わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月5日

千葉ロッテ5−4巨人(千葉マリン)

ロッテが05年6月9日からの巨人戦の連勝を8と伸ばし交流戦での巨人戦は通算12勝1敗、貯金も05年終了時以来の14。ロッテは2点を追う1回にTSUYOSHIの2試合連続・今季3本目の先頭打者ホームラン、サブローの4号2ランで逆転。3回、サブローの適時二塁打などで2点を追加。先発・久保は05年から巨人戦3連勝、交流戦通算最多タイの10勝目で今季5勝目。巨人は1回小笠原の15号2ランで先制、8回高橋由伸の2試合連続12号2ランも5連勝でストップ。先発・金刃はプロ入り最短2回1/3、4失点で2敗目。

123456789R
巨人2000000204
千葉ロッテ30200000x5
サブロー
「いい仕事ができて嬉しいです。平日にも関わらずこれだけのマリーンズファンが来てくれていたので、本当に勝つことができて良かったです。ホームランはたまたまですが、チームの勝利に繋がって良かったです。今はベンチの雰囲気もいいので、初回に先制されても逆転できると思っていました。明日もチーム一丸で戦い勝ちたいです。」(決勝ホームランを含む4安打)

◇堅い守りで大きな勝利

2年間の対戦成績は11勝1敗と、千葉ロッテが圧倒的な強さを見せている注目の一戦は、いきなり3アーチが飛び交い、空中戦の様相を呈したが、勝負を決めたのは千葉ロッテの堅い守りだった。

1点リードの3回無死一塁から高橋由が右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、俊足の鈴木尚が快足を飛ばして一気にホームを突いた。しかし、サブローが素早くクッションボールを処理し、中継に入った渡辺正が本塁へストライク返球。里崎の好ブロックもあり、同点のピンチを封じた。

「(一走は)絶対に走ってくると思ったので心の準備はできていた。点が入らなかったのは大きかったと思う」と渡辺正はいい、5回のピンチも前進守備で三塁走者を動かさず、結果的に無失点で乗り切った。「監督のサイン。(前進守備で処理した)1死三塁を抑えたのは良かった」と満足げに振り返った。バレンタイン監督は「3回はビックプレーだった。あれは良いチームを象徴したプレー。渡辺正も完ぺきな送球をし、里崎も好ブロックをした。これ以上にない好プレーだった。渡辺正は小さなことを積み重ねてくれる。これが5−4という大きな勝利となった」とたたえた。

バレンタイン監督
「最近はいい野球ができている。2点を先制されても意気消沈することなくやってくれた。久保は2回以降はいい内容だった。(先頭打者本塁打の)西岡はチームに勢いをつけてくれた。サブローは素晴しい野球選手。打席では無理なことをせず、塁に出ればいい走塁をしてくれるし、守備もいい。チャンスにもしぶとい打撃をしてくれる。」

◇西岡が2試合連続先頭打者本塁打

ロッテの西岡剛内野手(22)が5日の巨人戦(千葉)の1回に先頭打者本塁打を放った。西岡は3日のヤクルト戦(千葉)でも先頭打者本塁打を放っており、2試合連続。2試合連続先頭打者本塁打を記録したのはパ・リーグ12人目。

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サブロー逆転弾4安打ロッテ巨人戦8連勝[ニッカン]

ロッテがよみがえった4番サブローの逆転弾含む4安打の大暴れで、巨人を下し、貯金を今季最多の14とした。先発久保は交流戦10勝目で通算勝利トップタイ。ロッテは対巨人は通算12勝1敗と圧倒している。巨人は先発金刃が早々と崩れ、鬼門突破はならず。連勝は5でストップした。

ロッテが4番サブローの活躍で、巨人との交流戦8連勝を飾った。交流戦初代王者から、アジア一に輝いた05年を彷彿とさせる「4番」の働きを引き合いに出されると「僕だけの力ではないけど…。みんながいいプレーをしているので(チームは)多分大丈夫だと思う」と胸を張った。

2点を先制された1回裏。西岡のソロに続き、左越え逆転2ラン。3回1死三塁の場面でも、カウント0−3からリードを広げる右適時二塁打を放った。「いつもの僕なら(0−3は)待つんだけど、気合入ってたんで打ってやろうといきました」。交流戦に入って同僚が打撃で勢いづいていただけに、乗り遅れる訳にはいかない。「主砲」の意地から4安打3打点と大爆発した。

今季4番で22試合先発し、勝率は7割7分3厘と高い勝率を誇る。バレンタイン監督は4番に置く理由を「打席で無理をせず、素晴らしい選手だから」と多くは語らない。だが、サブローは「いかに得点圏に走者を置いて、後ろへ回すか」と、4番らしからぬ意識で打席に立っていることが奏功していると明かす。

1月中旬に視力回復手術を受け、1軍キャンプへ帯同できず、ボビーの怒りを買ったこともあった。それでも信頼を再び勝ち取り「視力は4.5ぐらいです。ナイターでも良く見えます」と笑顔だ。幼少時代から、テレビで見る野球といえば巨人戦だった。「意識する」という相手に対し、05年から足かけ3年で8連勝。4番サブローの開けた視界のように、交流戦無敗の日本ハムを追うチームも、交流戦V3をはっきりと視界にとらえた。

◇久保、交流10勝

久保がソフトバンク斉藤和に並ぶ、交流戦最多タイの10勝目を挙げた。3点リードの5回無死三塁の場面では、3つの内野ゴロで無失点。粘り強い投球で白星を引き寄せたが「たまたまです。初回にすぐ逆転してもらいましたし、今日は打って守ってもらいましたから」と、野手陣に感謝の弁を述べた。

久保が今季5勝目を挙げた。交流戦は通算10勝目で、斉藤和(ソフトバンク)に並び交流戦通算最多勝利となった。久保の成績を対セ、対パに分けて出すと

相手勝敗勝率
対セ10−3.769
対パ12−16.429

パ・リーグ相手には負け越している久保だが、セ・リーグ相手の交流戦では勝率7割を超す。

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交流戦男だ!セ界斬り!ロッテ・久保がトップ通算10勝[サンスポ]

交流戦男が巨人の連勝を5で止めた。7回0/3、4失点で今季5勝目。うち2つがセ・リーグ相手。これでソフトバンク・斉藤和に並ぶ交流戦トップの通算10勝目を挙げた。「たまたま運がいいだけ。味方が打ってくれるからですよ」。失点は1回の小笠原と、8回に高橋由に許した2本の2ランによる4点。それ以外のイニングも決して楽ではなかったが、力強い投球で点を与えなかった。

無死三塁で迎えた5回。3点差あったが、バレンタイン監督は内野陣に前進守備を指示した。「相手は巨人。今までとは全然違い、変な小細工など考えず、開き直って思い切り投げた」。強打戦の巨人相手に1点もやりたくない指揮官の気持ちは、久保にもしっかりと通じた。鈴木尚、高橋由を二ゴロ、谷を三ゴロと、外野にまで打球を飛ばさせない。

「久保は非常に良かった。チームも本当にいい試合ができている」とバレンタイン監督も感心するセ巧者ぶり。

5日の先発予想はこちらも交流戦10勝目に王手をかけるもう1人の交流戦男、小林宏。セ・リーグ&巨人キラーで首位対決で連勝を目論む。もちろん秋の大舞台での先発もお任せ!?

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交流戦のM久保!最多タイ10勝、和巳に並んだ[報知]

極限まで集中を高めた。ロッテ3点リードの5回、先発・久保は無死三塁のピンチを迎えた。「ここは1点やってもいい。バッターだけに集中した。開き直りです」。鈴木尚、高橋由を二ゴロに切ると最後は141キロのカットボールで谷のバットをへし折り、三ゴロ。2発を浴びたものの2回以降はリードを許さず、7回0/3を4失点で今季5勝目。交流戦通算10勝は斉藤和(ソフトバンク)に並びトップに立った。

戦い方を知っている。交流戦に入り相手打者も違えば球審も違う。「セの審判の方がストライクゾーンが広い」と以前から感じていた。打者も少しのボール球なら手を出してくる。この日もセの球審だったが早めに傾向を把握。外角のスライダーを有効に使い、早めに追い込んでいった。

オフから実戦した軸足に体重を乗せる新フォームが安定してきた。「理想は桑田さんのフォームなんです。下腹に重心を感じるような」。シーズン序盤は球の勢いをコントロールできず、制球に苦しんだ。5月27日の阪神戦(甲子園)で7回2失点で4勝目を挙げ、手応えをつかんだ。

初回、小笠原に2ランを浴びたが、その裏打線がすぐ逆転。守備も再三の好プレーで救ってくれた。「打ってくれて、守ってくれて感謝です。10勝も運がいいだけですよ」と笑顔の右腕。白星と黒星が交互になっていたが前回の阪神戦に続き連勝。交流戦をきっかけに一昨年の新人王が乗ってきた。

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サブロー4安打!ロッテ、G戦8連勝[スポニチ]

一身に降り注ぐ大歓声が心に染み渡った。ロッテの主砲・サブローが4打数4安打で3打点。交流戦は05年6月以来の巨人戦8連勝。ヒーローはお立ち台ではにかんだ。05年8月21日の楽天戦以来の4安打に「滅多に打てないので、打てる時に打つという気持ちもありました」と笑顔を見せた。

まずは2点を追う初回、2試合連続先頭打者本塁打の西岡に続き、1死一塁から左中間へ逆転4号2ラン。1点リードの3回1死三塁には3ボールから「今日(5日)目立たなかったら、いつ目立つんや」と直球を右中間適時二塁打した。5回は左前打。三塁打が出ればサイクル安打だった8回は右前打。大記録達成はならなかったが堂々の4安打だ。

「つなぎの4番」を自負する。今季序盤は下位での起用が多かったが、4番を任された5月5日の楽天戦から23試合で打率・318。日本一に輝いた05年も4番の31試合は打率.388をマークした。チームも今季最多の貯金14。パ・リーグ首位を走る姿は05年を思わせる。「似てるとは思うけど(3連敗以上の)連敗をしないから今年の方が強い」とサブロー。

自身は昨秋からブログを開設。球場のレディースシートをプロデュースするなどファンサービスの意識も高まった。「見に来てもらうと選手がやる気が出る。明日(6日)は満員でお願いします!」。ファンとともにサブロー、そしてロッテは走り続ける。

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ボビー、因縁Gを余裕の返り討ち[デイリー]

ロッテが貯金を今季最多の14とした。1回にサブローの本塁打などで3−2と逆転し、3回に2点を追加。3投手の継投で反撃を2点に抑えた。先発の久保は5勝目。巨人は先発の金刃が誤算で、連勝は5でストップ。

“お得意さま”から予定通り?白星をもらい今季最多の貯金14。ボビーの笑いも止まらない。交流戦での巨人戦は05年から8連勝で通算12勝1敗。今季はセの首位を走る巨人だが「今日は相手が巨人で、それに勝って良かった。その程度の感想しか持っていない」と眼中ナシだ。

初回に久保が小笠原に先制2ランを浴びた。だが「今はいい野球ができている。2点で意気消沈はしない」と指揮官が自信を見せるように、直後の攻撃では西岡、サブローの一発攻勢で瞬く間に逆転に成功した。

“因縁の相手”にも余裕の構えだ。巨人・伊原ヘッドはオリックス監督だった04年オープン戦で、投手交代をめぐり舌戦を繰り広げた相手。

だが、三塁コーチで3回に高橋由の右越え打で一塁走者を本塁突入で憤死させたのをはじめ判断ミスを連発。かつて「彼は偉大な監督」と挑発された同コーチに対し、今度はボビーが「伊原さんも優秀なコーチ。巨人にとっても大きなプラス」と、皮肉たっぷりにお返しした。

「お客さんもたくさん入って楽しみも増した試合。これが野球だ」と上機嫌のボビー。この勢いは止まりそうにない。

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好守で巨人戦8連勝[報知]

ロッテが巨人を1点差で振り切り、巨人との交流戦8連勝を飾った。好守が勝利を引き寄せた。1点リードの3回表、巨人無死一塁の場面。高橋由の右越え二塁打で、一塁走者の鈴木尚が本塁を狙ったが、素早い中継プレーで同点を許さなかった。バレンタイン監督も「完ぺきな中継。大きなプレーで、良いチームであることを象徴しているプレー」と振り返った。

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西岡が3本目の先頭打者アーチ[報知]

ロッテ西岡が巨人に2点を先制されて迎えた1回裏、先頭打者アーチを放った。3日ヤクルト戦に続いて2試合連続、今季3本塁打は全て第1打席でのもので「全てが先頭打者本塁打であることは自分でもビックリしている。とにかく先頭としてチームに勢いをつけたいという気持ちがいい結果につながっていると思う」と話した。

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ロッテ、古賀2軍監督が9日に復帰[報知]

ロッテは5日、肺炎のため休養していた古賀英彦2軍監督が9日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(ロッテ)から現場復帰すると発表した。

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西武スカウト、6日に活動再開[スポニチ]

西武が3月9日の裏金問題発覚から自粛していたスカウト活動を、6日に再開する。前日に続き都内ホテルで「コンプライアンス研修」を実施。小林信次球団社長(59)は「予定通り6日から活動を再開する」として、鈴木葉留彦編成部部長(前スカウト部長)を含む計7人をスカウト登録する方針だ。トレードの調査も再開する前田本部長は「自粛で3ヶ月のブランクはあるがベストを尽くす」と話した。

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ボビー高笑い…メジャーで監督復帰をアピール[夕刊フジ]

◇米TV取材陣の前でGに交流戦12勝目

“ボビーの野望”着々−。5日巨人戦に競り勝ち、ロッテが交流戦通算12勝1敗と巨人を圧倒中だ。

「1試合対戦しただけで多くを語れないが、巨人には素晴らしい打者が揃っている。伊原さんも優秀なコーチだから巨人にプラスになると思います」。試合後のバレンタイン監督は余裕の“ほめ殺し”。2004年に当時オリックス監督で罵倒合戦を演じた因縁のある伊原ヘッドにも大人の対応。交流戦V3、2年ぶりリーグV奪回に手応えを感じているからだ。

そんな指揮官を今年3月から米国のテレビ局が密着マーク中。スポーツ専門局『ESPN』が1年間追跡、来年3月にドキュメンタリーとして放送する予定なのだ。

「ボビーはメジャーから好条件の監督就任要請があれば応じる意向を持っている。ドキュメンタリーをリーグ優勝、日本一で飾れればアピールになる」。(関係者)

予兆もある。水面下ながらバレンタイン監督へ打診し続けているヤンキースが目下低迷中。トーリ監督の去就が注目される一方で、新指揮官候補の1人に「ボビー」の名が上がっているからだ。

日本の名門球団・巨人を撃破するボビーの雄姿。ロッテの快進撃が、太平洋の向こう側でも注目されることになりそう?!

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