わたしはかもめ2006年鴎の便り(11月)

便

11月14日

2006年度プロ野球表彰選手

◇タイトル獲得選手

正力松太郎賞王貞治ソフトバンク
沢村賞斉藤和巳ソフトバンク
セ・リーグパ・リーグ
首位打者福留孝介中日松中信彦ソフトバンク
本塁打王ウッズ中日小笠原道大日本ハム
打点王ウッズ中日小笠原道大日本ハム
盗塁王青木宣親ヤクルト西岡剛ロッテ
最多安打青木宣親ヤクルト大村直之ソフトバンク
最高出塁率福留孝介中日松中信彦ソフトバンク
最優秀防御率黒田博樹広島斉藤和巳ソフトバンク
最多勝利川上憲伸中日斉藤和巳ソフトバンク
川上憲伸中日横浜斉藤和巳ソフトバンク
井川慶阪神
最多セーブ岩瀬仁紀中日MICHEAL日本ハム
最優秀中継ぎ投手藤川球児阪神武田久日本ハム
加藤武治横浜
最優秀投手川上憲伸中日斉藤和巳ソフトバンク

[注]最優秀投手はセがベストナイン、パが最高勝率(13勝以上)。

◇2006年度最優秀選手

セ・リーグパ・リーグ
名前チーム点数回数名前チーム点数回数
福留孝介中日754小笠原道大日本ハム569
MVP得票内訳
名前チーム1位2位3位点数名前チーム1位2位3位点数
福留孝介中日1164830754小笠原道大日本ハム746019569
川上憲伸中日466767498斉藤和巳ソフトバンク823728549
ウッズ中日406659457松坂大輔西武22842136
岩瀬仁紀中日102025135MICHEAL日本ハム22426108
藤川球児阪神12718SHINJO日本ハム1321182
金本知憲阪神05318ダルビッシュ有日本ハム1131054
山本昌中日02814武田久日本ハム32425
黒田博樹広島0147松中信彦ソフトバンク041022
李承Y巨人0114八木智哉日本ハム13519
荒木雅博中日0011稲葉篤紀日本ハム03615
井端弘和中日0011セギノール日本ハム1005
青木宣親ヤクルト0011森本稀哲日本ハム1005
白票0169カブレラ西武0033
無効2票川崎宗則ソフトバンク0011
白票041527

[注]1位=5点、2位=3点、3位=1点

◇2006年度最優秀新人

セ・リーグパ・リーグ
名前チーム票数名前チーム票数
梵英心広島110八木智哉日本ハム175
吉村裕基横浜53藤岡好明ソフトバンク2
佐藤充中日47平野佳寿オリックス2
該当者なし2白票1
無効2

◇2006年度ベストナイン

セ・リーグパ・リーグ
名前チーム票数回数守備位置名前チーム票数回数
川上憲伸中日1562投手斉藤和巳ソフトバンク1562
黒田博樹広島39松坂大輔西武14
岩瀬仁紀中日4ダルビッシュ有日本ハム2
藤川球児阪神2八木智哉日本ハム2
武田久日本ハム1
矢野輝弘阪神943捕手里崎智也ロッテ149
谷繁元信中日7細川亨西武10
阿部慎之助巨人3鶴岡慎也日本ハム8
山崎勝己ソフトバンク4
日高剛オリックス2
中嶋聡日本ハム1
的場直樹ソフトバンク1
ウッズ中日1682一塁手小笠原道大日本ハム1353
李承Y巨人20カブレラ西武37
シーツ阪神11ズレータソフトバンク2
リグスヤクルト1福浦和也ロッテ1
栗原健太広島1
荒木雅博中日1893二塁手田中賢介日本ハム150
東出輝裕広島8片岡易之西武14
藤本敦士阪神3高須洋介楽天10
ラロッカヤクルト1石井義人西武1
岩村明憲ヤクルト1572三塁手フェルナンデス楽天117
村田修一横浜23小笠原道大日本ハム25
新井貴浩広島17今江敏晃ロッテ21
森野将彦中日3中村剛也西武9
関本健太郎阪神1塩崎真オリックス2
リック楽天1
井端弘和中日1344遊撃手川崎宗則ソフトバンク1402
鳥谷敬阪神28中島裕之西武27
二岡智宏巨人22金子誠日本ハム4
石井琢朗横浜11西岡剛ロッテ4
梵英心広島6
福留孝介中日2003外野手稲葉篤紀日本ハム159
金本知憲阪神1856松中信彦ソフトバンク96
青木宣親ヤクルト1822和田一浩西武824
前田智徳広島20森本稀哲日本ハム56
浜中治阪神8大村直之ソフトバンク51
赤星憲広阪神4SHINJO日本ハム50
ラミレスヤクルト3鉄平楽天18
アレックス中日1村松有人オリックス5
赤田将吾西武4
リック楽天4
指名打者セギノール日本ハム1122
松中信彦ソフトバンク55
カブレラ西武4
ズレータソフトバンク2
和田一浩西武1
清原和博オリックス1

[注]セのベストナイン投手は自動的に最優秀投手となる。小笠原は三塁で2度、稲葉はセで1度、松中は一塁で3度、指名打者で1度、和田は指名打者で1度受賞。

斉藤和巳投手
「ベストの9人の中に選ばれて素直に嬉しい。でも、来年は必ず優勝して、この賞をもらいたいです。」
里崎智也捕手
「WBCでもベストナインを取れたし、その価値を下げないためにも絶対取りたい賞だった。ホッとしています。」
小笠原道大一塁手
「パ・リーグ最優秀選手受賞と同じく、とても光栄に思います。」(本塁打、MVPなどと合わせ5冠)
田中賢介二塁手
「1年間頑張れた証しだと思います。ただ今年だけではなく、毎年声が掛かるように、これからも頑張っていきたいです。」
フェルナンデス三塁手
「素晴らしい三塁手が揃うパ・リーグで選ばれて光栄です。取り組む励みになる。」(球団初タイトル)
川崎宗則遊撃手
「自己最高打率をマークしたが、それ以上に悔しい思いをした。来年は借りを返せるように気を引き締めたい。」
稲葉篤紀外野手
「周りで支えてくれる、全ての方々の協力があっての受賞だと思います。ファンのみんなにも感謝したい。」
松中信彦外野手
「まさか取れるとは思っていませんでした。素直に嬉しいです。また来年も取れるように頑張りたい。」
和田一浩外野手
「また来年ここで表彰されたいし、そのつもりでやっている。今年は納得していない。もう少し頑張りたい。」
セギノール選手
「受賞したと聞いたときは嬉しかったし、チームメートの笑顔が浮かだ。ファンの後押しがあっての受賞。」
川上憲伸投手
「セ・リーグの投手からただ1人しか選ばれないので光栄です。これを励みに来季も、より一層頑張りたい。」
矢野輝弘捕手
「過去2回は優勝した年だったから。優勝チームじゃないのにもかかわらず、選んでもらえたのは嬉しい。」
ウッズ一塁手
「一生懸命練習して結果を出すことができ、評価してもらえたことが嬉しい。エキサイティングな気持ち。」
荒木雅博二塁手
「今年はケガもありましたけど、最後にこういう賞を頂いて、嬉しいです。続けて取れるように頑張りたい。」
岩村明憲三塁手
「44本塁打を打った時(04年)に取らなくて悔しい思いをしたけど、今年は受賞できてとても嬉しい。」
井端弘和遊撃手
「いい選手がたくさんショートにいる中で選んでもらって、嬉しいです。皆さんに感謝しています。」
福留外野手
「もう1度取りたいと思っていたタイトルだったので、嬉しい。1年で終わるのではなく長く続けていきたい。」
金本知憲外野手
「たいした数字も残していないのに受賞できてラッキー。来年、4年連続で取れるように頑張りたいと思います。」
青木宣親外野手
「2年連続で受賞できて嬉しい。来年もまた200安打を目指して頑張ります。盗塁王は来年も続けたい。」

◇表彰選手の記者投票

セ、パ両リーグからプロ野球記者会に痛くされ、全国の新聞、通信、放送各社の経験5年以上のプロ野球担当記者が記名投票する。最優秀選手(MVP)は3名連記で1位票5点、2位票3点、3位票1点が加算され合計点で争われる。新人王とベストナインは、得票数を競う。今年の有効投票数はセのMVP、新人王が213でベストナインが201、パのMVP、新人王が180でベストナインが175。

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オーナー会議

プロ野球12球団オーナー会議が14日、都内で開催された。阪神の「30億円問題」が再論議され、計29億円を免除することで決定した。議長役の中日白井オーナーは「預かり保証金と協力金の性格が曖昧というオーナーもいたが、これらを明確にする議論を進める条件付きで、25億円と4億円は免除することで全会一致となった」と説明した。

◇アジア枠新設を

巨人滝鼻貞雄オーナー(67)が14日、都内で行われたオーナー会議で、アジア枠新設を提案した。「外国人枠は、実働4人、登録できるのは4人だけど、アジア枠として4プラス1にと、僕の発言として言った。反対はなかった」と話した。現行ルールでは外国人選手は、国籍を問わず4人まで1軍登録が可能だが、韓国、台湾、中国などアジア出身選手は別枠として扱うべきと主張したもの。

巨人清武球団代表も、かねてアジア枠の新設を提案し実行委員会では議論されていたが、オーナー会議で議題に上ったのは初めて。アジア枠に関しては、韓国、台湾両球界が難色を示しているが、滝鼻オーナーは「摩擦を恐れず実行するように」と今後の実行委員会での前向きな検討を期待。2年の試行期間を設け、来季にも導入することを希望していた。

◇楽天、TBS問題

楽天が横浜の親会社TBS株を保有している問題で、誓約書の提出をもって1つの区切りがついた。誓約書は10日付でコミッショナー事務局に受理された。内容について井上オーナー代行は「野球協約を守ります、ということ」。資本・業務提携について本社間で早期解決を目指し、球団の経営には関与しないという内容。交渉が長期化する見通しのため、球団株二重保有問題は据え置きとなるが、協約改正については再検討されることになった。

◇オーナー会議その他の審議事項

(1)
社団法人日本野球機構の定款、野球協約の改訂について現状報告
(2)
日本シリーズの収支報告
(3)
来年1月で任期が切れる根来コミッショナーから後任選定の依頼と、コミッショナーのあり方、職務についての提案

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15日誕生M大嶺、里崎待ってるよ

15日に正式誕生する「ロッテ大嶺」に、女房役の里崎がラブコールを送った。高校生ドラフト1巡目指名、八重山商工・大嶺祐太投手(3年)に対して14日、「速い真っ直ぐがバッターにとっては1番打ちにくい。テレビで見る限りまだ発展途上だけど、伸びしろがすごい。それを引き出すのもキャッチャーの仕事。楽しみだし、心強い存在」と入団を心待ちにした。15日に瀬戸山球団社長らが石垣島に出向き、仮契約を結ぶ。未来のエース候補の誕生に、瀬戸山球団社長は「入団を決断してくれたことを本当に嬉しく思うし、感謝しています」と感激の面持ちだった。

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ベストナインに日本ハムは稲葉ら4人、中日はウッズら5人[サンスポ]

プロ野球コンベンションが14日、東京都内のホテルで開かれて表彰選手が発表され、パのベストナインは、日本ハムから稲葉篤紀外野手ら球団初の4人が選出された。小笠原は三塁手での2度を含め通算5度目の受賞。MVPを争った斉藤和は3年ぶり2度目の選出。フェルナンデス内野手は楽天からの初受賞者となった。セは福留のほか、川上、ウッズら中日勢から球団史上最多となる5人が選ばれた。阪神の金本知憲外野手は3年連続6度目、巨人から2年連続して受賞者が出なかったのは史上初めて。

◇パ・リーグ

守備位置名前チーム
投手斉藤和巳福岡ソフトバンク
捕手里崎智也千葉ロッテ
一塁手小笠原道大北海道日本ハム
二塁手田中賢介北海道日本ハム
三塁手フェルナンデス東北楽天
遊撃手川崎宗則福岡ソフトバンク
外野手稲葉篤紀北海道日本ハム
松中信彦福岡ソフトバンク
和田一浩西武
指名打者セギノール北海道日本ハム
斉藤和巳投手
「素直に嬉しい。でも、最高の目標である優勝を達成できなかった。来年は必ず優勝して、この賞をいただきたい。」
里崎智也捕手
「WBCでベストナインをもらって日本で取れないのは許されないと、自分にプレッシャーを掛けていた。正直安心した。」
小笠原道大一塁手
「パ・リーグ最優秀選手受賞と同じく、とても光栄に思う。」
田中賢介二塁手
「光栄に思うし、1年間頑張れた証し。ただ今年だけではなく、毎年声が掛かるように、これからも頑張っていきたい。」
フェルナンデス三塁手
「光栄。怪我なくシーズンを送れたことを神に感謝している。技術向上に向けて一生懸命取り組む励みになる。」
川崎宗則遊撃手
「欲しい賞だった。怪我で出遅れたので、無理かなと思っていた。(自己最高の)打率を残したことよりも、優勝を逃して悔しい思いをした。来年は借りを返したい。」
稲葉篤紀外野手
「周りで支えてくれる全ての方々の協力があっての受賞。ファンのみんなにも感謝したい。」
松中信彦外野手
「取れると思っていなかったので、びっくりしている。素晴らしい賞なので、素直に嬉しい。また取れるように頑張る。」
セギノール選手
「受賞を聞いたときは本当に嬉しかったし、チームメートの笑顔が浮かんできた。ファンのみんなの後押しがあっての受賞。」

◇セ・リーグ

守備位置名前チーム
投手川上憲伸中日
捕手矢野輝弘阪神
一塁手T・ウッズ中日
二塁手荒木雅博中日
三塁手岩村明憲ヤクルト
遊撃手井端弘和中日
外野手福留孝介中日
金本知憲阪神
青木宣親ヤクルト
矢野輝弘捕手
「素直に嬉しい。年を重ねていく中で、1つでも賞をもらえたのは励みになる。光栄な賞だし、来年も取りたい。」
ウッズ一塁手
「一生懸命練習して結果を出すことができ、それを評価してもらえたことが嬉しい。エキサイティングな気持ちだよ。」
岩村明憲三塁手
「(2004年に)44本塁打したときは取れずに悔しい思いをした。今年受賞できて嬉しいし、光栄に思う。」
青木宣親外野手
「2年連続で受賞することができ、とても嬉しい。来年以降も続けて取れるように頑張りたい。」
金本知憲外野手
「たいした数字も残していないのに、受賞できてラッキーでした。来年、4年連続で取れるように頑張ります。」

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里崎WBCに続いてダブル授賞!ベストナイン[サンスポ]

里崎が初のベストナインに選出された。3月に行われたWBCでも世界のベストナインに選ばれ、“ダブル受賞”となった。里崎は「WBCでベストナインをもらったのにシーズンで取れないと賞が軽んじられてしまう。絶対に取りたかった」と笑顔。今季は球団の捕手として、21年ぶりに規定打席にも到達。世界一捕手が、また新たな称号を手にした。

◇サンスポ選定優秀投手賞はロッテ・古谷&阪神・中村

ファーム部門の表彰も行われ、サンケイスポーツ選定の優秀投手賞にはロッテ・古谷、阪神・中村が選ばれ、吉川達郎運動部長から記念品が贈られた。1年目の古谷はイースタンで今季10勝5敗1S、防御率2.51の好成績。最多勝、最優秀防御率、優秀選手賞も獲得し「とても光栄。色々勉強になった1年だった。来季は1軍定着を目指します」と感激していた。

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里崎が大嶺を徹底教育[報知]

世界一捕手が大嶺の教育係になる。ロッテ・里崎智也捕手(30)が14日、高校生ドラフト1巡目・大嶺祐太投手(18)の活躍を断言した。「彼を生かすも殺すもチームであり、キャッチャー。うまく彼の成長を手助けしていきたい」と育成役を買って出た。

この日、里崎は都内で行われたプロ野球コンベンションに出席。15日に仮契約予定の黄金ルーキーに話が及ぶと、自然と言葉に熱がこもった。「粗削りな部分を修正できれば、絶対活躍できる」と太鼓判を押した。スライダーが決め球だが、WBCとリーグでベストナインに輝いた正捕手は「まず何より速い真っすぐを磨くべき」と進言した。

この日、所用で米国に一時帰国したバレンタイン監督も「大嶺選手が千葉マリンで投げてくれる日を楽しみにしています」とコメントするなど、チーム全体が成長を期待する未完の大器。将来のエースとして、里崎が徹底的に教育していく。

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ロッテ、八重山商工・大嶺と15日に仮契約…1億円を準備[サンスポ]

ロッテの瀬戸山球団社長らが15日に高校生ドラフトで1巡目指名した八重山商工・大嶺を石垣市内の同校に訪ね、仮契約を結ぶ予定であることを発表した。次代のエース候補として期待を寄せる大嶺に対し、契約金1億円を準備する見込み。バレンタイン監督は「最も新しいメンバーとしてロッテに加わる決断をしてくれたことを非常に嬉しく思い、興奮している」との談話を出した。

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ロッテ、15日に大嶺と仮契約[スポニチ]

ロッテは14日、瀬戸山隆三球団社長らが15日に高校生ドラフトで1巡目指名した沖縄・八重山商工高の大嶺祐太投手(18)を石垣市内の同校に訪ね、仮契約を結ぶ予定であることを発表した。球団は次代のエース候補として期待を寄せる大嶺に対し、契約金1億円を準備する見込み。バレンタイン監督は「最も新しいメンバーとしてロッテに加わる決断をしてくれたことを非常に嬉しく思い、興奮している」との談話を出した。

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「アジア枠」来季にも導入[サンスポ]

オーナー会議では、アジア出身選手を外国人枠から外す「アジア枠」の創設が決まった。巨人・滝鼻卓雄オーナー(67)が提案し、今後の実行委員会で詳細を詰めた上で、早ければ来季の導入をめざす。

アジアの野球レベルの向上のため、アジア出身選手に門戸を開くことが目的。現行の外国人枠(出場選手登録は4人まで)のほかに、アジア人選手用に1枠を設ける。例えば巨人では李承Yをアジア人枠に回せば、計5人の外国人を1軍登録できる。昨年の構造改革議論の中で提案されたが、韓国、台湾の反対で導入は見送られていた。「摩擦を恐れずに実行していこうと。まず2年やってみた上で、差し障りがあれば改正する」(滝鼻オーナー)と試行期間を設けて実施する。

そのほかでは野球協約の改正の議論や日本シリーズの収支報告があった。また、来年1月で任期が切れる根来泰周コミッショナー(74)は会議の席上、自らの後任の人選を求めた。

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『クライマックスシリーズ』に決定−POの名称[サンスポ]

来季から導入されるセ、パ統一形式でのプレーオフの名称が『クライマックスシリーズ』に決まり、発表された。一般公募には1948件の応募があったが、各球団の議論の上で「シーズンの佳境という意味に相応しい」ことから選ばれた。両リーグのプレーオフがそれぞれ「クライマックス セ」、「クライマックス パ」となり、セ、パのプレーオフ勝者による決勝戦の名称は『日本シリーズ』が残される。

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合同PSGはクライマックスシリーズ[スポニチ]

来季セ・パ合同で導入するポストシーズン試合(PSG)の名称が「クライマックスシリーズ」に決まり、コンベンションの席上で発表された。来季レギュラーシーズン1〜3位で日本シリーズ進出を争う第1ステージ(3試合制)、第2ステージ(5試合制)の統一名称で、セは「クライマックス セ」、パは「クライマックス パ」と呼ぶ。日本シリーズの名称は継続する。語意から「シーズンが終わった後」との悪印象を受けるPSGに代わる名称で「佳境を迎えるという前向きな意味が込められている」と関係者。一般公募案を参考に事業委員会、実行委員会など12球団で協議していた。

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ポストシーズンゲーム新名称は「クライマックスシリーズ」[報知]

日本プロ野球組織(NPB)は14日、来季からセ、パ両リーグが同一形式で日本シリーズ出場権を争うポストシーズンゲームの名称が「クライマックスシリーズ」に決まったと発表した。セが「クライマックス セ」、パが「クライマックス パ」となる。NPBは候補を一般から公募し、届いた1948件の応募案を参考にして決定した。日本シリーズ前の佳境という意味などが込められている。

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10球団が希望枠内定…21日開催、大学生・社会人ドラフト[サンスポ]

21日に開催される大学生・社会人ドラフトの希望入団枠(各球団1人)による契約締結内定選手の届け出が1週間前の14日に締め切られ、この日申請した中日をはじめ、阪神、巨人、ソフトバンクなど10球団が手続きを終えた。

9月の高校生ドラフトで2巡目指名を得て希望枠を回避したロッテ以外の11球団が同枠を申請したが、楽天は獲得を見送り、大学生・社会人ドラフトでは2年連続で1球団だけ1巡目指名する。希望枠入団選手の内訳は投手9人、捕手1人。

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検証・誤審審判の今を考える(2)

◇セパ両者を融合できないのか

今季セントラル野球連盟(セ・リーグ)には球団から十数件の抗議書、質問書が届いた。全てに対し、連盟会長・豊蔵一(79)の名で回答書が出ているが、常に内容は同じ。「野球規則で定められた通り、審判の裁定は最終のもので連盟会長も論評する立場にない」。この回答に巨人球団代表の清武英利(56)は「木で鼻をくくったような回答」と酷評した。ヤクルト選手兼任監督の古田敦也(41)も「では誰に抗議すればいいのか。おかしな組織」と感想を口にした。

実質的に回答書を作成するセ事務局長の大越英雄(58)は穏やかだが、き然とした口調で語った。

大越セ事務局長
「ルール適用の誤りや対応の間違いは別ですが、アウトかセーフかなど判定に関する抗議が何度来ても『審判の判定は最終のもの』としか答えようがありません。野球規則に従い、連盟会長でも審判の間違いを認めることはできません。しかし、抗議文などの受理を拒絶するつもりもない。球団の方々に対し、こうした方針を説明する機会でもあると考えています。」

セは「球団からの抗議書→連盟からの回答書」という正式文書のやりとりを繰り返した。しかし、パシフィック野球連盟には、判定トラブルがあっても抗議書の類はほとんど届かない。なぜか。この問いに、パ審判部長の前川芳男(65)は即答した。

前川パ審判部長
「球団が抗議書を出す前に話し合いをするからでしょう。トラブルがあったら、すぐに対応します。翌日、私が球場へ出向いて監督や球団フロントと話をする。判定に不満がある場合、その思いをどこかにぶつけないと気が済まないでしょう。だから私が話をします。文書のやりとりをするより、その方がいい。」

セ審判部長の井野修(52)は現役審判でもあり試合予定に縛られているが、前川は部長専任。フットワークよく動ける。

前川パ審判部長
「現場へ行けば、監督から『あの判定はひどい』とか『あの審判、何とかしてくれ』など苦情を言われる。それに対し、私なりに感じることを話します。例えば、私がビデオなどで当該プレーを見て判定が間違いだと思えば『あれは審判が間違っていた』と言うこともある。」

驚くべき発言だった。審判部長という責任ある立場の者が、誤審を認める。それでは野球規則9・02に明記された「審判員の裁定は最終のもの」という根幹を崩す。上司に誤審を認められてしまえば、審判員はたまらない。

前川パ審判部長
「だからね。監督さんと私の1対1、個人の話なんですよ。連盟として、表立って『誤審だった』とは言えない。それをしたら野球がおかしくなる。でも、個人として監督から『前川さんはどう見たのか』と聞かれて『知らん』とは言えないでしょう。だから私の見解は言う。もちろん、個人の話だから監督には『新聞記者に話してもらっちゃ困るよ』とは付け加えるけどね。」

非公式とはいえ誤審を認めることで、球団や選手から「では判定を取り消せ」「試合をやり直せ」と言われる恐れはないか。

前川パ審判部長
「そんなの、言われたことないですね。そんなこと言ったらプロ野球がメチャクチャになってしまうでしょう。みんな納得してくれますよ。だって立場は違うけど、野球界を発展させたい者同士ですよ。」

この方法でそれなりに丸く収まっているのだから、効果的なのかもしれない。しかし、前川は非常に危険な手法を採っている。1歩間違えれば、審判の権威を失墜させてしまう。だが、一方のセは連盟、審判とも、球団側との間に厚い壁を置く。見方によっては審判らしく「き然」としているのだが、結果的に大混乱を招いており、現状のままでいいとは言えない。

この両者の考え方を融合させることはできないか。審判員が球団や監督、選手と馴れ合っては決していけない。しかし、年間800を超える試合で、投手の投球だけで1試合に300近い判定をする。全てに完璧なジャッジを続けるなど不可能といえる。不信を招くジャッジがあったときは、球団とともに検証し、原因を探り、時には反省する姿勢が必要だろう。そのためには審判も、誤審の「痛み」を伴う必要がある。

三塁踏まずの判定6月11日…ロッテ−巨人(千葉)
1−1の3回2死一塁から巨人李が本塁打も一塁走者小関が三塁を踏んでいないとロッテ側のアピールでアウト。この時点で3死となり李の本塁打は野球規則で取り消され、幻となった。
6月13日に巨人がセ連盟に提出した抗議書(一部抜粋)
当球団では客観的な資料として、小関選手の走塁の模様を撮影した映像を入手し、空過したかどうかの事実関係を確認いたしました。(中略)この映像は一塁側カメラ席から撮影されており、小関選手が空過した場合には、ベースがスパイクに隠れるはずですが、ベースの一部がはっきりと見えていることからも踏んでいたことは明らかです。以上のことから、「ベースを空過した」との西本審判員の判定は誤審であることが明白です。(中略)走者の塁の空過による本塁打の取り消しはセ・パ両リーグ通じて初めての事象であり、テレビ・新聞等でも大きく報じられました。この結果、小関選手の名誉は大きく傷付けられたばかりか、本塁打を取り消された李選手の記録や名誉にもかかわる問題であり、球団として看過できません。(原文のまま)

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