わたしはかもめ2007年鴎の便り(1月)

便

1月22日

2新人初ブルペン

大学・社会人ドフラフト6巡目の中郷大樹(22=JR四国)と同8巡目の松本幸大(25=デュプロ)両投手が初のブルペン入り。立ち投げで60球投げた松本は、変化球のかかり具合を確かめるようにスライダー、シュート、チェンジアップを織り交ぜた。社会人より縫い目の高さがあるプロのボールの感覚をつかんだ。「変化が大きくなるので、これから握りを工夫したい」。中郷は昨年11月の日本選手権以来となるプルペンで、30球の立ち投げ。「感じは悪くない」と順調な調整ぶりをうかがわせた。

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NPB代表帰国、アジア枠「難しい」

日本プロ野球組織(NPB)を代表して巨人清武英利球団代表、ロッテ瀬戸山隆三球団社長が22日、韓国野球委員会(KBO)との会議を終えて帰国した。日本で検討しているアジア枠について説明した。瀬戸山社長は「アマチュアの選手を取られては、向こうが成り立たないと返答された。今年からの導入は難しいのではないか。台湾、韓国から顰蹙を買ってでも導入というのはちょっと…」と慎重に発言した。外国人選手の1軍登録は現在4人だが、アジア出身選手は別に1人登録できるという制度で、昨年末に台湾へ説明に行った際は反対の意を表明された。

同制度による韓国側のメリットについて、様々な意見交換がされた。清武代表は「いわゆるレンタル制度の導入は可能か、韓国での公式戦や球宴の開催は興行的に成り立つか。一緒に何ができるか協議して非常に有意義だった。今後も協議は続けていきたい」と語った。KBOでは球団削減の可能性があるなど混乱しており、本格的な協議は今後になりそうだ。

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「佑ちゃんハンカチ使え」小宮山がエール[ニッカン]

早大OBのロッテ小宮山悟投手(41)が、早大に進学が内定している早実・斎藤佑樹投手(18)に“ハンカチのすすめ”を説いた。22日、埼玉・浦和のロッテ球場で自主トレを行った小宮山が、ハンカチ封印を宣言した斎藤について「アマ球界を盛り上げるためにも必要以上に使った方がいい」とアドバイス。同じ教育学部のOBでもあることから野球と学業の両立も指南した。

早大出身の現役プロ最年長で、ご意見番的存在の小宮山がハンカチ王子を激励した。連日、過熱報道が続く状況に「本人は戸惑っていると思うよ。周りがあんまり騒がないことだよ」と気遣った。

だが、昨今の大学球界の低迷に人一倍、危機感を抱いていた小宮山。斎藤の存在が球界全体に果たす役割の大きさも分かっている。斎藤が自ら封印を宣言したハンカチについては「使った方がいい。彼はそれで世間から認識されている訳だから。アマ球界を盛り上げるためにも必要以上に使った方がいいでしょう」と、強力に後押しした。

昨夏の甲子園はテレビで観戦したという。「一言で言うとおしゃれだった。田中もすごかったが、斎藤はどの球をとってもおしゃれ。高校球児の泥臭いイメージと懸け離れていて、上品な感じに映ったのが、世のご婦人方にも受けたのでは」と分析した。今後、フィーバーの重圧や大学のレベルに戸惑うことも予想される。「壁にぶち当たるかもしれないが真正面から乗り越えればいい。脇道から進もうとせず努力すれば越えられるでしょう」と指南した。

斎藤が内定している教育学部の先輩にもあたる。小宮山は数学科で教員免許を取得。斎藤も社会科の教育免許取得を目指している。「しっかり勉強しろ!ということ。24時間は皆平等にある。これをうまく使えば何とでもなる」と、自らの経験を踏まえ熱く語った。

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小宮山が“後輩”佑ちゃんに「ハンカチ使い盛り上げろ」[報知]

早大出身のロッテ・小宮山悟投手(41)が22日、早大の練習に参加中の早実・斎藤佑樹投手(18)に「ハンカチ使用のススメ」を説いた。

斎藤は先日「ハンカチ封印」を宣言。しかしプロ16年目の大ベテランが待ったをかけた。「注目されて大変だね〜」と気遣いながらも、ハンカチについては「アマチュア野球界を盛り上げるためにも、必要以上に使った方がいい」と使用を後押しした。

小宮山は斎藤と同じ教育学部出身で、在学中に数学の教員免許を取得している。斎藤も教員免許取得の意思をもっており、格好のお手本となる存在だ。野球と学業の両立について、小宮山は「しっかりと勉強して欲しい。1日24時間は万人に与えられているのだから、うまく(時間を)使えば何とでもなる」と理論派らしい独特の表現でアドバイスを送っていた。

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ロッテ・小宮山は仕上がり順調…ルーキー達も驚きの練習量[サンスポ]

ロッテ・小宮山が22日、約6時間の自主トレで汗を流した。捕手を立たせたままながら、塁間ほどの距離で勢いのある球を投げ込み、順調な仕上がりを見せた。合同自主トレ中の新人達は「あれだけ練習するのはすごい」と驚いたが、41歳のベテランは「今は自分の体の感覚とのずれをチェックしている段階」と涼しい顔だった。

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根来コミッショナーが“代行”で残留の可能性[報知]

1月末の任期満了で退任の意向を表明している根来泰周コミッショナー(74)が「代行」を務める形で決着する可能性が出てきた。後任問題については23日の実行委員会、24日のオーナー会議で議論されるが、本人の辞意は固く、後任探しも難航していることから18年ぶりに“空席”となる事態も予想されている。

NPBサイドでは改めて慰留する方針だが、ある球団幹部は「代行という立場で残ってもらえるよう、道筋はできていると聞いている」と説明。球界トップの不在という最悪の事態だけは何とか避けられる見通しだ。

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「アジア枠」今季からの導入は困難…韓国側と温度差[サンスポ]

「アジア枠」の今季からの導入が困難になった。巨人・清武球団代表、ロッテ・瀬戸山球団社長らが、韓国野球委員会(KBO)に「アジア枠」の説明を行い、帰国した。清武氏は「日本ではアジア育成枠の認識で、その点は理解してもらえた」としたが、瀬戸山氏は「まだ温度差があった。今年は難しいんじゃないか」となお理解を求める必要性を強調。一方、韓国側からは出場機会の少ない韓国プロ選手の日本へのリース制度や、日本の公式戦の韓国開催、日韓オールスター戦の実施などを提案された。

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「アジア枠」今季導入は見送りも[スポニチ]

アジア枠を推進する日本プロ野球組織(NPB)の清武英利事業委員長(巨人球団代表)らは22日、韓国・ソウル市内で、韓国野球委員会(KBO)の河日成(ハ・イルソン)事務総長らと会談し、導入意図などを説明した。一定の理解は得られたが、今季導入は見送る可能性が高まった。

清武代表は「選手流出を懸念する韓国に選手育成との性格を説明した。韓国はもとより反対」、ロッテ・瀬戸山隆三球団社長は「顰蹙を買ってまでやるのはどうか」と、継続審議する。逆にKBOから韓国選手のレンタル移籍、日本公式戦や球宴の韓国開催など、振興策の提示を受けた。

アジア枠は現行4人の外国人枠にアジア出身1人を加える制度。一昨年の実行委員会で決議したが、韓国、台湾の反対で導入を見送り。昨年12月22日には台湾にも説明していた。

◇根来代行承認へ

12球団は23日に実行委員会、24日にオーナー会議を開き、今月末の任期満了で退任を表明している根来泰周コミッショナー(74)の「代行」就任を決議、承認する。コミッショナーが「空位」となるのは18年ぶり9度目。また、北京五輪日本代表についても要請・内諾を得た阪神・星野仙一シニアディレクター(SD=60)の監督就任を承認、五輪本戦での公式戦中断を検討する。

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韓国から「アジア枠」同意得られず…国内の衰退を不安視[報知]

巨人の清武英利球団代表とロッテの瀬戸山隆三球団社長は22日、ソウルで韓国野球委員会(KBO)の河日成事務総長と会談し、日本プロ野球組織(NPB)が導入を目指す「アジア枠」について説明したが、同意は得られなかった。

アジア枠は、1軍の外国人枠とは別にNPBが新設を目指しているシステム。今回は、韓国の育成レベルの選手獲得枠である点を強調して理解を求めたが、河事務総長は韓国球界の衰退などを理由に、アジア枠構想を受け付けなかった。羽田着の航空機で帰国した瀬戸山社長は「もうちょっと検討、分析しないと厳しい」と話した。

その一方、清武代表によるとKBO側からは韓国選手が数年間だけ日本でプレーするレンタル移籍制度の導入を持ち掛けられたことを明かした。

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