わたしはかもめ2006年鴎の便り(12月)

便

12月7日

契約更改

選手名年俸前年比
高木2400△300
高木
「今シーズンは個人的には昨年より登板数も増えたし良かったと思う。今年はちょうど20年目のシーズンということで周囲からは『凄いね』とか言われたけど、やっている本人は本当にシーズンが始まると毎年あっという間に過ぎていくので、あまり20年目ということに意識はなかった。ただ、振り返るとよく20年もやってきたなとは思う。歳をとってからは、特に私生活での体調管理をしっかり行い、暴飲暴食は止めるようにしました。それが、ここまでやれている理由の1つだと思う。来シーズンはチームとしてはもちろんV奪回。僕自身もその中で活躍していいシーズンにしたい。若い力が成長してきているけど、自分で『負ける』と思ったら、この世界終わりなんで、若い選手に負けないように頑張っていきます。」

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故郷栃木の子供の恩返し、俊介サンタです

渡辺俊が、地元栃木の子供達へビッグなクリスマスプレゼントを贈ることが7日、分かった。「僕は栃木市営球場でやるだけで感動した。プロの球場でプレーしたいという子供達の励みになると思う」と、26日に千葉マリンへ少年野球チームを招待する。今年はWBCでの活躍を評価され、栃木県民栄誉賞も受賞。地元への恩返しの思いがより一層強くなった渡辺サンタが、子供達の夢をかなえる。

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俊介サンタがビッグプレゼント[報知]

栃木県民栄誉賞の恩返しに3チーム招待  俊介が1日遅れのサンタになる。ロッテ・渡辺俊介投手(30)が出身地の栃木・都賀町の少年野球チームを招待し、26日に千葉マリンスタジアムで野球大会を開くことが7日、分かった。子供達にとっては憧れのプロ野球の舞台に立てる夢のプレゼントになる。

自分の経験がきっかけだった。毎年オフには栃木県内で野球教室を開いていた渡辺俊。今年はさらにバージョンアップさせることになった。「僕も初めて栃木市営球場で野球をしたときは感動した。さらにプロも使っている球場でやれたら、これからの励みになるでしょ」と本拠地に故郷の3チームを招待することを決めた。

やるからには中途半端にはやらない。場内アナウンスは公式戦と同じウグイス嬢が担当する。自身は審判として参加する予定。同じ栃木県出身の成瀬善久投手(21)も参加する予定で、渡辺俊は「賞品も出して、MVPとか決めたら面白いですね」と話した。

今年はWBCでの活躍が認められ、栃木県から県民栄誉賞も贈られた。その恩返しにもなる“サブマリン杯”。「引退後は野球だけでなく、スポーツ全体のことを子供達に教えられたらと思っている。裾野を広げていきたい」と将来のプランも話した。子供達には最高のクリスマスプレゼントになる。

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渡辺俊、千葉Mに小学生招待する[デイリー]

ロッテの渡辺俊介投手(30)が、26日に地元・栃木県の少年野球チームを千葉マリンに招き野球教室を行うことを7日、明らかにした。

昨年までは栃木県で野球教室を行っていたが、「今年は千葉マリンに招待する。実際にプロのグラウンドがどんなものか。きっとみんなの励みになると思う」。選手1人で本拠地を丸1日借りて実施するのは異例だが、「将来の夢は子供達の教育だから。また、(野球界の)裾野を広げるため」という。

午前中に簡単な野球教室を行い、午後からは少年野球チーム同士で試合を行う。「MVPとか選出したりしたい。僕は審判でもしようかな」と楽しそうに当日の構想を練っていた。

この日は大阪市内で行われた選手会総会、スポーツフェスティバルに参加した渡辺俊。年末は未来のプロ野球界のために一肌脱ぐ。

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ロッテ・渡辺俊、サンタになる!千葉マリンで少年野球大会開催[サンスポ]

ロッテ・渡辺俊介投手(30)が、26日に出身地の栃木・都賀町などから少年野球チームを千葉マリンスタジアムに招待し、野球大会を開催することになった。プロ野球選手と同じ舞台、同じ環境でプレーできる“サブマリン杯”。野球少年達にとって、忘れられない思い出になるはずだ。

憧れのプロ野球選手と同じグラウンドで試合ができる。そんな夢舞台を、渡辺俊が用意する。

渡辺俊
「(千葉)マリンを使用できるなら、試合を経験してもらいたいと思った。プロがどんなところでプレーしているか体験できれば、励みにもなると思う。」

今年は、WBCでの活躍などもあって栃木県民栄誉賞を受賞した渡辺俊。地元に「何か恩返しを」と考えていた。そこで、まずは出身地・都賀町から26日に3チームを招待する。サブマリンから1日遅れのクリスマスプレゼントだ。

渡辺俊
「ボクが初めて栃木市営球場でプレーしたとき、すごく感動しましたから。」

当日は『1番・ショート、○○(名前)』と本番さながらのアナウンスが場内に響く。また、サプライズの可能性も十分。「それぞれ監督がいるから、邪魔しないようにします」と笑いながらも、飛び入り参加を示唆した。

「野球を通して夢とか教育とか、協力していきたい。ボクらができるのは、そういうことだけですから」。サブマリン・サンタからのプレゼントは、驚くほど“でっかい”ぞ。

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選手会「日韓シリーズやめて」[報知]

労組・日本プロ野球選手会の定期大会が7日、大阪市内のホテルで開かれ、11月中旬に予定されている「日韓シリーズ」は日程的に困難との考えを示し、同シリーズが暗礁に乗り上げる可能性が出てきた。

日本と韓国のプロ選抜チームで戦う「日韓シリーズ」は5試合を予定し、2年ごとに開催。07年は日本で、09年は韓国で行うこととし、7月の実行委員会でも承認された。しかし、この日の選手会では「やめて欲しい」という意見が占め、宮本会長(ヤクルト)は「来オフの最重要な試合は五輪予選。日程的に難しいと感じている」と話した。

11月下旬に台湾で北京五輪のアジア予選が行われるため、同24、25日には日本代表の壮行試合が予定されている。「アジアシリーズが11月11日まであって、日本代表の集合が20日。その間に5試合やるのは無理がある」と宮本会長は説明。「手の内を見せるデメリットはあるが、壮行試合が日韓戦ならまだ考えられる」と付け加えた。

日本代表メンバー以外で「日韓シリーズ」の選抜チームを組むことも考えられるが、ある選手会長は「それじゃ盛り上がらない」と語り、改めて日本プロ野球組織(NPB)と話し合っていく方針になった。

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ドーピング検査、来季から本格化[報知]

今季から日本プロ野球組織(NPB)が導入したドーピング(薬物使用)検査が来季からは本格運用されることが7日、分かった。11月30日のNPBと日本プロ野球選手会の協議会で報告があり、開幕までに周知徹底を図る予定。今季は暫定的に実施していたが、選手会関係者によれば違反者はなかったという。

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プレーオフ収益の運用案「選手の年金」[報知]

来季からセ・リーグでも導入されるポストシーズンゲーム「クライマックスシリーズ」の収益金について、労組・日本プロ野球選手会定期大会で意見が交わされた。ソフトバンク・小久保は「(収益は)経営難のチームや選手の年金に充てたらどうかという意見が出ました」と新たな運用方法を説明。導入3年目だったパ・リーグでは、プレーオフに進出した3球団へ収益が分配されるのが現状。ヤクルト・城石も「プロ野球全体のために(収益が)集められる組織ができればいい」と話していた。

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故障者のFA取得権日数「90日加算を」[報知]

来季から実施を目指している「故障者選手特例措置」で、NPB側と選手会側の考えが大きく開いてきた。前年度出場登録日数が145日以上の選手を対象に、一部の故障選手にFA権取得日数としてカウントするもの。NPBは加算日数を最大30日とし、選手会は60日を主張していたが、この日の定期大会では投手陣から「肩、ひじの故障は簡単には治らない」という声が上がり、90日から120日という意見が出た。「個人的には90日欲しい」と松原選手会事務局長は話し、今後は最大90日の加算を訴えていく方針を示した。

しかし、選手会としては、まず日数よりも故障者を同じレベルで見るのではなく「重症と軽症に分けたい」(宮本会長)で一致。加算日数については、今後も事務折衝などで話し合っていく。

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選手会がドラフト希望枠の撤廃求める方針決議[サンスポ]

労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は7日、大阪市内で定期大会を開き、ドラフト改革、アジア枠、新たに導入される「故障選手特例措置」などを協議した。

選手会は2年間の暫定期間を終えた分離ドラフトの見直しに関し、希望入団枠の撤廃を求める方針を決議した。宮本会長は「不正をしにくい制度にしていかないといけない」と罰則の厳格化も要望。主張してきた完全ウエーバーの導入は、入札抽選との併用も可とした。

NPB(日本プロ野球組織)が来季からの目指す外国人枠とは別の「アジア選手枠」については、プロ経験のない選手が日本人同様の統一契約書にサインした場合のみ認めることとした。あわせて外国人選手の契約切れ=自由契約となる現行の契約方式を改めることを要望する。

また、前年度出場選手登録145日以上の選手が故障して登録から外れた場合、一定期間をFA権取得日数に加算して救済する「故障選手特例措置」については、故障を重症と軽症とに分け、NPB案の最大30日よりも長期とするよう求めることで一致。一方、来年11月に開催される方針の日韓野球には協力できないという意見が大勢を占めた。

◇ドーピング検査を本格実施へ

今季から日本プロ野球組織(NPB)が導入したドーピング(薬物使用)検査が来季から本格運用されることが分かった。11月30日のNPBと日本プロ野球選手会の協議会で報告があり、開幕までに周知徹底を図る予定。今季は暫定的に実施していたが、選手会関係者によれば違反者はなかったという。

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選手会、アジア枠、日韓野球に反対[スポニチ]

労働組合・日本プロ野球選手会(会長=ヤクルト宮本慎也内野手)は7日、大阪市内で第24回定期大会を開き、日本プロ野球組織(NPB)が来季導入を決めたアジア枠、来秋開催を決めた日韓野球に反対する方針を固めた。今後、労使間での折衝は難航が予想され、来年の導入・開催が見送られる可能性も出てきた。

宮本会長は「分かりやすく言えば」と前置きして「姜建銘はいいが李承Yはダメです」と言った。選手会が態度を明らかにしたのは初めてで基本反対だった。現行4人の外国人枠にアジア出身選手1人を増やす制度で、NPBは昨年も今年も実行委員会で決議。反対する韓国や台湾に来年1月に説得に出向き来季の導入を目指す。だが、選手会は枠の適用資格に「プロ経験がない者」の条件を付け、宮本会長は「その上で話し合いに入る」と反対姿勢を強く打ち出した。

また、NPBが来秋新設を決めた日韓野球(11月開催)も反対を表明。直後に北京五輪予選もあるため「無理。どこで5試合もやるというのか。五輪予選突破が最重要点」と宮本会長。NPBとの次回交渉は来年1月。アジア枠も日韓野球も再考が迫られ、来季実施は見送りの可能性が出てきた。

◇大学・社会人の希望枠撤廃も訴える

来年導入の新ドラフト制度について選手会はあらためて大学・社会人の希望枠撤廃を訴えた。「不正しにくい制度であることが大切」と宮本選手会長。不正時の罰則規定では3年間の指名権はく奪などの意見が出された。今まで主張してきた完全ウエーバー制導入についてはアマ選手の希望球団があった場合の配慮や、ドラマ性から上位指名に限って抽選方式を取る意見が多く出された。

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ドラフト改革、希望枠撤廃で一致[デイリー]

労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)の定期大会が7日、大阪市内のホテルで行われ、2年間の暫定期間が終了し見直しが決定しているドラフト制度に関して、希望枠の撤廃を求める方針で一致した。

「できるだけ不正をしにくい制度にしていきたい」と宮本会長。不正があった際のドラフト参加権の剥奪、億単位の罰金など厳罰化の要望も確認した。一方でこれまで主張してきた完全ウエーバー制に、最上位指名限定の入札抽選制(クジ引き)を新たな選択肢として加えた。

また外国人枠とは別のアジア枠には、対象国のアマチュア選手獲得の場合のみ検討の余地があるとし、現行の外国人枠にプラスする形の制度には異論が出た。来年11月開催方針の日韓野球にも「日程的に難しい」「開催意義がない」との声が上がり、同じ11月開催の北京五輪アジア予選突破に力を注ぐべきという見解で一致した。

FA移籍で派生する補償金の撤廃、クライマックスシリーズ収益金のNPBによる一括管理を求める方向性も確認。「問題が多くて議論できなかった部分もあるが、選手の意見を直接聞いて、方向性を出せたところもある」と宮本会長。希望枠撤廃など選手会の「総意」は、年明けの拡大事務折衝でNPB側に示される。

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プロ野球選手会「希望枠撤廃」で一致[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長、36=ヤクルト)が、ドラフト希望枠とFA補償金の撤廃を求める方針を固めた。7日、大阪市内のホテルで選手会総会が開かれ、諸問題について選手の意見を集約した。宮本会長は「最も時間を割いたのはドラフト問題。選手会としては希望枠の撤廃でまとまりました」と語った。これまで選手会は順番通りに指名していく完全ウエーバーを主張していたが、この日は上位指名は抽選という案も多く出た。

希望枠の撤廃を求める理由として、同会長は「スカウト活動の不正を起きにくくすべき。撤廃と共に罰則も厳しくすべき。数年間のドラフト参加権をはく奪、億単位の罰金とかですね」と説明した。抽選案は不正防止と共に、ドラフト会議が注目されることで新人選手がファンに認知され、人気が出るという理由が挙げられた。宮本会長は「抽選の方が、ウエーバーより希望球団に行ける望みはありますからね。いずれにせよ希望枠の撤廃が第一です」と語った。

ドラフト改正案とリンクするフリーエージェント(FA)についても様々な案が出た。現在9年からの短縮よりも、補償の撤廃を優先して求めていく方針となった。旧球団に対する金銭および選手の補償があるため、トップ選手を除いて移籍が活性化しない。宮本会長は「補償がネックとなるため、選手の海外流出にもつながっている」と話した。これらの意見は1月中旬の事務折衝で経営側へ報告、提案される。

2年間の暫定ドラフトが終わり、実行委員会でもドラフトについて検討される。選手会の声が、制度改正への追い風となりそうだ。

球団の補償
野球協約205条で「FA宣言選手と選手契約を締結した球団は、当該選手の旧球団にたいし金銭および選手を補償しなければならない」と定められている。金銭は、権利行使の回数、人的補償の有無などによって変わるが、選手の前参稼報酬年額の120%〜40%になる。

◇ドーピング検査、来季から本格運用

今季から日本プロ野球組織(NPB)が導入したドーピング(薬物使用)検査が来季からは本格運用されることが7日、分かった。違反者は出場停止などペナルティーを科される。選手会も基本的に了承している。選手総会では議題にならなかったが、来年2月の春季キャンプ中に各球団で説明するなど周知徹底が図られる。ドーピング検査は今年から実施されていたが、初年度は啓蒙期間としてペナルティーは設けていなかった。

オリックス川越
「ドラフトは抽選にせよウエーバーにせよ、分かりやすい制度にすべき。抽選のときは、僕も注目してテレビを見ていましたよ。」
巨人上原
「(故障者選手特例措置について)投手としてはありがたい。ただ、けがの重度、軽度など難しい問題はたくさんあります。」

◇選手会総会出席者

ヤクルト
宮本、城石、米野
ソフトバンク
小久保、斉藤和、川崎、的場
日本ハム
金子、森本
西武
赤田、中島、片岡、涌井
ロッテ
清水直、小林雅、里崎、渡辺俊
オリックス
川越、平野恵、平野佳
楽天
高須、福盛
中日
井上、荒木
阪神
赤星、藤本
巨人
小笠原、高橋由、上原
広島
新井、大竹
横浜
金城、相川

◇その他の主な審議事項

(1)
公式戦日程の緩和。ナイター翌日のデーゲームの開始時間など。
(2)
来季から導入するクライマックスシリーズ(ポストシーズン試合)の収益について。日本野球機構が一括管理し、経営難の球団救済や選手年金に使うべきという案が出た。
(3)
アジア枠について。統一契約書による契約にし、FAなど日本人選手と同等にすべき。また、外国人の契約に対するルールも明確にすべきという案が出た。
(4)
日本版の故障者リスト「故障者選手特例措置」について。期間が30日では短過ぎるという意見でまとまった。
(5)
日韓野球について。日程上難しいという意見が多かった。

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NPBが来季からドーピング検査を本格実施[報知]

今季から日本プロ野球組織(NPB)が導入したドーピング(薬物使用)検査が来季からは本格運用されることが7日、分かった。11月30日のNPBと日本プロ野球選手会の協議会で報告があり、開幕までに周知徹底を図る予定。暫定的実施の今季は選手会関係者によれば違反者はなかったという。

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プロ野球選手会総会で宮本会長ら留任[ニッカン]

プロ野球選手会総会が7日、大阪市内のホテルで行われ、12球団23選手が出席した。ヤクルト宮本慎也会長(36)ら選手会幹部役員の留任が承認された。様々な球界問題について討論し、理事会と合わせて話し合いは約6時間にも及んだ。宮本会長は「もっとも時間を割いたのはドラフト問題。選手会としては希望枠の撤廃でまとまりました」とドラフトの不正をなくすための意見をまとめた。また来季から導入される「故障者選手特例措置」やFA問題、アジア枠なども議題となった。

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選手会はドラフト希望入団枠の撤廃で一致[報知]

労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は7日、大阪市内で定期大会を開き、2年間の暫定期間を終えた分離ドラフトの見直しに関し、希望入団枠の撤廃を求める方針で一致した。宮本会長は「不正をしにくい制度にしていかないといけない」と説明した。併せて罰則の厳格化も要望していくことを確認した。

また出場選手登録が145日以上の選手が翌年故障して登録から外れた場合、一定期間をFA資格取得の日数に加算して救済する新制度「故障選手特例措置」の期間については、経営者側案の30日よりも長期とし、故障の程度で期間を分けるよう要望することになった。

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宮本会長、問われる2年目の真価…ドラフト改革[夕刊フジ]

2年目を迎えた労組選手会の宮本選手会長(ヤクルト)は、ドラフト改革で真価が問われることになりそうだ。労組選手会総会が7日、大阪市内のホテルで行われた。「9時半から6時間やっても足りなかった。問題が山積み」(宮本会長)と言うほど、様々な問題が話し合われた。

その中でもっとも時間を割いたのがドラフト問題。

宮本会長は、「選手会としては希望枠の撤廃でまとまりました。不正しにくい制度にして欲しい。完全ウエーバーで全くなくなるかは分からないが、希望枠よりは不正しにくい」と要望。「どこまでがいいか悪いかを決めて、破ったらドラフトに3年出られないとか、億単位の罰則を作って欲しい」と訴えた。

選手会が希望枠の撤廃にこだわるのは、「今年はウワサですけれど、そういう話も出ていた。正すようにしないと」(宮本会長)と、不正疑惑が消え切れていないからに他ならない。

「特定の球団が少し調子に乗りすぎているようだ。学校を囲ったり、色々やっていると聞いている。こういう話はウワサでも出てはいけない」(ある選手)と、目に余る行為があると指摘する。

後に撤回したが、ロッテ・バレンタイン監督は6月9日に、「近年のスキャンダルで裏金はなくなったと思われたが、決してなくなっていない。総額で30億円ぐらいが使われている」と爆弾発言した。選手会幹部によると、宮本会長はバレンタイン発言を指している訳ではないという。

しかし、今までのパターンだと、機構側にズルズル引き延ばされて、選手会の要望は受け入れられないことが多い。

1日の機構側との事務折衝で、阪神・野崎球団社長は、「宮本会長は事務折衝に毎回出てきている。真摯に受け止めたい」と評価。宮本会長も、「1つ1つの質問に答えを出してもらった。今までで1番有意義な話し合いができた」と大きな前進ととらえているが、このままスンナリ行くかは分からない。

前任の古田選手会長(ヤクルト)は“闘う選手会長”として名を挙げた。ドラフト問題は来年の早い時期に結論を出す必要がある。宮本会長は短期間での行動力が試される。

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