わたしはかもめ2006年鴎の便り(12月)

便

12月19日

黒木、60%ダウン[千葉日報]

千葉ロッテの黒木知宏投手(33)が19日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、2400万円(60%)減の1600万円でサインした。「来年頑張るだけ。何も仕事をしていない。来年仕事をしないと野球人生の先はない」と悲壮感が漂った。今季は5試合に登板し、1セーブだけ。年俸は全盛期の10分の1以下となったが、「ものを言える状態じゃない。頑張るしかない。来年は重要な1年」と決意を口にした。交渉を終えた狭間球団代表補佐は「もうひと花、ふた花咲かせてV奪回の立役者になって欲しい」。

また、大塚明外野手(31)は340万円減の3060万円で更改。「15パーセントダウンと言われたが粘って10パーセントにした」。(金額は推定)

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契約更改

◇黒木60%減の1600万円

わずか5試合の登板で0勝0敗1セーブに終わった黒木投手が19日、減額制限(25%)を大幅に超える60%減の1600万円で更改した。

ここ数年、右肩痛に悩まされて不振続き。2000年に1億8000万円あった年俸は、10分の1以下に落ち込んだ。33歳の右腕は、「仕事をしていないのだから仕方がない。来年は勝負の年。頑張らないと先の野球人生はない」と悲壮な決意を口にした。

大塚外野手は340万円減の3060万円でサインした。金額は推定。

選手名年俸前年比
黒木1600▼2400
大塚3050▼350
黒木
「苦しんだシーズンですね。今シーズンは中継ぎをルーキー以来やって、中継ぎ陣のタフさとか、凄さとか分かったし、そういう意味ではいい経験ができたと思います。実際肩の状態や体の状態は苦しいときもあったけど、それは付き合っていかなければいけないんですが、それでも思うようにいかない時もあったし、歯がゆさもあった。来年はそういうことがないように体を作っていきたい。ファンの皆さんも元気がない顔しているとか思われているかもしれないけど、やっぱり、楽しんでやらないといけないと思うし、来年こそ、楽しそうに野球をやっている黒木を見て欲しいと思う。」
大塚
「今シーズンは苦しかったなりに見出せるものもあったシーズンだった。シーズン前半はキャンプで肩の調子を落として自分の思う通りにいかなかったけど、後半は自分なりにうまくできたと思うし、調整方法も分かった気がする。来シーズンはもう若くないんで、1年でも長くというのが大前提で、若い選手と争って勝ち抜きたい。その若い選手に勝つためのセールスポイントは僕の『野球勘』なんで、特別守りがうまい訳でも、肩が強い訳でも、足が速い訳でもないけど、野球勘に関しては人より秀でていると思うので、そこら辺で焦眉していきたい。」

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黒木、悲惨!7年で10分の1以下…1600万円で更改[報知]

ロッテの黒木知宏投手(33)が19日、千葉マリンで契約更改を行い、減額制限の25%を超える60%ダウンの1600万円でサインした。2000年には1億8000万円あった年俸が7年で10分の1以下に下がる異例の大減俸。黒木は「来年仕事をしないと野球人生はない。重要な年になる」と引退を覚悟し来季に臨むこと誓った。

背中には悲壮感が漂っていた。「更改はしました。何もしていないのでモノを言える状態じゃない。来年頑張る。それだけです」今季は開幕を1軍で迎えたものの、定着できず。7月28日にプロ初セーブを挙げはしたが、結局、右肩の不安がぬぐえず5試合しか登板できず。今オフ、チーム最大の下げ率となっても、提示に黙って判を押すしかなかった。

1998年に13勝を挙げ最多勝を獲得した右腕。99年には自己最多の14勝を挙げ、2000年の年俸は1億8000万円まで上昇、シドニー五輪代表にもなった。01年の夏に右ひじ痛が発生。その後も右肩痛などが重なり、02年からの5年間で15試合しか登板できず年俸は下降線の一途をたどった。来季の1600万円は入団2年目の96年の2400万円をも下回る数字になってしまった。

交渉に当たったロッテ・狭間球団代表補佐は「もう一花咲かせて欲しい。活躍すればまた稼げる」と奮起に期待。黒木も「どこでも投げる。今年、中継ぎをやったのはプラスになった」と先発にこだわらない姿勢を見せている。“魂のエース”完全復活へ。どん底からはい上がる。

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ロッテ・黒木は来季1600万円…全盛時の10分の1「頑張るだけ」[サンスポ]

今季5試合の登板に終わったロッテ・黒木知宏投手(33)が19日、千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円から減額制限(25%)を大幅に超える60%ダウンの1600万円でサインした。00年には1億8000万円あった年俸は実に10分の1以下。背水の陣で来季に向かう。

現実を素直に受け入れた。「(球団に)ものを言える状態ではない」と黒木は、繰り返した。

00年の全盛時には、1億8000万円あった年俸は10分の1以下となる1600万円。初めからサインするつもりで交渉に臨んだ。「これだけの選手にも期待を込めてくれる。来年仕事をしないと先の野球人生はない。頑張るだけです」。来季への覚悟以外に、言葉などなかった。

01年に右肩、昨年は右ひじを故障。「苦しかった」という今季も1軍での登板はわずか5試合で0勝0敗。だが7月に自身初のセーブ「1」を挙げかすかな光明も見いだした。「中継ぎのタフさも感じ、プラスになった。(来季は)どこでもやります」と今オフは休日返上で体を作る。「もう一花咲かせて欲しい」と狭間信幸球団代表補佐もエースの復活に期待する。不屈の男・黒木の挑戦は続く。

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悲壮…黒木、60%ダウンでサイン[スポニチ]

ロッテ・黒木知宏投手(33)が19日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、25%の減額制限を大幅に上回る60%ダウンの年俸1600万円でサインした。00年には1億8000万円を稼いだ「ロッテの顔」も、来季年俸は全盛期の10分の1以下。結果を出せなければ引退の2文字が浮上するだけに、会見では最後までジョニー節は響かなかった。

わずか15分の交渉で、黒木は会見の席に座った。「納得するも何も…。この成績では物を言える状態でない」。今季5試合で0勝0敗1セーブ。覚悟はしていただけに、減額制限を超える60%ダウンにも黙って判を押すしかなかった。

98年に13勝で最多勝、00年にはシドニー五輪にも出場し、年俸は1億8000万円まではね上がった。しかし、01年に右肩を痛めてから転がり落ち、ついには全盛期の1割にも満たない額へ。「来年仕事をしなければ先の野球人生がない。毎年言っているけど重要な1年になる」。02〜06年でわずか3勝。結果を出せなければ“即引退”に追い込まれる事情は黒木が1番理解していた。とはいえ大幅ダウンを通告した球団は黒木の復活を信じている。「本人も納得している。来季への意欲も今までと違うでしょう。ジョニーという花を、もう1度咲かせて欲しい」と狭間球団代表補佐は奮起を促した。

この日は午前中から球場に姿を見せるとキャッチボールを開始。「今季プラスになったのは中継ぎをできたこと。中継ぎのタフさを感じたし、そのために1年耐えられる肩のスタミナをつくる」と故郷・宮崎へ帰省する年末・年始もトレーニングする方針だ。

会見を終えると、黒木は「面白いことを言えなくてすみません」と頭を下げた。男は黙って結果を残す。ジョニー節の封印は悲壮な決意の証明でもあった。

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ロッテ黒木1600万円、最高時の1割以下に[ニッカン]

ロッテ黒木知宏投手(33)が19日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、2400万ダウンの1600万円(推定)でサインした。およそ60%の大幅ダウン。00年の自己最高年俸1億8000万から10分の1以下へ減少したが、復活を期す思いには一点の曇りもない。

「仕事をしないと今後の野球人生もない。来年は勝負の年で重要な1年になると思うし、黙ってやるだけ」。ルーキーイヤー(1200万)に次ぐ薄給となるが、短い受け答えに来季にかける気迫がこもっていた。

今季は右肩痛での登録抹消もあり、5試合4イニングに登板しただけ。プロ初セーブを記録したが、最近3年間は故障にも泣かされ不本意な成績が続く。それでも狭間球団代表補佐は「もう一花も二花も咲かせてもらいたい。今の彼の頭には来年への意気込みしかないですよ」と期待する。

黒木も「これだけ仕事ができないのに、まだ期待してくれることに感謝したい。感謝だけではダメで何も言わずに来年は頑張る」と力を込める。交渉前には寒い中でキャッチボールで投球感覚を確かめ、交渉後にも体のケアを入念に行うなど、野球人生をかけた戦いは既に始まっている。

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ジョニー、来季へ背水の1600万円更改[デイリー]

ロッテの黒木知宏投手(33)が19日、契約更改交渉に臨み、今季年俸4000万円から2400万円減の年俸1600万円でサインした。00年には自己最高の年俸1億8000万円でプレーしたが、右肩を痛めた02年以降は3勝。年俸は10分の1まで下がってしまったが、来季にかける熱意は衰えていない。

交渉時間はわずか15分だった。球団から提示された金額は、野球協約で定められた25%の減額制限を超える60%減の年俸1600万円。自己最高年俸(00年の1億8000万円)から、わずか10分の1以下の金額に、黒木は黙って判を押した。もう1度、全盛期の姿を取り戻す思いだけが、折れそうな心を支えていた。

完全復活を目標に掲げた今季は、苦難の連続だった。開幕こそ1軍ベンチ入りを果たしたが、以降は古傷の右肩痛が再発。わずか5試合の登板に終わり、夏場以降はファームでも満足のいく投球ができなかった。

黒木
「今年は本当に苦しかった。何をやるにもうまくいかず…。(球団に)物を言える内容ではない。」

過去にはヤクルトの伊藤智仁が最高9300万円から最終年に1000万円でプレーしたことはあったが、黒木ほどの下落幅は極めて異例。それでも「何もできない選手をここまで置いてもらってむしろ感謝している」と笑顔すら見せた。

来季は野球生命を懸けたシーズンになることは、黒木自身が1番分かっている。「来年は自分の中で重要な年になる。仕事をしないと先の野球人生はない」。1軍で結果を残せなければ、自ら現役生活にピリオドを打つ覚悟だ。

右肩故障から苦節6年。復活のラストチャンスで、ジョニーは再び輝きを取り戻せるか−。

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ロッテ黒木2400万円減1600万円で更改[ニッカン]

ロッテ黒木知宏投手(33)が19日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、2400万ダウンの1600万円でサインした。今季は右肩痛などもあり、登板数はわずか5試合で0勝0敗1セーブ、防御率6.75で「納得も何もモノを言える状態ではないので。今年はなかなか思うようにいかない1年でした」と振り返った。また大塚明外野手(31)も350万ダウンの3050万円でサインした。(金額は推定)

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ロッテ・黒木は60%減で更改[報知]

ロッテの黒木知宏投手(33)は19日、60%減の年俸1600万円で契約を更改した。

黒木は12年目の今季、プロ初セーブこそ挙げたが、5試合で計4イニングの登板にとどまった。最高で1億8000万円あった年俸も右の肩、ひじ痛などに悩まされ、来季も減額制限を大幅に超えるダウン提示をのむしかない状況だった。

大塚は340万円減の3060万円でサインした。(金額は推定)

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