わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月16日

千葉ロッテ7−11阪神(千葉マリン)

阪神が9回に5点差を逆転、連敗を3で止めリーグ単独4位とした。9回、5人目・小林雅から桜井の2点タイムリー二塁打、ショート渡辺正の失策、狩野のタイムリー、そして赤星のタイムリーで同点とすると、金本が6人目薮田から2点タイムリーで勝ち越し、鳥谷のタイムリー、桜井タイムリーで加点、05年7月28日巨人戦以来の1イニング9得点、05年4月3日ヤクルト戦以来の5点差逆転勝ち。4人目桟原が昨年9月13日広島戦以来の勝利。ロッテの1イニング9失点は04年5月15日対ダイエー戦以来。

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阪神10000100911
千葉ロッテ0021202007

◇小林雅が大炎上

阪神が鮮やかな逆転勝利で連敗を3で止め、今季ロッテに初勝利。5点を追う9回に金本、今岡、鳥谷の3連打をきっかけに打線が勢いづき、打者14人で9点を挙げて試合をひっくり返した。4番手の桟原が今季初勝利。ロッテは抑えの小林雅の不調が誤算だった。

◇サブ、里崎が連続弾

千葉ロッテは7回2死から、5月27日の阪神戦(甲子園)の里崎、ベニー以来の2者連続本塁打で、リードを5点差に広げた。サブローが1ストライクから代わったばかりの橋本健のチェンジアップを左翼席へ運び「うまくすくって打つことができた」。続く里崎もカウント1−2から119キロのスライダーを豪快に左中間へ叩き込んだ。会心の当たりに「完璧でした。打った瞬間、入ったと思った」。

バレンタイン監督
「タイガースが9回、非常に多くのヒットを集め、5点差をはね返し、さらに得点した。素晴しい攻撃だった。タイガースはとてもいいチーム。明日は違うピッチャーだし、試合はピッチャーの出来次第でしょう。もちろんこちらはいいピッチャーを用意する。1つのイニングを除いてはいいゲームができていた。清水は持てる力を出してチームが勝てるだけの投球はしてくれた。」

◇途中交代

ロッテ西岡剛内野手(22)が阪神3回戦(千葉マリン)の2回表に交代した。1回裏の走塁後に首の違和感を訴えたため。病院には行かず、17日の試合は当日の様子を見て決める。

◇来場

ロッテは7月3日オリックス戦(千葉マリン)に歌手渡辺真知子が来場すると発表。同日はフィールドウイング席を除き全席自由、一般大人1500円、子供500円の一律料金で販売する。

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雅か…6年ぶり5失点YFK崩壊[報知]

スコアボードに映し出された「9」の文字。右翼席のファンも静まりかえった。ロッテ5点リードの9回。藤田、小林雅、薮田が崩壊しての逆転負け。「タイガースが素晴らしい攻撃を見せた」。救援陣をかばったバレンタイン監督も、苦笑いするしかなかった。

藤田が3連打され、9回無死満塁となったところで小林雅が登板。しかし、3本の長短打などで同点とされ1死しか取れず、全ての塁に走者を残してKOされた。4月14日の西武戦(千葉マリン)以来2度目の救援失敗。「勢いを止めるのが僕の仕事なんだけど…」。守護神は01年7月17日の近鉄戦で7点を失って以来、6年ぶり5失点にうなだれた。後を受けた薮田が金本に勝ち越し打を許し、YFK3人で計9点を失った。

それでも指揮官は「1つのイニングを除いては、いいゲームができている」とすぐに気持ちを切り替えていた。

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ロッテ救援トリオが炎上…バレンタイン監督「マイ・ミステイク」[サンスポ]

5点リードで迎えた9回に強力救援トリオ「YFK」が火だるまとなり9失点。まさかの逆転負けにベンチは声を失った。8回を3人で抑えた藤田が9回も続投。だが3連打で無死満塁のピンチを招くと、小林雅、薮田も流れは止められなかった。「見ての通り。喋ることはなにもありません」と藤田。バレンタイン監督は「(継投策は)マイ・ミステイクだ」と顔をこわばらせた。

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顔で笑って…ボビー大ショック[スポニチ]

ロッテは8回まで5点リードしながら9回に自慢の救援陣が9失点。勝利の方程式を担う藤田、小林雅、薮田の3人とも打ち込まれて大逆転負けを喫した。会見でバレンタイン監督は終始笑みを浮かべていたが、その笑顔は引きつり、ショックを隠せない。8回から登板した藤田を9回も続投させたことについては「私の判断ミスだったかもしれない」。YFKの乱調には「その3人が投げれば必ず勝てるのなら9回まで試合をやる必要はない。6、7回で試合を終わればいい」と吐き捨てた。藤田、薮田は無言。交流戦3連覇に黄信号がともる敗戦は、今後に尾を引きかねないショックの大きい1敗となった。

藤田
「見ての通り。喋ることは何もありません。」(広報を通じて)
小林雅
「今日は何もない。次回の登板にベストの状態にして備えるだけ。」(広報を通じて)
薮田
「準備はできていたし、気持ちも入っていた。切り替えてやるしかない。」(広報を通じて)

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YFK崩壊9失点…まさか逆転負け[デイリー]

16日・阪神戦の試合終了の瞬間、ボビーはふぅーっと1つ息を吐いた。5点リードで迎えた9回。藤田−小林雅−薮田とロッテ自慢の救援陣、YFKを総動員しての大逆転負け。指揮官の顔に疲労の色が浮かんだ。

「3人が出れば必ず勝てるなら(7回以降)試合する必要はない」。笑みをたたえながら会見に臨んだボビーも、9割9分手にした勝利を逃してはいら立ちを隠せない。

大誤算の始まりは「9回を投げさせない方が良かった。自分の判断ミス」と指揮官が悔やんだ藤田。2イニング目の9回、金本の中前打など3連打で無死満塁として降板。続く小林雅が赤星の右越え適時二塁打などで同点とされ、薮田までもが打者一巡の金本に勝ち越し2点打を浴びた。

3人合計で9失点。この惨状に、藤田は「見ての通り。喋ることはない」とうつむき、小林雅も「今日は何もない」。パ・リーグ首位快走のチームが、壮絶な負けを喫した。

甲子園2連戦は連続2けた得点で圧勝も、流れは確実に変わった。「阪神はいい攻撃をした。とてもいいチームだ」。相手をたたえる指揮官の言葉からも、いつもの余裕は消えていた。

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バレンタイン監督大ショック[報知]

9回にまさかの大逆転をくらったバレンタイン監督は「1つのイニングを除き、いい試合ができていた」と笑顔を作って強がったが、ショックの色は隠せなかった。8回を三者凡退で抑えた藤田が9回に3連打で無死満塁のピンチを招いた。その後も小林雅、薮田と勝ちパターンの投手が打ち込まれ、勢いを止められなかったが「変わらず集中していくのが大事。明日も同じようにやっていく」と前向きに話していた。

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「YFK」で痛すぎる逆転負け[ニッカン]

ロッテが最終回に5点差をひっくり返され、痛い黒星を喫した。9回に絶対的な信頼を寄せる救援陣「YFK」こと藤田、小林雅、薮田が次々と打ち込まれ、一挙9点を奪われて逆転負けした。試合後、バレンタイン監督は「藤田は9回に使わなければ良かった。判断ミスかと思う」。試合内容と共に、交流戦3連覇へ黄色信号が点灯し、力なく振り返った。

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早川が3回に逆転打[ニッカン]

ロッテ早川が、1点ビハインドの3回、2死二、三塁から左翼線を破る逆転の2点適時二塁打を放った。早川は「打ったのはストレート。外のボールを逆らわず、うまくはじき返すことができた」と振り返った。

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