わたしはかもめ2006年鴎の便り(11月)

便

11月16日

ボビーが“石垣島観光大使”に?大嶺入団で27日来島[サンスポ]

ボビーさん、いらっしゃ〜い!沖縄・石垣市の観光課が気合十分だ。それというのも、ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が、仮契約を交わした八重山商工・大嶺祐太投手(18)と初対面するため、27日に石垣島を訪れる予定。そこで“最高の島”を大アピール。キャンプ誘致どころか“親善大使”もお願いできれば…と来島を待ちわびている。

ボビーの訪問にドキドキしているのは大嶺だけじゃない。島全体が、超有名人の登場を待ち構えている。

「まだ具体的には決まっていませんが、観光する時間があれば満足していただけるようにしたい」と石垣市観光課の関係者。ボビーの27日の来島が決まると、早くも観光課は“接待”に向け準備を始めている。

青い海、美しい景色が広がる大自然。大嶺が育った石垣島をアピールする−。しかし、単なる観光案内だけでは終わらない。08年以降のロッテのキャンプ地候補にも挙がっている石垣島。今回の訪問でボビーが“お気に入り”となれば、キャンプ開催がグッと近づく。さらに…だ。

「観光大使?ぜひお願いしたいですね」と同関係者。島を気に入ったボビーがPRしてくれれば、世間に与える影響は大きい。“観光大使”にもなりえるだけに、石垣市の関係者は気合十分なのだ。

ボビー、大嶺以上に“そのとき”を待ちわびているのは、石垣市の観光課。“ずっと石垣島の顔になって”とお願いする。

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BEGINがロッテ大嶺のテーマソング[ニッカン]

大嶺のテーマソングをBEGINが歌う。ロッテ入団が決定した高校生ドラフト1巡目、八重山商工・大嶺祐太投手(3年)のために、石垣市観光課が楽曲の制作を依頼していることが16日、分かった。BEGINは「島人ぬ宝」などのヒット曲を持つ石垣島出身の3人組バンドで、全国区の人気を誇っている。同課の嘉数課長は「BEGINとは昔から飲み友達。甲子園に出た時も頼んだけど実現できなかった。今度はぜひ曲を作って欲しいとお願いしてあるんです」と話した。

石垣島出身の有名人といえば歌手の夏川りみ、ボクサーの具志堅用高らがいるが、その中でもBEGINの人気は絶大。実現すれば「島から都会に出るのは精神面の不安がある」と漏らしたことがある大嶺にとって、大きな支えになりそうだ。

現在ロッテでは守護神小林雅が川嶋あいから楽曲の提供を受けている。嘉数課長は「BEGINらしいバラードを作って欲しい」と熱望。千葉マリンで曲を流すことに、球団関係者も「喜んで使わせもらいます」と後押しした。

大嶺は仮契約を結んだ前日、「島の子供達に感動を与えられるような選手になりたい」と話した。「未来のエース」のために、石垣島を挙げて支えていくつもりだ。

◇ロッテ賞品お土産、27日ボビー訪問

石垣島をロッテグッズ一色に染める?前日の大嶺との仮契約の際に、ロッテガムに加え、ユニホームや帽子などの手土産を地元の子供達にプレゼントした。27日にはバレンタイン監督が石垣島を訪れることが決まっているが、瀬戸山球団社長は「もっとたくさん配って、ロッテに愛着をもってもらえば」と期待した。

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石垣島でロッテ投手陣の合同自主トレも[スポニチ]

ロッテが高校生ドラフトで1巡目指名し、15日に仮契約した八重山商工・大嶺の故郷・石垣島で投手陣の合同自主トレが行われる可能性が出てきた。大嶺入団を機に、石垣市は春季キャンプの誘致を目指しており「土を入れ替えて(中堅120メートル、両翼90メートルの)球場を広げたい」(市関係者)という。来春には室内練習場が完成予定で瀬戸山球団社長は「まずは投手陣の自主トレの場所として活用したい」と独自プランを明かした。

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ボビーがロッテグッズ無料配布…27日、大嶺の故郷・石垣島訪問[報知]

石垣島が“ロッテ島”になる?入団が決定した八重山商工・大嶺祐太投手(18)の地元・石垣島をボビー・バレンタイン監督が訪問する27日、同島でグッズの無料配布を行う。瀬戸山球団社長が16日、「石垣島の皆さんにロッテ・ファンになっていただきたい」と明かしたもので、ユニホーム、お菓子などのプレゼントを計画。来週中に大量のグッズを発送する予定だ。

大嶺は15日に仮契約。島民からは入団を祝福する声が相次いだ。現在は石垣島でのキャンプ開催も検討中。バレンタイン監督が「島の皆さんと、ずっといい関係を築いていきたい」と話すように、ロッテは長期的な友好関係を望んでいる。

27日にはバレンタイン監督自ら大嶺を激励に訪れる。「島民も監督が来るのを楽しみにしている」と市関係者。球団はボビーの訪問で集まる島民に、グッズやお菓子を無料で配り、ハートをつかみにかかる。

石垣島の人口は約4万6000人。バレンタイン監督の人気を加味すれば、数千人の島民が詰めかける可能性が高い。大嶺の入団で石垣島がロッテ一色に染まりそうだ。

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石垣市、ボビーに観光大使やって〜[デイリー]

ロッテ入団が決まった大嶺祐太投手の故郷・沖縄県石垣島が、ボビー・バレンタイン監督(55)に観光大使就任を検討していることが16日、分かった。人口4万6000人の離島がロッテ一色に染まる。27日に予定されているボビー来島に向け、石垣市観光課は「もし監督が観光地を回るのであれば、満足していただけるよう準備します」と島のよさをアピールするつもりだ。

同市観光課は、ロッテ後援会も発足させる予定で「何とか石垣でキャンプをやっていただきたい。私達も昨日からファンになりました」と猛アピール。日米に顔が広い指揮官を、あわよくば島の観光大使に、という思いもある。「やってもらいたい気持ちは大いにあります」と大歓迎ムードだ。全島を挙げてボビーを出迎える。

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検証・誤審審判の今を考える(4)

◇ごめん、高かったな

労組日本プロ野球選手会では毎年「選手が選ぶ!ベストアンパイア」を発表している。選手が各審判に5点満点で点数をつけ、平均値の上位者を発表する。選手は何を基準に「ベスト審判」を選ぶのか。選手会長のヤクルト宮本慎也(36)に聞いた。

宮本
「ボクは、コロコロとストライクゾーンが変わらない人に高得点をつけています。ゾーンの狭い、広いはあっても安定した判定をしてくれる審判がいい。」
≫選手会全体の結果を見ると、温厚なタイプが高得点を取っている気がする。
宮本
「もしかすると、その傾向はあるかもしれませんね。でも、人物評価ではないから、その辺の意識は選手もしっかり持つべき。これは唯一、選手が審判を評価する大切な機会。選手総会で、あらためて確認し合った方がいいでしょう。」

監督の声はどうか。最年長の楽天野村克也(71)は「審判には大変な仕事をしている自覚があるのか。野球は1球の勝負で決まることが多い。それで人生が変わる選手もいる」と、意識の点を指摘する。さらに「審判は実力主義にすべき。ダメな審判は下に落ちる。そうでもしないと根本的な解決にならない」という提案もしている。阪神岡田彰布(48)は「試合前のフリー打撃でも練習にくればいいと思う」と、目に見える努力を促した。

巨人原辰徳(48)は「今年ほど、審判の判定に泣かされたことはありませんでした」と振り返った。テレビ中継が多い球団で、ファンにも「誤審」が印象付けられる。原は「審判といえど人間だし、ある程度のミスは仕方がないと思っている」と前置きした上で「しかし」と続けた。

原監督
「しかし、現状では審判がミスを認めず、隠すため、後ろめたさのような心境でミスを繰り返す悪循環がある。ミスが分かれば判定を覆せばいい。その意味では出来る範囲で、ビデオ判定などの導入も考えた方がいいと思う。また、後日でも明確なミスは、認め、謝罪して欲しい。その方が互いにすっきりし、ミスは減ると思う。明確なミスの放置は、野球ファンにも失礼。正々堂々としたスポーツの世界でマイナスになります。」

選手や監督は1球に勝負を、生活を、人生をかけている。野球規則で権威を認められているというだけで、誤審まで納得はできない。十分に理解できる。では、両者は敵対関係で、互いに不信感を抱いてグラウンドに立つしかないのか。そうではない。原は最後に付け加えた。

原監督
「審判員とは、野球界を盛り上げ、高め合い、尊敬し合える同士でなければいけません。そうした関係を築き上げたいと望み、努力したいと思っています。」

宮本は体験談を口にした。

宮本
「昨年、いや一昨年かな。ボクが2ストライクに追い込まれてから、明らかに高いボール球を見送ったら、ストライクの判定で見逃し三振。おいおい、と思いましたよ。でも、後日、その審判の方が近づいてきて『宮本、ごめん。高かったな』と言った。三振が戻ってくる訳ではないが、それで選手は救われるところがある。」

「野球規則に書かれているから審判に従うべき」という審判の主張は、理屈、建前でしかない。監督や選手は文字に書かれた理屈ではなく、もっと「本音」での信頼関係を欲している。不断の努力、安定した判定、き然とした態度、反省する謙虚さ。100%の完璧な判定より、全体像として信頼できる審判が求められているように感じた。

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