わたしはかもめ2007年鴎の便り(1月)

便

1月18日

ボビーもホレた

ロッテ鈴木チーフスカウトが早大グラウンドを訪れ、斎藤に熱視線を送った。昨夏の甲子園や国体の映像を見たバレンタイン監督は「投球術は高校生ばなれしている」と絶賛したという。過去にスカウト登録してアマ選手を視察したこともある行動派監督だけに、今春リーグ戦で観戦に訪れる可能性も出てきた。鈴木チーフは「高校2年の時から見ているが順調に成長している。楽しみな存在」と4年間マークする構えだ。

ページトップ

ノリ無念、ロッテわずか1日で撤退表明[報知]

ロッテが18日、検討していた前オリックス・中村紀洋内野手(33)の獲得を見送ることを決めた。千葉市内の球団事務所で瀬戸山隆三球団社長(53)が「最終的に(獲得を)ノーとすることに決めました」と明言。17日に獲得の可能性を示してからわずか1日での撤退表明となった。

ロッテは中村のオリックス退団が決定したころから、帰国中のボビー・バレンタイン監督(56)と密に連絡。獲得へ向けての意見を調整していた。17日には瀬戸山社長が「どこも手を挙げないなら」と1000万円程度の低年俸、外野への挑戦などを条件に獲得の可能性を示唆していた。

しかし、中村が自由契約となった17日午後から18日にかけて再び球団と監督で協議。最終的には「ズレータを獲得した時点で今季の補強は終わった」(瀬戸山球団社長)との原点に戻った形になった。瀬戸山社長は「監督も球団の指示に従うと言っていた。いつまでも期待を持たせて、はしごを外すのも悪いから」と中村側にも配慮して、早期の決断となった。

キャンプでのテストなども行わない完全撤退。現時点でロッテ以外に、獲得へ名乗りを上げている球団はない。中村に唯一、差していた光も閉ざされた。

ページトップ

ロッテがノリ獲得を完全否定…ボビーも確認済み“最終結論”[サンスポ]

ロッテ・瀬戸山隆三球団社長(53)は18日、オリックスを前日17日に自由契約となった中村紀洋内野手(33)の獲得について、改めて否定した。

同社長は本拠地・千葉マリンスタジアムで「ズレータの獲得で(今季の)編成が終わっていることを、昨日から今日にかけて最終判断した。(中村のためにも)はっきり申し上げないと」と、ロッテ側の基本姿勢に変化がないことを強調した。

仮に中村が今季浪人となった場合でも「ノーで決めましたから」と可能性を完全否定し、米国に帰国中のボビー・バレンタイン監督(56)も確認済みの“最終結論”であることを明かした。

◇日本ハムもノリをバッサリ

こちらも中村獲得を改めて否定した。日本ハム・藤井純一球団社長(56)は、「(若返りを図る)チームの方針に合わない。獲らない」と断言。1軍最低保障1500万円程度の低年俸になる可能性もあるが、「それならチケットを売ることができる、有能な職員を雇った方がいい。(獲得したからといって)ファンも見たいと思わないでしょ」とバッサリ切り捨てた。

ページトップ

ロッテ“補強終了”ノリ獲り撤退[スポニチ]

ロッテの瀬戸山球団社長が18日、千葉市美浜区の球団事務所でオリックスを自由契約となった中村を獲得しない方針を示した。17日には「台湾や韓国に行くなら」「1000万円でもいいなら」と条件付きで「彼が本当に困った時に何かするかもしれない」と獲得に含みを持たせていたが「獲らないことに決めました」と断言した。

決定の理由について「いつまでもズルズルするのもね。期待を持たせて最後にスコーンと…ではかわいそうだから、決断する必要があった」と説明。米国へ帰国中のバレンタイン監督と球団側は毎日連絡を取っており、中村問題についても「球団の指示に従う」と話しているという。瀬戸山社長は「バック・トゥ・ザ・ベーシック。原点に戻り、現在の戦力で戦います」と補強は終了したことを強調した。

◇ノリ来週から“就活”

中村は大阪・熊取町のジムで自主トレ。「声が掛からなかったら来週から積極的に動いてアピールしたい」と前向き。「連絡先を調べ、電話をかけて。会ってくれたら話だけでもしたい」と“就職活動”も辞さない覚悟だ。21日には千葉県内で行われる「長嶋JAPANドリームプロジェクト」に参加し、長嶋茂雄氏や日本代表メンバーと再会する。「(長嶋氏と)お会いできたら挨拶します。(自らを)気にかけてくれることを信じてね」と長嶋氏にも助けを求める構えだ。

ページトップ

ロッテ一夜で撤回、ノリ獲得やめとく[ニッカン]

オリックスから自由契約選手となった中村紀洋内野手(33)が窮地に立たされた。ロッテ瀬戸山隆三球団社長(53)が18日、千葉市の球団事務所で「取らないとはっきり決めた。今ある戦力で戦います。いつまでも期待をもたせるのは、かわいそう。早くはっきりさせてあげないといけない」と断言した。テスト生としてキャンプ参加を認める考えもない。

自由契約が公示された17日には「ほかに(獲得の球団が)どこもなくて、野球をやりたいというのであれば、500万円とかでは失礼になるけど」と検討の余地を残していたが、バレンタイン監督の意向も反映し、最終決定を下した。

移籍問題は振り出しに戻った。中村は大阪・熊取町のスポーツ施設で約2時間練習に励んだ。マシン打撃では141スイング。不安をかき消すようにバットをふりまくった。ロッテの方針を伝え聞くと「相手があってのことですから。戦力が整う前なら、話があったかもしれないが…。でも、ユニホームを着たい気持ちは変わらない」と冷静に受け止めた。

ロッテが選択肢から消え、現時点で獲得を示唆する球団はない。「体はパンパンだけど、休むと考えてしまうからなあ。祈りながら吉報を待ちたい。今週は様子をうかがい、来週から自分でアピールしたい。電話をかけて、会ってもらえるところがあれば、話だけでもさせてもらいたい」。自ら足を運び、アピールする決意を明かしていたが、早ければ22日から“セールス”を開始する。

また選手会から代理人を通して、「支援」の連絡があったことを明かした。「協力してもらえるだけでも感謝したい」。あらゆる方策を練り何としてもユニホームに袖を通す意欲を見せた。

ページトップ

ロッテ:中村獲得を否定…球団社長[毎日新聞]

ロッテの瀬戸山隆三球団社長は18日、オリックスを自由契約となった中村紀洋内野手(33)の獲得の可能性について「100%ない」と述べた。1軍最低保障(1500万円)程度の年俸を中村側が受け入れれば獲得を検討すると一部で報じられたことには、「獲得の意思はないという趣旨の雑談で、『1000万円も出せない』と話したのが(真意と)異なる内容に受け取られた」と説明。「報道によって獲得の可能性は消えたし、今後可能性が大きくなることもない」と話した。

ページトップ