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鴎の便り

6月25日

• 千葉ロッテ2−4横浜（千葉マリン）
• 交流戦黒星で終え2位転落
• ロッテ1ヶ月ぶり首位転落＆負傷者続出
• ロッテ、首位陥落にもボビーは前向き「けが人が多いだけ」
• ロッテ首位陥落
• オーティズ、6月中にもロッテに合流…元オリックス
• 久保KOでロッテ1ヶ月ぶりに首位陥落
• ロッテが元オリのオーティズ獲得
• 交流戦最後を飾れず2位に転落
• ロッテ呉偲佑が検査終え、再来日
• 久保5回降板「リズム崩した」
• ボビー、首位陥落にも前向き「今はけが人が多いだけ」
• 久保が5回4失点KO、ロッテ、痛い誤算で首位陥落
• ロッテ・呉偲佑が再来日「自分のペースでやっていきたい」
• ロッテが元オリックスのオーティズ獲得
• ロッテがオーティズ獲得
• 高野連が私学検討部会で特待制度の基準作成へ
• 高野連、特待制度の基準作成へ…26日私学部会
• 国際野球連盟が北京五輪アジア予選の日程を一部変更
• 楽天が球宴ジャック？8人がトップ

千葉ロッテ2−4横浜（千葉マリン）

横浜が今季3度目の5連勝で貯金を3とした。横浜は2回、金城の2試合連続6号ソロで先制。3回には金城の2点適時三塁打と吉村の犠飛で3点を追加した。先発・工藤は今季最長の7回2/3で最多117球を投げ6安打2失点で、5月23日の西武戦以来の2勝目。3人目クルーンが16セーブ目をマーク。ロッテは福浦のタイムリー、サブローのタイムリー内野安打で8回に2点を返すのみ。先発・久保は5回4失点で4敗目を喫し、交流戦単独トップの通算12勝目はならず。チームは5月26日以来続いたリーグ首位から転落した。

• ［勝］工藤（2勝4敗）
• ［セ］クルーン（1勝16S）
• ［敗］久保（6勝4敗）

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交流戦黒星で終え2位転落［千葉日報］

千葉ロッテは25日、セ、パ交流戦横浜最終戦（千葉マリン）を行い、終盤の反撃も及ばず2−4で敗れ、5月26日以来のリーグ首位を約1ヶ月ぶりに明け渡していた。千葉ロッテは交流戦の全日程を終了し、通算成績は13勝10敗1分け。順位は横浜に抜かれ、暫定で4位となったが、3年連続して勝ち越したのは12球団で唯一。29日から敵地ヤフードームでソフトバンク3連戦が行われ、リーグ戦が再開する。

13日の広島戦（千葉マリン）以来の中11日の先発となった久保だが、序盤に4点を失い、5回に金城のピッチャーライナーを左手甲に当てた影響もあり、計75球、この回で降板した。

1回に1安打されたが、踏み出した右足にしっかり体重が乗り、直球は走り、変化球も切れていた。「登板感覚が空いたのは関係ない。むしろ調子自体は良かった」。しかし2回に先頭の金城に甘くなったフォークを右翼席へ運ばれ、3回も金城に初球の142キロ直球を2点三塁打された。

「コントロールが良くなかった。とにかく先に点を与えないようにマウンドに上がったが、抜けた変化球を本塁打されてしまい、リズムを壊してしまった。チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と広報を通じてコメント。バレンタイン監督は「打球が当たったことが深刻でないことを祈っている」と、最後まで心配していた。

バレンタイン監督

「久保は（5回に金城の打球を受けた）けがが心配で降板させた。（4安打した）相手の金城が振れていた。オーティズの加入は攻撃面でプラスになると思うし、どのポジションも守ると話しているので到着次第活躍してくれると思う。（再来日の）呉偲佑とは近々ピッチングをしてくれればいいと話した。（オールスターの中間発表で5位の楽天が8部門でトップについて）今年は良いチームだということだと思います。」

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ロッテ1ヶ月ぶり首位転落＆負傷者続出［ニッカン］

ロッテは終盤の粘りも及ばずに敗れ、5月26日以来守った首位の座から転落した。交流戦は3年連続勝ち越しも、今月9日以降は3勝8敗1分けと大失速。先発久保が5回に横浜金城の打球を左手に受けるなど、今年の交流戦では負傷者が相次ぎ、バレンタイン監督も「これだけケガ人がいると。休養を取って、いい形で（29日に）再開できれば」と気持ちを切り替えた。

◇途中交代

ロッテ久保康友投手（26）が横浜4回戦（千葉マリン）5回表に横浜金城の打球を左手甲へ受けて、6回に交代した。千葉市内の病院で検査を受け、骨に異常はなかった。

◇再来日

ロッテ呉偲佑投手（25）が成田着の日本アジア航空便で再来日した。今月7日に台湾・高雄市内の病院で「左肩胸郭出口症候群」と診断されていた。すでにリハビリを開始し、キャッチボールができる程度に回復しているが、戦列復帰のメトは立っていない。

◇オーティズ獲得

ロッテは25日、ホセ・オーティズ内野手（30）の獲得を発表した。大リーグのアスレチックスなどで活躍し、今季はメキシコリーグでプレーしていた。03、04年はオリックスに在籍し、日本通算57本塁打を記録している。ビザが発給され次第、チームへ合流する。1年契約で契約金と年俸合わせて3000万円プラス出来高（推定）。背番号は4。

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ロッテ、首位陥落にもボビーは前向き「けが人が多いだけ」［サンスポ］

1ヶ月間守った首位の座を明け渡した。それでも、バレンタイン監督は「今はけが人が多いだけ。けが人が戻れば充実したペナントレースになると思う」と前向きだった。福浦が左足首、ベニーは右ひざを痛め、西岡、今江、ズレータも不在だ。苦しい布陣を強いられているだけに「3日間休養をとって、いい形で再開したい」とリフレッシュ効果を期待した。

久保

「調子は良かっただけに悔しい。打たれた球はやっぱり甘かった。」（5回4失点で4敗目）

◇オーティズを獲得

ロッテは25日、ホセ・オーティズ内野手（30）＝1メートル77、83キロ、右投げ右打ち、を獲得したと発表した。契約金、年俸合わせて3000万円プラス出来高払いの1年契約で、早ければ今月中にも来日する。

オーティズは03年から2年間、オリックスでプレー。通算255試合に出場し、57本塁打、157打点、打率.272の成績を残した。ロッテの本多球団部長は「内野手の故障者が続出し、補強のリクエストがあった。長打が打てて、日本野球に慣れているのも大きい」と獲得の理由を説明した。

◇再来日

4日から左肩検査のため台湾に帰国していたロッテ・呉偲佑投手（25）が再来日した。26日からロッテ浦和球場で調整する。7日に台湾・高雄市内の病院で検査を受け「左肩胸郭出口症候群」と診断された。

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ロッテ首位陥落［報知］

ロッテが横浜・工藤の前に2点を挙げるのが精一杯。5月26日から守り続けていた首位の座から陥落した。

“交流戦男”が誤算だった。交流戦通算トップタイ11勝の先発・久保が4失点。5回に左手首に打球を受けた影響もあり5回で降板した。「調子は良かったが、抜けた変化球を打たれた。先に失点しリズムを崩して申し訳ない」と肩を落とした。

骨折のズレータ、今江に加え19日には西岡が登録抹消。この日も右ひざに古傷のあるベニーが欠場。福浦は左足首をねん挫しながら出場を続けている。最近10試合は3勝6敗1分けと下降線。バレンタイン監督は「3日間休養があるので、けがの人は治してもらって、いい形で再開したい」と気持ちの切り替えを強調した。

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オーティズ、6月中にもロッテに合流…元オリックス［報知］

ロッテは25日、03、04年にオリックスに所属し、今季はメキシコリーグでプレーしていたホセ・オーティズ内野手（30）の入団を発表した。年俸は契約金も含めて3000万円プラス出来高（推定）の1年契約で、背番号は4に決まった。

ロッテは現在、ズレータ、今江が故障で長期離脱中。この穴を埋めるため、打撃のいい内野手を探していた。本多球団部長は「長打が期待でき、日本の野球に慣れているのも大きい」と説明。03年には33本塁打を放ち、二塁、三塁を守れる右の大砲に白羽の矢を立てた。ビザの発給ができしだい、早ければ今月中にも来日し、チームに合流する。

ホセ・オーティズ（JOSE・Ortiz）

1977年6月13日、ドミニカ生まれ。30歳。アスレチックス、ロッキーズを経て、03年にオリックス入り。2年間で255試合に出場し、打率2割7分2厘、57本塁打、157打点をマーク。オリックス退団後は米独立リーグ、メキシコリーグでプレーしていた。177センチ、83キロ。右投右打。

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久保KOでロッテ1ヶ月ぶりに首位陥落［スポニチ］

交流戦トップタイの通算11勝を挙げているロッテの久保が5回4失点で降板。左手首に打球が直撃したため、千葉市内の病院で検査した結果、異常なしと診断されたが、チームは5月26日から守ってきた首位の座を1ヶ月ぶりに明け渡した。交流戦全日程を終え、バレンタイン監督は「今は負傷者が多い。まだ試合は多く残っているし、彼らが戻ってくれば充実したシーズンになる」と切り替えていた。

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ロッテが元オリのオーティズ獲得［スポニチ］

ロッテは25日、新外国人選手として元オリックスのホセ・オーティズ内野手（30）＝1メートル77、83キロ、右投げ右打ち＝の獲得を発表した。契約金を含む年俸3000万円プラス出来高の1年契約で背番号は4。今月中にも来日するオーティズはメジャー通算14本塁打。03、04年はオリックスで通算57本塁打。05年から米独立リーグ、今季はメキシコリーグでプレーしていた。今江、ズレータら故障者が続出で内野手補強を訴えていたバレンタイン監督は「攻撃面で大きなプラスになる」と期待を寄せた。

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交流戦最後を飾れず2位に転落［ニッカン］

ロッテは序盤の失点が響き、13勝10敗1分けで交流戦全日程を終えた。横浜金城に先制ソロ、中押しの2点適時三塁打に単打2本と、あわやサイクル安打の活躍を見せられた。バレンタイン監督は「金城選手がよく振れていたし、彼の良さが顕著に出ていた」と、悔しそうに敗戦を振り返った。チームは2位に転落した。

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ロッテ呉偲佑が検査終え、再来日［ニッカン］

4日から左肩検査で台湾に帰国していたロッテの呉偲佑投手が25日、再来日した。台湾・高雄市内の病院での検査では「左肩胸郭出口症候群」と診断された。26日からロッテ浦和球場で調整する。

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久保5回降板「リズム崩した」［ニッカン］

交流戦単独最多12勝目を狙ったロッテ久保だが、5回4失点で、マウンドを降りた。中11日の先発で、2回に横浜金城に右越え先制ソロを浴びるなどし、最後までリズムをつかめなかった。降板した久保は「登板間隔が空いたのは関係ない。先に点を与えて、リズムを壊してしまった」と振り返った。

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ボビー、首位陥落にも前向き「今はけが人が多いだけ」［サンスポ］

ロッテは1ヶ月間守った首位の座を明け渡した。しかし、バレンタイン監督は「今はけが人が多いだけ。まだ長い日程が残っているし、けが人が戻れば充実したペナントレースになると思う」と前向きだった。打線の調子は下降気味。福浦が左足首、ベニーは右ひざを痛め、西岡、今江、ズレータも不在だ。苦しい布陣を強いられているだけに「3日間休養をとって、いい形で再開したい」とリフレッシュ効果を期待した。

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久保が5回4失点KO、ロッテ、痛い誤算で首位陥落［サンスポ］

痛い誤算だった。交流戦通算単独トップとなる12勝目を狙った久保が、5回4失点でKOされた。ロッテは5月26日から守ったリーグ首位の座から陥落した。

24日のヤクルト戦は里崎の逆転満塁弾で勝ったが、主力のけがや離脱で打線の調子は下降気味。久保がリードを許さないことが勝利への大きな条件だった。以前、チームの流れが悪いときの心得として「味方が点を取るまで、1点もやらずに粘ること」と久保は話していた。この日求められたのは、まさにそういう投球だった。

1回は0点。しかし、2回に金城に抜けたフォークボールを右翼席へ運ばれ1点を先制された。3回には2連打と暴投で1死二、三塁のピンチを招くと、金城の2点三塁打と吉村の犠飛で3失点。変化球が高めに浮き、力んだ直球も痛打された。

久保は役割を誰よりも自覚していた。だからこそ、悔しさもひとしおだった。降板後は「制球が良くなかった。先に点を与えてリズムを壊してしまった。チームに申し訳ない気持ちでいっぱい」と自らの不甲斐なさを責めた。

久保

「調子は良かっただけに悔しい。打たれた球はやっぱり甘かった。」（5回4失点）

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ロッテ・呉偲佑が再来日「自分のペースでやっていきたい」［サンスポ］

4日から左肩検査のため台湾に帰国していたロッテの呉偲佑投手が25日、再来日した。26日からロッテ浦和球場で調整する。7日に台湾・高雄市内の病院で検査を受け「左肩胸郭出口症候群」と診断された。その後、台湾でリハビリを行い、経過は良好だという。呉は「今は軽くキャッチボールをできるようになったぐらい。少し焦る気持ちはあるが、自分のペースでやっていきたい」と話した。

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ロッテが元オリックスのオーティズ獲得［ニッカン］

ロッテは25日、ホセ・オーティズ内野手（30＝右投げ右打ち）を獲得したと発表した。契約金、年俸合わせて3000万円（推定）プラス出来高の1年契約で、早ければ今月中にも来日する。オーティズは03年から2年間、オリックスでプレー。通算255試合に出場し、57本塁打、157打点、打率2割7分2厘の成績を残した。ロッテの本多球団部長は「内野手の故障者が続出し、補強のリクエストがあった。長打が打てて、日本野球に慣れているのも大きい」と獲得の理由を説明した。

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ロッテがオーティズ獲得［報知］

ロッテは25日、ホセ・オーティズ内野手（30）＝177センチ、83キロ、右投右打＝を獲得したと発表した。契約金、年俸合わせて3000万円プラス出来高払いの1年契約で、早ければ今月中にも来日する。オーティズは2003年から2年間、オリックスでプレー。通算255試合に出場し、57本塁打、157打点、打率2割7分2厘の成績を残した。（金額は推定）

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高野連が私学検討部会で特待制度の基準作成へ［サンスポ］

日本高野連は、26日に特待生問題私学検討部会、全国理事会を開き、来年度の生徒募集に向けたスポーツ特待制度についての基準をつくる。野球を目的にした特待制度を禁止する日本学生野球憲章の見直しを検討する第三者機関の設置も承認する。

憲章の解釈については、

（1）

中学生募集段階の問題点

（2）

部活動参加者を対象とした容認できる制度の検討

（3）

寮費減免の是非

の3点が検討課題として確認されている。田名部和裕参事は「9地区代表の先生の責任で（結論を）了承してもらわないと生徒募集に間に合わない。こちらが強硬な意見を出さない限り、分かりましたで終わると思う」と話した。

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高野連、特待制度の基準作成へ…26日私学部会［報知］

日本高野連は26日に特待生問題私学検討部会、全国理事会を開き、来年度の生徒募集に向けたスポーツ特待制度についての基準をつくる。野球を目的にした特待制度を禁止する日本学生野球憲章の見直しを検討する第三者機関の設置も承認する。

憲章の解釈については、

（1）

中学生募集段階の問題点

（2）

部活動参加者を対象とした容認できる制度の検討

（3）

寮費減免の是非

の3点が検討課題として確認されている。田名部和裕参事は「9地区代表の先生の責任で（結論を）了承してもらわないと生徒募集に間に合わない。こちらが強硬な意見を出さない限り、分かりましたで終わると思う」と話した。

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国際野球連盟が北京五輪アジア予選の日程を一部変更［サンスポ］

国際野球連盟（IBAF）は台湾で開催する北京五輪アジア予選の日程を25日までに一部変更、日本が出場する決勝リーグは当初の予定より1日遅くなり、12月1〜3日となった。決勝リーグはシードされた日本、韓国、台湾に1次リーグ1位を加えた4チームで争われ、優勝チームが五輪出場権を獲得する。2、3位チームは来年3月の世界最終予選に回り、出場8チームのうち上位3チームに五輪出場権が与えられる。

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楽天が球宴ジャック？8人がトップ

えっ！楽天が球宴ジャック!?今年の球宴（7月20日＝東京ドーム、同21日＝フルキャスト宮城）のファン投票の最終中間発表が25日行われ、パ・リーグのファン投票選出12選手のうち、楽天が8選手を占めた。球団創設過去2年で、ファン投票選出は05年の礒部（外野手2位）だけだったチームが大躍進。マー君こと田中将大投手（18）、2冠独走の山崎武司内野手（38）の活躍に加え、15年ぶり宮城での開催で楽天ファンが大量投票したと考えられる。ファン投票は24日で締め切られ、残り集計を経て最終投票結果は7月2日、監督推薦は翌3日に発表される。

あっと驚く、最終中間発表だった。山崎武の約83万票を筆頭に礒部、高須、福盛、新人田中ら楽天7人がポジション別トップに躍り出た。2軍調整中の松本まで中継ぎ1位。各選手が軒並み票を伸ばし、パ12部門のうち8つを占拠した。

球場で全体練習を視察した野村監督は、中間発表を伝える携帯電話のインターネット画面を見詰め「ダントツじゃないか、マー君！8人？そんなに〜！」と声を裏返した。驚くのも無理はない。第1回中間発表（1日）でトップは山崎武と田中の2人だけ。前回22日の中間発表でも5選手（外野手3位礒部含む）だったのが8人に増えた。同監督は「最近じゃ『これ』で投票できるんだろ？」とパソコンをたたく仕草をし「やったな。楽天、お手の物だろ」。インターネット投票で大量に投票されたのでは…と組織票まで口にしたほどだった。

ファン投票は例年、最終中間発表時点では6〜7割の開票で、まだ未開票分がある。昨年比で投票数はほぼ横ばいだが、最終中間で最多得票は06年新庄の約61万票から山崎の約83万票と1.5倍近く増えており、この「差」が楽天勢への集中分とも考えられる。15年ぶりの宮城での球宴で「地元票」が大量投票されている可能性もあり、最終発表でも大量選出という事態が現実味を帯びてきた。

ただ野村監督は“躍進”ぶりに困惑を隠せない。借金6のリーグ5位。チーム打率、防御率は同ワースト。地元開催とはいえ、胸を張って「オールスター」と言える成績ではない。「オールスターダスト（星くず）や。もうオールスターじゃないのう。オールスターの本質からは外れるけど、球団としてはいいんじゃないの？」。21度の球宴出場は誇りだけに、複雑な表情だが、選出されれば晴れやかに送り出す意向だ。月間MVPや球宴出場などで“監督賞”出しており「8人も出たら、また貧乏になるな」と、ちょっぴり嬉しそうに話した。

選手側も複雑な思いがある。ルーキー捕手の嶋は「他の選手に迷惑が掛かる。本心としては嬉しいけど、申し訳ないような気持ち」と神妙だった。それぞれの思いはあるが「球宴ジャック」は楽天が地元仙台に根付いた証の1つなのは確か。実際、地元テレビ中継の視聴率も昨年まで10％前後を推移していたのが、今季は「安定して12％程度に上昇している」と球団関係者は言う。果たして最終結果は。球宴ジャックなら、野村楽天が一気に注目を集める。

◇2007年ガリバーオールスターゲーム・ファン投票

• 有効投票枚数：33,883,304
• ファン投票結果発表は7月2日
• 全出場選手の発表は7月3日

◇過去の投票事件簿

最多は9人

ファン投票の1球団最多は03年阪神の9人。中継ぎの岩瀬（中日）抑えの高津（ヤクルト）を除いて占拠した。

組織票

03年阪神の前は73年巨人と78年日本ハムの8人が最多。73年巨人はV9時代で当然だったが、78年日本ハムは明らかな組織票。外野部門の福本（阪急）以外を占め、世論の批判を浴び三塁の古屋、遊撃の菅野が辞退。

松井落選

95年は横浜から6人選出。外野はブラッグス、佐伯、畠山で独占し、最終中間発表で外野トップだった松井（巨人）が落選。史上初めて巨人からファン投票選出ゼロに。

川崎に嫌がらせ

03年の川崎（中日）は1軍未登板だったが、アンチファンによる心ない嫌がらせの投票が相次ぎ、セの先発部門1位が確定。内々に1位決定の通知を受けた中日球団が、最終発表前に辞退を届け出た。川崎は「オールスターは実績を残した選手が出る場所」とコメント。

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