わたしはかもめ2007年鴎の便り(4月)

便

4月24日

北海道日本ハム2−5千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが今季初の4連勝を飾り、貯金を06年8月19日以来の4とした。ロッテは3回ベニーの1号ソロ、6回早川の2号ソロで試合を優位に進めると、同点とされた8回にはワトソン、里崎の連続タイムリーで勝ち越しに成功。最後は小林雅が抑え、リーグトップの7個目のセーブをマークした。勝ち投手は、5人目の小宮山で2勝目。日本ハムは毎回出塁するもののあと1本が出ず、今季最多の14残塁で06年5月31日〜6月4日以来の5連敗。借金は今季ワーストの7。先発・建山は、7回1/3を被安打5、失点4で3連敗となった。

123456789R
千葉ロッテ0010010305
北海道日本ハム0000011002
ワトソン
「7回に同点に追いつかれた後のチャンスだったので何とかものにしたいと思っていました。自分の狙ったボールを打つことができたと思います。何度かファールで粘って自分の打てるボールを待っていました。自分の打撃ができて強い打球を打つことができたと思います。これからも勝ちに貢献できるように頑張ります。」(8回決勝タイムリー)

ページトップ

小宮山が2戦連続勝利、40代59年ぶり[ニッカン]

41歳ロッテの小宮山悟投手がまた勝った!21日の楽天戦で3年ぶりに勝ち星を挙げたと思ったら、この日もたった3球で勝ち、4日で2勝だ。40代の投手がチームの2試合連続勝利投手となったのは、59年ぶり2人目という珍しい記録となった。ベテラン小宮山が輝いて、ロッテは4連勝。首位西武に1ゲーム差だ。

40代のおじさん右腕が、59年ぶりの珍記録達成だ。小宮山は969日ぶりに勝利投手となった21日の楽天戦に続いて、5番手で登板した日本ハム戦でも白星をつかんだ。2試合続けて思いがけない白星が舞い降りてきたことにも「チームが勝ったので」と無欲を強調。それでも「今日に限らず、今年は調子がいいからね」と続け、にっこり笑った。

高木の押し出し四球で、2−2の同点に追い付かれた直後の7回2死満塁で登場。勝ち越しを期待する地元日本ハムファンのボルテージが最高潮に達した中、カウント1−1から136キロのシュートで、高橋を一邪飛に仕留めた。直後に味方打線が勝ち越し、わずか3球で勝ち投手だ。

幾多の窮地を乗り越えてきたベテラン右腕は「打者は関係ない。キャッチャーのリクエストに応えるだけ」と、どんな場面でも常にクールだ。リードした里崎は「球も切れているし、安心していられる」。年齢を重ねても、キレのあるボールと、打者の打ち気をそらす抜群のコントロールで打ち取る術を知っている。

これまで大きな故障もなく、選手生活を送ってきたが、今年2月のオーストラリアキャンプで右ふくらはぎを負傷。リハビリ期間を経験したことがプラスになっている。運も味方し今季は早くも2勝を挙げ、「こんなことなら毎年ケガでもしておけば良かったな」と、冗談もでるほど絶好調だ。

この日の勝利で、チームは今季初の4連勝。首位西武に1ゲーム差と迫った。小宮山は「1位で通過することを目標にやっている。まだ上に敵がいるので、やっつけるためにも、目の前の敵を倒していくだけ」。珍事でも修羅場でも、どんな出来事にも動じない幕張のおじさん右腕は、冷静に先を見据えている。

阪神若林40歳7ヶ月
21日楽天戦で3年ぶりに白星を挙げた小宮山がまた勝利投手。ロッテは22日中止、23日移動日で、小宮山がチーム2試合連続勝利投手。40代の選手がチーム2試合連続勝利投手になったのは、1リーグ時代の48年若林忠志(阪神=40歳7ヶ月)が10月28日阪急戦で完投勝利、30日中日戦でリリーフ勝利して以来、59年ぶり2人目。2リーグ制後では小宮山が初めてだ。

◇ワトソン決勝打

決勝打を放ったワトソンは「高めに絞っていたので、運良く打ち返せて良かった」と満足そうに振り返った。同点に追い付かれた直後の8回2死一、二塁から、中越えの2点適時二塁打。同僚ベニーも3回に先制の今季1号を放っており、これまでズレータの活躍の陰に隠れていた助っ人2人が、この日は勝利に貢献した。

早川
「札幌ドームでの本塁打は初めて。今は三振しないようにと打席に入っている。」(6回に今季2号の右越えソロ)

ページトップ

小宮山、わずか3球で勝利投手に[スポニチ]

チーム一丸となったロッテ今季初の4連勝が“珍事”を生んだ。7回にリリーフ陣が自滅し、同点に追いつかれた2死満塁。5番手・小宮山が高橋を一邪飛に仕留めると、8回にワトソンの中越え2点二塁打で勝ち越す。21日の楽天戦(フルスタ宮城)で969日ぶりの白星を挙げた小宮山が、その3日後にわずか3球であっさり連勝する“珍事”となった。

バレンタイン監督は「6、7回に投げる投手は十分いる」とフル稼働のブルペンに手応えだ。渡辺俊は6回0/3で8安打を浴びながらも2失点にとどめ、打線もベニーが来日自己ワーストながら開幕23試合目にして待望の先制1号ソロと上昇気配。各選手が仕事を全うして首位・西武に1ゲーム差に迫った。小宮山はそれに油断せず「近々、もの凄い不振の状態が来るが、そこからどうリバウンドできるか」と長いシーズンを見据えていた。

ページトップ

小宮山が2戦連続勝利投手[報知]

小宮山が21日の楽天戦に続き2戦連続勝利投手。21日に勝つまで968日勝ち星がなかったが、わずか4日で2勝目を挙げた。同点に追いつかれた7回、2死満塁から登板し、高橋をシュートで一邪飛に。8回に3点を勝ち越し、勝ち投手が転がり込んだ。「特別なことはない。チームは1位通過を目指していて、まだ上にいるので目の前の敵を倒さないといけないだけ」とサラリ。チームは今季初の4連勝だ。

ページトップ

ロッテ・小宮山がノッテます!たった3球で2勝目ゲットだぜ[サンスポ]

久しく忘れていた美酒の味を、今度はのどが渇く間もなく味わった。21日に969日ぶりの勝利を挙げたばかりの小宮山が、早くも2勝目をマークした。

小宮山
「長いシーズンこんなこともある。本当だったら(先発の渡辺)俊介に勝たせてあげたかったけど。」

同点に追いつかれた直後の7回2死満塁。5番手としてマウンドに上がった41歳のベテラン右腕は、すべて変化球で高橋を一邪飛に打ち取り、絶体絶命のピンチを切り抜けた。「大事な場面でいい球を続けてくれた」とバレンタイン監督も称える老獪な投球。直後に味方打線が勝ち越し、強運で白星を手にした。

チームも4連勝で首位・西武に1ゲーム差。「1位通過を目標にみんな頑張っている。目の前の敵を倒していかなければ」。ベテラン右腕の目はすでに上を見上げていた。

◇ボビーの期待応えた!ワトソンが勝ち越し打で復活

この試合前まで打率.250と、今一つ調子の上がらなかったワトソンが、貴重な勝ち越し打を放った。同点の8回2死一、二塁で2点二塁打。「高めに狙いを絞って、抜けた球をうまく打てた」と素直に喜んだ。足の怪我で出遅れていただけに、バレンタイン監督は「これまで活躍しているとは言えなかったが、今後は多くの勝利に貢献してくれるだろう」と期待を寄せていた。

ページトップ

PL、済美、東北…16校で野球特待[デイリー]

日本高校野球連盟が学生野球憲章に抵触するとして全加盟校に実態調査するスポーツ特待制度について、最近5年間に甲子園大会に出場した私立高校に同制度の有無を共同通信が調べたところ、回答のあった93校のうち、PL学園(大阪)東北(宮城)済美(愛媛)など16校が野球部に特待制度を適用していたことが24日、分かった。

特待制度適用を認めたのは、白樺学園(北海道)国士舘(東京)など。いずれの場合も特待制度に該当する部員の入学金や授業料の免除をしている。このうち、PL学園では、05年に日本高野連が特待制度を禁止する通達を出したこともあり、野球部の特待制度は現在の1年生から適用を中止している。

また、16校以外で野球部に限定した制度ではないものの、学業、運動などに優れた全校生徒を対象にした奨学制度を採用している学校が多く、駒大苫小牧(北海道)横浜(神奈川)大阪桐蔭(大阪)広陵(広島)では、その奨学制度の枠で野球部員が授業料などの免除を受けている。

日本高野連では「学業、経済的な理由での奨学金等の支給は憲章違反とならないが、野球を対象としたものは憲章に抵触する」との見解を示している。

ページトップ

学生野球協会が特待制度の調査承認[デイリー]

日本学生野球協会は24日、東京都内で緊急常務理事会を開き、日本高校野球連盟が全国の加盟校に対し、学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の調査を行うことを承認した。制度を採用している学校に即時中止、撤回を求めることでも一致した。

加盟校は、制度の有無にかかわらず、5月2日までに所属する都道府県連盟に文書で回答。制度がある場合は内容や人数を申告し、各連盟が公表する。特待制度を受けていた当該選手のみ5月31日まで対外試合出場が禁じられ、その間に特待制度解約の同意を求める。監督責任のある野球部長は退任となる。日本高野連・脇村春夫会長は「高校野球の発展のため各校は憂いなくやっていただきたい」と話した。

大学生の特待制度については、「高校と同じ取り扱いにしなくてもよい」との意見があり、5月9日の全日本大学野球連盟の常任理事会で検討する。

ページトップ

甲子園出場16校で制度適用、共同通信調べ[ニッカン]

日本高野連が加盟全校への実態調査を開始したスポーツ特待制度について、共同通信社が最近5年間に甲子園に出場した私立高校に同制度の有無を調べたところ、回答のあった93校のうち16校が野球部に特待制度を適用していたことが24日、分かった。PL学園(大阪)東北(宮城)済美(愛媛)などが含まれる。春の県大会を辞退した東北では1学年約20人、計60人以上が該当。PL学園では05年に日本高野連が特待制度を禁止する通達を出したこともあり、野球部の特待制度は現在の1年生から適用を中止している。

また、16校以外でも野球部に限定した制度ではないものの、学業や運動に優れた全校生徒を対象にした奨学制度を採用している学校が多い。駒大苫小牧(北海道)横浜(神奈川)大阪桐蔭(大阪)広陵(広島)では、その奨学制度の枠で野球部員が授業料などの免除を受けている。日本高野連は「学業、経済的な理由での奨学金等の支給は憲章違反にならないが、野球を対象にしたものは憲章に抵触する」との見解を示している。

ページトップ

済美など特待制度採用、享栄は対外戦自粛[ニッカン]

日本高野連が全国調査を開始したスポーツ特待制度を、04年センバツで初出場初優勝を果たした済美(愛媛)など甲子園常連校が採用していたことが24日、分かった。同じ愛媛県内の新田、松山聖陵、松山城南、帝京五も授業料免除などの制度の存在を認めた。済美では部員46人に月額2万円の奨学金を支給していた。

昨夏の甲子園8強の福知山成美(京都)は「クラブ特技制度」として野球部を含む運動部員を対象に授業料の全額または半額免除していた。05年に日本高野連が特待制度を禁じる通達を出してからは、現1年生には適用をしてないという。

また甲子園春夏19回出場の享栄(愛知)は同制度を適用しているため、5月1日から1ヶ月間対外試合を自粛する方針を固めた。同校には入学金、1年間の授業料合わせて約40万円を入学1年後に返還する「運動奨学生制度」があり、野球部員61人中38人に適用されているという。生光学園(徳島)は奨学制度で学費免除を受けていることを理由に、春季四国大会への出場辞退を県高野連に伝えた。

ページトップ

西武裏金問題、報告書に実名を記載[スポニチ]

西武の裏金問題に関する調査委員会(委員長・池井優慶大名誉教授)が、25日に都内で開く最終会合でまとめる報告書に球団関係者の実名を記載することが24日、分かった。主に不正スカウト活動が行われていた05年当時の幹部やスカウトだけでなく、星野好男前球団社長や当時のスカウト部長だった楽天・楠城徹スカウト部長ら、退職や他球団に移籍した人物の名前も記載される見込みだ。アマチュア指導者らの実名は公表しない方針を固めている。

球団は最終報告書を同日中に日本プロ野球組織(NPB)にも提出する。埼玉・所沢の球団事務所で依田常務は「調査委員会後にNPBに行くつもりです」と話した。さらに西武では26日以降に再発防止策を盛り込んだ独自の報告書をNPBに提出する。処分は連休明けの5月7日以降に正式発表する方針だ。

ページトップ

PL学園、済美なども野球部特待制度[スポニチ]

日本高校野球連盟が学生野球憲章に抵触するとして全加盟校に実態調査を行うスポーツ特待制度で、PL学園(大阪)をはじめ東北(宮城)、済美(愛媛)など多数の甲子園常連校が野球部に特待制度を適用していたことが24日、分かった。今春の県大会地区予選出場を辞退した東北は計60人以上が該当。済美は部員46人に月額2万円の奨学金を支給している。また、PL学園は05年の高野連の特待制度禁止の通達を受け、現在の1年生から適用を中止している。

20校以外でも駒大苫小牧(北海道)横浜(神奈川)大阪桐蔭(大阪)広陵(広島)では、全生徒を対象にした奨学制度を採用。その奨学制度の枠で野球部員が授業料などの免除を受けており、これが高野連の指摘するスポーツ特待制度に当てはまるのかどうか高野連の判断を仰ぐという。

こうした状況を受けて徳島県大会で優勝した生光学園は憲章違反と判断された場合、野球部員83人のうち半数以上が対象となるため、5月3日からの春季四国大会の出場辞退を検討。済美は憲章違反と判断された場合でも対象外の選手だけで四国大会に参加する方針だが、春季地区大会を前に混乱は続きそうだ。

ページトップ

甲子園常連校の特待制度適用発覚…対象選手は対外試合禁止も[サンスポ]

日本高校野球連盟が学生野球憲章に抵触するとして全国調査を実施するスポーツ特待制度を、PL学園、東北、済美など甲子園大会出場経験のある有力校が適用していたことが24日、分かった。25日からは、抵触したことが判明した学校は日本高野連と各都道府県連盟から連日公表されることになった。

2004年春の選抜大会で初出場ながら優勝した済美では、月額2万円の奨学金を支給。昨夏の甲子園ベスト8の福知山成美は「クラブ特技制度」として野球部を含む運動部員を対象に授業料の全額または半額を免除していた。

また共同通信が最近5年間に甲子園大会に出場した私立高に制度の有無を調査したところ、回答のあった93校のうち16校が適用していた。白樺学園、国士舘などで、いずれの場合も特待制度に該当する部員の入学金や授業料の免除をしており、春の県大会地区予選への出場を辞退した東北では一学年約20人、計60人以上が該当していた。

この16校以外でも、野球部に限定した制度ではないものの、学業、運動などに優れた全校生徒を対象にした奨学制度を採用している学校が多く、甲子園優勝経験のある駒大苫小牧、横浜、大阪桐蔭、広陵では、その奨学制度の枠で野球部員が授業料などの免除を受けている。

これらに関し、日本学生野球協会はこの日、都内で緊急常務理事会を開き、日本高野連による日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の全国調査の実施を承認した。同制度を採用している学校に対して即時中止や撤回を求める方針にも同意した。

高野連の加盟校は制度の有無に関係なく、5月2日までに所属する都道府県連盟に文書での回答を義務付けられる。制度実施校は対外試合禁止処分は科されず、特待制度を受けていた選手は5月31日までの間、対外試合参加を差し止められる。高野連の脇村春夫会長は「夏の大会に4200校全てが爽やかな形で参加できるように、今、こうして急いでやっている」と話した。

◇全日本大学野球連盟は柔軟な姿勢

一方、全日本大学野球連盟の内藤雅之常任理事は、日本学生野球憲章13条の細部の取り扱いについて「一概に奨学生だから処分するという考え方ではない」と日本高野連とは異なり、13条の適用には幅を持たせる見解を示している。柔軟な姿勢の背景には、大学の奨学金制度の複雑さが理由に挙げられている。大学では入学してから奨学金を申請するケースが多く、野球部員が体育教員の資格取得を支援するための制度もあるという。

◇全国高体連・梅村理事「全面否定は避けたい」

野球以外の高校の競技を統括する全国高等学校体育連盟(全国高体連)の梅村和伸専務理事は24日、日本高野連が全加盟校にスポーツ特待制度の撤回を求めていることに「高野連は野球憲章があるが、どんな競技も私学は奨学制度で受け入れている現実がある。特待に差はあるが、私学はそれを特色としている。奨学制度も度が過ぎるのは良くないが、全面否定は避けたい」との見解を示した。全国高体連には、奨学制度の明確な規定がない。同専務理事は「学業などに対して奨学金が出る訳で、スポーツで高い能力を持つことも立派な個性と思う。高体連は学校の良識に任せている」と話した。

スポーツ特待制度
日本高野連の定義によると、高校入学時や入学後、野球を対象として学校側から入学金、授業料などの金銭を提供されたり、学費の軽減や免除を受ける制度。寮費の軽減や免除もこれに当たる。ただし、学業優秀者や経済的に苦しい保護者を救済するための奨学金や学費の軽減・免除は除くとしている。日本高野連は90年と05年の2度にわたり、この特待制度が日本学生野球憲章第13条に違反するとの通達を出した。

ページトップ

不正スカウト関係者の実名公表決定…調査委が最終報告書提出へ[サンスポ]

西武の裏金問題に関する調査委員会が、不正スカウト活動に携わった球団関係者の実名を公表することが24日、分かった。すでに退団した人物も対象となっており、25日に最終報告書を球団側に提出し、記者会見で内容を開示する。

球界の激震を呼んだ西武の裏金問題。調査委員会が25日の最終報告で、球団関係者の実名公表に踏みきる。

「(西武の)会社側の人間については、全ての名前を出します。(早大の)清水君とか外の人間の名前も、すでに出ている訳ですから」。最終報告書作成の陣頭指揮を執っている弁護士の矢田次男委員(58)がその内容を説明した。公表の対象者は退団している人物に及んでおり、現在は他球団に在籍する人物も含まれるという。

調査委は4日の中間報告で5人のアマチュア選手、170人の指導者への“裏金”の存在を明かした。アマ側からは実名の公表を求められているが、同委員は「最終報告でも(アマ関係者の名前は)明記しません。その理由は報告書で説明します」と、従来通りの方針を崩さない姿勢。球団内部の情報開示だけで終わらせる考えだ。

ページトップ

西武関係者実名公表へ…裏金問題調査委[報知]

西武の裏金問題を究明する調査委員会(池井優委員長=慶大名誉教授)の第6回全体会合は25日、都内のホテルで行われる。調査委は同日の最終報告で、不正に関与した西武関係者の実名を公表する方針。今後の球団再生に向けた提言などもなされる。調査委の最終報告を受け、球団は関係者の処分を決める。

また、西武は後日に改めてコミッショナー事務局へ提出する、球団としての最終報告書に、球団内処分の概要を盛り込むことを検討。西武・依田龍也球団常務(42=調査委員会事務局長)は「正確には決めていませんが、処分に関しても(最終報告書に)入れることになると思います」と話した。

ページトップ

特待制度の実態調査を承認…日本学生野球協会理事会[報知]

日本学生野球協会は24日、東京都内で緊急常務理事会を開き、日本高校野球連盟による日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の全国調査の実施を承認した。同制度を採用している学校に対して即時中止、撤回を求める方針にも同意した。

高野連の加盟校は制度の有無に関係なく5月2日までに所属する都道府県連盟に文書での回答を義務付けられる。同制度を採用している場合は、内容、適用部員の人数を申告する。各都道府県連盟と高野連は25日から原則的に連日、ルールに抵触した学校名を公表。5月2日の回答締め切り後に高野連のホームページで全校名を明らかにする。

高野連は制度実施校へ対外試合禁止処分は科さず、特待制度を受けていた選手は5月31日までの間、対外試合への参加を差し止める。高野連の脇村春夫会長は「高校野球の発展のため各校には憂いなくやっていただきたい」と話した。

大学の特待制度の対応については「必ずしも高校と同じスタイルでなくても良い」との意見が出され、具体的な方策は固まらなかった。5月9日の全日本大学野球連盟の常任理事会で再度、協議する。

ページトップ

スポーツ特待制度、済美などが適用[ニッカン]

日本高校野球連盟が学生野球憲章に抵触するとして全国調査を実施するスポーツ特待制度を、済美高校(愛媛)福知山成美高校(京都)など甲子園大会出場経験のある有力校が適用していたことが24日、分かった。

2004年春の選抜大会で初出場ながら優勝、同年夏の全国選手権でも準優勝の済美高では、月額2万円の奨学金を支給していた。愛媛では済美高のほかに選抜大会出場もある新田高校、松山聖陵高校、松山城南高校、帝京第五高校も授業料免除などの制度を認めた。この私立5校の特待制度は、野球部員だけでなくサッカー、ラグビーなどの競技も対象となっている。

昨夏の甲子園ベスト8の福知山成美高は「クラブ特技制度」として野球部を含む運動部員を対象に授業料の全額または半額を免除していた。同校では日本高野連が野球特待制度を禁じる通達を2005年に出した後、違反の疑いがあるため、現在の1年生にはこの特技制度を適用していないという。

日本高野連は、24日の日本学生野球協会常務理事会の承認を受けて、野球部員であることを理由にした特待制度の調査を全加盟校を対象に行う。特待制度を実施している加盟校は5月2日までに制度の内容、適用部員の数を所属都道府県高野連に申告し、各高野連が学校名を公表。制度適用の選手は5月31日まで対外試合参加を差し止められ、当該校の野球部長は退任となる。夏の全国選手権の地方大会には参加できる。

ページトップ