わたしはかもめ2007年鴎の便り(1月)

便

1月19日

黒木がノリにエール[報知]

ロッテの黒木知宏投手(33)が19日、オリックスを自由契約となった中村紀洋内野手(33)にエールを送った。この日、千葉マリンで自主トレを行った右腕は「野球ができないかも、となったときに強くなれる」と、相次ぐけがで苦難を経験した自らの姿を重ね、新チームが決まることを期待した。

黒木と中村は同じ1973年生まれ。オフには「昭和48年会」で野球教室などの活動を共にしている。4位に終わった2000年のシドニー五輪では日の丸を背負い、悔し涙を流した。今はノリを気遣い連絡は取ってないが「新聞で状況を見ている。親友として早く働き場を見つけてもらいたい」と気にかけていた。

苦境に立たされているのは黒木も同じだ。01年の右ひじの故障以降1軍での登板数は激減。「あとがない」と引退をかけ今季に臨む。「彼が頑張れば自分も頑張れる。対戦を楽しみに、励みにする」と話している。

黒木自身は順調に自主トレを進めている。「右肩に不安がないのが何より」と手応えを感じている。「今はあいつもどうしていいか分からない時期だと思う。決まったら連絡来るでしょう」自らの復活とともに親友の行き先決定も願っている。

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「故障者リスト」合意せず

労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)と、日本プロ野球組織(NPB)の事務折衝が19日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、今後は合意事項を覚書として文書に残す方針を確認し合った。選手会が要望したもので、宮本会長は「過去の例を見ても(合意事項が)きちんと守られない。こちらも無理難題を言っているつもりはないし、今後は覚書に残してもらうことになりました」と説明した。

故障者選手特例措置については最終合意に至らなかった。いわゆる故障者リストで、故障により登録抹消されても、一定日数はFA取得までの期間に加算される新システム。一定期間はNPBが当初の30日から60日に譲歩して再提案したが、選手会は「故障の危険が多く、長くなる投手には短い」(宮本会長)として了承しなかった。NPB側の野崎選手関係委員長(阪神取締役)は「1つ認めると次々に要求が出てきて話にならない。非常にがっかりしている」と話した。

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「故障選手特例措置」めぐり紛糾…NPBと選手会が事務折衝[サンスポ]

NPB(日本プロ野球組織)と日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)による事務折衝が19日、都内で行われた。前年度145日以上出場登録された選手が、故障で出場登録を外れた場合、一定期間をFA取得日数に加算する「故障選手特例措置」(DL)について、NPBは最大60日とする回答を伝えた。しかし選手会が新たに対象選手の拡大などを求めたことで、議論は紛糾。キャンプのケガも対象とし、60日間とする案を両者が再検討する。

中村紀洋内野手(33)がオリックスから自由契約され、選手会が抗議文書を出した件では、オリックスと中村側で事実関係が食い違っており、選手会はもう1度事実確認した上で対応することにした。また、戦力外通告と減額制限を超える場合の選手への通告について明確なルール作りを求めた。

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「故障選手特例措置」は再検討へ…NPBと選手会の事務折衝[報知]

日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が19日、東京都内で行われた。故障で出場登録を外れた場合、一定期間をフリーエージェント登録日数に加算する「故障選手特例措置」については、加算日数で意見が分かれたため、両者が再検討することになった。

この件では、NPB側が対象期間を公式戦に限定して60日とする案を提示した。しかし、選手会側は春季キャンプも対象期間に含めた上で、故障の可能性が高い投手については加算日数を90日にするよう要求した。

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