わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月13日

千葉ロッテ7−3広島(千葉マリン)

ロッテが久保の交流戦通算勝利数単独トップの11勝目を挙げる活躍で連敗を3で止め、2位日本ハムとの差を3に広げた。1回福浦の3号3ラン、ベニーのタイムリーなどで6点を先制しそのまま逃げ切った。先発・久保は7回を被安打10ながら無四球3失点で06年5月18日〜6月1日以来の自身3連勝で今季6勝目。広島は6回に新井、前田の連続タイムリーで3点を返したが、反撃及ばず千葉マリンで6連敗。先発・フェルナンデスは自己ワーストの1回6失点で3敗目。3年連続交流戦の負け越しも決まり、借金も今季ワーストタイの8となった。

123456789R
広島0000030003
千葉ロッテ60000001x7
久保
「自分でも交流戦通算11勝目でトップになったのはビックリしています。とにかく、自分が投げる時には打線が良く打って点を取ってくれるので、本当に野手に感謝しています。後は、キャッチャーのミッと目掛けて投げています。交流戦も残り少なくなってきたので、優勝するにはもう負けられないので、残りの試合全部勝つつもりで戦います。自分も任された試合は絶対に勝てるように次も頑張ります。」(交流戦通算11勝目)
バレンタイン監督
「今日連敗を止めたので、明日から連勝が始まるだろう。」

◇鮮やかな先制攻撃で快勝

広島のナックル投手・フェルナンデスが、千葉マリン名物の風に泣いた。「ブルペンではよかったのに、マウンドでは全然変化しなかった」とぶ然。自ら監督に話して1回で降板した。投手にとって向かい風は変化球に有利というのが定説。現にロッテ・久保も「スライダーが切れすぎるほどだった」と話したが、揺れながら落ちるナックルには効果がなかった。ただし久保は「変化するのは低めの球。高いと変化しない」とも。3ランの福浦も「前の球は結構揺れていたのに、打った球はスッと入ってきた」と話しており、風の影響ではなく、高めに浮いただけだ、とロッテの選手は見ていた。

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好調打線、ナックル粉砕[千葉日報]

交流戦のチーム打率3割を超える好調の打線が、初対戦の広島のナックルボーラーを“一瞬”で粉砕した。

1回、1番・西岡が2球目のナックルを三遊間へはじき返して出塁。続く早川はストレートの四球を選び、無死一、二塁の絶好機に、3番・福浦がカウント2−2からの6球目の104キロの甘く入ったナックルを完璧にとらえた。「ホームランになるとは思わなかったが、何とか打ってランナーをかえしたいと思っていた」と右翼席の先制3ランを笑顔で話した。

ここで終わらないのが今の打線だ。4番・サブローが右翼線三塁打し、再びチャンスメーク。1死後、ベニーが2球続いたナックルを打ち、ライナーで三遊間を抜いた。「(ナックルを)意識しすぎないように心掛けた。ストライクゾーンに来たボールをコンパクトに振りぬいた」とさらり。

いきなり打線がつながり6点を先制。得意の勝ちパターンに持ち込んだ。これで最近10試合のうち7試合で1回に得点し、5試合で先制している。先発の久保も5回まで無失点で流れを渡さなかった。バレンタイン監督は「連敗を止めたので、これから連勝が始まることを望む」と満面の笑み。

◇福浦また先制アーチ

福浦が8日の横浜戦2回戦(横浜)の2号に続く、1回の先制アーチ。「うまくとらえることができた」。無死一、二塁、初球は103キロのストライク。2球目で犠牲バントを試みるがファウル失敗。ボール、ファウル、ボール後の6球目、ストライクゾーンに入ってきた失投を逃さず一振りで決めた。「その前(5球目)のナックルは結構揺れていた。打ったボールはそんなに揺れずにすっと来た」。1998、99年、近鉄に在籍したナックルボーラー、マットソンも17打数6安打と攻略していただけに“行方の知れない魔球”も全く苦にしなかった。

◇どんどん追い込んだ

久保が交流戦最多となる通算11勝を挙げた。「特別意識はない。いつかは抜かれる記録」とあっさり。テンポ良く、ストライクを先行させる投球で7回を3失点。「初回を意識した。打たれるのはOKなのでどんどん追い込んでいった。味方が先に6点取ってくれたことが全て」と笑みが広がった。

2、5回には前田をスライダー、石原を直球で併殺に切った。「相手の戦術も限られてくるし、結果的にゲッツーになればとは思ったが相手の打ち損じ」と振り返った。バレンタイン監督は「しっかり集中していい投球をしてくれた。6回のピンチもきっちり3つ目のアウトを取ってくれた」と称えた。

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ロッテ久保交流戦3連勝、最多11勝目[ニッカン]

ロッテ久保が交流戦3連勝を飾り、単独トップとなる通算11勝目を挙げた。10勝で並んでいた中日川上、ソフトバンク斉藤和ら両リーグのエースから1つ抜け出したが、「これから先も交流戦は続く訳ですから」とクールに笑った。

チームが3連敗中で、先制点を与えないことを意識した。初回を3者凡退で抑えると、その裏に大量6点の援護を受けた。「あれが全て。その後は点差もあり、思い切って投げられた」。6回に不運もあって3失点したが、終始安定した投球で広島打線の反撃を断ち切った。

交流戦首位の日本ハムが敗れ、2ゲーム差に迫る貴重な1勝をつかんだ。久保は「これから連勝が続くと思う」と、お立ち台からファンへ約束。交流戦3連覇へ向け、14日に先発予定の通算11勝目を狙う小林宏へと勢いのバトンをつないだ。

◇初回ナックル攻略

広島のナックルボーラー、フェルナンデスを攻略し、連敗を3で止めた。初めて経験する選手も多く、練習から逆方向へ打ち返す意識を植えつけた成果が出た。仲間に手本を示すように、左前打で先陣を切った1番西岡は「ボールに逆らわず、引っ掛けないように打ち返した」。初回に6点を奪い、試合を決めた。

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“マリン風”味方にナックル男攻略[スポニチ]

本塁方向へ吹く風速6メートルの“マリン風”を味方につけたロッテ打線が、フェルナンデスのナックルを打者一巡の猛攻で攻略した。右中間に先制3ランを叩き込んだ福浦は「打ったボールはそんなに揺れずにスッと来た。うまくとらえたけどまさかホームランになるとは」とびっくり。バレンタイン監督は「ああいう風を初めて経験した場合、アジャストするのは非常に難しい」とホームの利を生かした勝利に満足そうだった。

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ロッテの“交流”王子・久保、12球団単独トップ11勝目![サンスポ]

交流戦の申し子・久保が、12球団単独1位の交流戦11勝目を挙げた。

久保
「初回に味方が取ってくれた6点が全て。点差もあって思い切って投げられた。僕は運が良かっただけです。」

ロッテの連敗も止めた価値ある勝利にも謙虚なコメント。だが1回から相手に息をつかせず早いテンポで、どんどん球を投げ込んだ。「早いテンポ?その方が野手も守りやすいですし、今日は打者を追い込めましたから」と淡々と話す。

本拠地独特の強い風も味方につけた。バックスクリーン方向から風が吹き、バックネットで跳ね返って、投手にとっては向かい風になるのが、千葉マリンの特徴。風の角度によってはスピードが殺されることもあれば、変化球がキレを増すこともある。この日は「曲がりすぎるぐらいに曲げてくれる」と分析し、スライダーを多投した。相手のフェルナンデスが風のせいで得意のナックルを生かせなかったのとは好対照だった。

昨オフは11月から栄養学の本を読みあさって食生活も一新した。

試合2日前から炭水化物を採ることがスタミナの蓄積になることを知ると、夫人の洋子さん(26)と相談して「米やパスタよりうどん」で一致。今季は試合当日の朝は必ず、洋子さんの作る「ぶっかけうどん」を食べている。「卵も落とせば、さらにスタミナがつきますから」。この日も朝からかきこんで球場入り。パワーは7回を投げ終えて交代するまで、しっかり維持できた。

11勝3敗の交流戦も「味方が打ってくれてるだけ」とそっけないが、「でも今日だったら前田(智徳)さんとか、セ・リーグの大打者と対戦できるのは楽しみです」と話す。

昨年のWBCに選ばれた清水、渡辺俊、小林宏を擁するロッテ先発陣。だがセの打撃陣には、ロッテの1番の難敵に映っているはずだ。

◇福浦は先制3ラン!

フェルナンデスのナックルボールを福浦が打ち砕いた。1回に先制の3号3ラン。「最初は戸惑ったけど、打った球もあまり動いてなかった。2−3まで粘れたのが良かったかな」と笑顔をみせた。

◇ズレータは米で手術成功、今月中にも再来日

骨折した左手小指の治療で米国に帰国中のズレータが、早ければ今月中にも再来日できる見込みであることが分かった。サンディエゴ市内の病院で日本時間9日に手術したことを明かしたバレンタイン監督は、「成功に終わった。リハビリも2週間程度で済みそう」とホッとした表情。ズレータは4月15日の西武戦(千葉マリン)で死球を受けて骨折、今月4日に帰国していた。

◇バッテリーコーチを配置転換

ロッテは定詰雅彦・2軍バッテリーコーチ(40)を1軍に昇格させることを発表した。1軍を担当していた吉鶴憲治バッテリーコーチ(36)は2軍へ配置転換される。

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ロッテ・久保が交流戦トップ11勝[報知]

お立ち台の久保は、ウイニングボールを右ポケットにしまい込んだ。「打線がしっかり打ってくれてるし、僕は運だけで勝ってる。野手に感謝です」交流戦3連勝で今季6勝目。そして、単独トップに躍り出る交流戦通算11勝目となった。

初回に6得点と味方の大量援護を受けた。「あれですごい楽になった。点差はあったんで、どんどん追い込めた」6回は左打者への外角スライダーが甘く入り、前田智に右中間2点適時二塁打を許すなど3失点。それでも「(気持ちを)切り替えて」、後続を断ち切り7回3失点。テンポを意識したことが好投に結び付いた。

チームの連敗は3で止まり、交流戦首位の日本ハムとも2勝差だ。「ここから連勝が始まればいい」とバレンタイン監督。“交流戦男”で弾みをつけて、逆転での3連覇を狙う。

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ロッテ連敗ストップ!久保が6勝目[報知]

ロッテの久保が10安打されながら7回を3失点でしのぎ、6勝目を挙げた。ロッテは1回に福浦の3ランやベニーの適時打などで6点を先制し、そのまま逃げ切り、連敗を3で止めた。バレンタイン監督は「自分達らしいプレーを続け、ここから連勝が始まればいい」と話した。交流戦3連覇へ向け福浦は「残りの交流戦、全部勝てるように頑張りたい」と気合いを入れていた。

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連敗を3でストップ[ニッカン]

ロッテが広島先発フェルナンデスのナックルボールを攻略し、連敗を3でストップさせた。1回に福浦の右越え先制3ランなど、打者一巡の猛攻から6得点を奪い、試合を決めた。福浦は「打ったナックルボールは、そんなに揺れずにスッときた。うまくとらえることができた」と、殊勲の一打を振り返った。

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初回に一挙6点先制[ニッカン]

ロッテが1回、広島先発フェルナンデスのナックルボールを攻略し、一挙6点を奪った。左前適時打を放ったベニーは「あまり最近はナックルボールを投げる投手との対戦がなかったが、意識しすぎないように心掛けた」と振り返った。

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ロッテ打線が地の利を生かしてフェルナンデスを攻略[サンスポ]

ロッテが交流戦3連覇へ向けて踏んばった。初の3連敗を喫した悪い流れを断つ価値ある白星。バレンタイン監督は「自分達らしいプレーを続け、ここから連勝が始まればいい」とご機嫌だった。

1回の攻撃が全てだった。外野方向から吹く本拠地・千葉マリンスタジアム特有の強風で、広島先発・フェルナンデスのナックルボールが変化しない。それを見逃さずに襲い掛かった。福浦の3ランで先制すると、その後は3長短打に失策も絡み一挙6得点。指揮官は「ここで初めて投げて、風に対応するのは難しいだろう」と地の利を生かし、笑いが止まらない。

交流戦の首位は同じリーグの日本ハム。直接対決がないため、ロッテには負けられない戦いが続く。福浦は「残りの交流戦、全部勝てるように頑張りたい」とナインの思いを代弁した。

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ロッテいきなり6点!久保楽々6勝[スポニチ]

久保が7回3失点と試合をつくり、連敗ストップに貢献した。13日は「相手に先に点をやらないこと」をテーマに掲げ、その通りの投球。1回を三者凡退で滑り出し、その後も多彩な球種を駆使してしのいだ。「1回の6点で楽になった。相手は打つしかない状況になっているので」と相手の心理も読み切り、アウトを重ねた。頼れる右腕は「自分の投球に集中しているのがいいのかな」と話した。

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