28日に平下との交換トレードで千葉ロッテに移籍加入した吉井理人投手(42)の入団会見が2日午後、千葉市美浜区の千葉マリンスタジアムで行われた。背番号は24。
会見で「今、自分ができるピッチングはこれしかないので、年齢的にも伸びしろもそんなにない。自分の持ち味を出してチームの勝利に貢献したい。自分の中では先発タイプだと思っているが、今は何でもいい」ときっぱり。
バレンタイン監督は「木曜日の試合で古巣相手に先発してもらう」と5日のオリックス戦(千葉マリン)での先発登板を明言し、「ファンの皆さんにロッテのユニホームを着た最初の試合を見て欲しかった」と説明した。
いきなりの古巣との登板に大ベテランは、「何回もチームが変わるのは経験しているので慣れている。気持ちはロッテの一員として冷静に戦えると思う。残りのシーズンを精一杯、野球人生の経験を使ってロッテの勝利に執念を燃やしたい」と力強く話した。
吉井は日米通算で543試合に登板し、121勝126敗62セーブ。近鉄(現オリックス)、ヤクルトを経て1998年に米大リーグ、メッツに移籍。その後、ロッキーズ、エクスポズ(現ナショナルズ)と移り、メジャー通算32勝(47敗)を挙げた。2003年にオリックスで日本球界に復帰。今季は先発で10試合を投げ、1勝6敗、防御率5.75。6月2日に出場選手登録を外れていた。
歌手の渡辺真知子(50)が78年のヒット曲「かもめが翔んだ日」(詞・伊藤アキラ、曲・渡辺真知子)を、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援歌として新録音した。球団のトレードマークが「かもめ」であるため、今季から8回裏の攻撃前に球団が同曲を流したところ、すっかり定着。今季8回裏は、初回に次ぐチーム大量得点イニングになっている。渡辺は3日、千葉マリンスタジアムで生歌を初披露する。
ハーバーライトが 朝日にかわる−の歌い出しで知られる「かもめ…」が千葉マリンで流れるきっかけは、今年初め。ファンから「みんながよく知っている歌を球場で流して」との要望が多く寄せられた。
そこで浮上したのが、球団のトレードマークである「かもめ」をタイトルにした同曲。J−POPのスタンダードになっている知名度に加え、豊かなメロディーラインは幅広い年代の観客に受け入れられると見込み、クライマックスの応援を盛り上げるため、8回表終了後の攻撃前に流すことにした。
“初打席”は3月14日のオープン戦。それから3ヶ月余で、すっかり応援ソングに定着。観客一体となっての合唱はもちろん、かもめが翔んでいるかのようなユニークな振り付けもファンの中で広まっている。
事実“かもめ効果”は数字にも表れている。合唱後の得点力を本紙が球団に問い合わせたところ「凄いです!何と8回裏は大量得点イニングでしたよ」と驚きの声。3月24日の開幕から6月25日までのホームゲームを調べたところ、初回26点に次ぐ25得点を挙げていた。
渡辺にとっても今年はデビュー30周年のメモリアルイヤー。「かもめ…」をロックサウンドに衣替えした“スタジアム・バージョン”を新たに録音。マリーンズファンのため、4日から着うたを、11日から着うたフルを配信する。
3日の千葉マリン特別応援デーにも登場。試合前に国歌を独唱し、終了後に「かもめ…」を披露する。「レコーディングもパワフルに進められ、バージョンアップした“かもめ”はゴッキゲーンです。球場でも飛ばしますよ」と張り切っている。
ロッテに移籍した吉井理人投手(42)が、5日オリックス戦で地元ファンへ挨拶代わりの初先発初登板だ。2日に千葉市内で行われた記者会見で、同席したバレンタイン監督が「木曜日(5日)に古巣相手に先発してもらう」と異例の先発を発表した。
電撃トレードが決定した先月28日に、先発を通達された。日米通算7球団のベテランは、古巣を相手にするのも慣れたもの。「少しは意識するかもしれないけれど、冷静に戦えると思う」と、話した。
新天地での活躍を夢見て心は躍った。午後3時の入団会見前、登板へ向けて調整する表情は、終始笑顔だった。一足速く新しい背番号「24」のユニホームへ袖も通し、ブルペンでは約60球の投球練習を行った。
2軍では、若手の出場機会を奪っていた後ろめたさもあり「腐りかけた寿命の少ない投手に好機を与えてくれたロッテ・オリックス両球団に感謝したい」と、しみじみと言った。吉井は感謝の気持ちも込めて、5日オリックス戦のマウンドに立つ。
オリックスからトレードで移籍したロッテ・吉井理人投手(42)が2日、千葉マリンスタジアムで入団会見を行った。同席したボビー・バレンタイン監督(57)は「5日のオリックス戦(千葉)に先発してもらう」と早くも予告。古巣相手の“デビュー”戦を決めた。
「もう1度、一緒にやりたいという夢がかなった」。98、99年のメッツ時代の恩師・ボビーの下での再出発。自身通算7度目の入団会見も、吉井は新人のように目を輝かせた。ボビーも「自分の能力を熟知し、打者を打ち取る真のプロ」と大きな信頼を寄せている。
久保が左手甲骨折で離脱しており、当面は先発起用となる。だが吉井は「(中継ぎでも)何でもやる。自分の野球人生の全てを懸けて、勝利に執念を燃やしたい」と、チームのV奪回に全力を注ぐ覚悟だ。
会見前には、ブルペン投球などの調整も行った。「腐りかけた、寿命の少ない投手にチャンスを与えてくれて感謝している。(古巣と対戦は)気持ちのざわめきがあるかもしれないが、冷静に戦えると思う」。まずは強烈な“恩返し”で『ロッテ・吉井』をアピールする。
オリックスからトレードでロッテに移籍した吉井理人投手(42)が2日、千葉マリンで入団会見した。同席したボビー・バレンタイン監督(57)は「5日に先発してもらう」と、ロッテでの初登板を古巣・オリックス戦(千葉マリン)にすると明言した。
今回が日米7球団目となる右腕は冷静に話した。登板日はトレード決定の28日に伝えられた。「(古巣対決は)何回もチームを変わっているからもう慣れた」背番号は24に決定。会見に先立ち、千葉マリンでブルペンに入るなど汗を流した。「自分は先発タイプだが、今は何でもやる気持ち」と先発にこだわらない姿勢も見せた。米大リーグのメッツではできなかったボビーの胴上げを、23年目右腕が果たす。
オリックスから交換トレードで移籍した吉井が千葉マリンで入団会見を行った。背番号は24。5日のオリックス戦(千葉マリン)先発も決まった日米通算7球団目の42歳右腕は「何度も(移籍を)経験しているので冷静に戦える」と話した。
単身赴任だった兵庫・神戸から都内自宅へ戻り、入団会見直前までは千葉マリンで初練習をこなすなど準備は万端だ。左手甲骨折の久保に代わってローテーション入りする予定で、吉井が在籍した98、99年にメッツを率いたバレンタイン監督は「打者との駆け引きを熟知している真のプロ」と期待をかけた。トレード決定後は同い年の小宮山から「ジジイからジジイへ」という題名で歓迎の携帯メールがあったという。吉井は「投手人生の全てを使って執念を燃やしたい」と意気込んだ。
オリックスからトレードで入団したロッテ・吉井が2日、入団会見し「率直に嬉しい。強烈なファンの応援をバックに、いい投球がしたい」と抱負を語った。背番号は24。98〜99年に在籍した米大リーグのメッツで指揮を執っていたバレンタイン監督も会見に同席し「自分の能力を熟知して打者を打ち取ることができる」とリーグ最年長右腕に期待を込め、先発デビューを5日のオリックス戦に決めた。
オリックスからロッテへ移籍した吉井理人投手(42)が2日、バレンタイン監督(57)同席のもと、千葉市内で入団発表会見を行った。「(シーズン)残り3ヶ月、これまでの野球人生全てを使って、ロッテの勝利に執念を燃やしたい」と、意気込んだ。背番号は24に決定した。
交換トレードでオリックスからロッテに移籍した吉井理人投手(42)は2日、千葉マリンスタジアムで入団会見し「率直に嬉しい。強烈なファンの応援をバックに、いい投球がしたい」と笑顔で抱負を語った。背番号は24。1998、99年に在籍したメッツ時代に指揮を執っていたバレンタイン監督も会見に同席し、「自分の能力を熟知して打者を打ち取ることができる」と、リーグ最年長右腕の経験に期待を込めた。新天地での先発デビューは5日のオリックス戦と決まった。日米合わせて7球団目のユニホームを着る吉井は「自分の中では先発と思っているが、今は何でもやる気持ち。(古巣との対戦は)気持ちのざわめきがあるかもしれないが、冷静に戦えると思う」と話した。
パシフィック・リーグ | 守備位置 | セントラル・リーグ | ||||||
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順位 | 選手 | 球団 | 累計票数 | 順位 | 選手 | 球団 | 累計票数 | |
1 | 田中将大 | E | 570,978 | 投手(先発) | 1 | 黒田博樹 | C | 581,751 |
2 | ダルビッシュ有 | F | 367,664 | 2 | 川上憲伸 | D | 261,882 | |
3 | 杉内俊哉 | H | 220,767 | 3 | 内海哲也 | G | 209,692 | |
4 | 涌井秀章 | L | 154,690 | 4 | 寺原隼人 | YB | 179,018 | |
5 | 青山浩二 | E | 142,156 | 5 | 高橋尚成 | G | 161,203 | |
6 | 渡辺俊介 | M | 117,186 | 6 | 下柳剛 | T | 121,163 | |
7 | 平野佳寿 | Bs | 111,588 | 7 | 石井一久 | S | 104,320 | |
8 | 新垣渚 | H | 94,817 | 8 | 工藤公康 | YB | 101,399 | |
9 | 和田毅 | H | 83,180 | 9 | 三浦大輔 | YB | 68,908 | |
10 | 岩隈久志 | E | 75,270 | 10 | 山本昌 | D | 48,685 | |
1 | 松本輝 | E | 598,508 | 投手(中継) | 1 | 林昌範 | G | 398,982 |
2 | 武田久 | F | 444,574 | 2 | 久保田智之 | T | 331,494 | |
3 | 加藤大輔 | Bs | 287,876 | 3 | 岡本真也 | D | 253,424 | |
4 | 薮田安彦 | M | 235,790 | 4 | 横山竜士 | C | 252,407 | |
5 | 藤岡好明 | H | 187,729 | 5 | 那須野巧 | YB | 194,596 | |
1 | 福盛和男 | E | 699,048 | 投手(抑え) | 1 | 藤川球児 | T | 471,987 |
2 | 馬原孝浩 | H | 526,299 | 2 | 永川勝浩 | C | 407,917 | |
3 | MICHEAL | F | 280,365 | 3 | 岩瀬仁紀 | D | 324,335 | |
4 | 小林雅英 | M | 233,183 | 4 | M.クルーン | YB | 244,230 | |
5 | L.カーター | Bs | 229,259 | 5 | 高津臣吾 | S | 179,876 | |
1 | 嶋基宏 | E | 723,616 | 捕手 | 1 | 阿部慎之助 | G | 523,446 |
2 | 里崎智也 | M | 496,869 | 2 | 谷繁元信 | D | 328,622 | |
3 | 山崎勝己 | H | 257,092 | 3 | 倉義和 | C | 307,843 | |
4 | 前田大輔 | Bs | 224,844 | 4 | 矢野輝弘 | T | 257,918 | |
5 | 細川亨 | L | 180,322 | 5 | 相川亮二 | YB | 188,298 | |
1 | 松中信彦 | H | 532,094 | 一塁手 | 1 | 栗原健太 | C | 562,644 |
2 | K.ウィット | E | 482,684 | 2 | タイロン・ウッズ | D | 434,532 | |
3 | 田中幸雄 | F | 360,406 | 3 | 李承Y | G | 428,994 | |
4 | 北川博敏 | Bs | 305,338 | 4 | 吉村裕基 | YB | 219,152 | |
5 | A.カブレラ | L | 237,884 | 5 | A.シーツ | T | 183,067 | |
1 | 高須洋介 | F | 787,047 | 二塁手 | 1 | 仁志敏久 | YB | 577,195 |
2 | 本多雄一 | H | 449,496 | 2 | 荒木雅博 | D | 361,750 | |
3 | 田中賢介 | F | 322,901 | 3 | 東出輝裕 | C | 320,552 | |
4 | 阿部真宏 | Bs | 249,711 | 4 | 関本健太郎 | T | 169,410 | |
5 | 片岡易之 | L | 212,608 | 5 | 田中浩康 | S | 148,174 | |
1 | 小久保裕紀 | H | 661,843 | 三塁手 | 1 | 小笠原道大 | G | 550,557 |
2 | J.フェルナンデス | E | 563,607 | 2 | 新井貴浩 | C | 477,151 | |
3 | G.ラロッカ | Bs | 386,777 | 3 | 中村紀洋 | D | 262,075 | |
4 | 今江敏晃 | M | 207,181 | 4 | 村田修一 | YB | 231,609 | |
5 | 石井義人 | L | 133,076 | 5 | 今岡誠 | T | 207,712 | |
1 | 川崎宗則 | H | 520,262 | 遊撃手 | 1 | 井端弘和 | D | 466,912 |
2 | 草野大輔 | E | 490,121 | 2 | 二岡智宏 | G | 465,479 | |
3 | TSUYOSHI | M | 339,379 | 3 | 梵英心 | C | 396,085 | |
4 | 大引啓次 | Bs | 307,304 | 4 | 宮本慎也 | S | 247,848 | |
5 | 中島裕之 | L | 255,883 | 5 | 鳥谷敬 | T | 234,257 | |
1 | 礒部公一 | E | 717,383 | 外野手 | 1 | 前田智徳 | C | 634,711 |
2 | 鉄平 | E | 665,958 | 2 | 青木宣親 | S | 553,520 | |
3 | T.ローズ | Bs | 647,004 | 3 | 福留孝介 | D | 529,355 | |
4 | 多村仁 | H | 553,782 | 4 | 金本知憲 | T | 455,677 | |
5 | 森本稀哲 | F | 525,727 | 5 | 高橋由伸 | G | 433,912 | |
6 | リック | E | 504,644 | 6 | 谷佳知 | G | 384,624 | |
7 | 柴原洋 | H | 405,091 | 7 | 森野将彦 | D | 274,489 | |
8 | 稲葉篤紀 | F | 402,328 | 8 | 赤星憲広 | T | 258,678 | |
9 | 大村直之 | H | 390,250 | 9 | 緒方孝市 | C | 235,625 | |
10 | 村松有人 | Bs | 279,951 | 10 | A.ラミレス | S | 195,419 | |
1 | 山崎武司 | E | 1,094,803 | DH | ||||
2 | B.ブキャナン | H | 199,860 | |||||
3 | F.セギノール | F | 183,149 | |||||
4 | J.ズレータ | M | 157,344 | |||||
5 | J.リーファー | L | 105,907 |
選出規定数(投手:5試合以上登板または投球回10以上、野手:10試合以上出場または20打席以上)
日計 | 累計 | ||
---|---|---|---|
投票総枚数 | インターネット | 37,292 | 545,992 |
携帯電話 | 0 | 1,308,314 | |
ハガキ | 1,491,150 | 2,856,823 | |
合計 | 1,528,442 | 4,711,129 | |
有効枚数 | インターネット | 36,182 | 530,621 |
携帯電話 | 0 | 1,308,314 | |
ハガキ | 1,469,914 | 2,823,504 | |
合計 | 1,506,096 | 4,662,439 | |
無効枚数 | インターネット | 1,110 | 15,371 |
ハガキ | 21,236 | 33,319 | |
合計 | 22,346 | 48,690 | |
有効得票数(総選手得票) | 13,930,985 | 47,814,289 |
プロ野球のガリバーオールスターゲーム(第1戦=7月20日・東京ドーム、第2戦=同21日・フルキャスト宮城)のファン投票の最終結果が2日発表され、注目のルーキー楽天田中将大投手(18)がパ・リーグの先発投手として選出された。地元開催となる楽天からは田中のほか、中継ぎ、抑え投手部門のほか、指名打者で山崎武司内野手(38)が両リーグ最多得票となる109万4803票を集めた。また新人の嶋基宏捕手(22)高須洋介二塁手(31)ら大量8選手が選出された。
パのチームで1球団から8人選ばれるのは、1978年の日本ハムに並びリーグ最多タイ。セでは2003年に阪神から9人選出されている。パの楽天以外ではソフトバンクから3選手、オリックスから1選手。日本ハム、ロッテ、西武から選出なし。セ・リーグは広島、巨人から3選手など6球団から選出された。3日に両リーグ監督推薦選手が発表される。
ガリバーオールスターゲーム(第1戦=7月20日・東京ドーム、第2戦=同21日・フルスタ宮城)のファン投票の最終結果が2日発表され、パ・リーグは先発投手に注目の新人、楽天・田中将大投手、両リーグ最多の109万4803票を獲得した指名打者の山崎武ら楽天の選手が12枠のうち8部門を占めた。セ・リーグの最多は首位巨人と広島の3人だった。
パのチームで1球団から8人選ばれるのは、1978年の日本ハムに並びリーグ最多タイ。セでは2003年に阪神から9人選出されている。
新人では田中のほか、嶋(楽天)もパ捕手1位に入り、99年の松坂大輔投手(西武−レッドソックス)上原、二岡(以上巨人)以来の新人選出となった。
セの最多得票は前田智(広島)の63万4711票。昨年6部門を占めた阪神は抑え投手の藤川1人に終わった。初のファン投票選出となったのは、セが外野部門の青木(ヤクルト)ら3人、パは田中、プロ21年目の山崎武ら楽天勢の7人。
オールスターは3日に監督推薦選手が発表されて全陣容が決定。第1戦は7月20日に東京ドームのナイターで実施され、第2戦は翌21日にフルスタ宮城で52年ぶりのデーゲーム開催で行われる。
両リーグの監督推薦選手は3日に発表される。
パ・リーグでは1978年の日本ハム以来29年ぶりに1球団から8選手がファン投票で選出された。楽天の米田球団代表は「びっくりしました。選手と話し合いはするが、ファンに選ばれたのだからできれば全員出て欲しい」と素直に喜んだ。チームや個人の成績以上に得票数が伸びたことに対しては「要因は調べているが、ノルマや目標を決めたような“組織票”はない」ときっぱり。地元開催による期待度の高さ、ルーキー田中の人気に引っ張られたことなどを当選要因に挙げていた。
プロ野球の実行委員会(委員長・小池唯夫パ・リーグ会長)が2日、都内で行われ、来年8月の北京五輪期間中の日程編成について協議。巨人が提案したサッカー天皇杯方式によるプロ、アマ交流戦の開催案は公式戦開催を支持する球団が多いために継続審議となった。また、オールスター戦を壮行試合に見立てて実施する案は見送られ、従来通り7月中にオールスター戦を行うことで大筋合意した。7月18日に開かれるオーナー会議の前の代表者会議で論議される。
プロ野球実行委員会が2日、都内で開かれ、裏金問題を起こした西武のコミッショナー制裁金3000万円のうち1000万円を日本野球機構が発行する小学生向けの小冊子「夢の向こうに…」の増刷費用の一部として使うことを承認した。制裁金は、日本女子野球協会と世界少年野球推進財団にも1000万円ずつ寄付する。
また、ヤフードームに導入されている外野フィールド上の広告を、10メートル四方で同一スポンサーを2ヶ所まで、色は緑の濃淡で描くことを決めた。四国アイランドリーグの球団買収の意向を発言して後に撤回したロッテは、他球団に混乱を招いたことを陳謝した。
来年の北京五輪について議論が沸騰。まず期間中の球宴開催は機構側の要望で白紙に戻り、巨人はプロの22歳以下と大学チームとの対戦など3日間の代替イベントを再提案した。一方、パ側は壮行試合と五輪準決勝、決勝の4日間の公式戦休止を提案。また日本代表・星野監督は8月1日からの代表招集を要望しているが、週末3連戦を終えて4日を招集日とする、期間中は外国人枠を廃止する−などが提案された。
プロ野球の実行委員会が2日、東京都内で行われ、来年8月の北京五輪期間中の日程編成について協議し、巨人が提案したプロ、アマ交流戦の開催案は公式戦開催を支持する球団が多いために継続審議となった。また、オールスター戦を壮行試合に見立てて実施する案は見送られ、従来通り7月中にオールスター戦を行うことで大筋合意した。
現在、ソフトバンクが採用している外野フィールド部の広告基準については、10メートル四方以内で、芝と同系の緑色の濃淡、場所は左中間と右中間の2ヶ所までとした。
このほか、裏金問題に絡み西武が支払う制裁金3000万円の使途も決定した。1000万円は12球団が本拠地を置く11都道府県の小学校に配布される教科書の副読本の増刷費用に充てられるほか、世界少年野球推進財団と日本女子野球協会に1000万円ずつが寄付される。