わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月8日

横浜1−12千葉ロッテ(横浜)

ロッテは今季4度目の4連勝、横浜戦も昨年から4連勝とし貯金を今季最多の16とした。ロッテは1回に福浦の2号2ランで先制。その後はベニーの5号ソロなどで1回から5回まで毎回得点。今季3度目の先発全員安打となる16安打で12点を挙げた。先発・清水直はプロ入り初安打を放ち、投げては9回2死から1点を失うも7安打3奪三振2四球1失点で今季初完投勝利。横浜は横浜スタジアムで7連敗を喫し借金は6に。なおロッテ・サブローは1回に三振を喫し、連続打数安打は9でストップした。

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千葉ロッテ21112023012
横浜0000000011
バレンタイン監督
「(連続打数安打が止まったサブローに)毎打席打てる訳じゃないから。気持ちを切り替え、2打席目に適時打を打ったのが大きかった。」

◇敵地で復活アピール

交流戦のチーム打率が唯一3割を超える好調の打線の猛打で圧勝した敵地のマウンドで、エース清水が昨季の最終戦以来の完投勝利で復活をアピールした。「勝ててよかった。ずっと迷惑をかけていたし、もう負けたくない」。

直球は最速147キロを計測するなど力強いノーワインドアップで躍動。一発のある4番・村田は無安打と完璧に封じた。「自分のスタイルで勢いつけて投げたかった。胸を張って投げようと思った」と清水。捕手の里崎は「安定感があった」と話した。打っても4回の打席で143キロの外角高めの直球を右前へプロ初安打。「僕だけ(先発全員安打の)仲間外れは嫌ですから。1本打てて良かった。何とかチームに貢献したかったし、ツヨシ(西岡)に回せば点が入ると思った」。

昨年5月20日の中日2回戦(千葉マリン)以来の完封勝利は逃したが、「最後はインサイドが少し甘く入ったが、紙一重。三ゴロに打ち取ったかもしれない」と前向きに振り返り、「まだファンは認めてくれない。もっといいピッチングをしないと。とにかく1球1球集中してやっていきたい」と表情は明るかった。

清水直
「何とかあそこまで行ったので完封勝利したかったのですが、残念ですね。でも、本当に勝つことができて嬉しいです。ここまで、チームに迷惑をかけっぱなしだったので、もう負けたく気持ちだけです。野手の人も沢山打って点を取ってくれたので、楽に投げる事ができました。交流戦3連覇に向けて残りの試合も全部勝つつもりで頑張ります。」(完投勝利)

◇福浦が先制2ラン

試合前まで交流戦の打率3割7分8厘と好調の福浦が1回、2号2ラン。カウント1−3から加藤の内寄りの直球を弾丸ライナーで右翼席へ放り込んだ。5月16日の西武戦(千葉マリン)以来の一発。「3ボールになった時点で、とにかくストレートに狙いを絞っていた。後ろにいい打者がいるので、つなぐ気持ちで打ちました。本塁打になって良かった」と笑みがこぼれた。

◇サブロー連続安打止まる、リーグ記録の更新ならず

3日から続いたサブローの安打が「9」で止まった。1回1死無走者、カウント2−1から4球目、外角に逃げる125キロのスライダーを腰から崩れるようなスイングで空振り。左翼席に陣取るファンからため息がもれた。リーグ記録、日本記録更新の期待が膨らんでいた試合前、過熱する報道陣の前にサブローは「多分無理だと思う。だめもとで狙っていきます。できればそっとしておいて欲しい」。

「意識してぱっと終わらせたい」。あまりにあっさりとした三振に、ベンチで苦笑いのサブロー。しかし重圧から解放されたのか、3回の第2打席は2死二塁の好機に、きっちり左前へ適時打。第3打席でも右翼線に幸運な二塁打を放った。好調の要因は「ボールが止まって見えるということはないが、それに近い感覚」。今のサブローの言葉には説得力がある。

バレンタイン監督
「清水は今年で1番の投球だった。直球もスライダーも、全ていいピッチングだった。サブローも毎回打てるという訳ではない。次の(第2)打席できっちり打ってくれた。また新しい気持ちで挑戦してくれればいい。福浦はとてもいいスイングができている。常に3割打者という打撃を見せてくれている。(早川の欠場は)今日は代田の打撃を見てみたかった。」
ベニー
「打ったのはストレート。パーフェクトなスイングができたね。昨日は家族とゆっくり過ごしてリフレッシュした。それが俺のエネルギーになっていると思う。まだ序盤、これで納得せず頑張るよ。」(2回5号ソロ)
西岡
「打ったのはストレート。僕の前でナオさん(清水)がヒットを打ってチャンスをつくってくれた。自分でそれを潰す訳にはいかないという気持ち。いいヒットになってくれて良かった。」(4回、適時二塁打)

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清水初完投2勝

打線の大量援護に守られた清水が、今季初関東で2勝目をマークした。9回2死から失点し、完封は逃した。お立ち台では「まだファンに認められてないから」と照れた。頭上から「認めてないぞ〜」と笑いながらのヤジも飛んだが、横浜につけいるスキを与えなかった。セットポジションから本来のワインドアップに戻し、最速147キロと球威も戻ってきた。「2日前のブルペンで感じが良かった。やっぱりこの形でいこうと。もう負ける訳にはいかないから」と表情を緩めることはなかった。

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サブロー連続安打ストップもロッテ4連勝[ニッカン]

ロッテは、サブローの連続打数安打記録が「9」でストップしたものの、先発全員16安打の12得点で快勝した。交流戦のチーム打率が3割を超える好調の打線は、この日も大爆発。先制2ランを含む猛打賞の活躍を見せた福浦は「打線がつながっていて、本当にみんなよく打つ。強いです」と笑顔で振り返った。

普段は打席に立たない、投手の清水までもが4回に右前へプロ初安打を記録すると、野手陣はさらに奮起した。猛打賞の西岡も「直さん(清水)も打って好機をつくってくれたし、それを潰す訳にもいかないという気持ちにもなった」と、交流戦ならではの相乗効果を指摘した。

4番サブローは第1打席で空振り三振に倒れ、パ・リーグ記録(10)、日本記録(11)、メジャーの世界記録(12)更新の夢は消えた。それでも「肩の荷が下りました」と、重圧から解放された2打席目に5戦連続適時打となる左前打。3打席目にも右翼線二塁打を放った。バレンタイン監督は「記録が途切れた後に、気持ちを切り替えて打点を挙げたのは大きい。新たな記録の道のりが始まっているのでは」と、精神的に成長した姿も絶賛した。

交流戦で好調の早川を休ませる余裕を見せながら、チームは4連勝で今季最多の貯金16。サブローは「僕の記録は止まったけど、チームの連勝は止まらなかったでしょ」。6日のヒーローインタビューで公言した通りの結果に、笑顔で球場を後にした。

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サブロー記録止まってスッキリした[デイリー]

記録の重圧から解放され、ロッテ・サブローの顔に笑みが戻った。「人間ってこうなるんだなというぐらい緊張した。思った以上にスッキリしました」。

前の試合まで9打数連続安打で臨んだ8日の横浜戦。パ・リーグ記録にあと1本、日本記録にあと2本という期待のかかった打席は、2点先制後の初回1死で巡ってきた。だが「記録をかなり意識してしまった」と、空振りの三振。球場を覆うため息の中で、記録への挑戦は終わった。

それでも「ボールは止まって見えないけど、それに近い感覚」という神懸かり的な打撃は止まらない。3回1死二塁の第2打席では左前適時打を放ち、5試合連続打点をマーク。5回にも右翼線への二塁打で「つなぎの4番」の仕事をキッチリと果たした。

この勢いに乗せられて打線も投手・清水を含む先発全員安打。16安打12得点と猛威を振るって4連勝を決めた。

試合後、取り囲む大勢の報道陣に「スーパースターってスゴイですね。この2、3日ありがとうございました」としながら「できれば、もう1回味わいたいですね」。いたずらっぽい笑顔で“サブロー狂騒曲”となった1日を終えた。

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ロッテ止まらん16安打12点…9打数連続安打サブロー止まったけど[報知]

サブローは止まってもロッテ打線は止まらなかった。この試合まで9打数連続安打中だったサブローが、第1打席で三振。10打数連続のパ・リーグ記録はならなかったが、チームは先発全員の16安打12点。横浜との“湾岸ダービー”に快勝した。

今までにない緊張を感じていた。「(記録を)かなり意識しました。人間って、こうなるんだな、と思いましたよ」。加藤のスライダーにタイミングが合わずに三振。試合前、通常の倍以上の報道陣が取り囲んだ。「スーパースターって、すごい。この2、3日はありがとうございました。(記録が止まり)肩の荷が下りました」。第2、第3打席はヒットを放ち、結局、2安打2打点。4番の仕事は果たした。

ロッテ打線はサブローだけじゃない。交流戦12試合中、8試合で初回に得点。西岡を三塁に置いて先制弾を放った福浦は「(西岡)剛が調子がいいから、必ずチャンスで回ってくる」と振り返った。1番が出塁して、クリーンアップがかえす得点パターンが確立。西岡、福浦、ベニー、早川と4人が打率4割を超えている。

これで4連勝。交流戦10勝2敗となった。「僕の記録は止まるけど、チームの連勝は止まらない、と予言した通りでしょ」サブローはこう笑った。交流戦不敗を続ける日本ハムを追走中。首位が負けるまでロッテも負けられない。

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ロッテ12得点爆勝!サブローは記録ストップも2打点の活躍[サンスポ]

“マリンガン”打線が止まらない。先発全員の16安打で12点。6回と9回をのぞく毎回得点で大勝だ。

「先頭の西岡から(打線に)切れ目なく、常に得点のチャンスがある。みんな、よう打つ。強いです。」1回に先制の2号2ランも放った福浦も、つながる打線に頼もしげ。連続打数安打のリーグ&日本記録に迫っていたサブローは、記録こそ1回の三振で途絶えたが、3回の第2打席で左前適時打。マルチ(複数)安打で2打点を挙げた。

これだけ打てば勝つ。チームも4連勝。バレンタイン監督は「まだ6月だよ」と涼しい顔だが、交流戦10勝到達。3連覇へ向けて、負けなしの日本ハムを2差で猛追する。

◇清水が今季初の完投勝利「自信も取り戻しつつある」

清水が1失点で今季初の完投勝ち。「自分から攻めようという形が出てきた」。手応え十分の125球だった。直球に伸びがあり、最速147キロ。直球が生きているから変化球も効果的で、8回まで連打を許さなかった。「自信も取り戻しつつある。今後も負けないように投げれば、結果はついてくる」。投球同様、言葉も力強さを増してきた。

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サブロー止まったってロッテ先発全員安打[スポニチ]

“予言”通りだった。9打数連続安打中のロッテ・サブローが初回1死、カウント2−1から125キロのスライダーに体勢を崩され空振り三振。左翼席のロッテファンから大きなため息が漏れた。「絶対無理!」と否定していたパ・リーグタイ記録の10打数、日本タイ記録の11打数連続安打達成への道はあっさりと途切れた。

「かなり意識して自分の打撃ができなかった。人間ってこうなるんですね。記録が止まって気が楽になりました」。肩の力が抜けた第2打席以降は連続安打で5試合連続のマルチ安打。4打数2安打2打点で4番の責務はきっちり果たした。

記録達成こそならなかったが、普段の準備が好調を支える。古傷の肉離れ再発を警戒して水分を多めに補給。スパイクはSSK社の特注品を今季から使用。ヌバック(牛革)とナイロンの複合素材の採用で軽量化を図り足への負担を軽減した。走攻守に優れたサブローならではのこだわりだ。

チームは先発全員安打、12得点の猛攻で4連勝を飾った。「(6日に)言った通りでしょ。僕の記録は途切れるけど、チームの連勝は止まらない」とサブロー。確かにこの勢いは止まりそうにない。

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16安打12点で4連勝[ニッカン]

ロッテが16安打12点と打線が爆発し、投げては清水が7安打1失点の今季初完投で2勝目をマークした。横浜を一蹴しての4連勝にバレンタイン監督は「清水は今年1番のいい投球」と振り返った。9打数連続安打中だったサブローは第1打席で空振り三振に終わり、記録は途切れた。

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サブロー第1打席で三振、連続安打止まる[報知]

前の試合まで9打数連続安打で、パ・リーグ記録にあと1と迫っていたサブローは1回の第1打席で三振に倒れた。カウント2−1から横浜のサイドスロー右腕・加藤の外角スライダーを大振りで空振り。試合前から報道陣が殺到し、「多分無理だと思うけど、ダメ元で狙ってきます。そんなに続くと思わないので、そっとしておいて」と困惑気味だっただけに、ベンチに引き揚げると、苦笑いと共に、ほっとしたような表情も見せた。

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16安打12点で4連勝[ニッカン]

ロッテが16安打12点と打線が爆発し、投げては清水が7安打1失点の今季初完投で2勝目をマークした。横浜を一蹴しての4連勝にバレンタイン監督は「清水は今年1番のいい投球」と振り返った。9打数連続安打中だったサブローは第1打席で空振り三振に終わり、記録は途切れた。

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ロッテ、鹿児島キャンプ規模縮小か、豪州の施設を評価[サンスポ]

ロッテが来春キャンプを3年連続してオーストラリアのジーロングで行い、1972年から行ってきた鹿児島キャンプの規模を縮小する可能性があることが8日、明らかになった。

ロッテの球団関係者によると、鹿児島市には練習効率の悪さを解消するため、メーン球場に隣接するサブ球場の新設などを要請しているが、用地や予算の関係から明確な回答が得られていない。キャンプ誘致に乗り出していた沖縄県石垣市には新球場の建設を求めているが、来春までの実現は難しい状況にある。

一方、ジーロングは球場が3面隣接するなど、練習環境は申し分ない。瀬戸山隆三球団社長は現在調整中としながらも「施設面の充実が1番のポイント。できれば近くで、いい条件の場所でやりたいが、鹿児島からはちゃんとした返事をいただけていない」と話した。

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第2の人生サポートします!日本野球機構が新事業を今秋開始[サンスポ]

社団法人日本野球機構は引退選手のセカンドキャリア(第2の人生)サポート事業を今秋から開始すると発表した。一般就職に適応するための技能向上の支援と、再就職を受け入れる企業の発掘を大きな柱とし、選手OBも対象とする。今後はコミッショナー事務局のキャリアサポート担当を中心として準備を進める。

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プロ野球選手の再就職を支援[報知]

社団法人・日本野球機構(根来泰周会長)は8日、今秋から「セカンド・キャリア・サポート事業」(仮称)を実施すると発表した。OBを含めたプロ野球選手の再就職を取り持つもので、新たな企業探しをはじめ、今オフには再就職に必要な技能向上の講座などを開く構想を持っている。

昨年から同事業の準備委員会(委員長=長谷川一雄コミッショナー事務局長)を設置し、今月1日付でロッテ・手塚康二元運営部長が日本野球機構に出向。今秋の実現に向けて本格的なスタートを切った。「今まで各球団が独自に持っていた求人ルートを、12球団で共有しようというもの。例えば北海道日本ハムの選手が九州のふるさとに帰れるような再就職を支援したい」と長谷川事務局長は説明した。

詳細は今後の担当者会議で決めていくが、現段階ではパソコンの技能を向上させ、資格取得のためのサポートなどをしていく意向だ。「プロ野球経験者を雇いたいという企業が出てきていただければ」と長谷川事務局長は期待した。同様の支援としては、Jリーグが「Jリーグ・キャリア・サポートセンター」を設立し、Jリーガーの新たな道を世話している。

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再就職支援を今オフ開始へ

社団法人日本野球機構(根来泰周会長)は8日、選手の引退後の再就職などを支援するセカンドキャリア・サポート事業を本格始動させたと発表した。ロッテ球団から手塚康二氏(58)が機構に出向し、キャリアサポート担当に就任した。今オグからの運用を目指して準備を進めていく。事業は

(1)
スキルアップ支援
(2)
再就職先の企業発掘

を2本柱とする。スキルアップでは、現役選手がオフに講習を受講できるようにしていく。手塚担当は「12球団で対応することにより情報が多くなるメリットがある。まだ、どうなっていくか分からない部分が多いが、何とか今秋からスタートさせたい」と話していた。

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