1月25日1月25日ロッテ・バレンタイン監督が25日、星野ジャパンに対して牽制球を投げた。千葉マリンで「十分にプランを立てて熟考すれば、12球団ある訳だし、どこか1つから多く選出されることはないと思う」と話した。
昨年、WBCへ12球団最多8選手を送り出した影響もあって、シーズンは4位と低迷した。その過去が頭をよぎったのか。シーズン途中に行われる五輪へ、選手枠を設けない方針を頭では理解しながらも、思わず言葉が口をついて出た。
もっとも星野監督には敬意を表している。「これまで野球人として活躍し、長い歴史をつくってきた。その歴史を未来へ伸ばして欲しいし、協力したい。五輪まで長い時間が残されているし、さらに良いアイデアが浮かんだ際には提案していきたい」。日本球界発展へ向けサポートしていく気持ちを明かした。
ロッテのバレンタイン監督が、立花コンディショニングコーチらと今年初のミーティングを実施。各選手の仕上がり、新人選手の合同自主トレについて報告を受け「しっかり練習していたようだし、順調だと感じている」。同コーチはオーストラリアで基礎体力アップのウエートトレーニングを推進する予定で「バランス系のメニューは基礎体力があってこそ。原点に返ります」とした。
ロッテのバレンタイン監督は、星野監督誕生について「彼は素晴らしい野球人。何かできることがあれば全て協力したい」と歓迎。ただし、昨年のWBCで12球団で最多の8人を選出された立場として「12球団からそれぞれ同じくらいの人数が選ばれるのでは」と牽制した。WBC組では薮田が「もし選ばれれば喜んで。全力を出したい」と話す一方で、里崎は「WBCと五輪とは違う。選ばれたら考えます」と慎重だった。
昨年のWBCでは貴重な中継ぎとして活躍したロッテ薮田安彦投手（33）が25日、北京五輪を目指す星野ジャパン入りへ関心を示した。「素晴らしい監督。五輪はWBCとは（意味合いも）違うけれど、もし代表に選ばれるようになれば光栄だし、喜んで参加したい」。この日は千葉マリンで自主トレを行い、調整も順調に進んでいるようだ。
ロッテのボビー・バレンタイン監督（56）が25日、北京五輪での1球団からの選手枠について星野監督に熟考を促した。「十分に話し合えば（選手の輩出が）12球団ほぼ同じ数になるのでは。1球団だけ多くなることはないでしょう」千葉マリンでの会議を終えたバレンタイン監督は、“1球団2人枠”をなくしても、無制限に選出することに対しては牽制球を投げかけた。
昨年の二の舞いは避けたい。3月のWBCではロッテから8人選出と、12球団でダントツだった。だが、直後のペナントレースでは後半に息切れして4位。WBCが敗因の1つに挙げられた。現在はドリームチーム結成のため、人数枠を撤廃する方向で進んでいる。指揮官は「五輪までには時間がある。いい案が浮かべば、こちらからも提案したい」と双方の話し合いの重要性を説いた。
「星野監督が成功するためには協力したい」とも話したバレンタイン監督。それでも現場の責任者として譲れないところはある。「プロのリーグがある国は難しい。いい形が考えられれば」と頭を悩ませていた。
ほとんどの首脳陣が全面支援を打ち出す中、ロッテ・ボビー・バレンタイン監督（56）だけは微妙な発言。25日、千葉マリンスタジアムで、昨年3月のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）では所属8選手が出場、その後のペナントレースへも影響を受けただけに、均等な選手供出を呼びかけた。
前日24日に再来日したバレンタイン監督が編成方針を牽制した。
前日のオーナー会議では、アテネ大会での「1球団2人」の選手供出枠撤廃が了解されたが「（それでも）どのチームもイコールな数の選手が選ばれることになると思う」と力を込めた。
星野氏には「素晴らしい野球人として活躍し、歴史を作った人」と祝福し、「可能な限りのサポートをしたい」と約束。それでも「（8人出場などということは）もう起こらないだろう。事前に十分にプランを立てていけばいい」と“公平”という主張を曲げることはなかった。
パ・リーグは今季の公式戦144試合の詳細日程を発表した。日本シリーズ出場権を争うプレーオフの「クライマックスシリーズ」は細部の調整があり、後日発表される。セ・リーグより1週早い3月24日（土）に開幕。楽天は4月3〜5日の日本ハムとの主催試合を寒さ対策のため、パとしては9年ぶりの平日デーゲーム（午後1時開始）とした。
パ・リーグは25日、今季の詳細日程を発表した。開幕は3月24日（土）で、全てデーゲームで行われる。4月3日（火）〜5日（木）の「楽天−日本ハム」（フルスタ宮城）は平日だが、春休みと寒さを考慮してすべてデーゲーム（午後1時開始）で行われる。クライマックス・シリーズの日程は後日発表される。