わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月17日

千葉ロッテ0−0阪神(千葉マリン)

交流戦史上初の両チーム無得点での引き分け。ロッテは、10残塁とあと1本が出ず、今季4度目の引き分けも、2年ぶり2度目の阪神戦勝ち越し。先発の成瀬は、5回まで三塁を踏ませない好投で、10回を3安打無四球、129球の無失点。防御率も1.85に上げ、リーグ2位に浮上。その後は、11回を薮田、12回を小林雅が無失点に抑えた。阪神はロッテ投手陣をを攻略できず、打線は散発4安打で今季2度目の引き分け。先発のジャンは6回を6安打6三振。その後、ウィリアムス、久保田、藤川のJFKで7回以降を2安打に抑えた。

123456789101112R
阪神0000000000000
千葉ロッテ0000000000000

◇成瀬力投、10回0点

「今までで1番の投球だったと思います」と、当の本人が振り返るほど、ロッテ・成瀬の投球は素晴らしかった。まずコントロール。ほとんどの球が捕手の構えたミットにずばりと決まった。それから球のキレ。成瀬の最速は135キロ前後と決して速くない。だが、相手打線は四苦八苦。「直球が来ると分かっていてもタイミング合わんかったみたいやな」と阪神・岡田監督も舌を巻いた。打線の援護に恵まれず10回を0点に抑えても勝ち星を手にできなかったが、「自分では勝ちに等しい投球。先発としての仕事ができた」と成瀬。大きな自信になったようだ。

◇サブロー12戦連続安打

打撃好調のサブローが1回2死一塁から三塁線を破る二塁打を放ち、連続試合安打を12に伸ばした。1ボールからジャンの115キロの変化球を思い切り引っ張った。「(安打が)1本出たらいいし、気にしてない。(記録については)そっとしておいてください」。

◇福浦、美守でもり立て

福浦が4回、守備でみせた。2死後、今岡の一塁後方のファウルフライを客席へダイビングしながら好捕、好投する成瀬をもり立てた。「(打球が)客席に行くとは思ったけど取れると思った。お客さんがいなくて良かった。(捕球は)たまたまですよ」と笑顔で振り返った。

◇薮田、小林雅ぴしゃり

前日に救援失敗した薮田、小林雅の両右腕が0−0の11、12回にそれぞれ登板し、阪神打線を封じた。薮田は失策で走者を出したものの、切れのいい変化球と伸びのある直球でぴしゃり。「(前日の)結果は反省して、同じ失敗をしないようにした。ホッとしたが、チームが負けないことが1番」。小林雅は先頭打者に安打を許したが、併殺などで後続を断った。「いつもと変わりません。いつも大事なマウンドですから」とさらり。

バレンタイン監督は「1試合悪かったとはいえ彼らへの絶大な信頼は変わらない。自信を持ってマウンドを任せた」と嬉しそうに話した。

バレンタイン監督
「(先発投手が今季初めて延長10回まで投げたが)成瀬は投球内容も素晴らしかったし、球数も少なかったので余力があると思った。何とかして勝たせてあげたかった。(無得点の打線に)昨日(16日)は2死からチャンスをつくって得点できたが、それを毎日やるのは難しい。いい試合ができていたし、こういった試合ができればたくさんの試合で勝負することができる。」

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ロッテ今季5度目ドローで首位ハムに2差[ニッカン]

ロッテは延長12回の末、ドローに終わった。16日は9回に5点差をひっくり返されての大逆転負け。この日の引き分けで3連覇を狙う交流戦は、首位日本ハムと2ゲーム差に広がったが、里崎は「負けないのが1番。悪い流れではない」と話した。

先発左腕の成瀬が10回3安打、無失点と力投。16日に打ち込まれた薮田、小林雅の救援陣も1イニングずつをしっかりと抑えた。打線があと一歩の場面で得点を奪えず、バレンタイン監督は悔しさをにじませながらも「成瀬は非常に素晴らしい投球だったし、薮田と小林雅にも絶大な信頼を置いているので、僅差でも自信を持って任せることができた」と、今季5度目の引き分けを振り返った。

◇「美女世界一」森理世さん訪問

07年ミス・ユニバース森理世さん(20)が17日、千葉マリンを訪れ、ロッテとバレンタイン監督を激励した。同監督が今年3月の日本代表選考委員を務めたことがきっかけで親交を深め「世界大会が終わって、最初に電話でお話ししたのがボビーなんです」と、久々の再会を喜んだ。バレンタイン監督も「応援しに来てくれて嬉しいし、日本の宝の1つにめぐり合えた喜びを感じる」と終始笑顔だった。

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“世界一の美女”がロッテ表敬訪問[デイリー]

ミス・ユニバース世界大会で優勝した森理世さんがロッテ−阪神最終戦が行われた17日、千葉マリンスタジアムのロッテチームを表敬訪問した。バレンタイン監督が3月の日本代表選考委員を務めていた縁で、渡米前に応援へ駆けつけた。「ボビーとは仲良し。優勝した後に電話をもらいました」と森さん。「RIYO」の名前が入った背番号1のユニホームをプレゼントされ「デザインも大好きなので嬉しい。優勝して欲しい」。

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ロッテ悪夢にバイバイ…スコアレス12回ドロー[報知]

嫌な流れを断ち切った。前日16日、5点リードの9回に9失点し逆転負けのロッテ。先発・成瀬が虎打線を10回、散発3安打で無失点に抑えた。援護がなく延長12回引き分けに終わったが「昨日(16日)のことを止めたかった。負けなくて良かった」と最高の投球に笑顔を見せた。

圧巻は9回だった。2死二塁で4番・金本を迎えた。全て直球で2−1とすると最後も外角低め、135キロの直球で空振り三振。「抑える自信はあった」と左腕。バレンタイン監督は「内容が素晴らしかった。余力もあったし勝たしてあげたかった」と褒めたたえた。

成瀬だけではない。11回には前日、金本に決勝打を浴びた薮田、12回には5失点で敗戦投手になった小林雅を送った。「1試合悪くてもそれが全てではない。絶大な信頼を持っている」と指揮官。守護神も期待に応え、無失点に抑えた。勝てなかったが、投手の力で引き分けに持ち込めた。交流戦逆転3連覇へ向け、19日からは一昨年から9連勝と相性のいい巨人戦に臨む。

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森理世さん激励にロッテ投手陣奮起!交流戦初の引き分け[サンスポ]

交流戦史上初となる0−0の引き分け。勝てなかった。しかし、負けなかった。

「全てを出し尽くした結果。こういう戦い方ができていれば勝てる」とバレンタイン監督。交流戦5試合を残し、3年連続の勝ち越しだ。

投手陣が息を吹き返した。前日16日は9回に回に救援陣の藤田、小林雅、薮田が猛虎打線に打ち込まれて9失点。まさかの大逆転負けを喫したが、そのショックを1日で振り払った。

立役者は先発の4年目左腕・成瀬だ。「昨日の嫌な感じを止めたかった」。自己最長の10回を3安打無失点に抑えた。防御率も1.85でリーグ2位に急浮上。「自分の中では勝ちに等しい投球。自信になった」と胸を張った。

試合前にはミス・ユニバースに選ばれた森理世さん(20)がベンチを訪れ、バレンタイン監督や選手を激励した。サイン入りのユニホームを贈られ「デザインも好きだし、嬉しい」。バレンタイン監督が日本大会の選考委員を務めた縁で今回の訪問が実現した。

「ぜひ優勝して欲しい」。“世界一の美女”からのエールを「我慢」という力に変えて執念の引き分け。交流戦のV争いは首位・日本ハムと2差。こんなところで、3連覇を諦める訳にはいかない。

◇データBox

(1)
ロッテが阪神戦に引き分け交流戦の勝ち越しを決めた。3年連続勝ち越しはロッテが初。他に可能性がある球団はソフトバンクとヤクルトの2球団。阪神はこの引き分けで負け越しが決まり、2年連続で勝ち越しがストップした。
(2)
この試合は交流戦初となる「0−0」の引き分け。最近では今年3月25日のロッテ−日本ハム戦(千葉マリン)があり、阪神では86年7月8日の広島戦(甲子園)以来21年ぶり。

◇前日のお返し、薮田&小林雅

守護神・小林雅が延長12回に登板。先頭の林に中前打を許したが、後続を断った。「気持ちの切り替え?変わらないです。いつも大事なマウンドに変わりはない」。前日16日は勝利の方程式を担う「YFK」が崩壊したが、11回に登板し無失点に抑えた薮田と共に、1日で借りを返した。

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ゴメン…“奮投”成瀬を勝たせられず[スポニチ]

奮投の成瀬をロッテ打線が援護できず、バレンタイン監督は「彼を勝たせてあげたかった」と無念の表情だ。成瀬は立ち上がりから絶好調。9回2死二塁では金本を外角直球で空振り三振に仕留めるなど、10回を3安打無失点と完璧な内容だった。「自分の中では勝ちに等しい投球。本当は最後まで投げたかったけど自信になった」。それでも打線が不発。首位・日本ハムとは2ゲーム差となり、交流戦3連覇が黄信号となった。

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成瀬、自画自賛の投球[報知]

ロッテの先発・成瀬は自己最長の10回を投げ無失点。「未知の世界だったが楽しめた。周りの投手にも、今までで1番じゃないかと言われた」と満足感をにじませた。許した安打はわずかに3本。9回2死二塁のピンチに金本を全部直球で空振り三振に。「昨日の嫌な感じを止めたかった。こういう投球ができたということは、力がついてきたかなと思う」と自賛した。

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先発成瀬は「最高の投球」[ニッカン]

ロッテは10回3安打・無失点と好投した成瀬の活躍を生かせず、延長12回引き分けに終わった。成瀬は勝ち星こそ付かなかったが「今日は最高の投球だったし、周りからも『今まで1番』と言われた」と満足げ。9回2死二塁の窮地で、阪神4番の金本を渾身の外角低め直球で三振に仕留めたことも、笑顔で振り返っていた。

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青野が4戦連続マルチ[ニッカン]

ロッテは、延長12回の末に0−0の引き分けに終わった。2回に右前打、5回に左前打を放って4戦連続マルチ安打を記録した青野だが「(打撃の)調子は良くなってきているけど、大事なところで打てないと」。投手陣が阪神打線を無失点に抑えただけに、悔しがった。

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森理世さんがナインを激励[報知]

ミス・ユニバースの森理世さんが試合前にロッテベンチを訪れ、バレンタイン監督や選手を激励した。サイン入りのユニホームを贈られ「デザインも好きだし、嬉しい」と喜んだ。バレンタイン監督が日本大会の選考委員を務めた縁で今回の訪問が実現した。

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1点が遠かったロッテ、ボビーは引き分けにも手応え[サンスポ]

ロッテは1点が遠かった。それでもバレンタイン監督は「昨日は二死からチャンスをつくり、点を取れたが、毎日は難しい。全てを出し尽くした結果の引き分けで、選手は素晴らしい試合をした」とねぎらった。交流戦の3連覇に向けては痛い引き分けとなったが「昨日も今日もいい試合だった。こういう形で試合ができていれば勝てると思う」と手応えを強調した。

◇成瀬、自賛の投球、自己最長の10回を無失点

成瀬は自己最長の10回を投げ、無失点。「未知の世界だったが楽しめた。周りの投手にも、今までで1番じゃないかと言われた」と満足感をにじませた。制球、球の切れとも抜群だった。許した安打はわずかに3本。9回2死二塁のピンチでは金本を全部直球で空振り三振に仕留めた。「昨日の嫌な感じを止めたかった。こういう投球ができたということは、力がついてきたかなと思う」と自賛した。

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ミス・ユニバース森さん、ロッテを激励「ぜひ優勝して」[サンスポ]

ミス・ユニバースに選ばれた森理世さんが試合前にロッテベンチを訪れ、バレンタイン監督や選手を激励。サイン入りのユニホームを贈られ「デザインも好きだし、嬉しい」と喜んだ。バレンタイン監督が日本大会の選考委員を務めた縁で今回の訪問が実現。初めて球場を訪れたという森さんは「選手が一生懸命頑張っている姿を見たので、ぜひ優勝して欲しい」とエールを送った。

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