わたしはかもめ2007年鴎の便り(1月)

便

1月17日

日本ハム2軍球場芝生席が崩壊の危機!?[ニッカン]

日本ハム2軍本拠地で千葉・鎌ケ谷の球場「ファイターズスタジアム」の外野芝生席が崩壊する恐れがあることが17日、判明した。問題となっているのは3月3日に行われるロッテとのオープン戦。稲葉の打席でのジャンプ応援、また熱烈なロッテファンの名物の跳び上がる応援スタイルにより、芝生が全滅してしまうことが懸念されている。

具体的な対応策がなく、関係者は「かなりまずい状態になりそう。あれだけの力がかかる訳です」とすでに腹をくくっている。芝を完全に養生するには長期間かかるため、すぐに復旧することは不可能。今季のイースタン・リーグは外野席が「土」になってしまう可能性が出てきた。またジャンプ時に、観客が転倒するなどの事故も危惧。ジャンプ応援自粛を求めるなど今後、対応を協議していくことを決めた。

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ノリにロッテが救いの手?ただし年俸は「95%減」[夕刊フジ]

◇オリックスに残留した方がよかったんじゃぁ…

17日、オリックスを自由契約となった中村。ロッテが「実績がある選手だし、野球をやりたいというのなら」(瀬戸山球団代表)と、救いの手を差し伸べようとしているが、年俸は昨季の2億円から95%ダウンの1000万円程度。他人事ながら、中村家の財政が心配になってくる。「誘いがあればどこでも行く。どのポジションでもいい」とはいうものの、ならば60%ダウンの8000万円提示を受け入れて、オリックスに残っていた方がよかったのでは−。

球界関係者によると、契約交渉が最終的に決裂したのは、球団との複雑な契約内容がアダとなったという。「ポスティングでドジャースとマイナー契約を結んだが、当時は入札金が発表されず、いまだに不明のまま。1億円超の“隠し年俸”まで払っていたというウワサが流れていた」。ドジャースでの年俸は5000万円だが、近鉄サイドの支援で2億円程度の収入があったらしい。「中村本人は当然2億円プレーヤーだと思っているが、球団は1億円そこそこの選手との契約と解釈していたはず」。

その差が両者の溝を作った。結局、契約交渉は中村の「負けました」の一言で、オリックスの全面勝利。中村が得た権利は行き先を決める自由のみだ。「命をかけて」など、日頃から時代がかったセリフを好む中村だけに、さしずめ素浪人の職探し。果たして仕官先は見つかるのか。

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ロッテがノリ獲得を検討、1000万円なら[ニッカン]

ロッテが条件付きでオリックスを自由契約になった中村紀洋内野手(33)の獲得を検討していることが17日、明らかになった。瀬戸山隆三球団社長(53)はこの日、「ほかに(獲得の球団が)どこもなくて、お金じゃない、野球をやりたいというのであれば。さすがに実績ある選手だし、500万円とかでは失礼になるけど」。年俸1000万から1軍最低保障1500万円程度の条件なら、獲得に乗り出す準備があることを明かした。

同社長はソフトバンクからズレータを獲得した段階で、今オフの補強終了を宣言していた。13日には獲得の意思がないことを1度は発表したが、態度を軟化させた。「トレードの話も断ったし、現時点では何も話はない。ただ状況が変われば…」と方向転換した。中村が自由契約となったことで、前年の年俸を気にすることなく、金額の提示もできる。安い金額を条件に獲得の可能性がゼロではない姿勢だ。

現在三塁には今江や成長株の青野がいるため、レギュラーとしては迎え入れるのは厳しい状況だ。だが昨季「右の大砲」不足に悩まされた。通算319本塁打と実績のある中村が代打要員としてでも加われば、問題が解消される。球団関係者からも、米国へ帰国中のバレンタイン監督に中村の一連の流れは随時報告されている。同監督から獲得へのGOサインが出るようならば、一気に進展する可能性は十分にある。

退団に至る騒動で、拒絶反応を示す各球団首脳も少なくない状況だ。そんな中で瀬戸山球団社長は「それは関係ない」と前向きな姿勢だ。いずれにしても、中村にとっては限りなく厳しい条件となるはず。だが中村が強調したように金額の条件に関係なく、プライドをかなぐり捨てる覚悟があるならば、ロッテには救いの手を差し伸べる準備はある。

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ノリにロッテが“条件付き助け船”[スポニチ]

オリックスは17日、中村紀洋内野手(33)を自由契約とする手続きを取った。今後、自力で移籍先を探す中村に対して、ロッテの瀬戸山隆三球団社長(53)が千葉市美浜区の球団事務所でノリ獲得の可能性について言及。韓国、台湾など海外へ活路を求める場合、さらに年俸にこだわらない場合は獲得を検討することを示唆したもので、厳しい条件付きながら“救いの手”を差し伸べた。

迷えるホームランバッターへ、幕張から“助け舟”が出た。ズレータ獲得で今季の打線補強は終了していることを前置きした上で、瀬戸山球団社長がノリ獲得の可能性を口にした。

「基本的に(獲得は)ないけれど、状況が変わればね。彼が台湾、韓国へ行くということになれば考えます。最後の最後に彼が本当に困って、お金の問題じゃない、野球がやりたいんだということになれば、何かするかもしれない」。外国人枠が1球団2人の韓国は、すでに全8球団の枠が埋まっている状態だが、他球団が軒並み獲得の意思がないことを表明する中、条件付きながら初めてロッテが手を挙げた。

00年本塁打王、00、01年打点王の実績に敬意を表した格好だが、瀬戸山社長が提示した条件も容易ではない。中村の本職である三塁は、猫の目打線のロッテでも昨季125試合出場の今江が固定されている。同社長は「変な言い方かもしれないが、選手のストックで。外野をやってもらうかもしれないし」と主力としての獲得ではないことを示唆した。

年俸面も現実は厳しい。16日に中日・落合監督は「(最低保障の)440万円でも手を出さない」と話したが「500万円ってことはない。それはノリに失礼やろ。お金じゃない、1000万円でもいいということなら考える」と、獲得する場合は1軍最低保障の年俸1500万円前後を基準とする方針を示した。

球団側はオリックスからトレードを打診された時点で、米国へ帰国中のバレンタイン監督へ報告したが、色よい返事はなかったという。瀬戸山社長が出した“助け舟”も最終手段の救命ボート級だが、荒波にもまれる中村にとっては光明となるかもしれない。

◇薮田、シュート習得を計画

ロッテの薮田が、新兵器としてシュート習得を計画している。千葉マリンで自主トレを行い、ブルペン捕手を座らせて約30球。オフ中は昨季終盤から使っているスライダーを向上させた上で、小野ばりのシュートを完全習得したいという。「ノーアウトでランナーがいる時、小野を見てると1球でゲッツーを取る。選択肢が増えるのはいいこと」と話した。キャンプ中に試しつつ、ブルペンで磨きをかける予定だ。

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[報知]

ロッテがオリックスを自由契約となった中村紀洋内野手(33)の獲得を検討していることが17日、分かった。この日、瀬戸山隆三球団社長(53)が千葉市内の球団事務所で「どこも手を挙げるところがないならば」と他球団の出方次第で獲得に乗り出す考えを示した。この日、自由契約となっても中村に興味を示す球団はなく、ノリ自身も年俸の金額などにこだわっていないことから、近日中にも本格的な交渉に入る可能性が出てきた。

ロッテが行く先の決まらないノリに、助け舟を出す可能性が出てきた。瀬戸山社長は「現時点では基本的に何もない」と即座に獲得へ乗り出すことは否定。しかし「どこも手を挙げるところがないならば…」と獲得の可能性がゼロではないことを明らかにした。

中村のオリックス退団が決定して以来、球団ではすでに米国へ帰国中のボビー・バレンタイン監督(56)に状況などの連絡を入れている。瀬戸山社長は「お金の問題でなく、野球をしたいという気持ちがあるならば」と中村の意欲次第であることを強調。自由契約が決まっても、ロッテ以外に興味を示す球団はなく、ノリも「お誘いがあれば、どこへでも行きます」と話していることから、本格的に獲得へ乗り出せば、すぐに決定する可能性は高い。

ロッテは、オリックスから打診のあったトレードは拒否している。現在、三塁にはWBC日本代表だった今江がレギュラー。控えにも青野ら若手が育ってきている。一塁には6年連続で3割を打っている福浦がおり、ノリの入り込む余地はない。指名打者候補は、大砲として昨年末にソフトバンクから獲得したズレータがいる。瀬戸山社長は「外野もできるならば…」と話し、獲得となれば右の代打を主に、広く可能性を探ることになりそうだ。

ロッテ側と中村が会う予定は、今のところはない。瀬戸山社長は「状況が変わればその時、考える」と成り行きを見守る姿勢を見せている。今後はバレンタイン監督と連絡を取りながら、他球団の動向を見て獲得へ乗り出すかを決定していく。

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協約改訂動き評価…有識者会議

プロ野球界の諸問題について第三者の立場で検討する有識者会議が17日、都内のホテルで行われ、協約改訂の方向性を評価した。梶原拓座長(前岐阜県知事)は「コミッショナーの権限強化へ向けた動きをはじめ、改革の方向が明確になってきた。その方向は基本的に我々の意見と同じ。会として評価したい」と話した。同会議の開催を呼びかけた根来泰周コミッショナー(74)が今月限りで任期満了となるが、同コミッショナーは「私の退任後も会は継続される」と語った。また、梶原座長は「根来さんには責任ある立場で、改革路線を軌道に乗せていって欲しい」と、改訂を主導していくよう希望していた。

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