千葉ロッテは1日、台湾・台北市内のホテルで新外国人戦力として呉偲佑(ウー・スヨ)投手(24)=181センチ、85キロ、左投げ左打ち=の入団を発表した。契約金4000万円、来季年俸3000万で2年契約。3年目は球団に選択権がある。背番号は46。
呉投手は「千葉ロッテは昨年のアジア一のチーム。そしてバレンタイン監督という世界を代表する指揮官の下で野球ができることと、熱狂的なファンと聞いている千葉で投げるのは本当に楽しみ。1年目から監督、ファンの期待に応えられるようにどんな努力も苦労も惜しまない」と抱負を語った。同投手は台湾・屏東縣出身。2004年に台湾プロ野球、ラニュー・ベアーズに入団。プロ通算68試合で29勝13敗1セーブ。防御率3.10。今季は25試合に登板し、23試合に先発。17勝3敗1セーブ。防御率2.26。計139回で142奪三振をマークした。
バレンタイン監督は「素質は素晴らしいものがある。彼の若さと素質を最大限に生かし、さらなる成長を期待している。チームが成功したとき、彼の活躍がその中心的な役目を果たしているに違いない」とコメントした。また山崎健投手の背番号が46から47に変更することが発表された。(金額は推定)
千葉ロッテは1日、台北市内のホテルで台湾プロ野球、ラニュー・ベアーズと業務提携を結んだ。この日、瀬戸山球団社長とバレンタイン監督が調印式に臨んだ。
千葉ロッテ・バレンタイン監督の話 この提携はアジアにおけるベースボール発展のために大きな意味を持つと確信している。特に日本と台湾にとって野球はナンバーワンのスポーツ。この提携によりアジアの野球の発展のため、できることはたくさんある。両者で様々は展開を考え、実行に移したい。
ロッテは1日、今年の台湾リーグ王者ラニューと正式に業務提携を結んだ。台湾で行われた調印式には、瀬戸山球団社長とバレンタイン監督も出席。同監督は「アジアにおけるベースボール発展に大きな意味を持つと確信している」と話した。この日は、同チームから来季ロッテに移籍する呉偲佑(ウー・スヨ)投手(24)の入団会見も同時に行われた。「日本でプレーできることが決まり興奮している。目標はアジア一に貢献すること」とコメントした。契約金4000万円、年俸3000万円(金額は推定)の2年契約。背番号は「46」。
ロッテは1日、台湾プロ野球・ラニューの呉偲佑(ウ・スヨ)投手(24)の入団発表を台北市内のホテルで行った。契約金4000万円、年俸3000万円の2年契約。背番号は46。また、ラニューとの業務提携も併せて発表した。
呉は今季17勝を挙げた左腕。会見に同席したボビー・バレンタイン監督(56)は「若さと素質を最大限に生かし、さらなる成長を期待している」と話した。呉も「目標はアジアNO.1に貢献すること」と抱負を語った。
さらにロッテはアジアとの交流を一層、図っていく方針。外国人枠(4)のほかに、アジア地域出身の選手に限り、1人を認める「アジア枠」導入に積極的に動いていく。重光昭夫オーナー代行(51)は「アジア枠は賛成。来週、韓国に行って、韓国野球委員会の総裁と話をする」としている。
ロッテが獲得した台湾プロ野球ラニューの呉偲佑(ウ・スヨ)投手(24)の入団会見が1日、台北市内のホテルで行われた。契約金4000万円、年俸3000万円の2年契約で背番号は46。会見にはボビー・バレンタイン監督(56)が出席するなど、期待の大きさをうかがわせた。
覇権奪回に向けて頼もしい若き左腕が加わった。今季、台湾リーグで17勝を挙げて最多勝を獲得。アジアシリーズ韓国戦でも好投した呉は「目標はアジアNo.1に貢献すること。どんな努力、苦労もいとわない」と意気込みを語った。
また、ラニューとの業務提携調印式も行われ、指揮官は「この提携はアジアにおけるベースボール発展のために大きな意味をもつ」と笑顔。来週にも重光昭夫オーナー代行が、アジア枠の創設に難色を示しているKBO(韓国野球委員会)の辛総裁に直談判する予定。今後もアジア戦略を進めていく。
ロッテは台湾プロ野球ラニュー・ベアーズの呉偲佑(ウー・スヨ)投手(24)と台湾・台北市内のホテルで契約金4000万円、年俸3000万円の2年契約を結んだ。背番号は46。今季17勝を挙げ、最多勝を獲得した左腕は「目標はアジア一。そのためにはどんな努力も惜しまない」とコメント。会見に同席したバレンタイン監督も「若さと素質を最大限に生かし、さらなる成長を期待している」と話した。また新たにラニューと業務提携したことも発表した。
ロッテがソフトバンクから自由契約になったフリオ・ズレータ内野手(31)の獲得を検討していることが1日、分かった。今季20本塁打以上の打者がいなかったロッテだけに、29本塁打の大砲は魅力的。現在継続中のソフトバンクとの交渉が決裂した場合、獲得に乗り出す可能性が高い。
何度も痛い目にあわされた相手だけに、その実力は十分分かっている。ロッテがズレータ獲得を視野に入れていることが分かった。
「彼がプレーしたい球団の1つはロッテ。ロッテの方も興味を持っているようです」と球界関係者が証言した。今季は連覇を逃し、リーグ4位に終わったマリーンズ。その理由の1つが大砲不在だった。ベニー、里崎の17本塁打が最多。25本塁打以上を3人がマークした日本一の日本ハムと、対照的な数字が表れている。
そこで、V奪回にむけてズレータの名前が浮上した。外国人選手で、来季ロッテでプレーすることが決まっているのはベニーと、台湾・ラニューから移籍の左腕・呉だけ。再び頂点を狙うには、ズレータのような長距離打者が欲しい。
ただし、高額年俸がネック。ソフトバンクが単年3億5000万円を提示し、残留要請しているだけに、それ以上の条件を提示できるかどうかは微妙。複数年契約などで、活路を見いだしたいところだ。
重光オーナー代行も、11月29日の球団納会で「V奪回が至上命令です」とチームを鼓舞した。そのためにも、Z砲獲得が望まれる。
ロッテは1日、台湾プロ野球ラニューの呉偲佑投手(24)=1メートル81、85キロ、左投げ左打ち=の入団を発表した。この日、バレンタイン監督と瀬戸山隆三球団社長が台北市を訪れ、2年契約を結んだ。契約金は4000万円で来季年俸が3000万円。3年目は球団に選択権がある。背番号は46。呉は「目標はアジア一に貢献すること。そのためにどんな努力も苦労も惜しまない」と抱負を語った。また、ロッテはラニューと業務提携を結び、山崎健の背番号が46から47に変更することも発表した。
ロッテが大学生・社会人ドラフトで6巡目指名したJR四国の中郷大樹投手(22)=1メートル78、75キロ、右投げ右打ち=と、同8巡目指名したデュプロの松本幸大投手(25)=1メートル75、75キロ、左投げ左打ち=が仮契約。中郷は契約金3000万円、年俸840万円、松本は契約金1000万円、年俸840万円。
ロッテ6巡目指名の中郷は高松市内のホテルに黒木スカウトらが訪れ、契約金3000万円、年俸840万円で契約した。
ロッテ8巡目指名の松本は契約金1000万円、年俸840万円で契約。
コミッショナー事務局は1日、今季の支配下選手のうち、各球団が来季の戦力として契約する権利を持つ保留選手名簿と、名簿から外れた自由契約選手94人を公示した。
自由契約となったのは米大リーグ入りを目指す桑田(巨人)や交渉がまとまらず退団が決まったガトームソン(ヤクルト)ら。セギノール(日本ハム)ズレータ(ソフトバンク)も保留選手名簿から外れたが、球団は残留交渉を続ける方針。
また今季限りで現役引退した新庄(日本ハム)は自由契約選手とはならず、任意引退選手として公示された。
自由契約選手 | ||||
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球団 | 選手 | 位置 | 年齢 | 年数 |
中日 | 遠藤政隆 | 投 | 34 | 13 |
落合英二 | 投 | 37 | 15 | |
チェン | 投 | 21 | 3 | |
川岸強 | 投 | 27 | 3 | |
鳥谷部健一 | 投 | 27 | 9 | |
柳沢裕一 | 捕 | 35 | 13 | |
高橋光信 | 内 | 31 | 9 | |
川相昌弘 | 内 | 42 | 24 | |
奈良原浩 | 内 | 38 | 16 | |
桜井嘉実 | 外 | 22 | 4 | |
阪神 | 石橋尚到 | 内 | 24 | 6 |
ヤクルト | ガトームソン | 投 | 29 | 2 |
三沢興一 | 投 | 32 | 10 | |
平本学 | 投 | 27 | 6 | |
本間忠 | 投 | 29 | 7 | |
松谷秀幸 | 投 | 24 | 6 | |
高橋敏郎 | 捕 | 26 | 4 | |
ラロッカ | 内 | 34 | 3 | |
久保田智 | 外 | 29 | 4 | |
内田和也 | 外 | 22 | 5 | |
巨人 | 桑田真澄 | 投 | 38 | 12 |
グローバー | 投 | 29 | 1 | |
伊達昌司 | 投 | 31 | 6 | |
南和彰 | 投 | 25 | 3 | |
原俊介 | 捕 | 29 | 11 | |
佐藤弘祐 | 捕 | 21 | 3 | |
大須賀允 | 内 | 26 | 5 | |
山本光将 | 外 | 22 | 4 | |
十川雄二 | 外 | 23 | 5 | |
広島 | ロマノ | 投 | 34 | 2 |
天野浩一 | 投 | 27 | 5 | |
ベイル | 投 | 32 | 3 | |
玉山健太 | 投 | 23 | 6 | |
苫米地鉄人 | 投 | 25 | 7 | |
飯田宏行 | 投 | 26 | 1 | |
フェリシアーノ | 投 | 26 | 3 | |
鈴衛佑規 | 捕 | 29 | 11 | |
浅井樹 | 内 | 34 | 17 | |
福井敬治 | 内 | 30 | 12 | |
横浜 | 村西哲幸 | 投 | 25 | 7 |
森大輔 | 投 | 24 | 3 | |
田中一徳 | 外 | 25 | 7 | |
日本ハム | 井場友和 | 投 | 30 | 6 |
横山道哉 | 投 | 29 | 11 | |
トーマス | 投 | 29 | 2 | |
矢野諭 | 投 | 28 | 10 | |
吉崎勝 | 投 | 28 | 7 | |
佐々木貴賀 | 投 | 25 | 7 | |
リー | 投 | 31 | 2 | |
岩下修壱 | 投 | 33 | 7 | |
セギノール | 内 | 31 | 4 | |
坪井智哉 | 外 | 32 | 9 | |
森章剛 | 外 | 27 | 9 | |
西武 | 田崎昌弘 | 投 | 32 | 5 |
小野剛 | 投 | 28 | 5 | |
張誌家 | 投 | 26 | 5 | |
宮崎一彰 | 内 | 31 | 7 | |
高波文一 | 外 | 31 | 13 | |
ソフトバンク | カラスコ | 投 | 29 | 1 |
芝草宇宙 | 投 | 37 | 19 | |
岡本劼能 | 投 | 33 | 10 | |
吉田修司 | 投 | 40 | 18 | |
定岡卓摩 | 内 | 20 | 2 | |
北野良栄 | 内 | 23 | 5 | |
ズレータ | 内 | 31 | 4 | |
カブレラ | 外 | 33 | 2 | |
宮地克彦 | 外 | 35 | 17 | |
榎本敏孝 | 外 | 20 | 3 | |
ロッテ | 杉原洋 | 投 | 21 | 3 |
瑞季 | 内 | 26 | 7 | |
垣内哲也 | 外 | 36 | 18 | |
喜多隆志 | 外 | 26 | 5 | |
井上純 | 外 | 36 | 18 | |
オリックス | 柴田誠也 | 投 | 21 | 3 |
オバミュラー | 投 | 29 | 1 | |
野村宏之 | 投 | 25 | 3 | |
宮本大輔 | 投 | 25 | 7 | |
小川裕介 | 投 | 27 | 5 | |
吉原孝介 | 捕 | 37 | 16 | |
三木仁 | 内 | 27 | 5 | |
中本和希 | 内 | 25 | 3 | |
小島昌也 | 外 | 21 | 3 | |
楽天 | 戸叶尚 | 投 | 31 | 14 |
矢野英司 | 投 | 30 | 8 | |
玉木重雄 | 投 | 35 | 11 | |
金田政彦 | 投 | 37 | 14 | |
グリン | 投 | 32 | 1 | |
佐藤和宏 | 投 | 29 | 5 | |
カツノリ | 捕 | 33 | 11 | |
酒井忠晴 | 内 | 36 | 18 | |
永池恭男 | 内 | 33 | 15 | |
飯田哲也 | 外 | 38 | 20 | |
佐竹学 | 外 | 32 | 10 | |
益田大介 | 外 | 33 | 11 |
プロ野球コミッショナー事務局は1日、今季の支配下選手のうち、各球団が来季の戦力として契約する権利を持つ保留選手名簿と、名簿から外れた自由契約選手94人を公示した。日本ハムのセギノール、ソフトバンクのズレータ、楽天のグリンも保留選手名簿から外れたが、球団は残留交渉を続ける。
西武が本拠地・西武ドームと2軍のネーミングライツ(命名権)を来年1月から変更することが1日、分かった。譲渡先には人材派遣や介護サービス「コムスン」などを手がけることで知られている「グッドウィル・グループ」が有力視されており、2日に所沢市内の球団事務所で発表する。
グループが再編を進めていた05年、球団も財源確保のために情報通信サービス業のインボイスに命名権を売却。球場は「インボイス西武ドーム」として2年5億円、2軍名は「インボイス」として3年6億円(金額はいずれも推定)の契約を結んでいた。
西武は「経営的な問題」(太田球団社長)としてインボイスとの契約期間満了を待たずに12月末での契約の打ち切りを決定し、インボイスも命名権の返還に合意。新たな譲渡先と交渉を進めていた。契約金額はインボイスと同程度と見られる。
西武は2日、人材派遣会社「グッドウィル」と球場の命名権などの契約を結び、来季から球場名を「インボイス西武ドーム」から「グッドウィルドーム」とすると発表した。また2軍のチーム名も「インボイス」から「グッドウィル」に変わる。契約期間は来年から5年。
西武の本拠地球場と2軍の命名権を、人材サービス会社『グッドウィル・グループ』(東京都港区)が取得すること1日、分かった。新名称は来季以降使用されるが、2日にも詳細が発表される。レッドソックス移籍が確実な松坂大輔投手(26)が抜ける西武が、また1つ生まれ変わる。
松坂なき西武に、希望の光が差し込んだ。人材派遣大手の『グッドウィル・グループ』が来季から強力サポート。西武の本拠地球場と2軍の命名権(ネーミングライツ)を同時取得することになった。
「意外な組み合わせかもしれませんが、グッドウィルさんにスポンサーになっていただいたようです」と明かしたのは西武グループ関係者。現在球場と2軍の命名権を所有する情報通信サービス業『インボイス』は、すでに来季以降の契約を更新しないことが確定。球場を管理する西武鉄道が中心となって新スポンサーを探していたが、一時有力候補だった流通グループ『セブン&アイ・ホールディングス』に代わり『グッドウィル・グループ』が名乗りを挙げたという。
同グループは様々な業種で人材派遣を展開しているほか、介護ビジネス大手の「コムスン」など有力企業を傘下に収めている。代表取締役会長兼CEOを務める折口雅博氏はかつて、ディスコ「ジュリアナ東京」や「六本木ヴェルファーレ」などを立ち上げたカリスマ。ここ数年は社会貢献にも積極的で、ファンの声を重視する西武との共通点も多い。関係者は「両者がダッグを組むことで、今まで以上にファンのためになるサービスができればいい」と期待感をにじませた。
契約料については『インボイス』が取得した際の4億5000万円と同程度とみられ、名称は『グッドウィル西武ドーム』や『コムスン西武ドーム』などが予想されるが、詳細は2日にも発表される。松坂のメジャー移籍に伴い、約60億円のキャッシュを手にする西武が、新しいスポンサーの援助も手に入れた。
西武鉄道と西武球団が本拠と2軍の命名権(ネーミングライツ)を人材サービス会社のグッドウィル・グループ(折口雅博CEO、本社・東京都港区)に売却することが1日、分かった。2日に西武ドームで発表される。これまで権利を持っていたインボイスは今季限りで2年契約が切れる球場に加え、2軍との3年契約も1年を残して契約解除が決定。西武は新たな契約先を探していた。
グッドウィルは95年2月に設立。人材派遣会社の最大手で、資本金は約266億円(06年8月1日現在)。高度な技術を有する人材の派遣や、総合介護サービスといった人材、健康ビジネスを手がける。正社員は1万3819人。2日の正式発表が注目される。
経営再建中の三洋電機は1日、プロ野球のオールスターゲームのスポンサーからの撤退を発表した。経営環境が厳しく、経費を削減するのが狙いで、11月29日の緊急役員会で契約終了を決定し、この日、日本野球機構に伝え了承された。
三洋電機は1988年からオールスターに特別協賛し、3億4000万円の協賛金を拠出してきた。コミッショナー事務局の長谷川事務局長は、「サンヨーオールスターはファンにも定着していたが、ギリギリの選択だったのだろう」と話した。
広告代理店を通じた契約は来年まで残っており、日本野球機構の収入は減らないが、同局長は「プロ野球のイメージを含め、賛同していただける企業があればスポンサーをお願いしていかなければならない」と、今後新たなスポンサー探しを行うことを表明した。
経営再建中の三洋電機(本社・大阪府守口市)は1日、プロ野球オールスター戦の冠スポンサーを降りると発表した。11月末の役員会で決め、この日、契約先の日本野球機構に伝え了承された。
企業イメージ向上に、1988年から今年まで19年間「サンヨーオールスターゲーム」として協賛してきた。協賛金は年間3億4000万円。
連絡を受けた長谷川一雄コミッショナー事務局長は「実行委員会で対応を練る。(新協賛社は)プロ野球のイメージに合い、賛同できる会社にお願いしたい」と話した。
三洋電機は「国民的イベントを通して活力をアピールする目的は達成。昨今の厳しい経営環境を勘案した」とコメント。ラグビーやバドミントンは活動を続ける構え。
経営再建中の三洋電機は1日、プロ野球のオールスターゲームのスポンサーを降板すると発表した。経営環境が厳しく、経費を削減するのが狙い。数億円規模の効果があるとみられる。前月末に契約終了を決め、この日、日本野球機構に伝えた。ラグビーやバドミントンといった企業スポーツ活動は続けるとしている。
三洋電機は企業イメージを向上させる目的で88年から今年まで19年間、3億4000万円の特別協賛金を出し「サンヨーオールスターゲーム」として球宴を協賛してきた。
降板の連絡を受けたコミッショナー事務局の長谷川事務局長は「20年の区切りとなる来年も協賛いただけると考えていましたが、残念です。長期間にわたり、非常に多大な協力をしていただき感謝しています」と語った。すでに12球団に連絡を入れた。今後については4日の実行委員会で検討される。
三洋電機は1日、オールスターゲームのスポンサーを降りることを発表した。経費を削減するのが狙いで、数億円規模の効果があるとみられる。
同社は企業イメージを向上させる目的で、1988年から今年まで19年間、「サンヨーオールスターゲーム」として協賛してきた。しかし経営環境が厳しいこともあり前月末に契約終了を決め、この日、契約先の日本野球機構に伝え、了承されたという。
プロ野球コミッショナー事務局の長谷川事務局長は「ファンの皆さんにも『サンヨーオールスター』という名称が定着していただけに残念です」と表情を曇らせた。新スポンサー選定など今後の対応については4日の実行委員会で検討する。
ただ、特別協賛金の3億4000万円については、広告代理店を介した契約形態となっており、仮に新スポンサーが付かなくても来年1年間は広告代理店が契約料金を保証する。次のスポンサーについては「(今までも)興味を示している会社もないことはない」(同事務局長)という状況だという。
ロッテが大学生・社会人ドラフトで6巡目指名したJR四国の中郷大樹投手(22)=178センチ、75キロ、右投右打=と、同8巡目指名したデュプロの松本幸大投手(25)=175センチ、75キロ、左投左打=の入団が1日、決まった。中郷は契約金3000万円、年俸840万円、松本は契約金1000万円、年俸840万円でいずれも仮契約した。(金額は推定)
ロッテは1日、台湾プロ野球ラニューの呉偲佑投手(24)=181センチ、85キロ、左投左打=の入団を発表した。
バレンタイン監督と瀬戸山隆三球団社長が台北市を訪れ、2年契約を結んだ。契約金は4000万円で来季年俸が3000万円。3年目は球団に選択権がある。背番号は46。呉は「目標はアジア一に貢献すること。そのためにどんな努力も苦労も惜しまない」と語った。バレンタイン監督は「若さと素質を最大限に生かし、さらなる成長を期待している」とコメントした。
また山崎健の背番号が46から47に変更することが発表された。(金額は推定)
ロッテは1日、台湾プロ野球ラニューと業務提携を結んだ。この日、瀬戸山隆三球団社長とバレンタイン監督が台北市内での調印式に臨んだ。
横浜石井琢朗内野手(36)ロッテ渡辺俊介投手(30)が、都内ホテルで行われた「栃木県民栄誉賞授与を祝う会」に出席した。
2年間の暫定ドラフトが終わった。制度を決めた当事者の球団代表達でさえ「妥協の産物」と評するドラフトだった。4日の実行委員会から、暫定ドラフトの検証と新制度の検討が始まる。さて、どんな議論になるのだろうか。昨年同様、それぞれの球団が利害を主張するだけなのか。
暫定ドラフトを評するには球団代表らトップの意見だけでは足りない。スカウト活動の現場では何が起きて、何を感じているのか。最前線にいる当事者の意見を知っていく必要がある。日刊スポーツではそう考え、スカウトらに話を聞いた。ドラフト現状を憂い「実名を出して構わない」というスカウトもいた。だが球団や選手を特定することが目的ではないため、スカウトは全員を匿名にした。
ドラフトはプロ野球の入り口。フリーエージェント(FA)やポスティングシステムなどへの影響も大きい。プロ野球界の今を映す縮図といってもいい。ドラフト制度を考えると、プロ野球界の未来が見えてくる。
04年にスカウト活動の不正行為が明るみに出て、巨人、阪神、横浜のオーナーが責任を取って辞任するという大騒動が起きた。これを受け、球界はクリーンなスカウト活動を誓い、倫理行動宣言を出した。
プロ野球が70周年を迎えた2004年は、変革を求める「ウェイクアップ・コール」が球場に響いた年であった。私達野球人は、フェアプレーとスポーツマンシップに立ち返ることから始めたい。それがプロ野球に対する国民の信頼を確保し、ユニホームの栄光を汚さぬ唯一の道であるからだ。
そうした決意のもと、私達は日本プロフェッショナル野球協約、諸規則とその精神を守ることを改めて誓う。とりわけ、新人選手獲得活動については、2度と国民の不信を招くことのないよう、自らを厳しく律したい。そのために12球団で次のような倫理行動を申し合わせ、これを遵守することを宣言する。
2005年6月20日(以下に12球団名)
ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)は、暫定ドラフトをバッサリと批判する。大学・社会人ドラフトの後で「選手がチームを選ぶシステムは良くない。ドラフトとはチームが選手を選ぶもの」と語った。ロッテは東京ガス木村の獲得を狙っていたが、先に横浜に指名された。木村についても「横浜が指名したのだから、横浜に行くことを考えるべき」と、横浜入りを勧めた。
希望枠を「悪いシステム。どのチームにも同等の機会を与えるべき」と否定し「選手が何年か自分の力で努力を続け、自分の思う球団でプレーする権利を得てもいい」と、選手の希望はFAに集約すべきとの考えを示していた。同監督は6月にスカウト活動における不正の存在を示唆したが、コミッショナー事務局の指摘を受けて後日取り消している。
倫理行動宣言を覚えていますか?3人の球団オーナーが辞任した2年前の「一場問題」。選手獲得のための利益供与が明るみに出て、ドラフトをクリーンなものにしようという決意表明だ。「2度と国民の不信を招くことのないよう、自らを厳しく律したい」。2度の暫定ドラフトを経て、何が変わったか?
複数のスカウトが吐き捨てるように言った。「全然、守られていない」。「証拠はないが、(裏金の)証言はある」。これが全てではないが、選手獲得の最前線からそんな声が聞こえてきた。国民どころか当事者の不信感もぬぐえていない。
ファンは今年の大学・社会人ドラフトでさらに不透明感を募らせたのではないだろうか。希望枠だけでなく、3巡目以降で指名される選手も球団を希望することが目立った。これがドラフト?まるで自由競争だ。強烈な違和感を覚えた。入団するかは別として、そもそもウエーバー方式は自由に指名できる制度のはす。今回のドラフト終了後に、複数の球団関係者から「よっぽど指名しようか、と思った」という言葉を聞いた。それでも意中の球団ではないから、手が出せない。なぜ指名できないのか?「裏に何かあるんじゃないか」と勘ぐってしまう。全球団がクリーンにスカウト活動をしていたとしても、懸念を抱かせた時点で倫理行動宣言は効力を発揮していない。
倫理的に行動することとは?その意味も曖昧だ。あるスカウトが財布の中の領収書を見せてくれた。10万円近い会食費だ。「これはうちの会社(球団)に言っても、経費で落ちないだろうな。でも今までの付き合いを急にやめる訳にはいかない」。限られた給料の中で、自腹で関係づくりに励むスカウトも少なくない。倫理的に行動しろ、と口で言うのは簡単だが、現場の犠牲で成り立っている部分もある。
「売り手」の方はどうか?記者は今年からアマチュア野球を取材しているが、アマ側の生々しい部分も垣間見た。ある高校の指導者の嘆き節を聞いた。「有望な中学生を持つ親は『甲子園プラス金』で高校を選ぶ。せめて高校ぐらいは汗水流して稼いだお金で入学させて欲しいのだが…」。現在、高野連は野球部員であることを理由とした授業料や生活費の免除および奨学金制度を禁止している。しかし実情は守られていないという。逆指名制度の導入から「売り手市場」に転換。選手はやはり金になる。中学年代から選手やその周囲が「利益供与」に慣れている場合、憧れだけでプロ野球のユニホームに袖を通すのは難しいだろう。
「来年のドラフトはどうなるの?」。取材をしていると、スカウトから何度も聞かれる。先行きの見えない不安をそこに感じる。
プロ野球の「入り口」の部分はいまだに混乱している。現場の声をどう改革に反映するのだろうか。