わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月4日

伊原ヘッドが皮肉まじりにボビー挑発[デイリー]

5日からのロッテ2連戦(千葉マリン)を前に、巨人の伊原春樹ヘッドコーチ(57)が4日、ロッテ・バレンタイン監督を挑発。「彼は偉大な監督。あのオリックスが唯一、勝ち越したからゲンがいい」と皮肉交じりにまくし立てた。

ここまで伊原コーチの鼻息が荒いのも、浅からぬ因縁があるからだ。同コーチがオリックスの監督を務めていた04年のオープン戦で、投手交代をめぐってバレンタイン監督と大舌戦を展開。「あいつは野球をなめてる!年俸では負けるけど、野球では負けへん」と敵意をむき出しにした。

そのオリックスは49勝82敗でパの最下位を独走したが、ロッテにだけ15勝10敗と勝ち越し。巨人は交流戦が始まった05年から1勝11敗と大きく負け越しており、洞察力と、機動力を兼ね備えた伊原野球でボビーの鼻っ柱をへし折るつもりだ。

一方で5日に先発予定の金刃も「05年の日本シリーズ(阪神−ロッテ)を見て、データもそうだし、クセを見抜かれている」とロッテの強さを分析。ボビーマジックにやられた猛虎を反面教師に「自分なりに工夫したい」。強気に内角を突く投球を変えて立ち向かう。

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巨人李ロッテ戦で100号、天敵退治宣言[ニッカン]

因縁の相手退治はオレに任せろ!通算100号本塁打まであと3本と迫った巨人李承Y内野手(30)が4日、5日からのロッテ2連戦(千葉マリン)での記録達成へ意欲を見せ古巣撃破を誓った。交流戦のロッテ戦は通算1勝11敗と苦手。昨年は李自身が放った「幻の本塁打」が誤審騒動となって、チームも失速した。「あれは去年の話」と4番が先頭に立って、昨年までと違う姿を見せつける。

巨人がスンちゃんのバットでロッテへの苦手意識を振り払う。李は通算100号本塁打まであと3本。古巣との2連戦を前にキッパリと言った。「楽しみですね。センターからホームに来る風が多いですが、ライナーだったら問題ありませんから」。千葉マリン特有の風を冷静に分析、弾丸アーチで節目を飾る構えを見せた。

実は交流戦の対ロッテ通算成績は1勝11敗。昨季は6戦全敗だった。しかもロッテ戦では何かが起こる「鬼門中の鬼門」だ。昨年の試合では高橋由がダイビングキャッチを試みた際に左肩を負傷。結局、約1ヶ月戦線離脱した。さらに阿部が腰痛で欠場し、代役の村田善が試合中に脱臼と故障が重なった。

そして「あの疑惑の本塁打で流れが変わった」(尾花投手総合コーチ)と“事件”が起きた。昨年6月11日のロッテ戦。1−1の3回2死一塁から、主砲李の勝ち越し2ランが飛び出した。しかし、一塁走者の小関が三塁ベース踏み忘れの判定で、まさかの敗戦を喫した。球団はビデオ付きの抗議書を連盟に提出するなど誤審騒動となったが、この黒星も響いてチームは大失速した。

その「幻の本塁打」を放ったのは李だが、「あれは去年の話でしょ」と一笑に付した。余裕でいられるのは訳がある。昨季ロッテ戦は打率4割4分、4本塁打と相性が良く、交流戦の本塁打王となった。スタンドのロッテファンの大ブーイングに発憤、左手突き指にも強行出場して2本塁打を放った。

その“交流戦男”がメモリアルアーチでチームを引っ張る覚悟。原監督も「苦汁を飲まされた場所(千葉マリン)だから」とリベンジを誓った。もう同じ失敗はごめんだ。

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ロッテ、交流戦9勝コンビで巨人返り討ち![報知]

“交流戦男”が巨人を迎撃する。ロッテは5日からの巨人戦先発に久保、小林宏を投入予定。ともに交流戦通算9勝を挙げており、これは中日・川上と並ぶ2位タイの数字。チームの対戦成績が11勝1敗と相性のいい巨人戦で、ソフトバンク・斉藤和がマークしている最多の10勝を狙う。

交流戦3連覇へ“カモ”には負けられない。巨人との初戦には対戦成績で2勝0敗の久保、2戦目には4勝0敗の小林宏と万全のローテを敷いた。2人とも特別な意識はない。小林宏は「回の先頭を抑えれば、最少失点に抑えられる」と、いつも通りの投球を心掛けるつもりだ。

昨季とどう戦力が違うかも分かっている。今年は元チームメートの李を含め、谷、小笠原とパ・リーグ出身の打者が中心。さらに、久保は「伊原さんが入り、走塁も気にしないといけない」と重量打線だけでなく、機動力を生かされることも警戒している。

4日、久保は千葉マリンで軽めの調整を行い、小林宏は休養に充てた。昨年の6連勝を含め、対巨人は05年から7連勝中。交流戦でのカード別連勝はロッテが中日、横浜が楽天に記録した「8」。連勝すれば記録更新となる。

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久保メラメラ“首位決戦”[スポニチ]

5日の巨人戦(千葉マリン)で先発予定の久保が“首位決戦”で交流戦自身通算10勝目を狙う。セ首位の巨人は2位の中日に2.5ゲーム差をつけており、ロッテもパで同じゲーム差で首位を堅守。ともに3連敗以上はないという点でも共通している。「よく走る、よく打つという印象ですが、走るメンバーもはっきりしている。7回3失点以内でゲームをつくっていければ。(金刃との)投げ合いも頑張ります」と話した。

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金刃「マリン風」でロッテ斬りだ[スポニチ]

新人左腕が“ボビー・マジック”をひねりつぶす。巨人は5日からロッテと敵地・千葉マリンで2連戦を行う。先陣を切る金刃憲人投手(23)は敵将のボビー・バレンタイン監督(57)が得意とするデータ野球を撹乱する投球を宣言。昨年6戦全敗と惨敗した相手に、千葉マリン独特の海風を利用した投球術でチームに2年ぶりの白星をもたらす。

◇見破ったり“ボビー・マジック”

セとパの首位対決。ルーキーながら、すでに5勝をマークし、初戦の大役を任された金刃は、パ最強チーム相手にも臆するところは全くなかった。

「(パ・リーグで)1番強いんじゃないですか。でも、相手よりも自分。ロッテはデータとか、しっかりしていると思うので自分なりに工夫してやりたいです」。立命大時代の05年。テレビ観戦した日本シリーズで阪神相手に4連勝したロッテの強さを目の当たりにした。“ボビー・マジック”と呼ばれるバレンタイン監督の采配は、対戦投手の配球などを綿密に分析。カウント別などで球種やコースを絞り込み、打者全員がフルスイングする。打順も対戦投手のタイプに合わせて入れ替え。交流戦も2連覇中で短期決戦で強さを発揮している。

だからこそ金刃も“工夫”を凝らす。「言えないですけど、変化球とかですね」。千葉マリンは海風がセンター方向からバックネットに吹きつける。その風は投手方向にはね返り、逆風となるために変化球にブレーキがかかる。金刃も逆風を利用し、これまで投球全体の3割程度だったスライダーを増やし、より落ちるフォークも多用。内角攻めが持ち味の投球パターンも変えてきそうだ。

ベンチワークでも、今季から加入した伊原ヘッドコーチが「験がいい相手。あの弱いオリックスが唯一勝ち越した相手だから」と強気発言。04年のオリックス監督時代にバレンタイン監督と舌戦を展開。遺恨対決と言われたが、シーズン最下位ながらもロッテには相手のお株を奪う機動力で15勝10敗と圧倒した経験がある。金刃のかく乱投球に伊原ヘッドが機動力を駆使。ロッテを叩いて昨年の悪夢を振り払い、首位固めを狙う。

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巨人金刃、天敵ロッテ戦へ向け風生かす[ニッカン]

巨人先発投手陣が4日、川崎市のジャイアンツ球場で練習を行った。5日ロッテ戦(千葉マリン)に先発予定の金刃は、ダッシュなど軽めの調整。「風を計算しながら、変化球に頼らず投げたい。強さはNO.1でしょう」と冷静に対策を明かした。昨季までチームは対ロッテ1勝11敗。「(前回登板で150球完投した)疲れは全くありません。まずは自分の投球」と頼もしいルーキー左腕で、まずは初戦を取る。

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五輪期間中に「プロVS佑ちゃん」?[ニッカン]

プロ野球の実行委員会が4日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、来年8月に開催される北京五輪期間中の代替イベントについて検討された。観客動員が見込める夏休みとあり、期間中も公式戦を継続したいという意見が強い。そのため期間中の試合数を減らしつつ、他のイベントを取り入れていく方向で検討している。この日は巨人清武球団代表が具体的な案を複数提示。各球団が持ち帰って検討し、あらためて議論することになった。

アイデアの中にはアマチュアとの対抗戦も含まれた。冗談交じりで「早大と対戦したら盛り上がるかな」などという発言も出た。実現すれば、プロと早大・斎藤祐樹投手(1年=早実)との対戦として大いに注目されるところだが、実際には学生野球憲章が存在するため実現へのハードルは高い。ただ、今後は様々な選択肢の中から、ファンに喜ばれるイベントを検討。その中でアマチュア側とも協議していく可能性は残っている。

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五輪期間中に「佑ちゃんVSプロ」も[デイリー]

プロ野球実行委員会が4日、東京都内で行われ、巨人・清武英利代表から来年8月の北京五輪期間中に公式戦の代替試合として、新たなイベントを開催する提案があった。「最小限度の公式戦はやりつつ、新たな試みを積極的にみせたい」と同代表。今後の議論次第では、大学、社会人との「プロ・アマ対抗戦」が実現する可能性も出てきた。

前回実行委で12球団は、五輪期間中は可能な限り、公式戦を継続する方針で一致した。清武代表は「一定の試合数確保はパの強い要請」と基本姿勢に配慮しつつも、「主力選手が抜け、最高の試合を見せられない」と主張。1週間に開催する公式戦数を抑え、その空白期間に代替試合を組み込むことに意欲をみせた。

オールスター戦の開催時期を8月にずらす案も出ているが、斬新なイベントとなれば、「プロ・アマ対抗戦」が浮上する。実際にアマ側からは大学、社会人、プロの対抗戦を既に打診されている。実現した場合は、早大・斎藤佑樹投手が“目玉”となるのは確実。五輪期間中に「佑ちゃんVSプロ」が実現するのか−。今後の議論から目が離せなくなってきた。

◇横浜山中常務「楽天協約違反」

横浜山中常務が実行委員会の席上で、楽天の野球協約違反を指摘した。楽天が横浜の親会社TBSの株を保有する状態が続いていることについて、同常務は「明らかな協約違反。野球界の基本法である協約を軽視している」と意見を述べた。これに対して、楽天は同件に関する意見書を全球団に配布した。7月のオーナー会議に、楽天三木谷オーナーが出席して意見を述べる方針という。

◇ダブルフランチャイズ今季限り

実行委員会で04年の球界再編問題に関連して、オリックスと阪神に認められていた大阪府と兵庫県のダブルフランチャイズ制は、3年の期限が切れる今季限りとすることを確認した。両球団は継続を要望したが、08年度からオリックスが大阪府、阪神は兵庫県が保護地域となることが決まった。

◇その他の審議事項

(1)
根来コミッショナー代行から西武、横浜への制裁内容と根拠を説明
(2)
来秋ドラフト制度について、27日までに各球団の見解をまとめて提出する。制度だけでなく契約形態、契約金や参稼報酬など全体を見据えた意見を求める
(3)
福岡ヤフードームの外野フィールド広告について、何らかの基準を設けることで一致
(4)
選手関係委員長に巨人清武球団代表が就任
(5)
フェニックス・リーグは10月8日から24日まで宮崎県内で開催する。

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来年の球宴は8月に…巨人・清武代表が五輪期間中の代替日程提案[サンスポ]

プロ野球の実行委員会が4日、都内で開かれ、巨人・清武英利球団代表(56)が来年の北京五輪期間中の代替日程とイベントを提案した。オールスター戦を8月上旬に移行して五輪壮行試合をする案や、アマとの交流試合、五輪出場国を招いての日本代表壮行試合などのプランが浮上した。

清武球団代表は「ある程度、最小限の試合はやるけれど、それ以外は今までやったことがないようなものをやりたい。関係各位との協議が必要だ」と、代替イベントの提案理由を明かした。

日程案は「6案くらい」と話したが、具体的には球宴を8月に移行し、7月は全期間公式戦を実施するものなどだったようだ。

球宴は、日本代表が北京入りする直前に、日本代表壮行試合を組み合わせて実施する案が出た。また早大・斎藤佑樹投手(18)のフィーバーで盛り上がるアマの選抜チームとの対戦や、他の五輪出場国を招いての日本代表強化試合などの可能性も探る。

前回5月7日の実行委では「可能なかぎりペナントを継続する」ことで一致。だが日本代表の離脱が8月1日から24日までの長期間で、20試合前後に及ぶ。そのため公式戦への影響は避けられず、清武球団代表は「ペナントの順位が大幅に変わってしまう可能性もあるし、最高の試合は見せられない」と懸念。各球団が持ち帰り、次回の実行委で議論する。

◇その他の審議事項

(1)
根来コミッショナー代行が不正なスカウト活動を行った西武、那須野に高額の契約金を支払った横浜に下したコミッショナー裁定の理由などを説明。05年からオリックスと阪神に認めていた大阪府と兵庫県の二重フランチャイズは今季かぎりとし、来季からオリックスは大阪府、阪神は兵庫県とする。
(2)
楽天球団の親会社の楽天が、横浜球団の親会社であるTBSの株式保有比率を引き上げた問題では、7月のオーナー会議の議題とすることになった。

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G清武代表提案アマと交流戦も…五輪期間に代替イベント[報知]

プロ野球の実行委員会が4日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、巨人・清武英利球団代表(56)が、2008年北京五輪期間中のペナントレースに代わるイベントの開催を提案した。

日本代表が五輪に出場しても、公式戦を続ける方針は確認済み。8月1〜12日に代表合宿や壮行試合、13〜23日に五輪本戦が組み込まれる予定で、この23日間をどう消化するかが課題となっている。同代表は「主力選手が抜けている間に、最高のものを見せないで何試合もやるのはまずいのでは」とし、公式戦を減らして代替イベントを行うプランなどを披露した。

具体的な内容については明かさなかったが、パ・リーグの小池会長が「プロだけでは決められない」と話しており、アマも含めた交流戦やカップ戦などとみられる。また、五輪前の壮行試合を代表チームと、プロ野球の選抜チームで対戦する案も出された。パ・リーグ側は五輪期間中も通常どおりの公式戦開催を希望しており、今後も話し合いを続けて、7月中旬までに一定の結論を出す方針だ。

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西武“ノーモア加護ちゃん!”ですぞ[スポニチ]

ノーモア加護ちゃん!裏金問題から再起を目指す西武が4日、都内のホテルで「コンプライアンス研修」を開催。講師の西武ホールディングス顧問の山本祥博氏(元警視庁暴力団対策課長)は参加したスカウトに対し、未成年での喫煙で所属事務所を解雇された元モーニング娘。の加護亜依を例に出し、不正スカウト活動の再発防止を訴えた。

球団職員16人(スカウト7人)に対し、約3時間の研修を終えた山本氏は「球界の慣例、風習を払拭し、世の中の常識に合わせることが必要」とコメント。研修に参加したアマチュア担当の鈴木葉留彦編成部部長(前スカウト部長)は「これから新たなスタートだと思う」と神妙な表情で話した。

さらに山本氏は約3ヶ月の自粛を解禁し、6日に活動を再開するスカウト陣に対し「19歳でタバコを吸って社会から抹殺された加護ちゃんの話をした」と明かし「(不正なスカウト活動で)宝をつぶしてはいけない」と有望なアマチュア選手を発掘する球団の社会的責任の大きさを強調した。

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西武がコンプライアンス研修[デイリー]

西武は4日、都内のホテルで裏金問題を受けての再発防止体制確立の一環としてコンプライアンス(法令順守)研修を行い、全スカウトを含む球団職員計16人が参加した。

鈴木葉留彦編成部部長は「厳粛に受け止めたい。今後、このようなことがないよう活動したい」と話し、不正に金銭供与したアマ側に対して「本当に申し訳ない」と陳謝した。5日も研修を行い、6日から自粛中のスカウト活動を再開する。高校生ドラフトでは上位2選手の指名権を失ったが「担当スカウトは優秀だと思う。他球団が挙げていない選手を取れることもあると思う」とした。

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「加護ちゃん」例に挙げ西武再出発研修[ニッカン]

裏金問題からの再出発を目指す西武が4日、編成部員を中心とした球団職員16人に対するコンプライアンス研修を都内で行った。初日のこの日は、元警視庁暴力団対策課長の山本祥博氏を講師に招いて「不祥事をめぐる反省と教訓」と題された1時間半の講義を実施。山本氏は喫煙問題で所属事務所を解雇された元「モーニング娘。」の加護亜依(19)などの例を引き合いに出し、プロ野球選手と球団が背負う社会的責任の重さを懇々と説いた。

長年組織犯罪に携わった山本氏は「今までの球団、球界の慣例や風習を払拭して、世の中の常識に合わせていく必要がある」と出直しには相当の覚悟が必要と強調した。「プロ野球は夢を売る社会的責任を持つ業界。そしてそれを失うのは一瞬」と述べ、その典型的な事例として挙げたのが「加護ちゃん」だった。「19歳でたばこを吸ってしまい、社会から抹殺された。公器だという自覚がないからそういうことが起こる。そういうことにならないためにも発掘した側の責任というのは大きい」。注目される世界だからこそ、人並み以上の意識を持つことが必要との教えだった。

鈴木葉留彦編成部部長は「新たなスタート。重要性をひしひしと感じている」と研修を終えて神妙な表情を浮かべた。研修は5日にも行われ、終了後の6日にスカウト活動を再開する。同部長は「西武ライオンズのガイドラインに従ってやっていきたい。3ヶ月間選手を見ていないが、うちのスタッフは優秀なので信頼している」と再出発への意欲を口にした。

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西武がコンプライアンス研修開始…スカウト活動は6日から再開[サンスポ]

西武が4日、編成部員を中心とした球団職員に対し、裏金問題を受けてのコンプライアンス(法令順守)研修を開始。講師の元警視庁暴力団対策課長・山本祥博氏は「球界の慣例、風習を一度払拭し、世の中の常識に合わせていく必要がある」と説明した。研修は5日で終了し、6日から自粛中のスカウト活動を再開する。前スカウト部長の鈴木葉留彦編成部部長(アマ担当)は「厳しいなかの再スタートですが、一生懸命やるのが我々の仕事だと思う」と神妙な表情だった。

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西武スカウト誓約書提出…研修会実施[報知]

6日からスカウト活動を再開する西武が、全スカウトに対し、ルールや倫理規範を守る誓約書を提出させる方針であることが4日、分かった。西武はこの日、都内でスカウトを含む16人を対象にコンプライアンス(法令順守)研修を実施。5日も引き続き研修を行い、小林球団社長宛てに誓約書の提出を求める。この日は西武ホールディングス顧問の山本祥博氏が講師を担当。受講した鈴木葉留彦・編成部部長(元スカウト部長)は「コンプライアンスの重要性をひしひしと感じた」と神妙な表情で話した。

今後は5日の研修、誓約書提出を経て、6日にスカウト活動を再開する。約3ヶ月、活動を自粛したハンデはあるが、鈴木部長は「ウチのスカウトは優秀だから、ほかのチームが挙げられないような選手も出てくると思う」と“隠し玉”の発掘に自信を見せた。

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プロ実行委、複保護地域制は今季限り[報知]

プロ野球の実行委員会が4日、東京都内で開かれ、2004年の球界再編問題に関連してオリックスと阪神に認められていた大阪府と兵庫県のダブルフランチャイズ制は、3年の期限が切れる今季限りにすることを確認した。来季から、オリックスが大阪府、阪神は兵庫県が保護地域となる。

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ダブルフランチャイズは今季限りに[デイリー]

実行委員会は04年の球界再編問題に絡み阪神とオリックスに認められていた大阪府と兵庫県のダブルフランチャイズ制が、3年の期限が切れるため今季限りとなることを確認。来季からの保護地域は阪神が兵庫県、オリックスが大阪府となる。ただ、オリックス・機谷代表は「来季も20試合ぐらい神戸で行いたい」とし、阪神も開幕と夏場のロードは甲子園が使えないため、京セラドームの使用は不可避。阪神・南専務は「オリックスと当事者同士で話していきたい」と、今後両球団間で調整していく方針だ。

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TBS株追加の楽天に横浜抗議[デイリー]

実行委では横浜の親会社であるTBS株を追加取得した楽天に対して、横浜が改めて複数球団支配を禁じる野球協約違反に当たると抗議した。楽天は横浜の球団経営には関与しない旨の意見書を提出。7月のオーナー会議で楽天・三木谷オーナーが事情説明する。また根来コミッショナー代行から西武、横浜に下した処分内容と経緯を説明し、了承された。今月末までに各球団がドラフト改革の基本方針を文書で提出する。選手関係委員長が阪神・野崎連盟担当から巨人・清武代表に交代することも了承された。

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