ロッテの高校生ドラフト1巡目、八重山商工・大嶺祐太投手(18)の入団が確実となった。9日、大嶺は沖縄・石垣市内の同校で行われた第2回交渉に伊志嶺吉盛監督(52)、祖父・武弘さん(67)、祖母・孝子さん(63)とともに出席。「野球を始めたころ思っていたプロ野球選手になる夢を、実現できるよう(入団を)前向きに考えたい」とロッテ入団の意思を表明した。
ロッテも誠意を尽くした。高卒では球団初となる契約金1億円の破格条件を提示。伊志嶺監督の要望に応じ、A4判6枚に及ぶ育成計画書も提出した。故障歴のある右肩のケアを最優先させた育成プラン。瀬戸山球団社長は「必ずや、いい連絡をいただけると思う」と手応えを感じた。
ソフトバンクの単独指名が確実視されたドラフト当日、失意の涙を見せた大嶺は「野球ができたのはじいちゃん、ばあちゃんのおかげなので」とロッテでの祖父母孝行を決意した。来週の第3回交渉で仮契約を結ぶ予定だ。
ロッテから高校生ドラフトで1巡目指名されながら、入団に難色を示していた沖縄・八重山商工高の大嶺祐太投手(18)が9日、沖縄県石垣市の同校で2度目の交渉を行い「プロ野球選手は夢だった。実現できるように前向きに考えたい」とロッテ入りに前向きな姿勢を示した。
10月6日以来となる交渉には祖父母に加えて野球部の伊志嶺監督も同席。高校時代、故障がちだった大嶺の今後を心配する伊志嶺監督に対し、ロッテの瀬戸山隆三球団社長らが育成計画書を提示した。大嶺は来週にも最終的な意思を伝える。
高校生ドラフト1巡目指名の八重山商工・大嶺がロッテ入団の意思を固め、13日にも仮契約を結ぶ運びとなった。この日、石垣島の同校で伊志嶺監督、祖父母が同席して瀬戸山球団社長ら球団側と2回目の交渉。当初はソフトバンクと相思相愛だったことに加え、都会生活に不安を訴えたが「野球を始めた頃になりたかったプロ野球選手を実現できるように前向きに考えたい」と発言。「近いうちに返事を出したい」と話した。
ロッテが高校生ドラフト1巡目で指名した八重山商工・大嶺祐太投手(3年)の入団が9日、決定的になった。この日、石垣市内の同校で第2回交渉を行った。熟考を続けてきた大嶺側は10月6日の指名あいさつを欠席した伊志嶺吉盛監督(52)祖父武弘さん(68)祖母孝子さん(63)が出席。ロッテ側は条件提示も行い、大嶺が入団に前向きな姿勢を見せた。甲子園を沸かせた最南端の球児が、いよいよプロに舞台を移す。
交渉を終え、集まったテレビカメラの前に立った大嶺は、はっきりとプロ入りへの気持ちを口にした。「野球を始めたころからプロ野球選手になるのが夢だった。その夢を実現できるように前向きに考えたいです」。9月25日のドラフト会議から約1ヶ月半。ロッテが交渉権を獲得したことで浪人、社会人、プロと3つの選択肢の中で熟考を続けてきたが、ここにきてロッテ入りへの決意を固めたようだ。
この日は前回交渉を欠席した伊志嶺監督が出席。約1時間、大嶺の将来について話し合った。大嶺の性格を熟知する伊志嶺監督が、担当の永野スカウトに「育成プラン」の作成を求めた。A4判で6枚。トレーニングメニューだけではなく、ケガの経験がある右肩のケア、1年間の流れなど、1軍定着までの3〜4年計画でするべきことを列記した。永野スカウトが「他の球団でも聞いたことがないし、多分初めて」と話す、異例の未来のエース育成プランだった。
瀬戸山球団社長は「即戦力というより、じっくり大きな投手に育てるためのもの。非常に快くこちらの説明を聞いてくれた」と手応えを話す。指名当初は表情を暗くした大嶺だったが、この日の交渉前には2日間連続で伊志嶺監督と3時間以上に渡って話し合った。「野球ができるのもじいちゃん、ばあちゃんのおかげ」と、家族の意向を第1に考えて決断した模様だ。
この日、ロッテは条件提示も行った。これを受けて大嶺側は最終的な話し合いを行い、2〜3日中に次回交渉の日程調整に入る。早ければ週明けに、バレンタイン監督もほれ込む未来のエースが、ロッテに正式入団することになる。
ロッテから高校生ドラフトで1巡目指名されながら、入団に難色を示していた沖縄・八重山商工高の大嶺祐太投手(18)が9日、沖縄県石垣市の同校で2度目の交渉を行い「プロ野球選手は夢だった。実現できるように前向きに考えたい」とロッテ入りに前向きな姿勢を示した。10月6日以来となる交渉には祖父母に加えて野球部の伊志嶺監督も同席した。大嶺は来週にも最終的な意思を伝える。