わたしはかもめ2007年鴎の便り(6月)

便

6月20日

巨人8−4千葉ロッテ(東京ドーム)

巨人が対ロッテ初の連勝、今季2度目の5連勝で貯金を最多の16とした。3点を追う巨人は4回、李承Yの14号2ランなどで同点とし、5回に阿部のタイムリーで勝ち越し。7回に同点とされるが、その裏に阿部のタイムリー、木村拓の2点タイムリー二塁打などで再び4点を勝ち越し。5人目・会田が4月26日以来の2勝目。ロッテは今季2度目の3連敗で2位の日本ハムとのゲーム差は1に。3年連続の巨人戦勝ち越しと交流戦優勝を逃した。この試合でパ・リーグ新記録の512試合連続救援登板を達成した4人目・藤田が2敗目。

123456789R
千葉ロッテ1110001004
巨人00031040x8

◇ロッテ3連覇の夢消滅

打線がつながった巨人が逆転で5連勝。同点の7回、小笠原、阿部の連打など5安打を集めて4点を挙げて突き放した。4回の李承Yの同点14号2ランも効果的。ロッテは3点を先行したものの渡辺俊が中盤に崩れたのが誤算で、交流戦3連覇の可能性が消えた。

バレンタイン監督
「だからといって全てが終わる訳ではない。」(交流戦3連覇ならず)

◇新記録も敗戦投手に

藤田が4−4の7回に救援登板し、パ・リーグ新記録となる512試合連続リリーフ登板を達成したが、打ち込まれ敗戦投手となった。「そんなの(記録は)どうでもいいです」と唇をかんだ。

左の強打者が続く場面。小笠原には5球スライダーを投じ右翼線二塁打され、阿部にはカウント2−1から126キロのスライダーを右翼右へ痛打された。9球で2点を失い、無念の降板となった。「よく分からないです…」。

500連続試合の節目の登板もノックアウトだった。プロ野球記録は橋本武広(元西武)の526試合連続。あと15試合−。順当なら今季中に新記録の樹立は十分可能だが、救援のスペシャリストとして球史に名を残すときは、ぜひ笑顔で迎えたい。

バレンタイン監督
「渡辺俊は(4回の李承Yの打席前の)長い抗議でリズムを崩し、制球も乱してしまった。それまではとてもいい感じで投げていた。(2試合連続KOも)素晴らしい投手ですから1年間を通して見せてくれるはず。藤田はいま、彼本来の姿じゃない。投球機会が少ないのが原因かもしれないが、十分に経験を積んだ投手。彼らしさを取り戻して欲しい。」

ページトップ

パ新512試合連続リリーフ[千葉日報]

藤田が20日の巨人最終戦(東京ドーム)の7回に救援登板し、パ・リーグ新記録となる512試合連続リリーフ登板(連続シーズン)をマーク。入団以来、中継ぎ一筋のスペシャリストが10年目の今季、大記録を樹立した。

4−4の7回に救援登板し、橋本武広(元西武)の持つ511試合のリーグ記録を塗り替えたが、打ち込まれ敗戦投手に。記念の試合で満足のいく投球ができず、新記録について聞かれると素っ気なく、「そんなのはどうでもいいです」と受け流した。

信頼回復に向け、絶好の見せ場だった。絶対の自信を持つ左打者が続く場面。しかし、持ち味である鋭く曲がるスライダーは本来の切れを欠き、連打を浴びて無念の降板。取り囲む報道陣に「よく分からないです…」と首をかしげながら球場を後にした。

今季は22日現在、20試合に登板し、1勝2敗。投球回数はわずか8回2/3で14失点、防御率14.54。バレンタイン監督は「投球機会が少ないのが原因かもしれないが、十分に経験を積んだピッチャー。早く彼らしさを取り戻して欲しい」と心配する。

16日の試合前、「キャンプ中から肩の調子がおかしく、フォームが流れて、それでバランスを崩していた。色んな疲れとかもあったかもしれない」と話していた藤田。プロ野球記録超えまであと15試合−。球史にその名を刻むときは笑顔で迎えて欲しい。

◇ライアン氏が始球式

千葉ロッテは22日、米大リーグ通算324勝、大リーグ記録の通算5714奪三振を持つ豪速球投手、ノーラン・ライアン氏(60)が7月18日のオリックス戦(千葉マリン)で始球式を行うと発表した。

バレンタイン監督とライアン氏はエンゼルス時代に選手として、レンジャース時代に監督として同じチームに所属するなど旧知の間柄。「素晴らしい瞬間(ノーヒットノーラン)を見せてもらった。彼の偉大さはよく分かっている」と懐かしそうに話した。

また清水は「あれだけのピッチャー、雰囲気を感じるだけでも(自分にとって)何かある」と興奮気味だった。

◇「買収報道」に不快感

千葉ロッテのバレンタイン監督は22日、新たなマイナー選手の育成として、独立リーグ、四国アイランドリーグ(IL)のチームへの資本参加を検討している構想について、あらためて「多くの決断をするためには多くの話し合いをしなくてはいけない」と話した。

また一連の買収報道について、「球団として、多くの選手を育成するという考えで一致している。(出資先の)どこかの球団を誰が所有するということじゃない」と語気を強め、不快感を示した。

◇ベニーは問題ない

バレンタイン監督
「(20日に負傷交代したが、この日打撃練習した)ベニーは問題ないように見えた。(先発投手のスライド登板に)予告先発ではないので。(7月18日のオリックス戦で始球式をするノーラン・ライアン氏に)もしかしたら打撃練習で投げるよと聞いているが、偉大な選手。とても嬉しい。」

ページトップ

渡辺俊、3点守れず

序盤で3点のリードを奪ったが、自慢の投手陣が打ち込まれて、交流戦3連覇が消えた。先発渡辺俊が4回2/3でKOされると、パ・リーグ新記録となる512試合連続リリーフ登板の藤田も相手打線の勢いを止めることはできなかった。バレンタイン監督は「交流戦で全てが終わる訳ではない。3連覇を狙っていたといっても、マークが厳しいと感じたこともなかった」とさばさばとした表情で振り返った。

512試合連続リリーフ登板のパ・リーグ新記録=藤田(ロッテ)
20日巨人戦の7回から登板し、91〜03年橋本武広(ダ、西、ロ)の511試合を上回った。プロ野球記録は橋本が阪神時代の15試合を加えた526試合。

◇途中交代

ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(35)が巨人4回戦(東京ドーム)の4回表に途中交代。右翼線二塁打を放った直後に、右ひざへ痛みを訴えたため代走を送られた。

◇企画

ロッテは7月5日のオリックス戦(千葉マリン)を「ブラックブラック・ナイト」と命名。ファンのリクエストに応え、ホームゲームで初めて黒のビジターユニホームで試合に臨む。当日の来場者特典として、黒いアイテムを身に着けた女性、先着2500人にアクセサリーのプレゼントなどを行う。

ページトップ

ロッテ交流戦V3消滅…渡辺俊がドーム“恐怖症”を露呈[サンスポ]

ロッテは交流戦V3が完全消滅した。ドーム“恐怖症”を露呈し、渡辺俊は険しい表情で球場を後にした。 「ドームでは投げにくい?気をつけて投げていたんですけどね。スンちゃん(李)に打たれた1球が全て」。4回、連打で初失点すると、元同僚の李に痛恨の被弾。直球を右中間席に運ばれた。

前回11日の中日戦ではナゴヤドームで6失点。「ドームは苦手とは思っていない。ただボールは飛びやすいし、東京ドームは狭いから…」。しかし、この試合までの過去3年間(05〜07年)の防御率は、千葉マリンで2.58、他の屋外球場でも2.64の数字を残しているが、ドーム球場では4.05と急落する。

頼みの中継ぎ陣も7回に4点を許してジ・エンド。「ここで全てが終わる訳じゃない。巨人?今回も良いチームだという印象を持ったよ」と顔をしかめながら答えたバレンタイン監督。交流戦の終盤9試合で2勝6敗1分け。まさに渡辺俊のドーム防御率同様に“急落”して、V3は消えた。

◇早川、初の右打席プロ1号

7回、早川がいったんは同点にする3号ソロ。左翼席にたたき込んだ。スイッチヒッターだが右打席での一発はこれがプロ初。「めちゃくちゃ嬉しかったですよ。待ってた直球をコンパクトに打ちました」。昨オフ、オリックスから移籍していまや主力。「勝ちたかった。でもこれで終わりじゃない」。巨人へはペナントレース後に直接借りを返してみせる。

◇パ新記録!藤田が512試合連続救援登板

ロッテの藤田宗一投手(34)が20日の巨人4回戦(東京ドーム)で4番手で登板し、512試合連続救援登板のパ・リーグ新記録を達成した。橋本武広がダイエー、西武、ロッテで記録した511試合を上回った。藤田はプロ初登板だった1998年4月4日の近鉄戦から1度も先発することなく、救援登板を続けている。プロ野球記録は橋本が持ち、阪神時代の15試合を含めた526試合。

◇アグバヤニが途中交代

ベニー・アグバヤニ外野手(35)が巨人戦(東京ドーム)の4回、走塁時に右ひざに痛みを感じて途中交代した。病院で診察を受ける予定はなく、22日の横浜戦(千葉マリン)出場は様子を見て決める。

◇今季優勝を祈願して“ブラックブラック・ナイト”!

ロッテは7月5日のオリックス戦(千葉マリン)に、本拠地では初めて黒いビジター用ユニホームで臨むことを発表。05年の優勝時は同ユニホームを着ていたため、今季の優勝を祈願してのもの。レディースデーの当日は、黒いアイテム持参で来場の女性にグッズのプレゼントなどの特典があることも発表した。

ページトップ

藤田、記録台なしに…[スポニチ]

同点の7回から登板したロッテの藤田が、512試合連続救援登板のパ・リーグ新記録をマーク。しかし先頭の小笠原から連打を浴びて勝ち越しを許し、チームの交流戦3連覇が消滅した。左の切り札は今季、防御率は14.54と低迷中。新記録にも「そんなのはどうでもいいです」と悔しさをかみしめた。バレンタイン監督は「登板機会が少ないことが彼がリズムをつけられない要因。経験豊富な投手なので元通りにできるはず」と2軍降格の可能性には触れなかった。

ページトップ

長嶋さん訪問にボビー「光栄」[報知]

巨人・ロッテ戦の試合前、バレンタイン監督が巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の訪問を受けた。ベンチ裏で談笑し、「お時間を取って会っていただき光栄です」とボビー。また、18日に表明した四国リーグの1球団買収についても触れ、「新聞に載ったアイデアについて、『こういうことを言ってくれてありがとう』と言ってくれました」と笑顔だった。

ページトップ

交流戦3連覇ならず[ニッカン]

ロッテは巨人に連敗し、交流戦3連覇の夢が消滅した。序盤に3点をリードしながら、先発渡辺俊が4回に突如、乱れ3失点。4回に勝ち越しを許すと、早々に降板した。交流戦「横綱」の地位から陥落し、渡辺俊は「3回まで良かったのに(4回から)リズムを崩すようじゃ勝てない。勝てる展開だったのでもったいなかった」と悔しそうに振り返った。

ページトップ

渡辺俊が元同僚への1球悔やむ[ニッカン]

ロッテ先発渡辺俊が、4回1/3、4失点でKOされた。4回に、元同僚の李へ右越え2ランを浴び「(今日は)李に本塁打された1球です。歩かせてもいい気持ちで厳しいところを狙ったが、気持ちが弱すぎてシュート回転して真ん中に入ってしまった」と悔やんだ。

ページトップ

ベニーが納得の7号ソロ[ニッカン]

ロッテ・ベニーが1点リードの2回、左中間スタンドへ7号ソロを放った。「しっかりとスイングし、打球を芯でとらえ、良い角度で飛んで入ってくれた。ここ数試合、納得できない試合が続いているので、今日はスッキリ勝って千葉に戻りたい」と話した。

ページトップ

交流戦、ロッテ3連覇成らず[報知]

プロ野球セ、パ両リーグの交流戦は20日、ナイター6試合が行われ、首位の日本ハムは広島を7−1で下し、ロッテは巨人に4−8で敗れたため、ロッテの3連覇の可能性がなくなった。優勝の可能性を残しているのは日本ハムと巨人。21、22日はこの2チームは試合がなく、23日に日本ハムが阪神に勝つか引き分けると初優勝が決まる。敗れても、巨人が西武に勝たなければ優勝が決まる。巨人が残り3試合を全勝し、日本ハムが残り3試合に全敗すると、巨人の逆転優勝となる。

ページトップ

ロッテ・藤田が512連続救援のパ新記録[報知]

ロッテの藤田宗一投手が4番手で登板し、512試合連続救援登板のパ・リーグ新記録を達成した。橋本武広がダイエー、西武、ロッテで記録した511試合を上回った。藤田はプロ初登板だった1998年4月4日の近鉄戦から1度も先発することなく、救援登板を続けている。プロ野球記録は橋本が持ち、阪神時代の15試合を含めた526試合。

ページトップ

四国リーグに長崎参加検討

九州で野球の独立リーグの設立を目指しているクラブチーム、長崎セインツが四国アイランドリーグ(IL)への来季からの参加を検討していることが20日、分かった。球団幹部が明らかにした。福岡のチームも含めて、最終的な詰めの段階に入っているという。長崎セインツは、九州の独立リーグ設立のメトが立つまで、四国ILにいったん参加し、実戦の中で選手を育成していきたい考え。

ページトップ

ロッテ3連覇消滅…主力の故障で巨人に連敗、大ピンチ[夕刊フジ]

ロッテがお得意さま巨人に連敗を喫し交流戦3連覇が消滅。バレンタイン監督は「交流戦で全てが終わる訳じゃない。厳しいマークを受けたという感じはない。全力を尽くしたと思う」と前向きなコメント。しかし走塁でベニーが右ヒザを痛め交代。西岡、ズレータ、今江に続く主力の故障で、大ピンチに陥った。

ページトップ