リーグ戦再開を前に、ソフトバンクの王貞治監督(67)が「ロッテたたき」に照準を定めた。現在、首位ロッテとは1.5ゲーム差だが「負け数はウチが31でロッテが26。相手の方が少ない」と要警戒。シーズン終盤となれば負け数が少ないチームが断然有利となるため、少しでも差を詰める計画だ。
後半戦の開幕となる29日からの3連戦など、7月20日の球宴までにロッテとは6試合を予定。残り試合もロッテが4試合も多いため、直接対決で1つでも多く相手の黒星を増やすのがV奪還へのポイントとなる。
右ふくらはぎ痛の松中は後半戦からスタメン出場。20日の横浜戦で左足に自打球を当てた多村に関しても、王監督は「(リーグ戦再開まで)4日間の休養があるから大丈夫だろう」とみている。先発陣も勝ち頭の杉内や和田らを投入する予定で、万全の態勢で追撃モードに突入する青写真。「7月反攻」へ向け、まずはボビーを狙い撃つ。
26日で3年目の交流戦が終了。今年の観客数は合計144試合で368万7050人。1試合平均では2万5605人となり、昨年の平均2万3557人に比べ約2000人増え、1試合平均観客数は3年間で最多となった。球団別では阪神の平均4万6316人が最多で、最少は広島の1万5043人。また、交流戦前と比較すると、セ・リーグは減少、パ・リーグは交流戦前の平均1万9449人から平均2万4139人と大幅増だった。
球団 | 試合 | 観客数 | 1試合平均 | 交流戦前平均 | 06年交流戦 | 05年交流戦 |
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阪神 | 12 | 555791 | 46316 | 43391 | 42908 | 41548 |
巨人 | 12 | 491231 | 40936 | 38174 | 41362 | 41433 |
中日 | 12 | 331213 | 27601 | 33662 | 30570 | 30778 |
ヤクルト | 12 | 202274 | 16856 | 18976 | 15880 | 15350 |
横浜 | 12 | 188021 | 15668 | 19692 | 12992 | 11859 |
広島 | 12 | 180520 | 15043 | 15827 | 13786 | 13442 |
セ・リーグ | 72 | 1949050 | 27070 | 28909 | 26250 | 25735 |
ソフトバンク | 12 | 393585 | 32799 | 30921 | 29624 | 31589 |
日本ハム | 12 | 351526 | 29294 | 21664 | 22865 | 21205 |
ロッテ | 12 | 290331 | 24194 | 21530 | 19103 | 19592 |
オリックス | 12 | 244327 | 20361 | 13891 | 21644 | 21239 |
西武 | 12 | 242186 | 20182 | 13854 | 17718 | 18994 |
楽天 | 12 | 16045 | 18004 | 13835 | 14234 | 14363 |
パ・リーグ | 72 | 1738000 | 24139 | 19449 | 20865 | 21163 |
合計 | 144 | 3687050 | 25605 | 24000 | 23557 | 23449 |
今季から採用した同一カード2連戦、24試合制の変則日程は、どのような影響をもたらしたか。データで振り返ってみると−。
交流戦は26日で全日程を終了。すでに日本ハムが優勝を決めていたが、全試合通算でのセ、パ対抗成績はパの74勝66敗4分けとなった。今季の交流戦は1カード2試合ずつ4回戦で、各チーム24試合制で戦った。昨年交流戦削減を決めた際に、12球団は「重大な問題が生じないかぎり」2年間同一形式で実施することを申し合わせている。来季も今季同様24試合制で行う方向だ。
日本高野連は26日、大阪市内で「第2回特待生問題私学検討部会」と「臨時全国理事会」を開催し、08年度の生徒募集に関しては5月10日に出した当面の緩和措置に沿って、加盟校がスポーツ技能に優れた生徒に対し、経済的支援を必要すると判断した場合、適用することを容認した。ただ野球部員個人への寮費の減免は原則禁止とする。
ただ特待生問題の結論には至らず、7月上旬にも「特待生問題有識者会議」を設置。教育界やスポーツ界などから有識者を委嘱し、学生野球憲章第13条の見直しも含め、幅広い意見を集約。11月末には09年度以降の制度に関し、方向性を出す予定だ。
日本高校野球連盟は26日、大阪市内で特待生問題私学検討部会、臨時の全国理事会を開き、来年度の生徒募集に向けた特待制度の基準について審議した。来年度入学予定者については、5月10日に出した当面の救済措置に沿って、スポーツ技能に優れた生徒が経済的支援を必要とすると加盟校が判断した場合、容認することを決めた。
広く国民の意見を集約する目的で、第三者機関の特待生問題有識者会議の設置も決定。10月初旬をめどに提言を取りまとめ、11月には最終的な結論を出す。
私学検討部会では、憲章の見直しと共に、制度の基準などでも私学の独自性尊重を訴える意見が多かった。日本高野連の脇村春夫会長は「最終的な結論に至らなかったため、今回は暫定措置として特待制度を容認することになった」と話した。
また、行き過ぎた中学生勧誘についてはブローカーの介在や金品の供与禁止を確認、高校側と中学側の接触規定の一部緩和、入学後の寮費減免については経済的事情を除いて原則禁止なども決めた。
日本高校野球連盟は26日、大阪市内で特待生問題私学検討部会、臨時全国理事会を開き、来年度の新入生については暫定的に特待制度を認めることを決めた。特待制度の基準について結論が出なかったためで、来年度の入学予定者はスポーツ技能に優れた生徒が経済的支援を必要とすると加盟校が判断した場合、特待制度が容認される。
日本高野連・脇村会長は「最終結論に至らなかったため、暫定的な措置として容認することになった」と説明したが、私学検討部会では私学の独自性尊重を訴える意見が多く、意見集約できなかった。5月10日に特待制度打ち切りで経済的事情から転校や退学が懸念される在校生は、学校長の裁量で奨学金が受け取れる救済措置を決めており、来年度の募集要項作成の期限もあって高野連側が軟化。基準づくりを先送りして、救済措置を来年度に適用した格好だ。
この問題では、私学校長が強く反発し、自民党の小委員会でも提言を受けるなど日本高野連への風当たりが強かった。この日も私学代表者から学生野球憲章13条の見直しを求める声が相次ぎ、第三者機関の特待生問題有識者会議の設置も決定。教育、法曹、スポーツ界の有識者らメンバー10人を来週までに決める。10月初旬をめどに提言を取りまとめて11月に最終的な結論を出す予定で、学生野球憲章の見直しも含め提言を求めていく。
また、行きすぎた中学生勧誘についてはブローカーの介在や金品の供与禁止を確認。高校側と中学側の接触規定を一部緩和し、入学後の寮費免除は原則禁止など5項目の確認事項も決めた。
日本高校野球連盟は26日、大阪市内で特待生問題私学検討部会、臨時の全国理事会を開き、来年度の生徒募集に向けた特待制度の基準について審議したが、結論は出なかった。来年度入学予定者については、5月10日に出した当面の救済措置に沿って、スポーツ技能に優れた生徒が経済的支援を必要とすると加盟校が判断した場合、容認することを決めた。
広く国民の意見を集約する目的で、第三者機関の特待生問題有識者会議の設置も決定。10月初旬をめどに提言を取りまとめ、11月には最終的な結論を出す。
特待生問題有識者会議は、教育、法曹、スポーツ界の有識者に委嘱し、来週早々までにメンバーを決める予定。野球を目的にした特待制度を禁止する日本学生野球憲章の見直しも含めて提言を求めていく。
日本高野連は5月10日の全国理事会で、特待制度打ち切りで経済的事情から転校や退学が懸念される在校生について、学校長の裁量で奨学金が受け取れる救済措置を決めていた。
セ・パ交流戦は26日、全日程を終えた。パ・リーグが74勝66敗4分けで勝ち越し。初優勝の日本ハムから選ばれる最優秀選手賞は、27日に発表される。セ、パ各リーグ戦は29日から再開される。
日本高校野球連盟は26日、大阪市内で特待生問題私学検討部会、臨時の全国理事会を開き、来年度の生徒募集に向けた特待制度の基準について審議した。来年度入学予定者については、5月10日に出した当面の救済措置に沿って、スポーツ技能に優れた生徒が経済的支援を必要とすると加盟校が判断した場合、容認することを決めた。
全国9地区の私立校長による私学検討部会では、憲章の見直しとともに、制度の基準などでも私学の独自性尊重を訴える意見が多く、意見集約はできなかった。学校側の来年度募集要項作成の時期が迫っていたこともあり、基準づくりを先送りして救済措置を来年度入学者に適用した格好だ。日本高野連の脇村春夫会長は「今回は暫定措置として特待制度を容認することになった」と話した。
全国理事会では第三者機関の特待生問題有識者会議の設置を決定。2009年度からの特待制度について10月初旬をめどに提言を取りまとめ、11月には最終的な結論を出す。
有識者会議は、教育、法曹、スポーツ界の有識者に委嘱し、来週早々までにメンバーを決める予定。野球を目的にした特待制度を禁止する日本学生野球憲章の見直しも含めて提言を求めていく。
日本高野連は5月10日の全国理事会で、特待制度打ち切りで経済的事情から転校や退学が懸念される在校生について、学校長の裁量で奨学金が受け取れる救済措置を決めていた。
また、行き過ぎた中学生勧誘についてはブローカーの介在や金品の供与禁止を確認、高校側と中学側の接触規定の一部緩和、入学後の寮費減免については経済的事情を除いて原則禁止など5項目の確認事項を決めた。