千葉ロッテの清水直行投手(31)が29日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、1000万円増の1億9000万円でサインした。「2億は目標だし、切りのいい数字だが、ファンをがっかりさせた分、悔しい思いをしないといけない。お預けです」。
今季は25試合に先発し、10勝8敗と3年ぶりに勝ち数を先行させ、チームとしては1997〜2001年の黒木以来の5年連続2けた勝利を達成したが、「10しか勝てなかった。ダウンも仕方ないと思ったが(球団が)そういうところを評価してくれた。もっと(連続2けた勝利を)伸ばしていきたい」。
3時間を超える交渉となったが、「半分以上は選手会長としての話。ファンが楽しむ球場にはなってきたが、もう少し選手が使う施設を充実させて欲しいとか、選手会の要望を伝えた」と話した。
来季が8年目の清水。注目されたポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ挑戦については「希望としてはずっと伝えているが、球団は基本的にNO。話し合いは平行線だが、行かせないと言ってもらえることはありがたい。日本だけのシステムではないので…」。
大学、社会人を経てのプロ入りだけに、フリーエージェント(FA)権の取得まであと3年ある。「年齢のことを考えると(早期挑戦は)大きな問題。ロッテが好きだし、選手会長になるとそう簡単なことは言えない。揺れている」と胸の内を語った。
今季を振り返り、「けがをしないことは自分の持ち味だろうが(成績は)納得していない。チームも勝てなかったし、プレーオフにも連れていけなかった」と清水。「来年は当然開幕で投げるつもり。緩急をつけるために今季投げていたカーブも完全にマスターしたい」ときっぱり。
千葉ロッテの福浦和也内野手(31)は29日、現状維持の1億8000万円プラス出来高払いで更改した。福浦は代理人交渉を行っていた。来季は3年契約の3年目となる。今季は左手甲のはく離骨折で約1ヶ月戦列を離れたが、114試合に出場。卓越したバットコントロールでリーグ5位の打率3割1分2厘と、6年連続で3割をマーク。4本塁打、52打点。出塁率はチームトップの3割6分3厘(規定打席以上)だった。
代理人交渉を行っていた千葉ロッテの小林宏之投手(28)は29日、現状維持の1億3000万円プラス出来高払いで更改した。来季は2年契約の2年目となる。今季は右足内転筋痛で約1ヶ月出遅れたが、20試合に登板し2年連続2けた勝利となる10勝7敗、防御率はリーグ6位の2.78と安定感があった。千葉ロッテの年内の交渉は終了。里崎智也捕手が未更改で越年となった。
28日に更改した千葉ロッテの今江敏晃内野手(23)が29日午前、異例の修正会見を行い、「金額は言いたくないが、1千(万円増)ぐらいは…」と、1000万円増の6500万円で更改していたことを明かした。「皆さん(報道陣)の記事を見て(金額が)低すぎたので…。球団にはしっかり評価してもらった」。前日の会見では微増をにおわせたが、「きちんと話さなかった僕も悪かったですが、プライドがあるので…」と照れ笑い。
千葉ロッテの瀬戸山隆三球団社長は29日、ソフトバンク退団が決まっていたフリオ・ズレータ内野手(31)=197センチ、113キロ、右投げ右打ち=の獲得を発表した。背番号は42。
千葉ロッテは契約金80万ドル(約9500万円)、年俸220万ドル(約2億6200万円)の2年契約を提示し、ズレータ側が承諾。この日、契約書を交わして入団が正式に合意した。
瀬戸山社長は会見で、「来季のV奪回に向けていい選手が取れた。1番欲しかった大砲が来てくれて心強いし、力強い味方になってくれる」と満足げに語った。ソフトバンクは、自由契約にしたズレータとの残留交渉が難航。18日に複数年とみられる条件を掲示したが、25日までに契約締結に至らず、同球団幹部が交渉打ち切りを明らかにした。ズレータは今季、ソフトバンク内でトップの29本塁打、91打点をマークするなど来日4年間で122本塁打、333打点の成績を残している。瀬戸山社長は「相手にとって脅威となる。30本塁打、100打点を期待したい。打の主軸になってくれる」と話した。(金額は推定)
選手名 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
清水直 | 19000 | △1000 |
小林宏 | 13000 | 0 |
福浦 | 18000 | 0 |
ロッテが29日、千葉市内の球団事務所で仕事納め。瀬戸山球団社長は挨拶で、来年の抱負にV奪回と経営改革、ふる里球団の推進を掲げた。
29日、元福岡ソフトバンクホークス、フリオ・ズレータ選手の入団が正式に決定した。背番号は42。
ロッテは29日、ソフトバンク退団が決まっていたフリオ・ズレータ内野手(31)の獲得を発表した。契約金80万ドル(約9500万円)、年俸220万ドル(約2億6200万円)の2年契約で、背番号は42。
来日後の4年間で通算122本塁打を放っている大砲の加入に、瀬戸山球団社長は「まさか獲れるとは思わなかった。ぜひ打線の中軸として頑張って欲しい」と満面の笑み。本職の一塁には名手・福浦がいるため、起用法は「基本的には指名打者。非常に練習熱心なので外野もあるかもしれない」とした。
ロッテは29日、前ソフトバンクのフリオ・ズレータ内野手(31)を2年契約、総額約6億円(推定)で獲得したと発表した。背番号は「42」に決定した。
ズレータはソフトバンク在籍4年間で本塁打122本、打率2割9分1厘。勝負強い打撃で、03年の日本一にも貢献した。瀬戸山球団社長は正式契約を受けて「3割、100打点、30本塁打を期待できる。間違いなく打の中心になってくれると思う」。ライバル球団からの戦力獲得ということもあり、笑顔も見せた。
チームの今季最多本塁打はベニーと里崎の17本で、「大砲」獲得は今オフ最大のポイントだった。当初は将来性のある若手で、年俸5000万円クラスの助っ人獲得を目指していたが、同社長は「(日本での)実績もあって、投資する価値があると判断した」。予算は大幅に上回ったが、V奪回へ向けて戦力は整った。
ロッテのエース清水が29日、06年の大トリ交渉で、1000万増の1億9000万円(推定)で更改した。昨季の日本一から、今季Bクラスと低迷。自身は5年連続2ケタ勝利で2億円の大台到達も狙っていたが「責任を取って、我慢するのは当然」と淡々と話した。今年はWBCの影響で、3年連続開幕投手はならず「(来季は)当然開幕投手で投げるつもりでいる」と巻き返しへ意欲十分だ。新選手会長として、約3時間の交渉のうち半分は球団改革についての話題に費やした。以前から希望しているポスティングによるメジャー移籍の話も、平行線のまま終わった。
ロッテ今江敏晃内野手(23)が29日、異例の年俸“訂正”会見を開いた。前日契約更改をしたばかりだが、この日「300万増の5800万円(推定)」と各紙で報道されたことに対し、「もう少しもらっています」と金額の訂正を懇願した。
だれも、あまりお金の話は声を大にして言いたくないところだが「一応僕にもプライドがある」「報道はちょっと低すぎる。球団からもしっかりと評価してもらっていますから」と主張した。
本人の話を総合すると、来季年俸は6500万円(推定)。公表する義務はなく、黙っていれば差額分がヘソクリ?になったかも知れないのに…。野球人としての誇りが、自主トレを中断してまでも訂正会見へと向かわせた。今江のプライド、プライスレスです。
だいぶ過少申告してました…。28日に300万増の年俸5800万円で契約を更改したロッテ・今江敏晃内野手(23)が29日、実際の年俸は1000万増の6500万円だったことを明かした。選手には年俸を公表する義務はないが、異例の“上方修正”となった。
まれに見る珍事だ。現在、報じられているプロ野球選手の年俸は全て推定。実際の金額を公表する必要はないが…今江は「新聞を見てビックリした。自分のプライドもあるし、ちゃんと球団に評価してもらったことを伝えたかったので」と釈明し、金額を訂正した。
前日、契約更改を終えた時点で、年俸額について「想像にお任せします」と繰り返していたが、それが推定額をはじき出す過程で思わぬ過少申告を招くことになった。
今季は出場数、打席数はチームトップを誇り一定評価を得たが、打率は.267と不本意に終わっただけに、来季の年俸をあえて公表することで来季の励みにするつもりだ。
5年連続2ケタとなる10勝(8敗)をマークしたロッテ・清水が契約更改交渉に臨み、1000万円増の1億9000万円でサインした。今オフから新選手会長に就任。3時間にも及んだ交渉の多くは球場施設の改善要求だった。また希望する米移籍には「立場上、自分の主張ばかりする訳にいかない。球界にとっては選手のメジャー流出は大きな問題」と早くて09年となるFA権取得まで待つことも視野に入れていた。
ロッテは29日、ソフトバンクを自由契約になったフリオ・ズレータ内野手(31)の入団を発表した。契約金80万ドル(約9520万円)、年俸220万ドル(約2億6180万円)の2年契約。背番号は42に決まった。
千葉マリンで会見した瀬戸山球団社長は「返事待ちだったが、今日サインを交わすことができた」と話した。ズレータ側から要求された条件見直しを2度断っていたが、その間に2年総額7億円を提示していたソフトバンクが獲得を断念。「本塁打30本以上、打点は100近く、打率も3割近くが期待できる。ボビーマジックで4番をやりくりしていたが、こんないい話になるとは…」と来日4年間で122発の大砲獲得に瀬戸山社長も笑いが止まらない。
また、同社長は「練習熱心と聞いている。一塁には福浦がいるし、外野を守ることもあるかもしれない」と日本で03年の1試合しか経験していない外野起用も示唆した。
今季29本塁打、91打点をマークしたライバル球団の主砲が加入する効果は計り知れない。V奪回への補強は完了。新外国人発掘のためプエルトリコへ渡っているバレンタイン監督の調査活動もこれで終了となった。
ロッテは29日、ソフトバンク退団が決まっていたフリオ・ズレータ内野手(31)の入団が決まったと発表した。2年契約で、契約金80万ドル(約9440万円)、年俸220万ドル(約2億5960万円)。背番号は「42」に決まった。
千葉マリンスタジアムで会見した瀬戸山隆三球団社長(53)は「無事にサインを交わすことができた。30本塁打以上、100打点、3割近くを期待している」と、ほっとした表情をみせた。
ズレータは今季、ソフトバンクでチームトップの29本塁打、91打点をマーク。来日後の4年間で通算122本塁打、333打点の成績を残した右の大砲。今季、連覇を逃したロッテは、得点が昨年の740から502と大幅に減少しただけに、得点力アップが急務だった。ズレータは来年2月の豪州キャンプから合流する。
清水が契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸1億9000万円でサインした。今季チーム最多の171回を投げ、5年連続の2ケタ勝利となる10勝(8敗)を挙げた。希望の2億円には届かなかったが「チームはBクラスで自分も悔しい思いをした。我慢するところは我慢しないと」と、すっきりした表情だった。
今江が来季の自身の年俸を6500万円と“修正申告”した。今江は前日28日に契約を更改し、今季の年俸5500万円から300万円増の5800万円と報道された。しかし、実際は違い「プライドがあるし、球団に評価してもらったことも伝えたいので」。照れ笑いしながら、あえて上方修正した理由を説明した。
ロッテは29日、ソフトバンクを自由契約となったフリオ・ズレータ内野手(31)の入団を発表した。契約金80万ドル(約9500万円)、年俸220万ドル(約2億6200万円)の2年契約(金額は推定)で背番号は今季までと同じ「42」に決まった。瀬戸山隆三球団社長(53)は早速、ホームラン後のパフォーマンス「パナマ運河ー!!」に続くセリフを現在の「よかろうもん」から“千葉バージョン”への変更を提案。今季、貧打に泣いた打線の柱として、またチームの顔としての活躍を期待した。
優勝奪回へ念願の大砲獲得に成功した。会見したロッテ・瀬戸山球団社長は「無事契約を完了することができました。大砲が欲しかったので、ズレータはかっこうの選手。力強い」と表情を崩した。ソフトバンクの交渉打ち切りから4日間での電撃入団。来季への戦力は整った。
今季のチーム打率2割5分2厘はリーグ最低。チーム最多本塁打も里崎とベニーの17本と貧打に泣き、プレーオフ進出すら逃した。ダイエー、ソフトバンクの4年間で122発を放ったズレータの加入で、その泣きどころも一気に解消する。瀬戸山球団社長は「3割、30本、100打点は期待している。他のチームには脅威になるだろう」と打線の核になることを期待した。
さらに千葉ロッテの顔になるべく提案も飛び出した。ズレータがホームランを放ったあとに刀で切るまねをして「パナマ運河ー!!」と叫ぶパフォーマンスに注目。ソフトバンク時代はそのあとに「よかろうもん」と博多弁をつなげていたのを「違うもの考えて欲しいね」と瀬戸山球団社長。千葉にちなんだ東京ディズニーランドのキャラクターや成田空港の「ジャンボジェット」、ロッテのお菓子にちなんだ「コアラのマーチ」などをアレンジしたパフォーマンスも考えられ、今後ファンに募集することも検討しているという。
ズレータの獲得により瀬戸山球団社長は「基本的にはこのメンバーで戦っていただきたい」と補強の打ち切りも示唆。福浦と重なる一塁のポジションも「バレンタイン監督はうまく使ってくれる」と問題にはしていない。パナマの大砲が日本一奪回の切り札になる。
ロッテ清水直行投手(31)が29日、06年の大トリの契約更改交渉で、1000万アップの1億9000万円でサインした。昨季の日本一から、今季Bクラスと低迷。清水は「責任を取って我慢するのは当然です」と淡々と話した。(金額は推定)
ロッテは29日、前ソフトバンクのフリオ・ズレータ内野手(31)を2年契約、総額約6億円(推定)で獲得したと発表した。年内決着を望んでいた瀬戸山球団社長は「無事契約を完了しました」と、仕事納めのこの日に正式契約を発表できたことで、終始笑顔だった。ズレータは、03年からのソフトバンク在籍4年間で通算464安打、122本塁打、333打点、打率2割9分1厘。ロッテでの背番号は、ソフトバンク時代と同じ「42」に決定した。
ロッテの清水直行投手が29日、契約更改交渉を行い、1000万円増の年俸1億9000万円でサインした。
清水は今季チーム最多の171回を投げ、5年連続の2けた勝利となる10勝(8敗)を挙げ、エースとしてチームに貢献。「(2億円の)希望はあったけど、チームはBクラスで自分も悔しい思いをした。我慢するところは我慢しないと」と、すっきりした表情だった。
また、来季が3年契約の3年目となる福浦和也内野手は現状維持の1億8000万円プラス出来高払い、2年契約の2年目となる小林宏之投手は現状維持の1億3000万円プラス出来高払いで、それぞれ契約を更新した。(金額は推定)
ロッテは29日、ソフトバンク退団が決まっていたフリオ・ズレータ内野手(31)の入団が決まったと発表した。契約金80万ドル(約9500万円)、年俸220万ドル(約2億6200万円)で2年契約を結んだ。背番号は42。
千葉マリンスタジアムで記者会見した瀬戸山隆三球団社長は「来季の優勝奪回は大目標だが、実現に向け心強い力になる。本塁打30本以上、打点は100近く、打率も3割近くが期待できる。打の中心になってくれると思う」と話した。
ズレータは今季、ソフトバンクでチームトップの29本塁打、91打点をマークするなど、来日後、4年間で通算122本塁打、333打点。(金額は推定)