わたしはかもめ2007年鴎の便り(4月)

便

4月27日

「万全で復帰したい」、福浦[千葉日報]

右腹斜筋(脇腹の筋肉)挫傷で3日に出場選手登録を抹消され、前節の楽天、日本ハム戦の遠征メンバーから外れていた福浦和也内野手(31)=習志野高出=は27日、1軍復帰について、「万全な状態に戻してから復帰したい」と話した。

この日はファームの選手らと通常メニューをこなし、フリー打撃ではバスター気味のスイングでタイミングを計った。「体幹や脇腹をねじりながら、下半身をしっかり使いたかった」と説明。

「焦りはない。2週間、何もしていないので(1軍の)ゲームに出るには下(2軍)で出てから」と福浦。今後はイースタン・リーグの試合で調整するという。「打席に多く立ちたい。守備と走塁は問題ない」。早ければ大型連休明けにも復帰の可能性もある。

◇山崎が手術後 初フリー登板

2005年11月に右肩を手術し、昨季は未登板に終わったベテラン山崎が27日、ファームの練習で手術後、初のフリー打撃に登板した。直球だけ約60球。緩やかなフォームから感覚だけを確かめた。「全然だめ。ボールに力が伝わらない」と山崎。それでも「今季がだめなら後がない。まだ痛みがないと言ったら嘘になるが、やるしかないので」という言葉に迷いはなかった。

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ロッテ吉報、福浦が帰って来る[スポニチ]

右腹斜筋挫傷で2軍調整しているロッテの福浦和也内野手(31)が早ければ5月8〜10日のオリックス戦(大阪ドーム)から1軍復帰する見通しであることが27日、分かった。

埼玉・ロッテ浦和球場で練習を行った福浦は「ゴールデンウイーク中には(2軍の)ゲームに出て打席に多く立ちたい」として、イースタン数試合に出場した上で、ゴールデンウイーク明けの1軍合流を目指す。3月31日のソフトバンク戦(千葉マリン)で右脇腹を痛めて途中交代。肉離れで登録を抹消された。すでに20日からフルメニューをこなしており、あとは実戦の勘を取り戻す段階だという。戦列離脱の間にチームは首位に立ったこともあり「チームの調子もいいし、自分が戻ったら負けたということにならないように」と万全を期していた。

◇小林宏挑戦3年連続月間MVP

28日の西武戦(グッドウィル)に先発する小林宏がロッテ3年連続の月間MVP獲りに臨む。過去2年間の3、4月の同賞は05年西岡、昨年は福浦とロッテ勢が受賞しており、小林宏は現在3勝無敗で防御率1.50はトップ。成績上位選手が既に今月中の登板を終えていることから、大崩れしなければ獲得できる可能性は高い。「防御率は気にしていますが、まずはチームが勝つこと」と首位攻防戦をにらんだ。

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青野が噴火宣言

鹿児島出身の青野が「桜島ファイアー」を打ち上げる。現在5本塁打は、ズレータの7本に続くチーム2位。パナマの怪人の本塁打の際のパフォーマンス「幕張ファイアー」に対抗し「打ったら(カメラに向かって)やりますよ」と宣言した。

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ロッテ・青野は「桜島ファイアー」[報知]

ロッテ・青野毅内野手(24)が、本塁打後に披露するパフォーマンスを考案した。ズレータの“幕張ファイアー”に対抗し、故郷の鹿児島県をイメージした「桜島ファイアー」。28日からの2位・西武との首位攻防3連戦で披露するつもりだ。

ロッテではズレータの7本に続く5ホーマーの青野。「打ったらやります」とパフォーマンスに意欲を見せた。詳しい内容は秘密だが、関係者の話を総合すると「桜島ファイアー」と叫び、活火山である桜島の噴火を表すという。サブローは「自分で考えたみたいですよ。盛り上げてやって下さい」と話した。24日からの日本ハム3連戦は不発で、打率も3割を切るなど今が正念場。27日は札幌からの移動後、9連戦に備えて休養した青野が、再び爆発を狙う。

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ロッテが17%増…パ観客動員数[報知]

パ・リーグは27日、公式戦の第1期(開幕〜4月26日)終了時点での観客動員数と平均試合時間を発表した。球団別の観客動員数ではロッテが16.5%増でトップとなり、エース松坂(レッドソックス)が抜け、裏金問題で揺れた西武はマイナス19%と昨年より数字を落とした。オリックスはマイナス37.7%と大幅減となったが、西武とともに週末の主催試合が少なかったことが影響した。また、平均試合時間は各球団とも短縮され、全体的には昨年より2分短縮された。

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西武の観客動員が前年比19%ダウン…裏金問題など影響か[サンスポ]

パ・リーグは27日、ホーム・ビジターの全対戦が一巡を終えた26日までの観客動員数と平均試合時間を発表した。観客動員は79試合で140万6737人となり、1試合平均1万7807人と前年同期比マイナス1.5%と微減。

球団別では西武が前年比マイナス19%と大幅減となった。チームは首位争いをしているが、週末の試合が少なかったことに加え、球団の顔だった松坂がレッドソックスに移籍し、裏金問題によるイメージダウンも影響したとみられる。京セラドーム大阪に本拠地を移したオリックスも、清原の故障などで前年比マイナス37.7%と苦戦。前年日本一の日本ハム、ソフトバンク、ロッテは2ケタの伸び率で動員を増やした。

また平均試合時間は3時間15分で、前年同時期より約3分短縮された。

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裏金余波?西武の観客動員大幅減[デイリー]

裏金問題の影響か、空席が目立つグッドウィルドーム  パ・リーグは27日、第1期(26日まで)の観客動員数と平均試合時間を発表した。前年同時期と比較して、1試合平均の動員数が最も伸びたのは16.5%増のロッテ。一方でオリックスは37.7%、西武も19%の大幅減。リーグ全体では昨年同時期と比べ1.5%減の1万7807人となった。

ロッテは土、日曜日に主催した8試合で好調な動員を記録。1試合平均で前年より約3000人増の2万1020人を集めた。王監督復帰のソフトバンクが14.8%増、昨季日本一の日本ハムは10.7%増で、大物ルーキー田中が加入した楽天も7.2%増とした。

西武は裏金問題の発覚が影響したのか、前年比で19%の大幅減。清原が戦線離脱中のオリックスはさらに深刻で、リーグワーストの37.7%減。1試合平均で前年より約6800人減と苦戦した。

平均試合時間は3時間15分で、昨季平均よりも3分短縮された。

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西武は観客19%減…パが観客動員数を発表[報知]

パ・リーグは27日、ホームとビジターの対戦が一回りした26日までの観客動員数を発表した。1試合平均では前年の同時期と比べ、1.5%減の1万7807人だった。

球団別の1試合平均ではソフトバンクが14.8%増の3万145人でトップ。松坂がレッドソックスに移籍し、裏金問題で揺れる西武は19%減の1万1813人だった。

日本ハムは10.7%増の2万1193人で、ロッテは16.5%増の2万1020人、楽天は7.2%増で1万2609人。オリックスは37.7%減で1万1279人。

平均試合時間(延長戦含む)は3時間15分、昨季を通じた平均よりも3分短縮となった。

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松坂抜けた西武は観客19%減[ニッカン]

パ・リーグは27日、ホームとビジターの対戦が一回りした26日までの観客動員数を発表し、1試合平均では前年の同時期と比べ、1.5%減の1万7807人だった。球団別の1試合平均ではソフトバンクが14.8%増の3万145人でトップ。松坂がレッドソックスに移籍した西武は19%減の1万1813人。日本ハムは10.7%増の2万1193人で、ロッテは16.5%増の2万1020人、楽天は7.2%増で1万2609人。オリックスは37.7%減で1万1279人。

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中日育成枠“悪用”で選手会抗議[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也選手会長=ヤクルト)は27日、都内で臨時運営委員会を開き、中日・金本明博投手(19)が育成枠で再契約するため支配下選手としての契約を解除されたことに猛反発。育成枠の本来の趣旨と違うとして、中日球団に抗議書を送ることを決めた。また、西武の裏金問題を受けて不正が起きないドラフト制度改革を求めていくことを再確認した。 選手会の姿勢は極めて強固だった。支配下登録選手がシーズン中に契約解除され、ウエーバー公示にかけられるという異例の事態。宮本会長は強い口調で言った。

宮本会長
「選手会としては認める訳にいかない。明日から(試合を)やりませんよと言ってもいいくらいの問題。(育成選手の)ルールを勝手に解釈して自分たちが得するようにしている。」

選手会が問題視するのは、シーズン中の契約解除とともに、中日が金本を育成枠にして現在上限の支配下枠(70人)を1枠空けて、新外国人を獲得しようとしていることだ。アマ選手の受け皿を広げる狙いで05年から採用されたのが育成枠。松原事務局長は育成枠が戦力補強の“抜け道”に利用されていると指摘した上で「中日は年俸を補償するというけど、本来の趣旨と違う」。宮本会長は「これをあっさり認めれば(悪しき)前例になる」と続けた。

昨年も中国人選手を育成枠で獲得した巨人に対し「外国人を獲るための制度ではない」として警告した選手会は、今回も中日に対して事前に警告していた。それを無視された形であり、中日球団には抗議書を送ることを決定。また松原事務局長は「育成制度の在り方や、その使い方をただしたい」と話し、5月1日にもセ、パ両連盟と日本プロ野球組織(NPB)に対して明確な説明を求めることになった。

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選手会が中日に不満爆発…金本ウエーバー問題[報知]

日本プロ野球選手会の臨時運営委員会が27日、東京都内のホテルで開かれ、中日が金本明博投手(19)をウエーバー公示し、育成選手として再契約を結ぶ方針であることに対し、断固反対の姿勢を貫くことで一致した。5月1日に松原事務局長ら選手会幹部が日本プロ野球組織(NPB)、セ・リーグ連盟に抗議する。

宮本選手会長(ヤクルト)は「明日から(試合を)やりませんよというくらいの問題」とストを示唆するような口調で、中日のやり方に不満を示した。球界の受け皿を広げるため昨年から採用された育成選手制度。シーズン中に育成選手から支配下登録されるケースはあったが、その逆は初となるだけに「認めてはならない」と訴えた。

出席した各球団の選手会長からは「罰則規定が必要」「育成を廃止したらどうか」という意見も出された。野球協約には70人を超える選手を支配下選手とすることはできないと記されているが、「支配下選手を育成にし、空いた枠に新たな選手で埋めると(支配下登録された選手が)70人を超え、何人でも登録できることになる」という松原事務局長は、さらに「中日は中村紀を育成で取ったことから問題があるのではないか。育成選手の定義を見直してもらいたい」と徹底抗議する考えを示した。

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中日・金本投手の育成選手変更に対して選手会が抗議[サンスポ]

日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は27日、都内で各球団の選手会長らが出席して臨時運営委員会を開き、中日が前日26日に金本明博選手(19)を育成選手契約を結ぶため自由契約とするためのウエーバー公示手続きを取ったことに激怒。中日とセ・リーグ、日本プロ野球組織(NPB)に抗議し、公示の撤回を求める方針を決めた。

金本の問題は、緊急議題として議論された。

「選手会として、シーズン中に支配下選手を育成選手にするために契約解除することなど認めてはならない。本当は“あしたから(試合を)やりませんよ”と言ってもいいほどの問題だ。しっかり抗議していく」と宮本会長。中日のケースは70人の支配下選手枠いっぱいの球団が新たな選手を獲得するために、すでに支配下契約した金本を育成選手として再契約するもの。育成選手制度導入は「アマからの受け皿の拡大」という前提だったはず、と選手会は週明けに公示撤回などを求めて抗議する方針だ。

また、ドラフト改革に伴うFA制度改革では、FA取得年数の短縮と、移籍を活発にするためFA移籍に伴う金銭補償の撤廃を求める。

金本のウエーバー公示
中日は開幕前に中村紀を支配下選手登録して70人の支配下枠を使い切った。今後、新外国人補強などに備えて枠を空ける必要がある。そのため4月に野手転向した2年目・金本を今季中の1軍昇格の見込みなしとして、育成選手として再契約するためにウエーバー公示手続きを申請した。今季490万円の年俸などは保証するという。

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「育成選手で再契約」選手会が却下求める[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=36、ヤクルト)が、「制度の悪用」に待ったをかけた。27日、都内のホテルで臨時運営委員会が行われ、29選手が集まって諸問題について意見交換をした。中日が金本明博投手(19)を育成選手として再契約する目的で、ウエーバー公示をした件に対して異論の声が相次いだ。宮本会長は「育成枠は野球のすそ野を広げる目的でできた制度のはず。外国人選手を登録するために契約を解除するのでは趣旨が違う。これを認めては悪しき前例になってしまう。断固として抗議したい」と強い口調で語った。

松原事務局長は、すでに中日から説明を受けた。「年俸は保証する、来季の契約も視野に入れている、本人が決断してくれたなどと説明していた。中日というより、認めたセ・リーグ連盟に事情を聴きたい」。週明けにも連盟から説明を受け、却下を求めていく。松原局長は「制度を都合のいいように解釈されては困る」と繰り返した。

また同会ではドラフト改革、FA短縮についても議論した。宮本会長は「FA9年は長い。ドラフト制度とバランスを取って考えていくべき」と話していた。

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選手会「中日は育成制度悪用だ」[デイリー]

日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は27日、東京都内で臨時運営委員会を開き、ドラフト改革問題に加えて、育成選手としての再契約を前提に、26日にウエーバー公示手続きを取り、金本明博投手(19)を支配下選手登録から外した中日の行為について、緊急協議を行った。出席者からは育成選手制度の「悪用」という非難の声が集中。週明けの5月1日に、NPBに対して抗議する方針を固めた。

落合竜が若手選手に取った行為に、選手会が「NO」を突き付けた。臨時運営委員会終了後の記者会見。宮本選手会長は出席者の総意として、「金本君を支配下選手から育成選手にする契約解除は認めてはならない。しっかり抗議していきたい」と強い反意を示した。

選手会が問題視する事件は26日に起きた。中日は4月に投手から野手転向したばかりの金本を、育成選手としての再契約を前提に、ウエーバー公示手続きを取って支配下選手から外した。中日の支配下選手は上限の70人。1つ枠に余裕を持たせるために、本人了承の上で立場を育成選手に“振り替え”たのだ。

会議で事情説明を行った中日・井上選手会長は、「本人が『こういうことになりました』と涙目で自分に話してきたとき、この制度って、真っ当な制度なのかと思った。(制度の)盲点を突いたような気がした」と切々と訴えた。これに他の出席者も「中日の育成枠の使い方はおかしい」(宮本会長)という意見で一致した。

06年から導入された育成選手制度は、正規のドラフト指名には至らないが、将来性、可能性のある選手にチャンスを与える趣旨で作られた。故障選手がオフに育成契約に切り替えられることは選手会も同意しているが、「プレーできる選手をシーズン中に育成に切り替えるのは承服し難い。育成選手の定義を問いたい」と松原事務局長。NPBに対して5月1日に、制度のあり方、趣旨を問いただすべく抗議する。

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プロ野球選手会がFA短縮を要望[報知]

西武の裏金問題、横浜の契約金過払いを受け、労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は27日、東京都内のホテルに各球団の選手会長らが集まって臨時運営委員会を開き、スカウト活動で不正な金銭供与が起きないようなドラフト制度改革を求めていくことを再確認した。

横浜の那須野巧投手が最高標準額(1億円プラス出来高払い)を大幅に超える5億3000万円の契約金を受け取っていた件に関して、宮本会長は「(最高標準額は)ルールではないので、選手が全て悪い訳ではないと思う」と話した。

裏金問題で希望入団枠が撤廃されたため、選手の意志を反映させる代替策として、フリーエージェント(FA)の取得期間短縮による移籍の活性化を要望することで一致した。宮本会長は「FAが具体的に何年というのは出ていないが、入るときに好きな球団に入れないのだから(現行の)9年は長すぎる」と主張。サッカーで採用している“レンタル制度”などについても議論した。

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金本投手の育成登録で選手会が抗議へ[報知]

27日に行われた日本プロ野球選手会の臨時運営委員会で、中日が金本明博投手を支配下選手登録から外し、育成選手とする方針を問題視した。選手会は5月1日にも日本プロ野球組織(NPB)に抗議する予定。中日は70人の支配下選手枠を1枠空けるために26日、同投手のウエーバー公示の手続きを取った。中日は他球団から金本投手の譲渡依頼がなければ育成選手として再契約する意向だが、選手会は本来の育成選手制度のあり方ではないと反発を食らった。

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早大に厳重注意…全日本大学野球連盟が金銭供与で処分[サンスポ]

全日本大学野球連盟は27日、西武から金銭供与を受けていた選手が所属していた東京六大学リーグの早大を厳重注意処分とした。南原晃副会長は「調査で本人以外は関係ないとなったが、学生野球憲章を周知徹底できなかったため」と処分理由を説明した。また、東都大学リーグの日大では、那須野巧投手の横浜入団に際して鈴木博識監督の金銭授受疑惑が取りざたされた。同連盟は5月9日に常任理事会を開いた上で、加盟各校へ憲章順守の喚起を通達する予定。

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高野連が高体連に趣旨説明…特待制度の即時中止要求[サンスポ]

日本高野連が学生野球憲章に違反する特待制度の全国調査を開始し、即時中止を求める方針を示したことについて、日本高野連の田名部和裕参事(61)は27日、都内で野球以外の高校の競技を統括する全国高体連の梅村和伸専務理事に趣旨説明を行った。

約40分間の会談を終えた田名部参事は「中学生への勧誘行為が目に余ったので、こういう措置を取ったと経緯などを説明した」と話した。梅村専務理事は「基本的なアマチュア精神の理念は同じ。連携していきたい」と話し、高野連のように全国調査をするかどうかについては基本問題検討委員会で話し合うことを明らかにした。

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仙台育英出場辞退「特待制度」抵触と判断[ニッカン]

宮城県高野連は27日、仙台育英からスポーツ特待制度の申告と春季県大会地区予選の出場辞退の申し出があり受理したと発表した。同校は初戦で東北学院榴ケ岡を7−0の7回コールド勝ちで下し、28日の2回戦で塩釜と対戦する予定だったが、不戦敗となる。

この日、同校では硬式野球部員のスポーツ特待生53人が、日本学生野球憲章に抵触するかを検討する会議を開き、数名が抵触すると判断した。鈴木勝部長は「生徒が1番大事。一致団結してやっている時だけに、気持ちを崩さないようしたい」と話した。硬式野球部員にはこの日の練習後、佐々木順一朗監督から報告がなされた。

同校は今春のセンバツに、プロ注目の150キロ右腕佐藤由規(3年)を擁して出場するなど甲子園に春6度、夏19度出場し、OBには日本ハムの金村暁投手らがいる。

また山形県高野連は東海大山形がスポーツ特待制度を理由に、28日からの春季県大会地区予選の出場を辞退するとの申し出があったことを発表した。

◇新たに11校申告

日本高校野球連盟は27日、日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実態調査で、同日午後5時までに、夏の全国選手権大会で準優勝経験のある東北(宮城)や、今春のセンバツに出場した北陽(大阪)など新たに11校の申告があったと発表した。これまでに同連盟に報告された違反校は計17校となった。

東北はこの日、野球部員84人のうち55人が特待生で授業料の減免を受けていたことを発表、野球部長は26日付で退任した。

◇高体連に趣旨説明

日本高野連が学生野球憲章に違反する特待制度の全国調査を開始し、即時中止を求める方針を示したことについて、高野連の田名部和裕参事は27日、都内で野球以外の高校の競技を統括する全国高体連の梅村和伸専務理事に趣旨説明を行った。

約40分の会談を終えた田名部参事は「中学生への勧誘行為が目に余ったので、こういう措置を取ったと経緯などを説明した」と話した。梅村専務理事は「基本的なアマチュア精神の理念は同じなので、高野連の立場は十分に分かっている。連係していきたい」と話し、高野連のように全国調査をするかどうかについては、基本問題検討委員会で話し合うことを明らかにした。

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仙台育英が春季県大会を棄権…特待制度に違反と判断[サンスポ]

仙台育英高(宮城)は27日、同校の野球部員への特待制度が日本学生野球憲章に違反していると判断したとして、春季県大会の地区予選への出場を棄権すると宮城県高校野球連盟に伝えた。同連盟は受理した。同校によると、スポーツ選手に限らず学力や生活態度などが優秀な生徒に対し、入学金や授業料などを減免する制度がある。野球部員約80人のうち27人がこの制度を受けていた。また享栄高(愛知)も同日、同じく特待制度を採用していたとして、5月から対外試合を自粛する意向を愛知県高校野球連盟に報告した。

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専大北上高野球部は対外試合禁止…明桜高は警告処分[サンスポ]

日本学生野球協会は27日、都内で審査室会議を開き、西武から金銭供与を受けていた選手が所属し、スポーツ特待制度による日本学生野球憲章違反が判明した専大北上高(岩手)野球部に対し、3月22日から当分の間の対外試合禁止処分を正式決定した。また、高校20件、大学1件に対する処分を正式に決めたが、部員の金銭授受が発覚した明桜高(秋田=旧秋田経法大付高)の野球部は警告処分となった。

脇村春夫・日本高野連会長
「専大北上高の野球部については、解散しても処分は処分ということになった。対外試合を禁止すべきだということで、保留を削除した。」

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専大北上対外試合禁止処分に[スポニチ]

日本学生野球協会は27日、都内で審査室会議を開き、専大北上(岩手)に3月22日から当分の間の対外試合禁止処分を下した。同校は西武から金銭供与を受け、早大野球部を退部した清水勝仁元選手(4年)が在籍。日本学生野球憲章第13条に触れるスポーツ奨学制度も採用していた。それでも同校の今夏県大会出場の可能性は残された。「学校の責任は重い。しかし、多くの部員が所属する野球部には新たな出直しに期待をかけた処分となった」と日本高野連の河村副会長。

(1)
学生野球憲章の順守
(2)
学校の野球部管理体制の適正化
(3)
学生憲章に違反する特待生制度廃止と解約証明書の提出

を6月28日の県大会抽選日までに満たせば出場が認められる見通しを示唆した。

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専大北上、夏出場OK[報知]

日本学生野球協会は27日、都内で審査室会議を開き、西武から金銭供与を受けていた選手が所属し、スポーツ特待制度による日本学生野球憲章違反が判明した専大北上(岩手)に、3月22日から当分の間の対外試合禁止を決めた。日本高野連・田名部和裕参事(61)は「夏の大会に向け出直しを図ってもらえれば」と話し、再加盟に必要な条件が整い次第、早ければ5月下旬から6月にも新生野球部として再出発することになった。

日本高野連は20日の臨時常任理事会で専大北上は野球部を解散させていたため、対外試合禁止処分を保留としたが、審査室会議では「解散していても対外試合を禁止すべき」との理由で保留扱いを削除。また、元部員の金銭授受が発覚した明桜(旧秋田経法大付)は警告処分となった。

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常葉学園菊川選手半分入れ替え[スポニチ]

日本高野連は27日、スポーツ特待生制度の実態調査で新たに11校の申告があったと発表した(別表)。東北(宮城)は「諸般の事情」を理由にすでに春の県大会出場を辞退。同連盟に報告された違反校は計17校となった。

さらに、今センバツ優勝校の常葉学園菊川(静岡)が、28日開幕の春季県大会のベンチ入りメンバーを半数近く入れ替えたことが判明。同校の奨学金制度が学生野球憲章に抵触する可能性があると判断したもので、杉本副部長は「5月2日までに高野連の判断を仰ぐか、自主的に判断したい」とした。また、同準優勝の大垣日大(岐阜)も部員35人に奨学金を支給していたことを岐阜高野連に報告。甲子園に春夏19度出場の強豪・享栄(愛知)も特待生制度を採用していたとして、愛知県高野連に5月からの対外試合自粛の意向を報告した。

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東北、北陽も申告スポーツ特待制度[デイリー]

日本高校野球連盟は27日、日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実態調査で、同日午後5時までに、夏の全国選手権大会で準優勝経験のある東北高(宮城)や、今春の選抜大会に出場した北陽高(大阪)など新たに11校の申告があったと発表した。これで違反校は計17校となった。東北高はこの日、野球部員84人のうち55人が特待生で授業料の減免を受けていたと発表、野球部長が26日付で退任したことも明らかにした。同校は21日に「諸般の事情」で春季県大会地区予選への出場辞退を宮城県高野連に申し出ていた。

このほか申告のあった学校は次の通り。

日本航空二高、大産大付高、箕面学園高は春季府県大会への出場を辞退した。

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東北、北陽など11校が申告…スポーツ特待制度違反校は17校に[報知]

日本高校野球連盟は27日、日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実態調査で、同日午後5時までに、夏の全国選手権大会で準優勝経験のある東北高(宮城)や、今春の選抜大会に出場した北陽高(大阪)など新たに11校の申告があったと発表した。これまでに同連盟に報告された違反校は計17校となった。

東北高はこの日、野球部員84人のうち55人が特待生で授業料の減免を受けていたことを発表、野球部長が26日付で退任したことも明らかにした。同校は21日に、「諸般の事情」を理由に、春季県大会地区予選への出場辞退を宮城県高野連に申し出ていた。

このほか申告のあった学校は次の通り。

このうち日本航空二高、大産大付高、箕面学園高は春季府県大会への出場を辞退した。日本高野連は、28日は違反校を公表する予定がない。

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西武HD・後藤社長「厳粛に受け止める」[報知]

西武ホールディングス(HD)の後藤高志社長は27日、裏金問題の調査委員会の最終報告書を西武球団から受け取ったことを明かした上で「厳粛に受け止める。2度と(不正が)起こらないような体制をつくりたい」と語った。

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パナマの戦士ズレータ[朝日新聞・千葉]

その瞬間、彼は叫んだ。「折れたと思う」。4月15日の西武戦(千葉マリンスタジアム)。フリオ・ズレータ内野手(32)は6回の打席で左手小指に西武先発・ギッセルの投球を受け、うずくまった。左手に死球を受けたのはこの試合で今季3度目。今回はいつもと違う痛みが全身を走り抜けた。それでも周囲に心配をかけまいと痛みに耐え、そのままプレーを続けた。「確かに痛い。しかし、チームに貢献したいという気持ちが痛みを消してくれる」。

だが、翌16日に行われた病院の診断結果で、小指の骨にヒビが入っているのが確認された。本来なら登録を抹消し、治療に専念せざるをえない症状。それでも17日の試合については「大丈夫。問題ない」と首脳陣に直訴。強行出場することになった。

バットのグリップから小指を外し、打席に立つ姿はあまりにも痛々しかった。が、周囲の心配をよそに17日のオリックス戦では1安打。19日のオリックス戦は2本塁打3安打3打点という結果を残し、マリンスタジアムで初めてお立ち台に上がった。

この活躍にバレンタイン監督は「彼は本当の戦士だ」と絶賛。骨にヒビが入っていることを明かした。一方で不屈の精神の持ち主は試合後、報道陣に囲まれると「痛いことは痛いけれど、やらなくてはいけない仕事がボクにはたくさんある。痛いなんて言っていられないよ」と気丈に振る舞った。

ホームランを打った時にテレビカメラの前で行う「幕張ファイアー」のパフォーマンスですっかり人気者になった新助っ人。プレーだけではなく、彼の戦う姿勢。そして努力する姿勢は多くの選手に好影響を与えている。試合中にも、何か気付いたことがあるとすぐにポケットに常備しているメモ帳を開き、ペンを走らせる。チームの士気が落ちていると察知すると率先して仲間を集め、円陣を組み、「下を向いていたらダメだ。元気を出していこう」とげきを飛ばす。今回の怪我を押しての強行出場にも、多くの若手選手は「簡単に弱音は吐けない」と大きな刺激を受けた。

今でもバットのグリップから小指を外して打席に立つ。それでも日課としているウエートトレーニングを欠かさず行う。小指をかばいながら重いダンベル器具を持つ姿はまさに戦士。壮絶なオーラが漂う。

なんと頼もしき助っ人だろうか。パナマから来た戦士が中心となり今、千葉ロッテマリーンズはV奪還に向けて確かに進撃を開始している。

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