選手名 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
渡辺俊 | 11000 | ▼3000 |
今江 | 保留 |
千葉ロッテの渡辺俊介投手(30)が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、3000万円減の1億1000万円でサインした。「シーズン中、不甲斐ない成績だった。悪かったら(年俸が)下がるのがこの世界」とさばさばとした表情。昨季15勝し、一躍全国区となったが、今季はWBCへの急ピッチ調整や二段モーション禁止の影響もあり、23試合に登板し、5勝11敗、防御率4.35と期待を裏切った。「技術、気持ちと全てに中途半端になってしまった」。「優勝できなかった責任を感じているし、その借りを来年返せるように今から準備している」と話すように、すでに今月からトレーニングを始めている。「今季、中途半端だったことの答えがたくさん見つかった。思い切り生かしたい。(来季の目標は)今年つくった借金(6)ぐらいは貯金をしたい」と巻き返しを誓った。
千葉ロッテの今江敏晃内野手(23)が23日、千葉マリンスタジアムで1回目の契約更改交渉を行い、球団側からの提示はなく持ち越した。次回交渉は未定。「もう少し考えたい。チームはBクラスで、プレーオフにも出ていない。個人的にも(成績の)数字は落ちたが、1年間一生懸命やってきた。まだ頭の整理ができていない。内容?(ハンコを)押してから皆さんに言いたい」。今季はチーム最多の126試合に出場。打率2割6分7厘と3割をマークした昨年を下回ったが、「チームで1番多く試合に出た。打席数もそうだが、サラリーマンに言いかえれば1番仕事をしている。仕事量を評価して欲しい」。(金額は推定)
ロッテWBC組の今オフは、ばら色とはいかなそうだ。23日、先陣を切って渡辺俊介投手(30)今江敏晃内野手(23)が契約更改交渉に臨んだ。渡辺は大幅3000万ダウンの1億1000万円で更改。今江は金額提示を受けず、サインは次回以降へ持ち越した。
チームは今年3月開催のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)へ、12球団最多の8選手を送り出した。狭間球団代表補佐は「日本代表として世界一に貢献したし、意識して交渉にあたっている。ただ去年の日本一を考えると…」と渋い顔。厳冬更改の一因として、4位と低迷したことを最大の理由に挙げた。
昨年の15勝4敗から、今年5勝11敗となった渡辺は「成績が悪かったら下がるのがこの世界」と白旗。一方の今江は「1年間命懸けでやってきたので、もう少し考えたい」と、WBCから今季球団最多出場と奮闘した自負もあり、印鑑は持参したが態度を保留した。
今後も清水、藤田、薮田、小林宏、里崎、西岡とWBC組の契約交渉が控える。昨年は31年ぶり日本一や初代アジア王者特需もあり、選手達は軒並み年俸の大幅増で笑顔を勝ち取った。今年は世界一効果もチーム成績へ結び付かず、契約交渉はいばらの道が続くことになりそうだ。
ロッテの渡辺俊介投手(30)が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、3000万ダウンの年俸1億1000万円でサイン。交渉ではWBC査定が認められ、会見に臨んだサブマリンは終始、笑顔を浮かべた。
今季は5勝11敗と大きく負け越し、大台割れも予想された。「不甲斐ない成績だったし、悪かったら(年俸が)下がるのがこの世界ですから」とダウンは覚悟だった。しかし、狭間球団代表補佐は「早い時期から頑張ってくれたし、1年間のねぎらいという意味で」と、3月のWBCで王JAPANの世界一に貢献した右腕を評価した。
当初は1億500万円の提示だったが、渡辺俊は「来季への期待料も入れてもらいました」と交渉で500万円の上積みを獲得。大幅ダウンには変わりないが「クリスマス前に早くスッキリしたかった」と納得して判を押した。
12月から自主トレを開始しており、「来季は優勝と最高勝率のタイトルが目標になる」。V奪回にサブマリンの復活は欠かせない要素だ。
ロッテの渡辺俊介投手(30)が23日、千葉マリンで契約更改を行い3000万円ダウンの1億1000万円でサインした。3月のWBCでの“世界一効果”もあり、最初の提示額から交渉の席で約500万円の上積み。納得の更改となった。
昨年の15勝4敗から今季は5勝11敗。WBCのため早めの調整を余儀なくされ、不本意な成績に終わった。だが、日本代表・王監督から「日本のエース」と指名され、優勝に貢献したWBCの印象度は大きかった。交渉に当たった狭間球団代表補佐は「日本のために頑張った。球団のイメージアップにもなった」と来季の期待も込めてダウン幅を修正した。
反省もふまえ早くも来年へ向け始動している。「去年はばたばただったけど今年はじっくりできている。今年の借金分は貯金したい」と意気込んだ。優勝奪回へ、サブマリンは沈んだままではいられない。
ロッテ・今江が23日、今オフ初の契約更改交渉を“保留”した。具体的な金額提示は「今日はまだ聞かなかった」と明かしたが、年俸ダウンの示唆は受け「1年間必死にやってきてまだ頭の整理もできていない」と話した。今季、打率は.267だが試合出場数「126」と打席数「489」はチーム一。「仕事は1番している」と年内予定の次回交渉では再アピールするつもりだ。
渡辺俊は3000万円減の年俸1億1000万円で契約を更改した。今季は23試合に登板して5勝11敗、防御率4.35。「成績が悪かったときに下がるのがこの世界。(大幅ダウンも)納得している。来年は今年の借金の分ぐらい貯金をつくりたい」と巻き返しを誓った。
ロッテの渡辺俊介投手(30)が23日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、3000万円ダウンの年俸1億1000万円で合意した。今季はわずか5勝に終わったサブマリンだが、交渉の中で球団側は初代王者に輝いたWBCでの活躍を考慮。最初の提示額から500万円もの上積みを勝ち取り、1発サインとなった。
3000万円の大幅ダウンにも、渡辺俊の表情は晴れやかだった。
「悪かった時は下がるのがこの世界。納得しています」。最初の提示は3500万円減ながら、1時間の交渉過程で500万円の上積みに成功していた。本人は「来年の期待も込めて」と話したが、狭間球団代表補佐は「WBCメンバーであり、1年間のねぎらいの意味。WBCでロッテの知名度も上げてもらった」と補足説明した。
ロッテは同大会に最多8人を送り込み、中でも渡辺俊は王監督から「ジャパンのエース」に指名された。その期待通り1、2次リーグの韓国戦で好投。初代世界一に輝いたキューバとの決勝でも先発の松坂を救援した。しかし、公式戦では疲労の蓄積や環境の変化などが影響し5勝11敗、防御率4.35と大不振。特に昨年まで9連勝していた日本ハムには1勝5敗と逆にカモにされ、チーム低迷の要因となった。
それでもWBCの“温情査定”が加味されて納得の1発サイン。昨オフはWBCで1ヶ月早い調整を強いられたが、今オフは十分な休養を取れただけに、万全の状態で臨める自信もある。
「今年つくった借金(6)の分ぐらいは貯金したい」。日本一のサブマリンは来季こそマウンドで「浮上」する。
同じWBC組の今江は金額提示まで至らずに保留した。打率.267、9本塁打、47打点と数字的には昨年(.310、8本塁打、71打点)を下回ったものの、チーム最多の126試合に出場。交渉の席ではダウン提示を示唆されたもようで「1年間命懸けでやってきた。サラリーマンで言えば1番仕事をした訳だし、仕事量を評価して欲しい」と話した。
ロッテ渡辺俊介投手(30)が23日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、3000万ダウンの1億1000万円(推定)で更改した。今季は5勝11敗、防御率4.35で、昨季の15勝4敗、同2.17の成績を大きく下回った。「来年は今年つくった借金分ぐらい貯金したい」と、巻き返しを誓っていた。
また今江敏晃内野手(23)も交渉を行ったが、金額提示を受けずに、更改は次回交渉へと持ち越した。
ロッテの渡辺俊は23日、3000万円減の年俸1億1000万円で契約更改。今季23試合に登板して5勝11敗、防御率4.35。「成績が悪かった時に下がるのがこの世界。納得している。来年は今年の借金の分ぐらい貯金を作りたい」と巻き返しを誓った。
今江は金額提示を受けず交渉を次回に持ち越した。(金額は推定)
台湾の中華職棒大連盟(CPBL)へ、アジア枠設置を説明するために訪台していたNPB(日本プロ野球組織)の代表団が23日、帰国した。
巨人・清武、西武・黒岩両球団代表らは22日に台北市内でCPBL首脳と会談し、従来の外国人枠(出場選手登録中4人以内)のほか、アジア出身選手を1人登録できるアジア枠について理解を求めた。しかし台湾側は「国内選手の大量流出につながる」と強く反対し、日本球団がCPBL所属4年以内の選手の獲得を見合わせることなどを要望した。
日本側は現状の台湾のレベルから大量獲得にはつながらず、むしろ出場機会が増えるなどレベルアップにつながると主張した。清武代表は「摩擦を恐れずに実行する方向で固まりつつある。必要ならまた説明に行く」と、あくまで来季導入をめざす意欲を強調した。
日本プロ野球組織(NPB)を代表して台湾を訪れていた巨人清武球団代表が23日、帰国し「アジア枠」の実現に強い意欲を見せた。中華職業棒球代連盟(CPBL)は新制度により多数の選手流出を恐れており、清武代表は「多数の選手を獲得するための制度ではなく(出場の)チャンスを与えるためと説明した。その誤解は解けたと思う」。それでも賛同は得られなかったが「摩擦を恐れずに実行する方向に固まりつつありますから」と、今後も実現を目指していく方針を示した。また、台湾のアマチュア球界からは賛同を得ていることも明かした。
外国人選手の1軍登録は現在4人だが、アジア出身選手は別に1人登録できるという制度の新設を目指しており、日本の12球団では合意に至っている。CPBLは反対の意思を明確にし、李文彬秘書長は「球団やアマチュア野球と共に、台湾に有能な選手をとどめる努力を続ける」と語っている。
NPBは今後も台湾との話し合いは続ける。同じく台湾を訪れていた西武黒岩代表は「台湾球界の考えがまとまっていない感じがした。説明すれば分かってもらえると思う」と語った。1月には韓国へも説明に行く。
代名詞のヘッドスライディングを伝承する。来季から2軍バント兼外野守備走塁コーチへ就任する諸積兼司(37)は「西岡や渡辺正人に引き継いでもらいたい」と、期待の俊足選手への闘魂伝承に意欲満々だ。
9月24日の日本ハム戦。家族、そしてバレンタイン監督や同僚、ファンが見守る前で、快晴にもかかわらずビニールシートに水をまいてもらい“雨中?のラスト・ヘッドスライディング”を決めた。ロッテ一筋13年の男は、人々の脳裏に勇姿を焼付け、現役生活に幕を下ろした。ヘッドスライディングだけではない。かつて鹿児島春季キャンプ中に「桜島ヘア」と称される奇抜な髪形で周囲を驚かせるなど、常にファンの視線を意識してきた。明るい性格で、グラウンドの内外でも存在感は抜群。チームも後継者の出現を待ちわびている。
異例のバントコーチの肩書を背負い、第2の野球人生を踏み出す。13年間の通算犠打は99と意外に少ないが、セーフティーバントなどバント技術の高さには定評があるだけに、試合の流れを左右する技術指導にも期待を受ける。「将来はボビーみたいな監督になりたい」。まずはコーチの立場として、ヘッドスライディング伝承を含め「モロチルドレン」育成を手がける。