7月24日7月24日ソフトバンクが今季最多タイの17安打で2連勝、2位ロッテとはゲーム差無し、首位日本ハムとのゲーム差も3に縮めた。2回本多のタイムリーで先制、中盤に2点を加え、迎えた8回、多村と小久保のタイムリー二塁打など6安打を集中し5点を追加した。先発・斉藤和は6回を投げ、5安打無失点、3月31日ぶりの勝利で2勝目。ロッテ戦は05年から9連勝。ロッテ先発・渡辺俊は5回2/3を9安打、3失点で5敗目を喫し、自身4連敗。チームは9安打を放つも反撃は9回の2点のみ、連勝も2でストップ。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
| 福岡ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | x | 8 |
またも天敵斉藤和に抑え込まれ、完敗で3位ソフトバンクとのゲーム差がなくなった。万全とはいえない相手エースに6回無得点で、04年8月の白星以来9連敗となった。苦手意識を払拭できず、後半戦初戦を落としたバレンタイン監督は「斉藤和は必ずしも打ち取られた形ではなかったが、コントロールが良かった」と悔しそうに話した。
ルーキー・角中（四国リーグ・高知）が、四国IL出身の野手では初の1軍先発出場を果たした。プロ初打席の初球から果敢に打って出たが、3打数無安打に終わり「思ったより楽しめたけど、打てなかったので」と唇をかんだ。1軍昇格、即「2番中堅」に抜擢したバレンタイン監督は「積極的な姿勢を見せてくれた」と及第点を与えていた。
6回途中まで9安打3失点の渡辺俊は「後半戦の開幕戦に、こんな結果になって申し訳ない」と、チームに勝機をもたらせなかったことを謝った。6月3日を最後に勝ち星から遠ざかり、自身4連敗。サブマリンは「2死から点を取られたり、球が甘くなったりして、途中からおかしくなった」と悔しさをにじませた。
ロッテは後半戦黒星ながらルーキー2人がデビューを果たした。四国アイランドリーグ出身の角中は「2番・中堅」で先発出場し3打数無安打。「（1軍の）投手はコントロールがいいのでストライクからボールになる球に手を出さないようにしていきたい」と話した。JR四国出身の中郷は6回2死満塁で登板。多村を外角スライダーで右飛に打ち取るなど1回1/3を無安打無失点に抑えた。バレンタイン監督は「2人とも恐れることなくプレーしていた」と評価した。
ロッテ渡辺俊が5回3分の2を3失点で敗戦投手になり、6月11日中日戦から4連敗となった。2回に3連打から先制されると、5回には2死から死球と左越え適時二塁打で追加点を許した。「途中からフォームもそうだし、ボールに勢いもなくなった」。最近の黒星全てがドーム球場で喫したもので、ジンクスを覆せず、肩を落として引き揚げた。
ロッテ竹原が一矢を報いる今季2号ソロを放った。9回に代打で打席に入ると、ソフトバンク3番手ニコースキーのスライダーを左翼席へと運び「打ったのはスライダー。（敗色濃厚の）厳しい展開だったけど、自分なりにアピールになったと思う」と話した。
ロッテの新人、中郷が、上々のプロデビュー。0−3の6回2死満塁のピンチで登場、多村を右飛に打ち取った。7回は4番松中に四球を与えたものの、小久保を空振り三振に仕留めるなど安打、得点を許さなかった。同じ徳島県出身の里崎のリード通り、厳しい内角攻め。堂々の投球を披露した中郷は「いかに内角を使って抑えるかだった。死球を与えるとか、気にしないで投げた」と満足そうに振り返った。
6回途中までを3失点のロッテ・渡辺俊は「後半戦の開幕戦にこんな結果になって申し訳ない」とチームに勝機をもたらせなかったことを謝った。中盤から生命線の球の切れがなくなり、制球も乱れた。6月3日を最後に勝ち星から遠ざかり、自身4連敗。サブマリンは「2死から点を取られたり、球が甘くなったりして、途中からおかしくなった」と悔しさをにじませた。
左手有こう骨骨折で約2ヶ月間戦列を離れていたロッテの今江が復帰し「9番・三塁」で先発出場。「1軍定着以降は、今回がチームから離れた期間が1番長かった。これからが勝負。とにかく試合に出て、勝利に貢献したい」と話し、巻き返しを誓っていた。