わたしはかもめ2006年鴎の便り(12月)

便

12月22日

大嶺バスへめんそーれ…車内アナウンスに起用へ[報知]

ロッテが、高校生ドラフト1巡目で入団した八重山商工・大嶺祐太投手(18)を京成バスの車内アナウンスに起用するプランを検討していることが22日、分かった。来季からの活躍を期待して、石垣島からやって来る将来のエース候補をファンに大きくアピールする。

マリーンズを代表する“声”に、大物ルーキーがリストアップされた。京成バスでは、今春から幕張本郷駅〜海浜幕張駅〜マリンスタジアム間を運行する路線バスのアナウンスにバレンタイン監督、渡辺俊、里崎、今江、ベニーとフランコの6人を起用した。指揮官と主力選手ばかりで、新人の大嶺が登場すれば異例の起用となる。

球団関係者は「そろそろ変更を検討する時期でもある。将来のエースとして認知してもらうためにも大嶺君の起用は面白い。琉球弁もいいですね」と起用に前向き。現在は「優先座席付近では携帯電話の電源はお切りください」などのメッセージだが、「チバリヨー!(頑張れよ!)」など愛嬌のある沖縄地方の方言で乗車するファンを楽しませることも検討されそうだ。

ロッテ・ファンが多数利用する路線だけに、アピール効果は絶大。本州から遠く離れた石垣島出身の右腕を、千葉のファンにいち早く浸透させることもできる。高卒新人では球団史上初の契約金1億円、背番号も「1」を背負う右腕への期待は大きい。

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「アジア枠」にNO…台湾球界「いい選手に保護不要」

台湾球界が日本で検討されている「アジア枠」に対し反対の意向を示した。22日、日本プロ野球組織(NPB)を代表して、巨人清武球団代表と西武黒岩球団代表が台湾の中華職業棒球代連盟(CPBL)を訪れ、アジア枠の詳細を説明した。外国人選手の1軍登録は現在4人だが、アジア出身選手は別に1人登録できるという制度。日本の12球団では合意している。

約3時間20分の会議を終えたCPBLの李文彬秘書長は「本当にいい選手は、このような“保護された傘の下”でのプレーを必要としない。日本プロ野球の中で、競争を勝ち抜けるはずだ」と見解を示した。CPBLは20日に台湾で韓国野球委員会(KBO)と合同会議を開き、アジア枠について「両球界の発展を妨げるものではないか」の見解を一致させたという。

◇来季導入厳し

また、清武代表は地元報道陣の取材に「反対という話を聞いたが、理解を得る努力していく。(台湾での)ウインターリーグ開催など、アジアの野球を共に盛り上げていこうと話し合いました」と語った。今後も台湾球界と話し合いを続け、韓国へも説明に行く予定。各球界の理解を求めるには時間がかかる見込みで、来季からの導入は難しい状況となってきた。

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