わたしはかもめ2007年鴎の便り(7月)

便

7月1日

福岡ソフトバンク2−4千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテが連敗を2で止め、首位日本ハムとのゲーム差0・5は変わらず、3位ソフトバンクと1.5ゲーム差とした。ロッテは1回サブローのタイムリーで先制。3回里崎のタイムリー、竹原、青野の連続犠飛で3点を加点。先発の清水直は6回1/3を5安打2失点で6月8日横浜戦以来の3勝目、05年6月28日からのホークス戦の連敗を9で止めた。4人目小林雅が16セーブ目。ソフトバンクは6回川崎、7回松田のタイムリーで2点を返すのみ、連勝は3でストップ。先発・和田は7回4失点でロッテ戦は4連勝でとまり、ヤフードーム5連敗。

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千葉ロッテ1030000004
福岡ソフトバンク0000011002
ロッテ・バレンタイン監督
「早川は好調そのものでサブローは勝負強さを見せてくれた。清水も5回まで最高の制球と直球で力を発揮してくれた。」
ソフトバンク・王監督
「前夜のガトームソンもそうだが、和田もビッグイニングを作られてしまう。こっちはチャンスを作るが、打てない。」

◇2日がかりでSBを降す…ロッテ

ロッテが2日がかりでソフトバンクをねじ伏せた。「夕べの長い試合にもかかわらず、早々と先取点を取るなど、すぐにいい所を見せてくれた選手を誇りに思う」とバレンタイン監督。前夜は序盤の4点差を守れず、延長12回(4時間50分)引き分けだっただけに、ようやく顔をほころばせた。

1回2死から先制打を放ったサブローは「昨日はモヤモヤ感の残る試合となったので、今日はしっかりとした形で勝利して気持ちよく千葉に戻りたかった」。3回は里崎の適時左前打だけに終わらず、竹原、青野が連続犠飛で続くなど1点へのこだわりがにじんだ。

終盤、前夜の再現のようにソフトバンクに2点差に迫られたが、8回は藪田、9回は小林雅を送り出した。共に走者2人をためたが、後続を絶ち、雪辱を果たした。バレンタイン監督は今一つの投球を案じるのでなく「完璧な投手なんて誰もいませんから。彼らは夕べの結果から気を落としておかしくないが、十分の投球をしてくれた」とたたえた。

ソフトバンクとは5月12日にも延長12回引き分けで、その翌日、サヨナラで2日がかりの勝負を制した。競っての勝負強さは今のところ、ロッテに分がある。

ロッテの清水が05年4月29日以来、約2年2ヶ月ぶりにソフトバンクから白星を挙げた。低めに球を集め、6回余を5安打2失点に抑えた。苦手を倒し「自分でも気になっていたので、嬉しい。今後は相手チームを問わず、勝てるように頑張ります」と明るかった。

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清水直3勝目、救援陣が粘り逃げ切る[千葉日報]

◇サブロー先制打

打線が3回までに4点を挙げ、このカード9連敗中のエースを援護した。先制打を放った4番・サブローは「気持ち良く千葉に戻りたい。チーム一丸となって勝利をつかみに行く」ときっぱり。

1回1死、早川が左翼線二塁打しチャンスメーク。一死後、サブローがカウント1−2から甘く入ったスライダーを左前へ。「昨日は引き分けに終わってもやもや感の残る試合となってしまったので…」と勢いを呼び込む一打。

3回は早川の2打席連続二塁打を足掛かりに無死満塁から、里崎が4球目の真ん中の直球を三遊間へはじき返した。「犠牲フライでも1点という楽な気持ちで打席に入った。追加点の欲しいところでしっかり得点できて良かった」。

◇ヒーロー

千葉ロッテの清水にとって、ソフトバンクは“天敵”だった。レギュラーシーズンでは、2005年4月に勝利して以来、9連敗中。実力派右腕はこの日、気合のこもった投球で、その連敗を止めた。

このカードでは、今季なかなか勝てずにいる清水より、6勝を挙げている4年目左腕の成瀬の起用も考えられた。だが、登板を打診された清水が「投げたい」と志願。対戦が実現した。

気迫が全面に出ていた。3回までは1人の走者も出さない完璧な投球。6回1死一、二塁では、松中に対して内角の直球勝負。一邪飛に打ち取り、そのままピンチを切り抜けた。ようやく3勝目とした右腕は「ここ(ソフトバンク)をたたかないと、上位にいられない。勝負どころだと思っていた」と胸を張った。

打線は、西岡、福浦らが先発から外れるなど、決して万全ではない中で、序盤に和田を攻略。そして何より、先発の柱、清水が苦手意識をぬぐい去る勝利をマーク。バレンタイン監督は「昨日の長い試合の後にもかかわらず、いいものを見せてくれた。誇りに思える選手たちだ」と、満足感に浸っていた。

◇救援陣踏ん張る

2試合連続して終盤はピンチの連続だった。だが、8回は薮田が「とにかく開き直って」無死一、三塁を切り抜け、9回は小林雅が2安打されながらも、ホームを踏ませなかった。 前夜は必勝リレーで逃げ切りを図ったものの、2人が8、9回に2点ずつを奪われ、まさかの引き分け。16セーブ目を挙げた小林雅は「(この勝利は)大きい。ここからが踏ん張りどころ」と気合を入れ直していた。

井上投手コーチ
「(3勝目の清水に)コントロールも球の切れもあった。いい状態になってきている。」

◇藤田、川崎が登録外れる

千葉ロッテの藤田は1日、左肩痛のため、出場選手登録を外れた。川崎も左背筋の違和感が消えないため、同じく登録を外れた。

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清水2年ぶりソフトB斬り5回まで1安打[ニッカン]

ロッテのエース清水直行投手(31)がソフトバンク戦の連敗を9で止めた。相性が悪くても登板志願。この日は直球のキレとコントロールがさえ渡り、5回まで1安打投球だった。6回1/3を2失点で、05年4月29日以来2年2ヶ月ぶりにソフトバンクから白星を挙げた。チームも首位日本ハムを0.5差で追う。3日からのオリックス戦で首位奪回を目指す。

エースに逃げの選択肢はなかった。清水対松中。6回に1点を失い、なおも1死一、二塁のピンチで巡ってきた対決に、清水は迷わず内角直球を選んだ。松中にあわや本塁打の特大のファウルを打たれた直後、それでも逃げない。渾身の内角直球で一邪飛に仕留めピンチを切り抜けた。「試合前に松中さんと“いい勝負をしよう”と話していたので、力で勝負できて良かった」と自然と口元がほころんだ。

志願の先発で、天敵ソフトバンクから2年ぶり勝利を挙げた。交流戦終了後、バレンタイン監督から「どうする?」と聞かれ、「このカードを取りたいので投げたいです」と志願。首位攻防戦で自身の苦手意識を払拭することが、後半戦につながることは本人が1番分かっていた。「去年は交流戦後からチームが失速したからね。ここを勝たないと上位にいられない」。キレのいい直球と小さく曲がるチェンジアップ、スライダーのどれをとっても今季ベストピッチでエースの役割を果たした。

これでソフトバンク3連戦を1勝1敗1分けのタイに持ち込み、2位に踏みとどまった。バレンタイン監督は「米国に『何かが貴方を殺さない限り貴方は強くなっていく』という諺があるが、我々もこの3連戦で死んでしまうかもしれなかったが、これで強くなったと思う」と手応えを口にした。2日にはオリックスからトレードで移籍した吉井も合流する。より厚みを増した投手陣がいる限り、ロッテは死なない。

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ロッテ・清水、志願先発で3勝目…バレンタイン監督も復活喜ぶ[サンスポ]

清水が7回途中降板も2失点で3勝目。05年4月29日以来のソフトバンク戦勝利を挙げた。自ら、この試合に志願先発したことを明かし「ここで勝たないと(チームも)上にはいられないと思っていた」と充実の表情。バレンタイン監督も「今季最高の制球と直球だった。我々はこれからも強くなる」とエースの復活を喜んだ。

早川
「できすぎ。(負傷中の西岡)剛が(先発に)戻ってくるまで踏みとどまっていこうという気持ちです。」(連続二塁打を含む3安打)
小林雅
「(この勝利は)大きい。ここからが踏ん張りどころ。」(16セーブ目)

◇藤田が登録を外れる

ロッテの藤田宗一投手(34)が左肩痛のため、出場選手登録を外れた。

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“鷹叩き志願”これがエースだ!清水3連勝[スポニチ]

エース清水がチームを救った。負ければ3位転落の一戦で抜群の制球を見せ、5回まで1安打無失点。6回1死一、二塁のピンチは松中へ4球連続で直球を投じて一邪飛に仕留め、6回1/3を5安打2失点に抑えた。05年6月以来9連敗しているソフトバンク戦へ志願登板しての今季3勝目。開幕当初は5連敗を喫したが、5月20日の楽天戦(フルスタ宮城)の今季初勝利以来3連勝を飾っており「巻き返しはまだ始まったばかり」。チームは今カードを1勝1敗1分けに持ち込み、バレンタイン監督は「3連戦で死んでしまうかもしれなかったが、これで強くなる」と話した。

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小林雅、意地の16セーブ[報知]

ロッテは1回にソフトバンク先発の和田の立ち上がりをとらえ、サブローの適時打で先制。3回には里崎の適時打と2犠飛で4点リードとし、7回途中から継投策で反撃をしのいだ。9回は前日リリーフに失敗した小林雅が2安打されるも後続を抑え16セーブ目。先発の清水は3勝目。ソフトバンクは和田が7回4失点で6敗目、チームの連勝も3で止まった。

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サブローが先制適時打[ニッカン]

ロッテの4番サブローが初回に先制タイムリーをマークした。2死二塁からソフトバンク和田のスライダーを左翼へ適時打。「昨日は引き分けに終わってちょっとモヤモヤ感の残る試合となってしまったので、今日はしっかりとした形で勝利して、気持ちよく千葉に戻りたい。チーム一丸となって勝利をつかみにいきます」と気合をみなぎらせた。

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ロッテ・藤田、川崎が登録外れる[報知]

ロッテの藤田宗一投手(34)は1日、左肩痛のため、出場選手登録を外れた。川崎雄介投手(25)も左背筋の違和感が消えないため、同じく登録を外れた。

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「ソフトBをたたかないと!」ロッテ・清水、志願登板で天敵斬り![サンスポ]

ロッテの清水にとって、ソフトバンクは“天敵”だった。レギュラーシーズンでは、2005年4月に勝利して以来、9連敗中。実力派右腕はこの日、気合のこもった投球で、その連敗を止めた。

このカードでは、今季なかなか勝てずにいる清水より、6勝を挙げている4年目左腕の成瀬の起用も考えられた。だが、登板を打診された清水が「投げたい」と志願。対戦が実現した。

気迫が全面に出ていた。3回までは1人の走者も出さない完ぺきな投球。6回1死一、二塁では、松中に対して内角の直球勝負。一邪飛に打ち取り、そのままピンチを切り抜けた。ようやく3勝目とした右腕は「ここ(ソフトバンク)をたたかないと、上位にいられない。勝負どころだと思っていた」と胸を張った。

打線は、西岡、福浦らが先発から外れるなど、決して万全ではない中で、序盤に和田を攻略。そして何より、先発の柱、清水が苦手意識をぬぐい去る勝利をマーク。バレンタイン監督は「昨日の長い試合の後にもかかわらず、いいものを見せてくれた。誇りに思える選手達だ」と、満足感に浸っていた。

◇2戦連続の終盤ピンチも…救援陣が踏ん張る

ロッテは、2試合連続して終盤はピンチの連続だった。だが、8回は薮田が無死一、三塁を切り抜け、9回は小林雅が2安打されながらも、ホームを踏ませなかった。前夜は必勝リレーで逃げ切りを図ったものの、2人が8、9回に2点ずつを奪われ、まさかの引き分け。16セーブ目を挙げた小林雅は「(この勝利は)大きい。ここからが踏ん張りどころ」と気合を入れ直していた。

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