内で行われ、宮本慎也選手会長(ヤクルト)は個人的意見として、ポストシーズンゲーム(PSG=仮称)導入による総試合数増への対策が実施されない場合、受け入れない意向を通告した。

選手会はポストシーズンゲームの日程の緩和や故障者リスト制の新設などを要求したが、NPB側から具体案の提示はない。今後はNPBが今月中旬にまとめる方針を聞いた上、12月7日の選手会総会で検討する予定。

また日米野球を今季限りとすることや、来秋に実施予定の日韓野球は北京五輪予選が直後に控えるため、協力しない方針もあらためて伝えた。

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