わたしはかもめ2007年鴎の便り(4月)

便

4月30日

西武7−6千葉ロッテ(グッドウィル)

西武が3カード振りの勝ち越しで貯金を5とし2位に浮上。西武は3点を追う2回にカブレラの2試合連続の5号ソロ、平尾・石井義の連続2点タイムリーで5点を挙げ逆転。7回に1点差とされ、8回に青野の6号ソロで同点とされるも直後リーファーが3人目荻野から4号ソロ放ち勝ち越す。勝ちは5人目三井で2勝目。セーブは6人目小野寺について4月14日以来の7セーブ目。ロッテは打線が10安打10四球13残塁、8カードぶりの負け越しで3位転落。プロ初登板初先発・大嶺は4回0/3を被安打7、奪三振4、四死球2、失点5。

123456789R
千葉ロッテ1200101106
西武05000101x7

◇プロデビューの大嶺、大器の片鱗見せる

獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす、というが、ロッテのバレンタイン監督は大事な大嶺をライオンズの本拠地に突き落とした。18歳の新人投手は傷だらけになりながらも、何とかはい上がったようだ。

1回は140キロ台後半の快速球で三者凡退。上々な滑り出しだったが、味方の得点で、かえって「気が抜けた」という。2回、先頭のカブレラにシュート回転した148キロの直球を右翼席へ運ばれてリズムを崩す。連続四死球などでピンチを招くと、「変化球でストライクが取れない」(西武・伊東監督)と見た西武打線に高めの直球を狙われ、5点を失った。

これでくじけないのが大物新人の証しだ。バレンタイン監督の「まだ行けるか」の問いに、力強く応じた大嶺は「これ以上失点すれば使ってもらえなくなる」と気を引き締めた。3回、先頭のカブレラを覚えたてのフォークボールで空振り三振に切って借りを返すと、低めに集める投球を心掛けて立ち直った。受けた里崎は「上出来」、西武の伊東監督も「力があった。将来が楽しみ」とうなった。

八重山商工高のエースとして甲子園を沸かせただけにマウンドさばきは堂に入ったもの。同世代の楽天・田中や早大・斎藤らに負けないスター性を秘めている。今回は小野の負傷に伴う緊急登板で、このまま1軍にとどまるかは不透明。だが、大器の片鱗を見せた背番号「1」がエースの座をつかむ日はそう遠くないかもしれない。

伊東監督
「(大嶺は)変化球でストライクが取れなかったので、直球に的を絞らせた。変化球でストライクを取られたら苦しかったと思う。将来が楽しみな投手。今日はお互い拙攻で、疲れるゲームだった。」
バレンタイン監督
「大嶺は全てにおいていい印象。変化球を鍛えて欲しい。(テレビで全国中継があり、大嶺の出身地)石垣島の皆さんに見てもらえたことが素晴らしい。」

◇第1球は147キロ直球

独特の雰囲気に包まれる敵地でのデビュー。大嶺の記念すべき第1球は147キロの直球だった。期待を背負った1回は、わずか7球で三者凡退に仕留めた。

「初回を気をつければ次も大丈夫だろうと思った」。しかし、2回に落とし穴が。先頭のカブレラに2ボールから148キロを右翼席最前列に運ばれた。「点が入って気が抜けてしまった」。結果的に打たれはしたが、真っ直ぐを投げ込んだ。2回のリーファーへの6球目は自己最速タイ151キロの球速を表示。堂々としたマウンドさばきはとても新人とは思えなかった。

◇洗礼受けるも変化球に収穫

プロの洗礼と収穫を手にしたデビュー登板だった。千葉ロッテのルーキー大嶺は5回途中を5失点で降板。打者21人に対して7安打を喫し、「ストレートが高めにいってやられた」と唇をかんだ。

序盤に味方が効果的に得点したが、その直後の2回につかまった。球が高めに抜け、4長短打を浴びて大量失点。大嶺は「コントロールが甘かった。変化球でストライクが取れないと」。“魔の2回”を素直に反省した。

速球で詰まらせながらスタンドに運ばれるなどプロの強打者のパワーを身をもって感じたが、ずるずる崩れることは何とか食い止めた。

3回はフォークでカブレラを空振り三振に切るなど、3つのアウト全てを三振で奪った。「変化球がうまく決まればそんなに打たれない」と前向きな言葉を選んだ。良い結果は出せなかったが、この経験で得た課題を1つ1つ克服していけるか。プロ初勝利を懸けた次回登板は未定だが、「与えられたチャンスで思いきりやりたい」。巻き返しを期し、言葉に力を込めた。

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立ち直り見事、里崎「上出来」[毎日新聞]

獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす、というが、ロッテのバレンタイン監督は大事な大嶺をライオンズの本拠地に突き落とした。18歳の新人投手は傷だらけになりながらも、何とかはい上がったようだ。

1回は140キロ台後半の快速球で三者凡退。上々な滑り出しだったが、味方の得点で、かえって「気が抜けた」という。2回、先頭のカブレラにシュート回転した148キロの直球を右翼席へ運ばれてリズムを崩す。連続四死球などでピンチを招くと、「変化球でストライクが取れない」(西武・伊東監督)と見た西武打線に高めの直球を狙われ、5点を失った。

これでくじけないのが大物新人の証しだ。バレンタイン監督の「まだ行けるか」の問いに、力強く応じた大嶺は「これ以上失点すれば使ってもらえなくなる」と気を引き締めた。3回、先頭のカブレラを覚えたてのフォークボールで空振り三振に切って借りを返すと、低めに集める投球を心掛けて立ち直った。受けた里崎は「上出来」、西武の伊東監督も「力があった。将来が楽しみ」とうなった。

八重山商工高のエースとして甲子園を沸かせただけにマウンドさばきは堂に入ったもの。同世代の楽天・田中や早大・斎藤らに負けないスター性を秘めている。今回は小野の負傷に伴う緊急登板で、このまま1軍にとどまるかは不透明。だが、大器の片りんを見せた背番号「1」がエースの座をつかむ日はそう遠くないかもしれない。

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5失点もロッテ大嶺151キロデビュー[ニッカン]

離島の星・ロッテのルーキー大嶺祐太投手(18=八重山商工)が1軍デビューを果たした。NHKで全国放送された西武戦(グッドウィル)で初登板初先発。故郷石垣島で見守る家族へ届けとばかりに、自己最速タイの151キロを記録するなど、将来性豊かな投球を披露した。5失点でリードを許したまま5回途中に降板したが、打線が一時同点に追い付き、黒星が消える強運ぶりも見せた。「ハンカチ世代」では楽天田中とヤクルト増渕に続いて3人目のデビューだ。

大嶺は胸を張り、最高の笑顔でプロ初登板のマウンドを降りた。「憧れのマウンドだったので、思い切り楽しもうと思った」。失敗を恐れず、初回から全力で飛ばした。西武和田のバットを折るなど、最速151キロの力強い速球で押しまくった。5回途中5失点で交代を告げられるまで、全78球の約80%にあたる62球が最も自信のある直球をだった。

失点したのは2回の1イニングだけだった。カブレラには右翼席へ1発を浴び洗礼を受けたが、リードした里崎捕手は「カブレラには真ん中なのに引っ張られない力があった。直球だけで抑えられるのは球児(阪神藤川)に匹敵するし、受けていて面白かった」と持ち味は発揮。バレンタイン監督も「全てにおいて素晴らしい投球を見せてくれた」と、課題克服の必要性を口にしながらも、その非凡な才能を評価した。

人生初のドーム球場での登板だった。故郷石垣島や甲子園のように、見上げても青空はなかった。「普通です。最初は緊張して、それどころじゃなかったですし」と初々しい一面も見せた。石垣島での専属トレーナーから贈られた数珠状の腕輪を左手首に着け「(主審に)すぐに外すように言われてしまいました」と苦笑い。全てにおいて貴重な初体験だった。

先発陣の小野の左脇腹痛で急遽巡ってきた1軍デビュー登板は、全国デビューになった。瀬戸山球団社長は「(NHKによる)全国中継ですし、石垣島にも勇姿が送られる。ひょっとしたらバレンタイン監督の配慮かも知れない」と語った。最大3点のリードを守れず、初登板先発初勝利の偉業達成こそならなかった。それでも、「ハンカチ世代」屈指の豪腕投手の存在は、全国へアピールできたはずだ。今後は2軍で経験を積んでいく可能性が高いが、「またチャンスを与えられたら、思い切ってやりたい」。日本を代表するレッドソックス松坂を育てたマウンドで、離島の星が確かな自信をつかんだ。

西武伊東監督
「真っ直ぐは力のある球だったから、変化球で少しでもストライクが取れていれば苦しかった。高校生(ルーキー)にしてはいい球を投げていた。(楽天)田中はスライダーとか球種があるんで投球の幅は広いけど、球速、ボールの力は高いものを持っている。将来が楽しみ。」
西武和田
「シンでとらえたと思ったのに…。自分では何で折れたのか分からない。球は速かった。」(大嶺に2打数1安打。2回にはバットを折られて左飛)
西武平尾
「ミーティングでは球種を聞いたくらい。速いことは分かってたんで、ボールの勢いに負けないスイングを心掛けた。」(2回に大嶺から2点適時打)
楽天田中
「僕よりいいものを持っている。あいつの魅力は真っ直ぐ。同じ世代だし、お互い向上していけるように刺激し合っていきたい。一緒の試合で投げ合いたいという気持ちはあります。」

◇恩師も納得

大嶺の恩師である八重山商工・伊志嶺監督も、石垣島でテレビ観戦した。「よくやったと思います。真っ直ぐと分かっていても空振りを奪っていたし、持ち味は出せていた」。登板終了後には連絡があったといい、今回の経験を糧に、制球力や投球術を磨いていくようにとアドバイスを送ったという。

◇小宮山が助言

ロッテ小宮山が1軍先発となった23歳年下の大嶺をねぎらった。試合前に「デビュー戦は1度しかないことを肝に銘じて楽しめ」と助言を送っていた。大嶺の後を継いで2番手としてマウンドへ上がった際「楽しめたか?」と声を掛けると、大嶺は「ハイ!」と答えて笑顔でベンチへ引き揚げた。

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大嶺 、充実&ホロ苦のプロデビュー[デイリー]

“離島の星”のプロ初マウンドはほろ苦く、そして鮮烈だった。ハンカチ世代の高卒新人・ロッテの大嶺が、プロ初登板初先発。5回途中5失点で降板したが、「自信もついたし、課題もたくさん見つかった」と充実の表情を浮かべた。

2回、先頭カブレラに5号ソロを浴びた。そこから「力んでリズムを崩した」と、連続四死球と3連続長短打で4点を追加された。だが3回以降は打たせて取る投球で、点を与えなかった。

直球は自身最速タイの151キロを記録。3回には中軸から3三振を奪った。捕手の里崎は「直球だけで打ち取れる投手は球児(阪神・藤川)と大嶺ぐらい」と絶賛。1月からの下半身強化で、太ももは3センチ太くなった。周囲が驚く速球は、成長の証しだ。

今後は2軍調整が濃厚だが「また与えられたチャンスで、思い切ってやるだけです」。この経験は貴重な財産になったはずだ。

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ロッテ・大嶺151キロ、マー君超えデビュー[報知]

鋭い腕の振りから放たれた直球が音を立ててミットに吸い込まれる。プロ初先発のロッテ・大嶺。2回、西武・リーファーに投げた6球目は自己最速の151キロをマークした。試合は4回0/3を投げ7安打5失点とほろ苦いデビューだったが、同世代の楽天・田中らを超える球速で魅了した。

初回は7球で三者凡退。しかし2回、先頭のカブレラに本塁打を浴びると力みが出た。直球がシュート回転で真ん中に集まり4長短打2四死球で5失点。「これ以上点をやると使ってもらえなくなる」。3回は直球を低めに集めアウト全部を三振と立ち直った。

キャンプ以降は2軍で筋トレと短距離ダッシュを繰り返し下半身強化。メニューを作った立花コンディショニングコーチも「明らかに下半身が大きくなった」。もも回りは3センチ近く太くなって、球威は増した。全78球中63球を直球で押した。捕手・里崎は「直球と分かっていても打たれない。今そんな投手は(阪神の藤川)球児くらい。匹敵する真っ直ぐですよ」。と最大級の賛辞を贈った。

手応えと悔しさが交錯したプロ初マウンド。「自信もついたし課題も見つかった。次は同じミスはしない」。今後は未定だが2軍で調整する可能性が高い。再び1軍のマウンドへ立つときこそウイニングボールを手にする。

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ロッテ・大嶺、ホロ苦デビュー戦も…見せた豪腕151キロ[サンスポ]

未知の可能性と、ほろ苦さ。大嶺が複雑な心境で、デビュー戦を振り返った。

大嶺
「憧れの1軍のマウンドを思い切り楽しもうと思った。自信もついたし課題も見つかった。」

小野の左脇腹痛で突然めぐってきた1軍初先発。大歓声の中での1回、石井義への初球は147キロの直球。7球で三者凡退に打ちとり笑みがこぼれた。だが2回、悪夢に見舞われた。先頭のカブレラに、148キロの直球を右翼席へ。「あれで自分のペースを崩してしまった」。自己最速タイの151キロをマークしたが制球が乱れ、打者一巡で5点を失った。

だが、楽天・田中、早大・斎藤と同学年の“ハンカチ世代”。ここからが並の高卒ルーキーではない。「これ以上点を与えたらもう1軍で使ってもらえない」と逆襲。3回、カブレラを今度はフォークで三振に斬ると、三者三振と立ち直った。

5回途中、7安打5失点で降板も、捕手の里崎は「相手も真っ直ぐが来ると分かってるのに抑えるなんて、今のプロ球界では(阪神の藤川)球児ぐらいじゃない?」と絶賛。対戦したカブレラも「外角にきっちり来ていたし速い」と力を認めた。チームは8回にいったん追いつき、自らの黒星が消えるなど、強運も備えている。

「ガッツを見せてくれた」とバレンタイン監督。小野の状態次第では、今後も1軍に帯同する可能性もある。大嶺は「与えられたチャンスで思い切って投げたい」と、早い時期のプロ1勝を誓った。

大嶺祐太(おおみね・ゆうた)
1988(昭和63)年6月16日、沖縄県生まれ、18歳。八重山商工高3年時に甲子園に春夏連続出場し5試合に登板し、1勝1敗。07年高校生ドラフト1巡目でロッテ入団。今季は2軍で4試合に登板、0勝1敗、防御率2.86(30日現在)。1メートル84、80キロ。右投げ左打ち。独身。年俸1000万円。背番号1。

◇その時

注目のデビュー戦はNHK総合で全国に生中継。故郷・石垣島では八重山商工野球部の恩師、伊志嶺監督がテレビを見つめた。試合直後に大嶺から電話が入り「よくやった。変化球の制球と投球術が課題だが、もう1度2軍でしっかり練習すればいい」と伝えた。また大嶺の実家では祖父・武弘さん(69)ら親族が集まりテレビの前で応援。武弘さんは「よくやったといいたい。やられて強くなるのが人間。これから頑張れ」と胸を熱くしていた。

井上投手コーチ
「カブレラに打たれてバタバタしたが、三振をとり返した。あれだけのスピード。いいものを持っていることは見せてくれた。」

◇大嶺と対戦した西武打線

和田
「高校からプロに入ってきて、いきなり投げる真っ直ぐではなかったですね。ヒットを打ったボールはフォーク、落ちなかったので対応できました。」(2打数1安打)
石井義
「(田中より)よくなる可能性はあるんじゃないかな。今日は真っ直ぐに絞っていたから打てたけど…。」(楽天・田中と比較して)

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大嶺ホロ苦デビューも151キロ見せた[スポニチ]

大物の顔と18歳の顔が見え隠れした。ロッテの高校生ドラフト1巡目の大嶺が先発でプロデビュー。自己最速タイの151キロをマークしながらも、4回0/3を7安打5失点。打線の奮闘で黒星は免れたが、チームは3位に転落し「先輩達が先に点を取ってくれたので勝ちたかった」と悔やんだ。

全てが未体験。“石垣島の星”は空のない球場も初めてだった。初回は7球で三者凡退に打ち取ったが、2回に先頭のカブレラに右中間5号ソロを被弾して崩れた。四死球で1死二、三塁のピンチを招き、高めに浮いた直球を3連打され5点を献上した。「これ以上失点したら使ってもらえない」。切り替えて臨んだ3回はカブレラを新球のフォークで空振り三振に仕留めるなど1安打3奪三振。大器の片鱗を見せつけた。

全78球のうち、直球が62球。女房役の里崎は「真っ直ぐしか投げないと言っているのと同じ状況で、あれだけ抑えられたら大したもん。プロ野球でもあまりいない」と将来へ期待をかけた。バレンタイン監督は今後の起用法について明言を避けたが、左脇腹痛の小野の復帰が見込まれるため、今後は2軍で調整する可能性が高い。

「コントロールが甘ければ打たれるけれど、低めに真っ直ぐを投げれば打ち取れる自信がついた」。65年ドラフト制度導入以降で高卒新人が4月に先発したのは球団初。降板する18歳へ降り注いだ拍手は、将来のエースへ向けた祝福だった。

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青野「桜島ファイアー」も空砲[ニッカン]

ロッテ青野が8回に一時同点に追いつく、左越え6号ソロを放った。ズレータが本塁打後に行う「幕張ファイアー」のパフォーマンスに対抗し、鹿児島出身らしさを出した「桜島ファイアー」を初披露。テレビによる全国放送があったと聞くと「鹿児島の人に見てもらえたのは嬉しいけど、めっちゃ恥ずかしい。もうやりたくない」と照れ笑いを浮かべていた。

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ロッテ・大嶺151キロも課題見えた[報知]

ロッテの新人、大嶺が初登板初先発し、最速151キロをマークするも4回0/3を78球7安打5失点。「憧れの1軍マウンドを思い切り楽しもうと思った。自信もついたし、課題もたくさん見つかった」と話した。高卒ルーキーとして楽天・田中、ヤクルト・増渕に続く先発デビューを全身で体感していた。

1回は、わずか7球で三者凡退に仕留める好スタートも、2回に先頭のカブレラに本塁打を許すと「力んでペースを崩した」。変化球の制球が定まらず直球を狙い打たれ、5点を奪われた。3回以降はフォークボールを交え、無失点の内容に「変化球を交ぜれば、そんなに打たれないのも分かった」と降板の際には笑顔もみせた。大嶺は「またチャンスを与えられたら、思い切ってやりたい」と1軍定着に向けて前向きに語った。

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大嶺にロッテ、西武両チームから高評価の声[サンスポ]

将来性を感じさせる大嶺の投球に、両チームからは高く評価する声が相次いだ。投球を受けた里崎は「直球しかないと分かっていて抑えられるのは、今の球界にはなかなかいない。今日は受けていて楽しかった」と話した。西武の伊東監督は「変化球でストライクを取られると苦しむだろう」と警戒。直球でバットを折られた和田は「高校を出たばかりの投手の投げる球じゃない」と舌を巻いていた。

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ロッテ・大嶺、5失点デビューにも充実感「課題も見つかった」[サンスポ]

持てる力の全てを78球に込めた。ロッテの新人、大嶺が初登板初先発し、5回途中まで投げて7安打5失点。「憧れの1軍マウンドを思い切り楽しもうと思った。自信もついたし、課題もたくさん見つかった」と充実感がにじんだ。

自慢の直球で果敢に挑み、最速151キロを記録した。1回は、わずか7球で三者凡退に仕留める好スタート。非凡な才能を存分に感じさせた。だが2回、先頭のカブレラに本塁打を許すと「力んでペースを崩した」。変化球の制球が定まらず、直球を狙い打たれる。1死走者なしから連続四死球の後、3連続長短打で5点を奪われた。それでも、収穫はあった。打たせて取る意識を持った3回以降はフォークボールを交え、得点を与えなかった。「変化球を交ぜれば、そんなに打たれないのも分かった」。降板の際には笑顔すらのぞかせた。

小野の左脇腹痛で突然めぐってきた1軍デビューだった。今後は2軍で経験を積む可能性が高いが、「またチャンスを与えられたら、思い切ってやりたい」。今回の登板を成長の糧とし、力を蓄えることを誓った。

バレンタイン監督
「(大嶺に)2回に5失点した後も、しっかり投げてくれたのは良かった。」
青野
「全国に地元の鹿児島をアピールできたのはよかった。」(6号ソロで桜島に関連したパフォーマンスを披露)

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高校野球、特待生制度申告35校に[スポニチ]

日本高校野球連盟は30日、学生野球憲章違反となるスポーツ特待制度の実態調査で、新たに7校の申告があったと発表した。違反の申告があったのは、今春の選抜高校野球大会に出場した日本文理(新潟)をはじめ、帝京三(山梨)、武蔵越生、昌平(旧・東和大昌平)、埼玉栄、栄北、花咲徳栄(以上、埼玉)。いずれの学校も春季県大会の出場辞退は表明していない。これで申告した学校は、35校になった。回答の締め切りは2日となっており、違反校は日本高野連のホームページで公表される。

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日本文理など新たに7校申告−スポーツ特待制度問題[サンスポ]

日本高校野球連盟は4月30日、日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実態調査で同日午後6時までに、センバツに出場した日本文理高(新潟)など新たに7校から申告があったと発表した。同連盟に報告された違反校は計35校となった。このほかで申告のあった学校は次の通り。埼玉栄高、花咲徳栄高、武蔵越生高、昌平高、栄北高(以上埼玉)帝京三高(山梨)

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