わたしはかもめ2007年鴎の便り(4月)

便

4月13日

千葉ロッテ12−1西武(千葉マリン)

ロッテが今季最多得点となる12点を挙げて、今季初の3連勝。ロッテは2回、早川の移籍後初となる1号2ランで先制すると、その後も着実に加点し、12安打、9四死球を絡めた攻撃で12点を挙げた。ロッテ先発・成瀬は、毎回走者を出す投球ながら、1回の中島のタイムリーによる1点に抑え、今季初勝利を飾った。西武は7回を除き毎回走者を出しながらもあと1本が出ず、先発の岸を援護する事が出来なかった。岸は3回1/3を投げて被安打5、5失点で黒星を喫し、西武の新人としては95年西口以来の開幕2連勝はならなかった。

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西武1000000001
千葉ロッテ02030214x12
早川
「チームがいい形で来ていたので、流れを止めたくなかったのでいい働きができて本当に良かったです。ホームランはたまたまですが、千葉で打つことができたのが嬉しいです。これからも、チームの勝利に貢献できるように頑張りますので応援宜しくお願いします。」(3安打3打点)

◇右翼ポール直撃早川逆転2ラン

気持ちがこもった一振りだった。2回1死一塁、早川がカウント2−2から6球目、135キロの内角低めの直球を、腕をたたんで力強く振りぬくと、右翼ポール直撃の移籍1号逆転2ランとなった。「うまく打つことができたので、切れずにホームランなってくれました」。昨年9月3日のオリックス−千葉ロッテ18回戦(京セラドーム大阪)の1回、小林宏から打って以来の一発に自然と笑みを浮かべた。12日までのソフトバンク3連戦では8打数4安打と大当たり。この日は「9番・左翼」で出場し、最初の打席で待望のアーチを描いた。「逆転になるホームランを打てて良かった」と素直に喜んだ。俊足堅守の選手として、バレンタイン監督の信頼も厚い。6回にはその自慢の快足で内野安打と二盗し好機を広げ、続く第4打席は左翼線へ適時二塁打を放ち、今季初の3安打はあと三塁打が出ればサイクル安打という活躍。今季初のお立ち台に上がったヒーローに指揮官は、「(逆転弾は)非常に大きな一打だった。素晴しいプレーを見せてくれた。チームのためにやってくれている」と目を細めた。

◇西岡が3安打3打点

西岡が7回に左中間適時二塁打を放ち、今季2度目の猛打賞となる3安打3打点の活躍。打率も2割8分6厘まで上げた。1回の第1打席は、初球の138キロの直球をたたきつけ、一塁手のカブレラが高いバウンドの処理にもたつく間に、一塁ベースを駆けぬけた。4回1死二、三塁の好機には、6球目の135キロの直球を中前へはじき返し、新人右腕をノックアウトさせた。「早川さんがバントで送ってくれたので、何とかベンチの期待に応えたいと気合が入っていた」と力強かった。

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成瀬今季1勝

成瀬が7回1失点で今季初勝利を挙げた。1回に連打でいきなり先制されたが、その後は毎回のように走者を出しながら2併殺などで7回まで投げきった。「風の影響でコントロールが定まらなかった。でも助けられた部分もあった」。3月28日の西武戦でも好投しながら勝利がつかなかったが、この日は打線の援護を受けての白星に「これで波に乗れるかな」と笑顔だった。

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ロッテ12安打12点で首位西武に完勝[ニッカン]

ロッテが「リア・ディゾン」効果?で12安打12点と打線爆発し、首位西武に完勝した。今を時めくグラビアアイドルの始球式に、試合前からバレンタイン監督を筆頭に選手のテンションは急上昇。その意気込みがバットに伝わった。

1点を追う2回。昨年オフにトレードでオリックスから移籍した早川が右翼ポール直撃の逆転2ランを放った。県船橋高出身だけに「地元千葉で移籍1号を打てて良かった」。本塁打は昨年9月3日のロッテ戦以来で、久しぶりの感触に笑みがこぼれた。この日3安打3打点と打ちまくった。

生え抜き組も黙ってはいない。始球式前にリア・ディゾンとキャッチボールをして「かわいいですね。僕も本業で頑張らなくっちゃ」と張り切っていたサブローは4回、貴重な追加点となる中前適時打を放った。3年連続盗塁王を狙う西岡も3安打3打点1盗塁で、11日のソフトバンク戦から3試合連続の5盗塁となった。「ひちょり(日本ハム森本)は6?」「連続試合盗塁は11?」とライバル意識も奏功し「バッティにリズムが出てきている。(塁に)出ないと走れないしね」と本来の姿を取り戻した。

今季初の3連勝で2位に浮上。14日に単独首位をかけて西武と直接対決に挑む。

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ロッテが3連勝で2位に浮上[スポニチ]

ニヒルな顔に熱い魂が宿っていた。今季オリックスから地元・千葉にUターン移籍した早川が、2回の1号逆転2ランを含む3打数3安打3打点の大活躍。ロッテ初のお立ち台に上った。ヒーローインタビューで好調の秘けつをたずねられ、真顔で「(10〜12日の)福岡遠征が楽しかったから」と返答。ファンの大声援が大爆笑に変わった。

10日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で気迫の本塁突入を見せた31歳は、9番打者として大ブレーク中。先発出場の最近3試合は全てマルチ安打をマークした。この日は第1打席から4打席連続で得点に絡み、1番・西岡の6打数3安打3打点へつなげた。絶好調男の活躍でチームは今季最多の12得点。2位に浮上し、14日に西武を連破すれば首位に立つ。バレンタイン監督も「早川は本当にいいプレーを見せている」と称えた。

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「マリンの風は友達」ロッテ・早川、地元で移籍第1号![サンスポ]

風速9メートルのアゲンストに白球が舞う。0−1の2回1死一塁。立大OBの早川の放った1号2ランが、右翼ポールへ直撃した。

「自分でもビックリするほど、キレイに打てました。マリン名物の風は友達。強風の日は負けません」。12得点の大勝劇を導き、お立ち台で絶叫した。千葉の進学校・県立船橋高から一般入試で立大に進み、本田技研でプレー。プロでは6年目を迎えるが、レギュラーに定着できず。昨オフにオリックスから地元のロッテへ移籍し、今季9試合目の先発で千葉マリンでの自身初アーチだ。

しめて3安打3打点に1盗塁、4回にはダメ押し点につながる犠打も決めた。大技、小技を織り交ぜ、チームは今季初の3連勝。ここまで通算6本塁打だった伏兵は「年間(本塁打)1本なんで、もう楽しみがなくなっちゃいましたよ」と苦笑い。苦労を重ねた男が、照れ隠しのジョークを連発した。

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サブロー、アイドルを指導[ニッカン]

ロッテのサブローのテンションが上がった。始球式を行うグラビアアイドルのリア・ディゾンと試合前にキャッチボールを行い、にこやかに投げ方を教えた。「かわいいッスね。ブログは見ていてファンでした」と思わず鼻の下を伸ばした。自身の成績も、前日12日のソフトバンク戦で3打点を挙げて勝利に貢献するなど上向き。「本業でもこれから頑張らないと」と気合を入れていた。

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高野連が奨学制度の実態を調査へ[デイリー]

西武の裏金問題に絡み、専大北上高(岩手)のスポーツ奨学制度が日本学生野球憲章に違反することが、日本高野連が12日に同校関係者から行った事情聴取で判明した。奨学制度は野球留学とも関連しており、波紋が広がりそうだ。

スポーツ奨学制度は他の競技では広く認められているが、野球だけは厳格な“規律”が存在する。高野連の田名部和裕参事は13日、「調べると決めた訳ではないが悪いことは悪いこと。やらなければいけないでしょう」と調査に乗り出す構えを見せた。

野球の奨学制度がなくなれば、野球留学にも何らかの影響を及ぼすことにもなるだろうか。日本高野連の尾藤公常任理事(箕島高元監督)は「違反のない同じ条件でやらせたい。ただ、あの監督のもとでやりたいという選手の希望はかなえてあげたい」と話した。

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全日本大学連盟、特待制度「対処」へ[ニッカン]

西武の裏金問題に絡んで専大北上高の奨学制度が日本学生野球憲章違反と分かったことに関し、全日本大学野球連盟の内藤雅之常任理事は13日、「大学で今後そういった事実が出てくれば、当然対処する」と話した。高校、大学野球の健全化を目的とする同憲章は、野球部員であることを理由に学費や生活費などの金品を受け取ることを禁じている。大学では1985年に東都大学リーグの国士舘大が、特待生制度の発覚で1年間の活動停止となった。

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横浜那須野問題で日大鈴木監督が謝罪[ニッカン]

日大の鈴木博識監督(56)が13日、横浜那須野問題について、所属する東都大学野球連盟・大谷哲夫理事長(67)に謝罪した。この日東都リーグ2部の立正大戦前に会談し「ご迷惑をお掛けしましたと言ったら、めげずに頑張ってくれと励ましていただいた」と話した。

鈴木監督は謝礼金を受け取っていたという一部報道に対して、12日に疑惑を完全否定。会見直後には那須野と電話で話したことを明かし「申し訳なかったと謝罪してもらった。卒業してから関係は一時断絶状態でしたけど、昨日話をして気持ちも楽になった」と話す。

ただ1部復帰を狙うチームは立正大に3−5で敗れ1勝2敗で勝ち点を失った。「1試合目は(騒動の)影響があったかもしれない」。今後法的処置をとる可能性はあらためて否定した。

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高野連が奨学制度の実態調査へ[報知]

日本高野連は13日、スポーツ奨学制度の実態調査に乗り出す姿勢を示した。早大の元部員が高校時代から西武の金銭供与を受けていたことに絡み、12日に事情聴取した元部員の出身校、専大北上(岩手)の奨学制度が日本学生野球憲章に違反することが発覚。田名部和裕参事(61)は「調べると決めた訳ではないが、悪いことは悪いこと。やらなければいけないでしょう」と語った。

憲章では、野球を理由に学費などの免除、軽減が禁じられている上、05年11月に高野連は「中学生の勧誘行為の自粛について」と加盟校に通達している。今後、同様のケース判明も考えられるが、奨学制度は野球留学とも関連しており、波紋は広がりそうだ。

また、東京ガスの投手が高校在学時から西武の金銭を受領した件で、5項目の質問書を送付していた同選手の出身校、明桜(秋田経法大付から校名変更)からファクスで回答を受け取った。16日には同校の嶋田耕也校長(58)らが大阪・西区の高野連を訪問し、謝罪。高野連サイドでは18日の審議委員会で処分を決定、27日の日本学生野球協会審査室に上申する。

◇憲章違反に対処 プロ野球西武の裏金問題に絡んで岩手・専大北上高の奨学制度が日本学生野球憲章違反と分かったことに関し、全日本大学野球連盟の内藤雅之常任理事は13日、「大学で今後そういった事実が出てくれば、当然対処する」と話した。

高校、大学野球の健全化を目的とする同憲章は、野球部員であることを理由に学費や生活費などの金品を受け取ることを禁じている。大学では1985年に東都大学リーグの国士舘大が、特待生制度の発覚で1年間の活動停止となった。

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西武社長、専大北上に「申し訳ない」[スポニチ]

西武・太田秀和オーナー代行兼球団社長(55)は13日、裏金問題に関与した専大北上が日本高野連から除名される可能性が高くなったことに「本当に申し訳ない」と神妙な表情で話した。アマ側への事情説明、謝罪は調査委員会の25日の最終報告後になるとし「どういう形でするかは検討中としか言えない」と話した。横浜・那須野の超過契約金も発覚したが「何度も言うが実名を出すのが趣旨ではなく、いかに再発防止に努めるかが重要」と、氏名公表はしない方針をあらためて強調した。

◇木村母校は関与なし

西武の裏金問題で、東京ガス・木村雄太投手(21)の母校・明桜(旧秋田経法大付)は13日、日本高野連の質問書に対し「学校関係者の関与はなかった」とする回答書を提出した。同校は当時の監督らに確認した結果、関与はなく報道で初めて事情を知ったと結論付けたと回答した。嶋田校長と当時の野球部長が16日に日本高野連を訪れあらためて報告する予定。

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日大・鈴木監督に那須野が謝罪[報知]

日大OBの横浜・那須野巧投手(24)から謝礼金を受け取ったとの報道を完全否定した日大・鈴木博識監督(56)は13日、東都大学野球連盟の大谷哲夫理事長(67)に対し、「お騒がせして、ご迷惑をお掛けしました」と謝罪した。

日大はこの日、神宮第二球場で東都2部リーグ、立正大戦を行ったが、試合前に大谷理事長が球場を訪れたため、鈴木監督が事情を説明するとともに、あらためて潔白を主張した。同理事長からは「色々大変だろうけど、めげずに頑張ってくれ」と激励されたという。また、鈴木監督は那須野本人から12日夕に、電話で「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪を受けたことを明かした。

立正大戦は2−5と完敗。開幕カードで勝ち点を落とす厳しいスタートを切ったが「騒動の影響はない。1部復帰のために、1日1日、集中していきたい」と気持ちを切り替えていた。

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日大監督に横浜・那須野が謝罪[スポニチ]

日大・鈴木博識監督(56)は13日、神宮第2球場で行われた東都大学2部の立正大3回戦の試合前、東都大学野球連盟の大谷哲夫理事長(65=駒大総長)に謝罪した。鈴木監督は、超過契約金が発覚した横浜・那須野巧投手(24)が04年に入団する際に謝礼金を受け取ったとされる疑惑を持たれており「お騒がせして申し訳ありません」と頭を下げ、大谷理事長から「めげずに頑張ってください」と激励を受けた。

疑惑について潔白を主張した前日は、那須野本人から「ご迷惑をおかけしてすみません」と電話があったそうで「今まで断絶状態だったが、僕と話して彼も楽になったようだった」と説明。週刊誌に実名報道されたことにも「反論しても仕方ない。今後は僕みたいなことがないよう願っています。僕もこれから1部復帰へ集中したい」と話した。日大は今回の問題で16日に東都大学連盟を通じて全日本大学野球連盟に報告書を提出する。

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裏契約金問題で横浜が事情説明…20日に代表者会議[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)は13日までに、12球団代表者会議を20日に都内で開くことを決めた。横浜が那須野巧投手(24)に対し、5億3000万円の契約金を支払っていた件で、横浜球団が事情を説明する。また1994年に12球団が合意した契約金最高標準額(1億円プラス出来高)の申し合わせについても議論されそうだ。

元々20日には根来コミッショナー代行が委員長を務め、巨人、日本ハムなど6球団が委員となるドラフト改革のための専門委員会が発足するが、第1回会合は「そのまま12球団で行うことになるだろう」と長谷川コミッショナー事務局長。根来代行は最高標準額の法的問題点などを再検討する方針を示しており、各球団にも意見表明の機会が与えられることになりそうだ。

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裏金「関与なし」…東京ガス木村母校、明桜高が回答書[サンスポ]

西武の裏金問題で、東京ガスの木村雄太投手(21)の母校、明桜高校(旧秋田経済法科大付属高)は13日、日本高野連の質問書に対し「学校関係者の関与はなかった」とする回答書を提出した。同校によると、質問書は学校関係者が金銭供与に関与していたかどうかや、事情を知った時期など5項目について尋ねた。同校は当時の野球部長や副部長、監督に確認した結果、関与はなく報道で初めて事情を知ったと結論付けたと回答した。

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高野連質問書に明桜高「関与ない」[報知]

プロ野球西武の裏金問題で、東京ガス野球部の木村雄太投手(21)の母校明桜高校(旧秋田経済法科大付属高)は13日、日本高野連の質問書に対し「学校関係者の関与はなかった」とする回答書を提出した。同校によると、質問書は学校関係者が金銭供与に関与していたかどうかや、事情を知った時期など5項目について尋ねた。同校は当時の野球部長や副部長、監督に確認した結果、関与はなく報道で初めて事情を知ったと結論付けたと回答した。

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高野連、奨学制度の実態調査へ[報知]

プロ野球西武の裏金問題に絡み、専大北上高(岩手)のスポーツ奨学制度が日本学生野球憲章に違反することが、日本高野連が12日に同校関係者から行った事情聴取で判明した。奨学制度は野球留学とも関連しており、波紋が広がりそうだ。

スポーツ奨学制度は他の競技では広く認められている。野球だけは厳格な“規律”が存在するが、専大北上側は聴取で指摘されるまで知らなかったという。中にはホームページで野球の特待制度を紹介している高校もあり、専大北上と同様のケースが今後判明することも考えられる。高野連の田名部和裕参事は13日、「調べると決めた訳ではないが悪いことは悪いこと。やらなければいけないでしょう」と調査に乗り出す構えを見せた。

高野連は2005年11月、行き過ぎた野球留学に関連し「中学生の勧誘行為の自粛について」と題する通達を出した。野球を目的にした金品の収受を禁止した日本学生野球憲章第13条に触れ、野球部員であることを理由に「学費、入学金、寮費などを軽減したり、免除するいわゆる特待生待遇をしてはならない」と記されている。

野球の奨学制度がなくなれば、野球留学にも何らかの影響を及ぼすことにもなるだろうか。日本高野連の尾藤公常任理事(和歌山・箕島高元監督)は「違反のない同じ条件でやらせたい。ただ、あの監督のもとでやりたいという選手の希望はかなえてあげたい。今回の件ですぐに野球留学の人数が減るとは思えない」と話した。

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イースタンリーグ

◇千葉ロッテ5−4東北楽天(千葉マリン)

千葉ロッテが逆転勝ち。2回に1点を先制されたその裏、新人の佐藤の右翼線2点二塁打で逆転。5回には平下の右越え三塁打で2点を加えた。先発の浅間は3四球と制球がやや乱れたものの、5回を3安打1失点で今季初勝利を挙げた。

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◇浅間2年ぶり白星

浅間(敬愛学園高出)が5回を3安打1失点で、2年ぶりの勝ち投手になった。「嬉しかった。こんなに楽しく投げられたことはない」。自然と笑みが広がった。昨年は左ひじを手術し、シーズンを棒に振った。この日は風速9メートルの中、久しぶりのマリンスタジアムのマウンドとなったが、「違和感なくやれた」と胸をなで下ろした。3四球と制球に不安を残したものの、「逆にボールが散らばってバッターが打ちづらかったのかも」と前向きに話し、「今後は切れのある直球を投げたい」ときっぱり。

◇新人佐藤2安打2打点

ルーキー佐藤(神奈川・横浜高)が逆転二塁打を含む2安打2打点。「やっぱりマリンは気持ちがいい」。2回無死二、三塁の好機に、1ボールから113キロのシュート系のボールを右翼線へ。「多分シンカー。バットの先だったけどいいところに飛んでくれた」と話した。8回の第4打席は、直球にやや差し込まれながらも一、二塁間を割った。「詰まってもヒットになるのは調子がいい」と笑顔だった。

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選手、ガーナに用具寄贈[朝日新聞・千葉]

その数は5千点をはるかに超えていた。グラブ、バットにスパイク。選手が使用した野球道具の数々が、野球発展途上国・ガーナ共和国に寄贈されることになった。このアイデアを思いついたのは今季より選手会長に就任した清水直行投手(31)だった。

清水直
「プロはどうしても道具をたくさん使う。そして、ベストパフォーマンスを見せなくてはいけないということもあり、まだ本来なら使える道具でも、少し傷が入っていたりすると破棄したりしてしまっている。それは、やはりもったいない。何か役に立つ方法はないかと考えていた。」

そこで注目したのがアフリカ大陸にあるガーナだった。高品質なカカオの産地として有名なため、チョコレート事業に参入しているロッテ本社との結びつきが深く、また現地にいる国際協力機構(JICA)の日本人スタッフが野球を教えたのをきっかけに今、野球を始めようとしている若者が多いという。その地の野球発展に協力すべく、動くことになった。

選手会長としてキャンプ前の1月に選手全員の意志を確認。賛同を得ると、早速ロッカー内に道具入れの箱を設置。するとあっという間に大きな箱はいっぱいになった。その後、3ヶ月。段ボール箱にして20箱がいっぱいになってしまった。選手の誰もがアフリカ大陸に新たな野球文化を根付かせようと積極的に道具提供を行ったのだ。

「みんなが協力してくれたことは本当に嬉しい。それとやはり道具など有効利用できるものはしっかりとしていくべきだという考えが正しいことも改めて痛感した。これからも色々と考えていきたい」。この企画を考え、そして実行した清水直選手会長は予想以上に選手達が協力してくれたことに、嬉しそうに語った。

5千点を超える野球道具は3月22日にガーナ共和国バフォー・アジェバウア特命全権大使の手に渡された。野球を愛する選手達が提供してくれた道具は8月をめどに海を渡ることになっている。野球道具の数々をガーナの子供達が、どのように手にし、どのように遊んでくれるのか。果たして喜んでくれるのだろうか?現地からの報告が今から楽しみだ。

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