わたしはかもめ2007年鴎の便り(7月)

便

7月29日

北海道日本ハム4−3千葉ロッテ(帯広)

日本ハムが91年7月14日オリックス戦以来16年ぶりに帯広の森野球場で勝ち、8試合ぶりの2ケタ安打で貯金を14とした。2回鶴岡のタイムリーで先制、同点とされた3回には田中賢・稲葉の連続タイムリーで2点を勝ち越す。4回にも田中賢のタイムリーでさらに1点を追加。先発・吉川は6回1/3を5安打4奪三振3四球3失点、ロッテ戦初登板・初勝利で今季3勝目。ロッテは3回今江の5月11日以来の5号ソロで同点、5回に1点差に迫るも及ばず首位日本ハムと4ゲーム差。先発・小野は4月12日から白星なく6連敗で今季7敗目。

123456789R
千葉ロッテ0011100003
北海道日本ハム01210000x4

◇好調時の映像見て修正

今江が同点ソロアーチを含む3安打。「昨日は久々に好調時の映像を見て修正した。気分的に楽になって打席に入れた」。久しぶりの結果に言葉も滑らか。0−1の三回無死、初球、外角高めの141キロを右翼席へ運んだ。5月11日のソフトバンク戦(千葉マリン)以来の一発に、「ちょっと詰まったので入ると思わなかった。塁に出ることを意識して打席に入った。これをきっかけにできれば」。

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「福浦8番」奇策も不発

ロッテは投打がかみ合わず、首位日本ハムに競り負けた。先発小野が6回途中4失点で降板。「ボールが全部甘かったし、最後まで修正できなかった」と、4月12日の白星以降6連敗に大きく肩を落とした。

打線も空回りした。バレンタイン監督は、6年連続3割の福浦を8番に下げる奇策でてこ入れも諮った。だが福浦は2度の得点機で凡退と効果はなく「ひどい、ひどい…」と、自身を厳しく責めた。左手中指負傷で登録抹消されたいた早川は、この日再登録されると即先発2番で出場したが、4打数無安打に終わった。

後半開幕からのソフトバンク、日本ハムとの5連戦は1勝4敗と負け越した。それでも、今江が戦列復帰5戦目に本塁打を含む猛打賞で復調の兆しを見せるなど光明はある。試合後ボビーは「最近勝てていないが、まだ首位とは4ゲーム差」と、巻き返しへ向け、ナインを鼓舞した。

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ロッテ・福浦、極度の打撃不振…チャンスで打てず4打数無安打[サンスポ]

追いつけそうで追いつけなかった。7回は1死二塁の好機を逃し、8回はサブローから3連打で一死満塁としたが、代打・大松は浅い右飛で福浦も遊ゴロに倒れた。昨季まで6年連続打率3割の福浦は極度の不振。この日は負担を軽くするため定位置の3番から8番に打順が下がったが、8回の逸機を含めて4打数無安打に終わり「ひどい、ひどい。ここからはい上がる」と悔しさをにじませた。

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今江、復帰後初猛打賞[スポニチ]

ロッテの今江が復帰後初の猛打賞をマークした。5月末に左手甲を骨折し、後半戦開幕から復帰したが、過去4試合はいずれも無安打。接戦の中で3回に右越え5号ソロを放ち、5回に右前打、7回は左中間二塁打。三塁打が出ればサイクルという活躍を見せた。安打自体も5月20日の楽天戦以来約2ヶ月ぶりで、28日夜のビデオチェックでフォームを修正した成果が出た。チームは連勝ならずも今江の復調は光明だ。「マリンで、またヒットを打ちますよ」と話した。

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拙攻で競り負け[ニッカン]

ロッテが拙攻で競り負けた。1点ビハインドの8回、サブロー、オーティズ、ベニーで3連打しながら、無得点に終わった。1死満塁からの代打大松の浅い右飛では、三走サブローが1度はスタートを切りながら帰塁。バレンタイン監督は「右飛の前の、ベニーのヒットで(二走サブローが)いいスタートを切っていれば得点できていたかも知れない」と悔やんでいた。

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今江の復帰後初安打が5号ソロ[ニッカン]

ロッテ今江が3回、復帰後初安打となる右越え5号ソロ本塁打を放った。左手有鈎骨骨折が完治し、24日に戦列復帰したが、この日の本塁打まで4試合、15打席でヒットもなかった。「復帰してから、全然結果が出ていなくてチームに迷惑を掛けた分、これをきっかけに乗っていければいい」と、5月11日以来の一発で完全復活の兆しを見せた。

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日本ハム・ジャンプ対決は禁止![ニッカン]

日本ハムの2年ぶりの主催試合が開催された帯広の森野球場で、観衆へ「ジャンプ禁止」の通達が出た。日本ハム側は稲葉の打席時、ロッテ側は各選手の時などに跳びはねる応援スタイルがスタンドの風物詩の1つ。ただ同球場は特に熱心な両応援団が集結する外野席が芝生で傾斜がついており、着地の際に滑りやすいなどの点を考慮し、ケガなどの事故防止のため、事前に球場中にジャンプを控えるようにアナウンスされていた。

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