わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月14日

千葉ロッテ14−4広島(千葉マリン)

ロッテが2回を除く毎回の18安打で今季最多タイの14得点。本拠地5連勝で3年連続の交流戦勝率5割以上を決めた。ロッテは1回、サブローのタイムリーで先制。同点とされた3回には、福浦、里崎、青野のタイムリー、ベニーの6号2ランで6点を勝ち越し。先発・小林宏は、6回を5安打1失点で自身5連勝の8勝目。交流戦通算勝利数を最多タイの11とした。広島は今季5度目の2ケタ失点でロッテ戦4連敗。2005年から千葉マリン7連敗で借金はワーストの9。先発・青木高は3回7失点で両リーグワーストタイの7敗目。

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広島0010000304
千葉ロッテ10610033x14
小林宏
「今日は雨が振っていてコンディションは良くなかったのですが、野手の人が点を取ってくれたので、楽に投げることができました。交流戦だからと言って特別なことはしていません。交流戦に強いのはたまたまです。とにかくここまで来たら交流戦3連覇を何とか成し遂げたいですね。」

◇18安打の“猛打ショー”

いつ中止になってもおかしくない強い雨の中、好調打線が梅雨入りなんて関係ないとばかりに18安打14得点の“猛打ショー”を展開し、パ首位の強さを見せつけた。

まずは3試合連続して1回に先制し、同点とされた直後の3回に自慢の打線がつながった。1死後、西岡、早川の1・2番コンビが連打し、この好機に、福浦が1ボールから直球を振り切り、一、二塁間を破って勝ち越し。「チャンスで回ってきたので、何とか得点につなげたかった」。

さらに2死二、三塁から里崎が初球のチェンジアップを右翼フェンス直撃の三塁打。「前の打席のチャンスで三振していたし、そろそろ自分も打たないといけないと発奮して打席に立ちました。打った瞬間はいい手応えだったので、ひょっとして入るかなと思ったんですけど…」。

続くベニーは、カウント1−1から外寄り高めの直球を中堅右へ勝負を決定づける特大の6号2ランを放った。「いけいけムードに押されれて打つことができた。この悪天候の中、見に来てくれたファンのために、今日は最高の勝利をプレゼントしたい」と意気盛んだった。

バレンタイン監督
「雨の中、選手はガッツと試合への集中力を見せてくれた。小林宏の降板は大差がついたから。今日は直球が素晴らしかった。(好走塁が目立ったが)我々は走塁ではアグレッシブに行くことになっている。チーム全体が良い形になっている。」
田中雅
「(プロ初安打の右前打は、詰まったので)とても痛かった。でも気持ちよかった。」
広島・ブラウン監督
「今日唯一良かったレフトスタンドの(カープ)ファンが、最後まで元気だったことだ。」

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ロッテ大勝、小林宏は8勝目、広島は先発の青木高が誤算[毎日新聞]

ロッテが今季チーム最多タイの14得点で大勝。同点の3回、福浦の右前勝ち越し打、里崎の2点三塁打、ベニーの6号2ランなど計7安打を集めて6点。終盤にも着々と加点した。小林宏は8勝目。広島は先発の青木高が誤算で、千葉マリンで3年越しの7連敗。

ロッテのすさまじい集中打だった。3回に1点を勝ち越し、なお2死二、三塁で里崎がチェンジアップをうまく拾い上げて右翼フェンス直撃の三塁打。続いてベニーも中堅右に運んだ。4番までは全員3割を超える打者が並ぶ。ただ里崎とベニーは、今季なかなか波に乗れなかった。「周りがよく打つので、そろそろ自分も打たないといけないと発奮した」と里崎。ベニーも「いけいけムードに押されて打つことができた」。広島のブラウン監督が「ロッテのつなぐ打撃は素晴らしい」とうらやましがる集中攻撃は、里崎、ベニーも加わって、いっそう効果を増している。

ロッテ・小林宏は今年の交流戦は負け知らずの3連勝で、3年間の通算では11勝目。同僚の久保に並んでトップに立った。「セの打者はテレビでよく見ているから、交流戦は楽しい」と小林。終始雨が降りしきる最悪の条件だったが、広島の青木高が集中力を切らし、高めに浮いたところを打ちこまれたのとは対照的に、チェンジアップとスライダーを低めに配して危なげなかった。「本拠地が外の球場なので、雨の中での投球は慣れている」とさらりと言ってのけた。

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ズレータの手術は成功、再来日の時期など未定[毎日新聞]

ロッテは14日、左手小指を骨折したフリオ・ズレータ内野手(32)が米国内で整復手術を受け、無事に成功したと発表した。ズレータは4月15日の西武戦で左手に死球を受け、骨折。その後も試合に出場したが、痛みが強くなったため今月4日に渡米し、8日に手術を受けた。14日からリハビリを始めたが、再来日の時期などは未定。

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ロッテ、今季最多14得点で大勝[スポニチ]

“幕張ファイアー打線”が、関東地方の梅雨入りを吹っ飛ばす大爆発だ。回を追うごとに強さを増す雨にも負けず、ロッテが2試合連続の2ケタ安打で今季最多の14得点で大勝。バレンタイン監督は泥だらけの選手たちを「非常に難しいコンディションの中でガッツを見せてくれた」と称賛した。

同点で迎えた3回がビッグイニングとなった。1死から西岡からの3連打で勝ち越し、2死一、二塁となって里崎がフェンス直撃の右中間2点三塁打。ベニーの中越え6号2ランまで飛び出し、打者11人7安打の猛攻で一挙6点。7−1と突き放して試合を決めた。

“初回神話”がある。今季61試合で初回に得点した24試合は17勝6敗1分けで勝率は.772。初回に無得点の37試合(19勝15敗3分け)は.559と、初回に相手先発の出ハナをくじく傾向がみられる。この日は初回に早川、サブローの2本の二塁打で先制。必勝パターンは健在だった。

打線は1番から6番まで3割打者が5人も名を連ね、打率2割台の里崎も長打2本でマルチ安打をマークした。昨季は決定力不足に泣いた打線は湿り気とは無縁。伝統の投手陣と共に交流戦3連覇へ望みをつなぐ。

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小林宏 交流戦通算トップタイ11勝目[デイリー]

ロッテが18安打で今季最多タイの14点を奪い大勝した。1−1の3回に打者一巡で7安打を集中し、6点を勝ち越し。7回と8回にも3点ずつを加えた。小林宏は6回1失点で8勝目。

梅雨入りした千葉の雨空の下でも、小林宏の安定感は健在だった。「野外の球場が本拠地ですから。それを言い訳にはしたくない」。6回1失点でチームトップの8勝目。交流戦通算11勝は、同僚・久保と並んでトップとなった。

「(千葉マリンは)風もあるし、自然をつかまないと厳しいですから」。走者を背負いながらの投球も2併殺を奪うなど、粘りの投球で危機を切り抜けた。「雨の試合は相手も集中力を欠く。得意ですよ」。言葉通り、冷静沈着なマウンドさばきを展開した。

だが、決して満足感はない。3回2死から失点した場面に「(投球に)納得できないですね」と悔しさをにじませた。「自分に厳しくいかないと成長しない。満足したら終わりですから」。その言葉が、さらなる飛躍を予感させた。

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ロッテ小林宏交流戦11勝、久保に並ぶ[ニッカン]

ロッテ小林宏が、交流戦最多タイの通算11勝目を挙げた。関東地方の梅雨入りを告げる雨の中、6回1失点で白星をつかんだ。前日トップに立った後輩久保に1日で肩を並べ「久保が新聞にデカデカと載ってたので、明日の新聞を期待してます」と笑顔で話した。

ぬかるんだマウンドでも投球は安定感抜群だった。低めを丁寧に突き、警戒していた新井に許した適時打のみに抑えた。それでも「チームの勢いに乗せられているだけ」。3四球を反省し、打線の援護に助けられた幸運もあったと、謙虚に振り返った。

一昨年は交流戦MVPを獲得。今年も3連覇を狙うチームを援護するかのように3連勝と好投を続ける。だが、タイトル争いはつゆ知らず「僕は週に1回しか投げないので、ほかのみんなに頑張ってもらうだけです」。どこまでも無欲な姿勢が好調の最大の要因だ。

◇水たまりの圧勝

雨で泥だらけの中を、今季チーム最多タイの14得点で圧勝した。水たまりができるほどの悪条件ながら、9回までしっかり行われた。打球はすぐに茶色く染まり、走者はぬかるんだベース付近で勢い余って転倒しないよう小走りに。8回に犠飛で生還した渡辺正は、普段よりも遠い位置からスライディングを始めたにもかかわらず、本塁ベースを滑り抜け「ファンの人にも喜んでもらえたようで良かった。うちの打線は梅雨入りは関係ないと思います」と笑顔で話した。

◇ズレ小指手術

ロッテは14日、フリオ・ズレータ内野手(32)が米国サンディエゴ市内の病院で9日(現地時間8日)に左手小指骨折の整復手術を行ったと発表した。手術は無事成功し、経過は良好。すでに同市内の施設でリハビリも開始している。4月15日西武戦で死球を受けた際に骨折、今月4日に検査のため渡米していた。帰国の日時なとは未定。

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小林宏、あっぱれ!交流戦通算11勝目で好調・ロッテを牽引[サンスポ]

降りしきる雨の中、交流戦初代MVP男・小林宏が6回1失点。前夜に後輩・久保がマークした「交流戦通算11勝」に一夜で並んでみせた。

「雨は全然気にならなかった。きのう久保が勝って、新聞にデカデカと載ってましたからね。明日は期待してますよ」。そう言ってニヤリと笑った右腕は、1回から気合のピッチングを見せた。3回には2安打1四球で失点したが「良かった」というチェンジアップで5、6回のピンチを併殺で切り抜けた。

昨季は10勝7敗、防御率2.78。今季開幕前は「この防御率を上回るのは、なかなか難しいと思う」と話していたが、現在2.31。3.08だった昨季の6月終了時の防御率と比べても、さらなる進化を感じさせる。

登板間の調整トレに取り組む意識を昨季途中から変えた。右肩痛で開幕に出遅れた昨季の悔しさで「10言われたうちの2、3しかやっていなかったのが、進んで12、13やるようになった。もっと勝ちたいという意識が出てきたんだと思います」と証言するのは弘田コンディショニングコーチ。その効果で、今年は肩の疲労や違和感などをまったく感じていない。

「自分に厳しくしていかないと成長しない。満足したらそれで終わりですからね」。試合後は自分に言い聞かせるように話していた小林宏。自身5連勝で今季8勝目をもぎ取り、強いロッテをグイグイ引っ張っている。

◇今季最多タイ14点爆勝

雨の中、2夜連続の集中打を見せ、今季最多タイの14点で快勝した。勝負の行方を決めたのは1−1で迎えた3回だ。里崎が2点三塁打を放つなど、打者11人で一挙6点を奪った。バレンタイン監督は「チーム全体がいい形でまとまっている。里崎も良い働き。これで打線がより強力になっていく」と目を細めた。

データBox
(1)ロッテが広島戦通算13勝目(3敗)で、交流戦の同一カード通算勝利で最多タイ。ほかには同じくロッテが巨人戦でマーク(13勝1敗)している。
(2)小林宏が交流戦通算11勝目。前日(13日)に勝利投手となった同僚の久保と並ぶ交流戦の最多勝利となった。
福浦
「チャンスで回ってきたんで、得点につなげたかった。」(3回に勝ち越しの右前打)
ベニー
「いけいけムードに押されて打てた。」(3回に6号2ラン)
田中雅
「点差が開いてたけれど、ガッツポーズしたいぐらい嬉しかった。」(8回、プロ4年目で初安打)

◇ズレータが手術

ロッテは、フリオ・ズレータ内野手(32)が骨折していた左手小指の整復手術を米国で受けたと発表した。再来日など、今後の日程は未定。

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小林宏が交流戦最多タイ11勝[報知]

貫録すら漂っていた。ロッテの先発・小林宏が6回5安打1失点で8勝目。大差がつき早めの降板となったが「低めに投げることだけ考えてました。野手が点を取ってくれるので気楽に投げられました」。交流戦通算11勝目は同僚の久保に並ぶトップタイとなった。

集中を切らさなかった。試合前から降り続いた雨。それでも「全然投げにくくなかった。何度もやってますから」と平然。5回の1死一、二塁は喜田を、6回の無死一塁は前田智を得意のチェンジアップで併殺に。テンポの良い投球で味方の18安打14得点を呼んだ。

2005年は5勝を挙げ交流戦初代MVPを獲得。今年も無傷の3連勝。「テレビで見るバッターばかりで本当に楽しい」と楽しむ姿勢が好投につながっている。

13日の久保に続く交流戦11勝目。「昨日(14日)久保が新聞にでかでかと載ってましたからね。期待してます」と報道陣にリクエストした。チームトップの8勝にも「自分に厳しくしていかないと成長はしない」と満足はしていない。交流戦3連覇へ向け、投の主役を小林宏が担っていく。

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“交流戦の鬼”ロッテが連夜の集中打!18安打&14得点![サンスポ]

梅雨入りしてもロッテ打線のバットは湿らない。雨の中、2夜連続の集中打を見せ、今季最多タイの14点で快勝した。

勝負の行方を決めたのは1−1の3回だ。1死から3連打で1点を勝ち越し、2死後、里崎が2点三塁打。打線に5人の3割打者が並ぶ中、3割に届かない里崎は「周りがよく打つので自分も発奮した」。負けじと存在感を示す一打に胸を張った。

不調の選手が打ち、勢いはさらに加速する。ベニーの2ランなど、この回打者11人で一挙6点を奪った。終盤には控え選手も活躍。18安打の集中打にバレンタイン監督も「チーム全体がいい形でまとまっている。里崎もいい働き。これで打線がより強力になっていく」と目を細めた。

1イニング打者9人以上の攻撃は、この日の2度を含め、交流戦に入って既に6度を数えた。連打で得点を重ねる本領発揮のロッテ。天気は雨でも交流戦3連覇へ明るい光が差す内容だった。

◇ロッテ・小林宏が雨中の力投、6回1失点で8勝目

ロッテの先発・小林宏は6回1失点と安定感のある投球で8勝目を挙げた。雨中の投球にも「雨は気にならなかった。本拠地が屋外で、ずっとやっているし、そこで打たれたら情けないので」と落ち着いて力を出し切った。4月28日の初黒星以降、これで5連勝だが満足する様子はない。「チームの勢いに乗せてもらっているだけ。今日も2死から四球を出しての失点は納得いかない」と自分に厳しかった。

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ロッテ18安打今季最多タイ14点大勝、小林宏5連勝[報知]

ロッテが18安打で今季最多タイの14点を奪い大勝した。1−1の3回に打者一巡で7安打を集中し、6点を勝ち越した。7回と8回にも3点ずつを加えた。小林宏は6回1失点、4月28日の初黒星以降8勝目で自身5連勝。しかし「チームの勢いに乗せてもらっているだけ。今日も2死から四球を出しての失点は納得いかない」と自分に厳しかった。広島は借金が今季最多の9に膨らんだ。

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18安打で広島戦4戦全勝[ニッカン]

ロッテが18安打14得点で今季広島との交流戦4連勝を飾った。1回にサブローの適時打で先制。3回に打者11人の猛攻から6点を奪うと、終盤7、8回にも攻撃の手を緩めず突き放した。試合開始から降り続けた雨の影響で、途中グラウンド整備のため18分間の中断があるなど選手はずぶ濡れでプレーした。バレンタイン監督は「難しいコンディションの中、選手がガッツを見せてくれた」と大勝を振り返った。

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ベニーが6号2ラン[ニッカン]

ロッテ・ベニーが3回、6号2ランを放った。雨や風の影響を物ともせずにバックスクリーン右のスタンドへ。「打ったのはストレート。イケイケムードに押されて打つことができた。悪天候の中、見に来てくれたファンのために最高の勝利をプレゼントしたい」と話した。

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サブローが先制打[ニッカン]

ロッテは1回、サブローが広島先発青木高から中前適時打を放ち先制した。5月30日の対戦では青木高に5回まで完全に抑えられ、サブロー自身も2打数無安打だっただけに「前回の対戦では抑えられていたので、何とか打ちたかった。先に点が欲しかったので良かった」とコメントした。

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