4月6日4月6日10試合を終え、勝率5割（4勝4敗2分け）の3位の千葉ロッテは7、8日、5位の楽天2連戦（共に13時・千葉マリン）を行う。
第1戦で先発予定の渡辺俊は6日、キャッチボールなど軽めのメニューで体を動かした。「前回（30日ソフトバンク戦）はカーブが良かった。そのイメージを残して、ほかの球はもう少し精度を上げたい」と意欲を口にした。
昨季はわずか5勝の渡辺俊。「（今季初登板初勝利に）少しホッとしているが、昨年も一昨年も2戦目にやられているので」と話し、「楽天は元々打線がいい。外国人が打ち出したし、得点力はある」と気を引き締めた。
また第2戦の先発が濃厚な久保は、ブルペンで42球の投球練習。前回31日のソフトバンク戦は4回7失点。「あのときは初回の四球が全て。多村さんに長打を嫌がって丁寧に行きすぎた。大胆に行くべきところは行って、強気に攻めていかないと…」と巻き返しを誓った。
30日に一部オープンした「マリスタバッティングセンター」の目玉だった渡辺俊介投手の映像付き下手投げ打撃マシンが7日午前十時“復活登板”を果たす。
前回は故障のため、やむなく休業となったが、万全の調整を終え、6日午後、報道陣にお披露目。打席でサブマリンを体験した渡辺俊は「打ってみたいなと思っていた。自分のマシンができるのは嬉しい」と笑みをこぼした。
地上5センチから繰り出される世界初の打撃マシン。設定は90キロ、105キロ、120キロと、ランダムに球速が変化する実戦の4コースがある。料金は1ゲーム300円（20球）。
ロッテ渡辺俊は6日、WBCでの同僚レッドソックス松坂のメジャー初勝利について「持っているものがすごいし、抑えるだろうと思って見ています」。実力を熟知しているだけに、当然の活躍と冷静に話していた。この日、チームはオフだったが、7日の楽天戦先発に備えて最終調整した。
登板日には、故障でデビューが延期になっていた、自身がモデルとなる世界初アンダースロー・バーチャル打撃マシンも復活する。本家サブマリンは、実際打席に立ち「（ボールが）浮き上がってくるように見えなかったけど、マシンは今まで大輔（レッドソックス松坂）とか有名どころのばっかりだったから、嬉しいですね」。同僚と肩を並べる活躍も狙っている。
日本高野連の田名部和裕参事（61）は6日、独自の基準で裏金問題での氏名公表や処分を行う可能性を明かした。プロ側は05年の倫理行動宣言を堺に区別する考えを示しているが、同参事は「プロ、社会人、大学、高校とそれぞれ事情が違う。プロ側の基準とは別になるかも知れない」と話した。
高野連には「徹底的に調べろ」という電話がかかってきている。田名部参事は「決して無視している訳ではない。いくつかの手を考えているが、今はコミッショナー事務局からの説明を待つ時期」と話した。11日の常任理事会で現状報告し、18日には審議委員会が行われる。「現時点で（裏金関係の）取材はないし、18日以降に臨時の委員会を開く可能性もある」と話した。
西武太田秀和球団社長（55）は6日、埼玉・所沢の球団事務所で通常業務をこなした。裏金問題にかかわっていると指摘された延べ170人のアマ関係者らについて、実名を公表すべきとの声が上がっていることに関しては「調査委員会の意向を全面的に尊重する」と強調しており、委員会の方針に従って公表は差し控えるとみられる。「他球団もやっているのではないか」など、巨人滝鼻オーナーが「無責任だ」と批判した報告書の記述については「ヒアリングに対するスカウトのコメント（にすぎない）と理解しています」と説明している。
パ・リーグ小池唯夫会長（74）が6日、不正に関与した関係者の氏名公開は困難という認識を示した。東京・銀座の連盟事務所で「事実かどうかの確認もできていないだろうし、現状で公開しては『渡した』『もらっていない』という水掛け論になる。収集がつかない。名前を出すのは難しい」と語った。「過去何年にさかのぼっても時代背景が違うし、球界から離れた人もいる」と、根来コミッショナー代行と同様に05年の倫理行動宣言の前後で区別すべきという私見を述べた。
小池唯夫パ・リーグ会長（74）は6日、西武調査委員会が公表した延べ170人のアマ関係者への謝礼金問題で、日本高野連や日本学生野球協会が求めている氏名の公表に慎重な姿勢をみせた。「調査委も170人全部に事情聴取して確認したわけではないと思う。（氏名を）公表すると、もらった、もらっていないで水掛け論になり、収拾がつかない」と述べた。今後の対応については「アマ側とも協議して、それぞれが納得する形で決着させたい」とした。
西武の裏金問題に関してパ・リーグの小池唯夫会長は6日、アマ側から実名公表要求の声が出ていることに対し、「もらった、もらわないの水掛け論になってしまい、収拾がつかなくなる」と否定的な考えを示した。
西武は調査委員会の中間報告で、アマ関係者のべ170人に謝礼を渡していたことを発表。しかし、同会長は氏名公表の前提には事実確認が必要とした。今後は西武の最終報告を受けた根来コミッショナー代行の判断を待つが、同会長は最後はプロアマで話し合いによる解決を訴えた。
また、西武・太田秀和球団社長（55）は、不正の裏に他球団の影響があったとするような主張が中間報告にあったことで、巨人・滝鼻卓雄オーナー（67）から「アンフェア」と批判されたことには、「他球団のことを言ってるつもりはない」と弁明した。
プロ野球、西武による新たな裏金発覚で、パ・リーグの小池唯夫会長（74）は6日、謝礼を受け取っていたアマチュア野球関係者の氏名公表について、否定的な考えを示した。
西武の調査委員会は4日の中間報告で、新たに高校、大学の監督など延べ170人のアマ関係者が謝礼を受けていたことを発表したが、実名は明かさなかった。小池会長は「調査委も公表しない前提で言っているし、球団も出さないと言っている。170人全員を呼んで事情確認した訳ではないだろう。軽々しく扱えないのではないか」と慎重な姿勢をみせた。
しかし、すでに裏金を受け取ったとして東京ガス・木村、元早大・清水の2選手を処分しているアマ側は、公平性を重視して徹底究明の構え。日本学生野球協会の内藤雅之事務局長（45）は「最終報告書の内容によるが、氏名の公表を求めることもあり得る」と、プロからの報告を待って裏付けを行う方針だ。
プロ側は05年の「倫理行動宣言」を節目にしたい意向だが、アマ側は宣言以前についても、学生野球憲章にのっとって処罰する方針。アマ側から氏名の公表を求められた場合にプロ側が拒否することは困難だ。
西武は6日、小・中学校の指導者、選手を対象にした「野球指導講習会」を所沢市内の室内練習場で行った。講習会は05年4月から始まり、月に2度のペースで続けてきたが、今回は裏金問題で世間の反発を懸念、一時は中止を検討した。しかし、参加者から「楽しみにしていたので中止にしないで」という声が相次ぎ、予定されていたスカウトの参加を取りやめた上で開催に踏み切った。
今回は50人が参加。冒頭で片平編成部長が「西武ライオンズの一員として今回騒がせたことは申し訳ない。これからも西武を応援して欲しい」と挨拶。渡辺2軍監督、石井2軍投手コーチら“常勝西武”を支えた8人が講師役を務め、将来の球界を背負う“金の卵”たちに2時間にも及ぶ熱血指導を行っていた。
小池唯夫パ・リーグ会長は6日、プロ野球西武から謝礼を受け取っていたアマチュア野球関係者の氏名公表について、否定的な考えを示した。西武の調査委員会は新たに高校、大学の監督など延べ170人のアマ関係者が謝礼を受けていたことを発表したが、実名は明かさなかった。アマ側は氏名公表を求める可能性を示唆したが、小池会長は「調査委も公表しない前提で言っているし、球団も出さないと言っている。170人全員を呼んで事情確認した訳ではないだろう。軽々しく扱えないのではないか」と慎重な姿勢をみせた。
ロッテ久保が6日、レッドソックス松坂のメジャー初勝利を喜んだ。「調子が良くなかったらしいですが、それでも勝てるのだからすごいですね。同じ学年だし、日本人がすごいというのを見せて欲しいし、頑張ってもらいたい」。関大一（大阪）時代の98年、春のセンバツ高校野球決勝で投げ合った松坂とは親交も深く、海の向こうの仲間にエールを送っていた。
パ・リーグの小池唯夫会長は6日、西武から延べ170人のアマチュア関係者に謝礼金などが渡っていたとする4日の西武・調査委員会の中間報告に関し、アマ野球団体から氏名公表を求められても応じるのは難しいとの見方を示した。
実行委員会の議長でもある小池会長は「調査は公的機関のものではなく球団が（第三者に）依頼したもの。名前が出たからといってNPB（日本プロ野球組織）として勝手に名前の公表はできないと思う」と語った。
「公表しても『もらっていない』となれば水掛け論になり収拾がつかなくなる。170人全員を事情聴取した訳でもない。軽々には扱えない」と慎重な対処が必要との認識を示した。